これで大丈夫!リスティング広告のアカウント構成で注意すべき6つのポイント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
_62942730_114158299

リスティング広告のアカウント、どんな風に作成すれば、煩雑にならずに運用管理がしやすくなるだろう。そんなお悩みを抱えていないでしょうか。
ここで紹介する通りのアカウント構成にすれば、リスティング広告の運用管理が今までの何倍もやりやすくなり、費用対効果の改善にも繋がることでしょう。

私はこれまで、リスティング広告の運用管理に8年間携わってきており、現在も運用管理をしております。
その中で、アカウント構成が変われば運用にかかる時間が大きく削減され、費用対効果にも大きく影響を与えることが分かりました。
その中で注意すべきポイントが幾つかございますのでご紹介させて頂きます。

リスティング広告初心者向けのガイドブック(無料)

1.アカウント構成とは

リスティング広告のアカウントは「キャンペーン」「広告グループ」「広告」「キーワード」という4つから成り立っています。それぞれの役割は図1の通りです。

図1)アカウント、キャンペーン、広告グループ、広告、キーワードで設定できる項目
アカウント、キャンペーン、広告グループ、広告、キーワードで設定できる項目

Yahoo、Googleで登録できるキャンペーン数や広告グループ数に違いがあります。
詳細は下記URLをご確認下さいませ。

【Yahoo】スポンサードサーチのアカウント構造について
【Google】アカウント内のキャンペーンと広告を分類する
※上記URL内の「Adwordsアカウントの制限」をご確認下さい。

上の図がアカウント構成の基本となります。これを踏まえ、次項からアカウント構成について更に踏み込んでご説明致します。

 

2.日予算による3つの落とし穴

広告をきちんと表示させるためには、まず、キャンペーンで設定できる日予算の重要性を知る必要があります。
逆にこれを知らないと、どんなに素晴らしいアカウントを作ったとしても広告は全く掲載されません。
日予算とは広告掲載に利用する1日あたりの予算のことです。日予算で注意すべきポイントは下記3点です。

A.日予算と上限CPCのバランス
B.1つのキャンペーンに広告グループが多過ぎないか
C.1つの広告グループ内にキーワードが多過ぎないか

まず、Aから説明していきましょう。

キャンペーンの日予算を5,000円に設定し、そのキャンペーンにキーワードを10個登録し、そのキーワードのCPCを全て500円に設定したと仮定します。
この場合、その10個のキーワードがどんなに検索数があっても5,000÷500=10で10クリック分しか広告は表示されません。
10キーワードで10クリックなので、1キーワード1クリックされるかどうかという危険な状態です。
この問題を解決するには、キャンペーンの日予算を上げる、もしくはキーワードのCPCを下げる(掲載順位が下がる可能性あり)のどちらかになります。

次にBですが、広告グループの数が多いと、日予算は分散して配分され、検索数の多い広告グループに予算が集中します。
そのため、予算が全てのキーワードにいきわたらず、表示機会を失った広告グループが出てきてしまいます。※図2参照

Cについても同様です。
1つの広告グループ内にキーワードが多過ぎると、検索数の多いキーワードに予算が集中し、表示機会を失ったキーワードが出てしまいます。

これらを解決する為には、広告グループを細分化し、キャンペーン毎に日予算を再設定することが必要となります。※図3参照

図2)キャンペーンと広告グループのバランスが悪い状態
キャンペーンと広告グループのバランスが悪い状態

図3)広告グループ再編後(各キャンペーン毎に日予算を設定)
広告グループ再編後(各キャンペーン毎に日予算を設定)

 

 

3.キャンペーン作成で押さえるべき最低限の4ポイント

こちらでは、キャンペーン作成時のポイントを分かりやすくお伝えします。

1でご説明した通り、キャンペーンでは日予算、曜日・時間帯、地域、デバイス毎の入札等の設定が出来ます。
なので、キーワード毎に上記の設定をする場合にはキャンペーンを細分化する必要があります。
(地域毎に入札を変えるのみであれば細分化は必要ありませんが、地域毎に広告やリンク先URLを変える場合は細分化が必要です)

では、上記を踏まえ、キャンペーン作成時の4つのポイントを下記に示します。

A.Bigワード(検索ボリュームが大きいキーワード)でキャンペーンを作成

2で説明した通りですが、Bigワードは他キーワードの表示機会を奪う可能性が高いため、別キャンペーンを作成し、十分な日予算を設定しましょう。このキャンペーンが最も予算を多く利用するため、これをしておくだけで管理が非常に楽になります。

B.社名・ブランド名キーワードでキャンペーンを作成

社名・ブランド名キーワードは安価なクリック単価で獲得に繋がりやすく、他キーワードとは結果が大きく異なるので、別途キャンペーンを作成しましょう。

C.商材、サービスが多岐にわたり、リンク先URLが複数存在する場合は、商材、サービスの大カテゴリ毎にキャンペーンを作成

商材、サービスが多く存在する場合、その商材、サービス毎での費用対効果を確認することになると思います。そのため、商材、サービスの大カテゴリ毎でキャンペーンを作成し、中カテゴリ・小カテゴリ毎に広告グループを作成するのが好ましいですし、運用管理が楽になります。

例えば、アパレル通販の場合、レディース、メンズ、子供服で3キャンペーンを作成し、レディースのキャンペーン内にコート、ブラウス、スカート、シャツ、ワンピース、フォーマル等の広告グループを作成すれば、どの商品でどのような結果になったのか、レポートですぐに分かります。※図4参照

図4)アパレル通販 例
アパレル通販 広告グループ キャンペーン

D.リンク先URLが1つの場合、キーワードの属性に合わせてキャンペーンを作成

リンク先URLが1つの場合、無理にキャンペーンを多く作成する必要はないのですが、実績をパッと見で分かりやすくするために、キーワードの属性に合わせてキャンペーンを細分化することがあります。

例えば、育毛剤の通販の場合、育毛剤関連キーワードも薄毛関連キーワードも獲得が見込めるキーワードになると思います。
ただ、それぞれのキーワードはユーザのモチベーションが異なるため、獲得効率が変わってくるでしょう。
そのため、リスティング広告の実績をパッと見で分かるように、キャンペーンを細分化する必要があります。
その中で、キーワードの属性で更に細分化してそれぞれに適した広告を設定するのが良いでしょう。※図5参照

図5)育毛剤通販アカウント 例
育毛剤通販 広告グループ キャンペーン

 

4.広告グループ作成前に確認すべき2つのポイント

次に、広告グループに目を向けてみましょう。

実際にユーザの目に触れる広告、実際にユーザが検索するキーワードを広告グループ毎に設定するため、広告グループの作成方法はアカウント構成における肝となります。
では、そのポイントを下記に示します。

A. リンク先URL毎に広告グループを作成

先程のアパレル通販の例になりますが、コート、ブラウス、スカートなど商品毎にリンク先URLが決まっているはずです。このような場合、商品のリンク先URLに合わせて広告グループを作成しましょう。商品に合わせて広告文も変えていく必要があるため、商品ページが広告グループになります。
キャンペーンがレディースという大カテゴリ、広告グループがレディース内の各商品という設計になります。

B. キーワードの属性に合わせて広告グループを作成

こちらは育毛剤通販の例になりますが、この場合はキーワードの属性に合わせて広告グループを作成しましょう。
「育毛剤×価格」「育毛剤×女性」という広告グループは、同じ育毛剤関連のキーワードでも価格を求めているユーザと女性向け商品を求めているユーザでニーズが全く異なります。
ユーザのニーズが異なるということは、異なる広告文を設定しなければいけません。
広告グループと広告はセットになるため、広告グループを分ける必要性があります。

逆にこの設定が出来ていれば、どのキーワードの属性が獲得に繋がりやすいかが分かりやすくなるため、運用管理も楽になります。
また、必要であればキーワードの属性ごとに新しいページを作成するという施策も考えられます。
特に、今回の価格と女性の場合では、それぞれのニーズに合わせてページを作成したほうが効果は良くなると考えられます。

広告予算が膨大にある場合はAとB両方組み合わせてリンク先URL毎にキーワードの属性を考えて広告グループを細分化するのも良いですが、そうすると広告グループの数が非常に多くなり、先程お話しした日予算の問題も出てくるので気をつけましょう。

 

5.ユーザニーズに合わせた広告文作成

広告は、キーワードとリンク先URLを繋ぐものなので、こちらも非常に重要です。

ただ、リンク先URL毎、キーワードの属性毎に広告グループを作成してしまえば、そのリンク先URLに訪れるユーザのニーズやそのキーワードを検索したユーザのニーズに合わせた広告を設定できるので、何もない状態で作成するよりも断然楽になります。

先程のアパレル通販の場合では、コートの広告グループにはコートを訴求した広告を、ブラウスの広告グループにはブラウスを訴求した広告を設定すれば良いのです。
育毛剤通販の場合でも、価格を求めているユーザ向けの広告、女性向け商品を求めているユーザ向けの広告とそれぞれのニーズに合わせた広告を作成しましょう。 ※図6参照

図6)それぞれのユーザニーズに合わせた広告文例
それぞれのユーザーニーズに合わせた広告文 例

そうはいってもどんな広告文にすればいいのか分からない、という方は広告文のテクニックに関して具体的に記載している下記URLをご確認下さい。

【リスティングの広告文で効果を上げるために役立つ5+1個の記事】

 

6.キーワード作成はツールを活用

最後に、キーワードを作成する際のポイントを挙げていきます。ユーザは貴方のページに訪れるわけですから、どのようなキーワードを検索した場合に貴方のページに来れば、購入や申し込み等に達しやすいかを考えてキーワードを作成します。
とはいえ、自力で考えるのは非常に難しいので、検索ボリュームを調べられるツールを活用しましょう。
まずは、下記ページに紹介されているGoogleキーワードプランナー/Yahoo!キーワードアドバイスツールを利用してみるのが良いと思います。

【代理店おススメ!リスティング運用時の便利ツール8選】

上記ツールを利用して、ユーザのニーズを把握し、そのニーズ毎に広告グループ、広告文を作成することをオススメします。
ちなみに、今回の図5でも、上記ツールを利用してどんなキーワードで検索するユーザが多いのかを確認してから図を作成しました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。アカウント構成における数々のポイント、ご理解頂けましたでしょうか。
いずれも基本的な項目にはなりますが、本当に必要な項目になりますので、是非ご活用頂き、今後のリスティング広告の運用にお役立て下さい。

なお、リスティング広告初心者向けの無料ガイドブックでは、中小・ベンチャー企業でもリスティング広告で効果を出す方法について60ページに渡り丁寧に解説しています。

無料でダウンロードできますので、興味のある方は参考にしてみてください。

リスティング広告初心者向けのガイドブック(無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
The following two tabs change content below.
LISKUL編集部
LISKUL(リスクル)は、ソウルドアウト株式会社の社員によって執筆・運営されています。Webマーケティングの成果改善の役に立つさまざまなノウハウを発信中。
pagetop