Facebookページ活用法┃広告との違いと投稿のコツ10選

Facebookページは、無料でつくれるいわば“Facebook上のホームページ”です。

簡単に作れるため持っている企業は多いですが、しっかりと活用できている企業はまだまだ少数。特に中小企業では、活用に苦労されている方が多いのではないでしょうか。

今回は、そんなFacebookページと有料のFacebook広告の違いから、Facebookページの作り方、投稿のコツまでまとめました。

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目次

Facebookページとは? Facebook広告の違いと使い分けのコツ

facebookページ活用法

Facebookページ

・すでにFacebookページにいいね!をしている既存のファン向け
・ユーザーとの親密性をさらに高めるために有効

Facebook広告

・新規ユーザー向け
・「こういう人に広告を出したい」というのを指定できるので、新しいファンの獲得に有効(ターゲティングはFacebookの情報を使っているため、非常に細やか)
・Facebookページにいいね!を押させる広告だけではなく、直接商品の購入やアプリのダウンロードへ誘導、会員登録などをFacebook上だけでさせる広告もある

結局、FacebookページとFacebook広告のどちらを使えばいいの?

今ならば、Facebookページを充実させながら、必要なときにはFacebook広告を活用するのが王道です。それぞれは違う性質を持つものなので、どちらだけではなく、目的に合わせた使い分けが大切です。

しかしFacebook広告を活用する前に、まずFacebookページをつくり、コンテンツを充実させるのがFacebook活用の第一歩です。


これぞお手本!Facebookページと広告の活用事例

この事例は、ただFacebookページを更新するだけではなく、ビジネスチャンスになる繁忙期にはしっかりと広告を使うことで、大きな成果を出しています。

Toy Market(アメリカ・ニュージャージー州・地元で親しまれている玩具店)

facebookページ活用法2

成果

わずか4週間で、売上が20%以上増加。Facebookきっかけの来店者の増加

実施したこと

・普段から、Facebookページの更新
・繁忙期であるクリスマスシーズンには、Facebook広告(動画、投稿)を活用
・すでに持っていた顧客リストとFacebookを紐付け、顧客に近い層(地元の母親)へアプローチ

参考:Toy Market | Facebook for Business


かかる時間はたった20分!だれでも分かるFacebookページをつくる6つのステップ

それでは、まず広告を有効に活用するためにも必要なFacebookページの作り方をご紹介します。
すでにFacebookページを開設済みの方は、「投稿のコツ」まで飛ばしてご覧ください。(※下にジャンプさせる)

Facebookページを作る前に、準備をしておくべき情報

・住所・電話番号・メールアドレス・営業時間・公式Webサイトなどの基本的な情報
・アイコン画像(180px×180px)・カバー写真用の画像(850px×315px以上)

Facebookページをつくる6つのステップ

facebookページ活用法3

手順1:ページの作成

まず、Facebookにログインをし、右上の下向きの三角▼をクリックします。
すると、上部の「ページの作成」という項目を選択します。

facebookページ活用法4

手順2:目的・カテゴリの設定

次に、作成するFacebookページがどういうものなのか?のカテゴリを設定します。ご自身に合うものを選択してください。

選択肢としては、
・地域ビジネスまたは場所
・会社または団体
・ブランドまたは製品
・アーティスト、バンドまたは著名人
・芸能・エンタメ
・慈善活動またはコミュニティ
です。選択すると、さらに詳細なカテゴリを選ぶことができます。

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手順3:基本データの入力

そのあと、これがどういうページなのか?やWebサイトのURLなどの基本情報を入力します。こちらで入力した情報は、後で変更ができるので、仮の情報をいれることもできます。

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手順4:詳細データの入力

基本データのところをクリックすると、さらに詳細なページ情報を記入することができます。これがある程度入力されていることが信頼にもつながるので、丁寧に入力を行いましょう。

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手順5:画像の変更

プロフィール写真やカバー写真を変更します。これが設定されていないと、Facebookページがあまり綺麗に見えないので、かならず設定しましょう。サイズは、プロフィール写真が180px×180px、カバー写真が850px×315px以上です。

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手順6:ボタンの追加

あまり知られていませんが、Facebookページの中にも問い合わせなどに繋がる導線をいれることができます。それがボタンです。お問い合わせ、予約する、今すぐ電話、メッセージ送信、アカウント登録、など選択肢は複数あるので、自身のビジネスに適したボタンを設置してください。

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Facebook管理者の権限まとめ

Facebookページは、Facebookアカウントに紐付けることで複数の人間で管理できます。
その管理のためには「管理者」「編集者」「モデレータ」「広告」「アナリスト」という権限があり、その権限によってFacebookページでできることは異なります。

複数人でページを管理するときは、役割に合わせて権限を付与しましょう。

facebookページ活用法9


Facebookページの目的は3つ!それぞれに合った投稿内容とは?

Facebookページは、一般的には大きく3つの目的があります。まず、ご自身の場合はどの目的でFacebookページを活用したいか?を考えてみてください。

目的1:商品の情報伝達

・いいね!を押しているユーザーは、既に商材を認知しているので、さらなる興味喚起の訴求がメイン
・既存ユーザーの視覚的面をおさえることができる。
・Facebookページの運営を始めたばかりならば、まずは既存ユーザーに向けた情報提供を心がける。

投稿例

・新商品の紹介サービス制作の裏側など、既存商品にフォーカスした投稿内容。

目的2:Webサイトへのアクセス向上

・ブランド認知を促進する訴求がメイン
・本サイトとFacebookを相互的に誘導する。
・見込み顧客へ自社サイトにおける行動、ブランド認知を活発にする。

投稿例

・商品の使用感のイメージや、サイトの情報+αの用途
・限定商品の告知など既存ユーザーが情報を受け入れる体制を整えてからだと「いいね!」や「サイト訪問」など具体的なアクションが期待できる。

目的3:認知度向上・新規ユーザーの囲い込み

・話題となるコンテンツを展開し、いいね!やシェアによる拡散を狙う。(ソーシャル効果)
・まだ認知に至っていない潜在顧客層へのアプローチとして活用。
・既存ユーザーのアクション+繋がっている見込みユーザーへもアクションも求める、運営の最終段階といえる。

投稿例

・検定アプリ、心理テストなどユーザー参加型のコンテンツやキャラクターを利用したキャンペーンが多い。


いいね!を増やすための、Facebookページ投稿10のコツ

①写真あり>写真なし

写真ある場合とない場合では、反応率が39%UPした、というデータもあります。

②右脳>左脳

小難しい文章よりも、直感的にわかりやすい詩のような文章が好まれます。長文になる場合は、行間を空けるようにして読みやすくしましょう

③語尾?>語尾

完結する文章ではなく、ユーザーに問いかける文章を。
※「?」は多用すると読みにくいので、最初の文章にのみ使うなどの工夫を。

④80文字>改行なし文章大量

シンプルでわかりやすいものが良いです。※字数は英語のものを参照。

⑤1行全角20文字>改行なしの羅列

文章の羅列は読みにくく、変なところで改行すると最後まで読まない可能性があります。スマホでの閲覧時も考慮し20文字で改行するようにしましょう。

⑥キャラクター>ですます口調

人間味溢れる文章の方がコメントを残しやすい傾向があります。ユーザーとの交流を促すなら人間味溢れる文章を。

⑦顔文字有り>顔文字なし

シェア率は33%アップ、コメント率は33%アップ、いいね!率は57%アップした調査結果があります。

⑧コメントに即レス>1日以上経ってもレス無し

コメントした当人だけでなく、他の閲覧者にも影響を与えます。気づいたらコメントに即レスポンスを心がけましょう。

⑨動画の投稿は冒頭数秒がキモ!

基本的には自動再生のため、目に留まるように冒頭数秒で目を惹く動きを入れる。デフォルトでは音がOFFになっているため、音なしでも分かるような工夫をする(字幕をいれるなど)

⑩もっとも良い投稿頻度は、週5~7回

一日に2回以上の投稿は「過剰な投稿」として反応率が下がる傾向がある。週5回~7回なので、一日一回更新を目安にしてみてください。

facebookページ活用法10

引用:Facebookページの最適な投稿頻度は? ~1,255社のFacebookページを集計~ | Tribal’s Blog


まとめ

いかがでしたか?無料だし、一見簡単に見えるFacebookページも工夫次第でいろいろな使い方をすることができます。ぜひ、ご自身の目的に合わせて、効果的な使い方をしていってください。

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