往診を1つの選択肢に。ファストドクターが目指す夜間の医療問題解決のためのWeb活用法

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夜中に起きた急な体調不良…、皆さんはどうしますか?

救急車、病院の夜間診療などはありますが、思いつく対処方法は多くはありません。実際に体調を崩したら、慌ててしまう方もいるのではないでしょうか。

そんな夜間医療の問題に取り組むのが、電話一本で医師が駆けつける夜間往診サービスを提供する「ファストドクター」です。夜間に緊急で医療を受けたいニーズにこたえるため、ファストドクターではリスティング広告やSEOなどのWeb施策を積極的に活用しています。

そこで今回は、四ツ谷ホームクリニック事務局長 兼 株式会社ファストドクター取締役である小石祐司さんに、夜間医療の問題点とその課題の解決にどのようにWebが役立っているのか?をお伺いしました。

※本記事は株式会社ファストドクター提供によるスポンサード・コンテンツです。

「夜間に安心を」の理念のもと 夜間往診を行うファストドクター

小石祐司(こいし・ゆうじ)株式会社オプト・株式会社マクロミルにてWebプロモーション・CRMを中心としたマーケティングリサーチを学ぶ。(厚生労働省「ATARIMAEプロジェクト」前プロジェクトリーダー)。2016年4月に医師菊池・医師名倉と共にファストドクターを立ち上げ、プロモーションからオペレーターの管理までバックオフィス業務を行う。

はじめに、ファストドクターの事業について教えてください。

小石さん:ファストドクターでは「夜間に安心を」というコンセプトで、年中無休で20時から24時まで夜間往診情報の提供を行っています。実際の往診に伺うのは、四ツ谷ホームクリニックの医師です。四ツ谷ホームクリニックには2017年6月現在、常勤・非常勤合わせて30名以上の医師が所属しています。

往診を受けるまでの流れが、いまいち分からないのですが…

小石さん:そうですよね。まず患者様やそのご家族からメールか電話でお問い合わせをいただくと、コールセンターでスタッフが簡単な問診(症状のヒアリング)を行います。

症状やいつから病気になったか、体重、服用している薬などを伺いながら、自宅で経過観察、救急病院受診、往診のいずれかを医師が判断します。そして往診が必要な方のご自宅に、医師が伺うという流れです。

夜間に来ていただけるのはとても便利ですが、やはり費用は多くかかるのでしょうか?

小石さん:往診は、救急病院と比較して3,000円ほど高額になります。サイトにも表記しておりますが、曜日・時間帯・検査内容などによって変動するため、お問い合わせいただければ予算をご説明しています。

また、救急病院では原則1日分のお薬しか処方しないことがほとんどですが、ファストドクターの夜間往診では翌日再診の必要性なしと判断した場合は、数日分のお薬をその場で処方しています。

往診は、どのような患者様の利用が多いのでしょうか?

小石さん:例えば、シニアで足が悪い方の発熱や嘔吐、ぎっくり腰のように痛みで体を動かすことが難しい場合、またはご両親では緊急性が判断できないお子さんの体調不良や、家族全員で感染症にかかっている場合など、症状はさまざまです。

救急車を呼ぶほどではないけど、さまざまな事情により救急病院を受診することが難しい方々にご利用頂ければと考えています。

医師がくるまでは、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?

小石さん:毎日3名から5名の医師が勤務しており、場所にもよりますが最短で30分で到着します。医師は専属ドライバーが運転する往診車に乗って、東京都内を回っているので、で往診が決まると症状に対応できる医師が患者様のご自宅へお伺いします。

管理システムによって「どの医師がどこにいるのか」はオペレーターが把握していますので、問い合わせをいただきき、往診にお伺いする場合は最短時間で到達できるように調整しています。

都内に救急車はたったの約200台。1秒でも早く、必要な人に届く状況にするために

小石さんが、この事業を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

小石さん:僕は香川県の出身なのですが、うどん県と言われるだけあって、うどん消費量は全国平均の2倍強です。 一方、人口あたりの糖尿病患者様数も香川県は全国ワースト1位(2008年)です。うどんの食べ過ぎも要因のひとつですが、糖尿病の人が多いんですね。それをどうにかしたいと考えていたんです。例えば「自分のおばあちゃんの問題だ」としたら、すごく身近じゃないですか。

大学を出た後はWeb広告代理店やマーケティングリサーチ会社で働きながらも、ずっと「医療というテーマに取り組みたい」と思っていました。当時、企業のトイレで糖尿病の簡易検査ができるサービスなども考案したのですが、企業の費用負担の問題などで事業化できず失敗に終わりました。

そんな時、ファストドクターの代表を務める医師の菊地と知り合い、往診や深夜の医療の問題を詳しく知り、菊池と共に夜間往診を始めました。

深夜の医療にはどういう問題があるのでしょうか?

小石さん:救急医療は、風邪や軽いやけどなどの一次救急、入院が必要になるような二次救急、重症かつ入院が必要になる三次救急の3種類があります。

夜間は一次救急レベルの患者さんがほとんどで、全体の7割(小児においては9割)と報告されています。しかし平日夜間に一次救急クリニックは東京23区内でわずか44施設(2017年現在)しかなく、軽症患者による救急車利用が社会問題化しています。

救急車は都内で約200台しかなく、本来は二次・三次救急の患者を対象としています。軽症患者さんによる利用が増えると、命に関わる方々の搬送に支障がでてしまうのです。

救急車到着までの待ち時間は、現在は平均8.5分ですが、この数字はこの10年間で2.2分も延伸しています。不適切な救急車利用が削減できれば、救える命が増えるのではないかと考えています。すぐに救急車を呼んでしまう背景には、「夜間の医療機関に関する情報が分かりにくい」という理由もあるようです。

より早く、より必要とされている人のもとに届くようにネットを活用

夜間の医療情報が分かりにくいというのは、どういうことですか?

小石さん:例えば、「中野区 夜間病院」と検索をすると行政のサイトが表示されます。しかしこのページには夜間にやっている病院の名前と連絡先が並べてあるだけなので、今から行ける病院を探したい患者様にとっては分かりにくく、待ち時間なども電話で確認が必要です。

ファストドクターにお電話をいただければ、夜間にやっているお近くの救急病院の情報のご紹介もできます。(ご紹介は東京23区のみ)

ファストドクターに問い合わせてもらえば、適切な医療機関情報へ案内できるんですね。「ファストドクター」自体の存在はどのように知っていただいているのでしょうか?

小石さん:主に活用しているのはSEOとリスティング広告です。「東京 往診」と検索をいただいた時に1位に表示されることがSEO上のブランディングでは重要と考えています。

ただ「東京 往診」で検索される患者様は非常に少ないため、サイト誘導のメインはGoogleの提供するリスティング広告です。

Google社にはファストドクターの理念に共感していただき、キャンペーンの構築やタイトル説明文の考案、適正なクリック単価の設定など、情報を必要としている患者様に適切にお届けできるように、Google社のプランナーにSEMマーケティングの包括的な支援をしていただいております。

特に【エリア × 夜間診療】のようなキーワードで検索いただいた時に表示されるようにしておりまして、現在展開しているのは3,000キーワード以上です。現在は1日に20人以上の患者様から、ファストドクターにお問い合わせをいただいています。

非常にうまく活用されていらっしゃるんですね。これからさらに多くの方に知っていただくために、Webではどういう施策を行っていく予定なのでしょうか?

小石さん:往診を必要としてくれる患者様に安心してご利用いただけるように、サイトの情報をもっと充実させて、往診に対して不安感をお持ちの方を減らしていきたいと思っています。

こちらもGoogle社プランナーと共にアナリティクスを基に課題の抽出を行い、様々なAB検証を行っております。

例えば、血液検査(白血球)やポータブルレントゲンなどの検査器具や50種類以上の処方薬など、往診時に持参する検査器具や処方薬を症状別でコンテンツ化し掲載しています。検索流入キーワードと症状別コンテンツの相関性や滞在時間を分析し、患者様の欲している情報が適切に届いているかを毎日チェックしています。

さまざまな薬などのセットが、簡単に持ち運べるように準備されています。

往診を“安心して選べる1つの選択肢“にしていきたい

最後に、ファストドクターの今後へかける想いについて教えてください。

小石さん:増え続ける夜間の二次・三次救急医療機関の負担軽減や、軽症患者による救急車利用の抑制に貢献していきます。

ファストドクターの活動を続けることで往診が夜間医療の1つの“選択肢”となり、救急車を呼ぶほどではないけど何かしらの治療が必要で、かつ通院が困難な患者様へ、手を差し伸べていくことができればと考えています。

ファストドクターのご案内

株式会社ファストドクター
http://fastdoctor.jp/
東京都新宿区本塩町21-14 カーサ四谷504
電話番号 03-4405-6613
メール info@fastdoctor.jp

 

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鬼頭佳代

鬼頭佳代

愛知県出身。当サイト「LISKUL」の運用と広報を担当中。 役に立つWebマーケティングの情報を、「たくさん」「分かりやすく」お届けできるように頑張ります。

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