リスティングレポートの作成を効率化する6つのツール比較

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リスティングレポート 

リスティング広告を運用している方のほとんどがリスティングレポートの作成に携わったことがあるかと思います。1つレポートを作るだけであれば大した作業ではないのですが、担当している広告主分をすべて作るのは大変です。さらにレポートのフォーマットが広告主ごとに違えば二重苦、三重苦です。

また、この作業は月初めに集中します。カレンダーを見てはため息をついている運用者も少なくないのではないでしょうか?今回の記事ではそんなレポートの作成に苦労している運用担当者を助けるための便利なレポートツールをご紹介します。

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レポートの業務効率化をすると成果改善に当てる時間を確保できる

リスティングの業務の割合

そもそもリスティング広告の運用業務には、
「数値管理(チェック)」
「アカウント調整(KW作成/入札/入稿など)」
「レポート」
「考察」
「報告/訪問(資料作成含む)」
「その他(電話/MTGなど)」
などのことがあげられます。

そして運用会社よっても異なりますが、大体の業務配分は以下になります。*自社調べ
業務比率

オペレーション系の業務やその他(電話/MTG)業務に費やす時間が多くなり、コンサル系の業務時間が少なくなりがちです。ツールを導入
することで、約20%の業務削減を目標にすることをおすすめします。

業務比率の改善

1人辺りで単純計算すると、1ヶ月に
20日×8時間=160時間、160時間×20%=32時間(4日間)のリソースが確保できることになります。この空いたリソースを活かし、人にしかできないことに投資することこそがトップラインを伸ばす一番の選択肢です。

このように業務効率化の目的は「運用広告の収益改善」です。人が作業している領域はツールに、人の価値が見出せる施策に対する時間を増やし、運用を効率化させるのがレポーティングツールの役割です。

成果を出すためにもレポートの作成は重要

レポートには結果や状況を報告するという役割もありますが、分析をおこなうという役割もあります。運用のPDCAサイクルを回すためにも、現在や過去、競合状況、LPやサイト内などのあらゆるデータを複合的に組み合わせて分析し、施策を導きだすことにレポートを使うことが重要です。

成果を出すためにもレポートの作成は重要な業務です。

効率良くレポートを作成する2つのポイント

1.レポートテンプレートを用意し使い分ける

テンプレートを複数用意し、予算や業種、報告する担当者ごとにレポートを使い分けることをオススメします。会社で決めたテンプレートがあるとイレギュラーにもなりにくく、作業の生産性が向上します。

2.なるべくイレギュラーをなくす

ネット広告は広告代理店にとって収益性が低いです。そのためSLA(サービスレベルアグリーメント)を設計し、広告主に理解をえる必要があります。できれば予算や伸びしろなどを考慮してSLAを設計するといいと思います。

予算を預けていただきアカウント運用をするものの双方ビジネスなので、わざわざ運用赤字をしてまで、顧客の要望に応えるべきではありません。顧客が言っていることが絶対ではないですし、イレギュラーが積み重なって首がしまる思いをするのは運用会社です。

イレギュラーを積み重ねてきた会社は、必ずある時期にテンプレートの統一化をします。それであれば最初からSLAを定めて効率的な運用を設計したほうが堅実だと思います。

リスティング(運用広告)レポート作成ツール6選

今回はリスティング運用の中でもレポート業務の削減ニーズをかなえ、レポート作成ツールをご紹介します。各社のサービスサイトに記載のある内容と代理店担当者の方々の声を元にコメントしております。提供企業からの意見ではないので予めご了承くださいませ。
※アイウエオ順でご紹介していきます。

1. レポートのテンプレートが豊富で組み合わせは100種類以上の「ATOM(アトム)」

ATOM
ATOM https://www.atom.tools

機能

ATOM表

金額

APIに連携したアカウントの総運用額に応じた従量課金
5万円~ / 月

サンプルレポート

ATOMサンプルレポート

コメント

レポートのテンプレートは豊富で組合せは100種類以上。ご使用中のレポートも自動化できます。API非公開プラットフォームとの連携や電話計測ツールのCVデータの取得も可能です。

130社以上が導入しており継続率も約9割。サポートセンターは導入企業からの評価が高く、電話連絡が可能でメールも即レスで対応が早いため満足度が高い。

ただ、カスタマイズレポートを作るために、関数のスキルが必要なため複雑なレポートを作りたい場合は関数マスターがいないと手間だと感じることあるとのことです。

こんな企業にオススメ

・人手を使ってレポート作成している企業
・管理に時間を割いている企業
・運用アカウント多い代理店
・キャンペーンで予算管理をしているアカウントが多い代理店

提供企業は株式会社テクロコ。中堅、中小代理店向けのシステムツールを提供しており、ATOMの他にもネット広告に特化したクラウドソーシングのサービスの「Draft」やGoogleアナリティクスを活用した「brick」というサービスを展開しています。

2. カスタマイズ性が高く、全ての媒体のレポートを完全自動化する「アドレポ」

アドレポ
アドレポ https://ad-repo.com/

機能

リスティングレポート2

金額

5万円~ / 月  *初月無料

サンプルレポート

アドレポサンプルレポート

コメント

API接続により、広告データの取得からレポートの作成・出力までを完全自動化できるサービスです。API非公開プラットフォームとの連携も可能です。レポートは自社で運用中のエクセルフォーマットで作成可能、誰でも簡単に設定・運用ができます。

導入企業のほとんどの企業がレポート作成の作業代替として導入しているイメージがあります。プランに限らず、個別でのサポートも対応可能で、機能も追加できます。

こんな企業にオススメ

・人手を使ってレポート作成している企業
・複数媒体を取り扱っている企業

提供会社は株式会社EVERRISE。デジタルマーケティング領域のシステム開発やクラウドサービスの提供を行なっています。運用メディアでは「EVERRISEアドテクブログ」というインターネット広告を支える技術を紹介するアドテク解説ブログを展開しています。

3.カスタマイズ性に優れ、自社ツール可することも可能な「glu(グルー)」

glu
glu(グルー) http://glu.atara.co.jp/

機能

glu表

金額

要問い合わせ

コメント

API連携している媒体も多くカスタマイズ性に優れています。OEMも可能で自社ツール化することができるため代理店だけでなくインハウス企業にも導入企業が多い印象です。

ただし、カスタマイズによる初期投資がかかることが懸念されます。システム言語を利用するため、運用者全員が使いこなすには時間がかかり、万人受けするツールではないため、専任を置いた方がいいと思います。

こんな企業にオススメ

・サードパーティへの接続によるカスタマイズ要件がある大手代理店
・OEMによる自社ツール化の要望がある企業

提供会社はアタラ合同会社。Web APIを活用したシステム開発と運用型広告関連コンサルティングを提供している企業。国内外のカンファレンスへの登壇やオウンドメディアの「unyoo.jp」を運営、アタラ道場という社内勉強会を定期に行っており、マーケティングへの意欲向上がうかがえる会社です。

4 . 柔軟なレポート作成に加えて運用系の機能が多彩な「Lisket(リスケット)」

Lisket
Lisket(リスケット)https://lisket.jp/

機能

リスケット 表

金額

リスティングレポート作成(API連携)
10,000円~ / ~20アカウント

サンプルレポート

Lisketサンプルレポート

コメント

レポートもAPI連携とcsvファイルアップロード型の2つを提供。月次のみならず、週次、日次にも対応。どんなデザイン・集計軸のレポートにも柔軟に対応しています。自社で運用する際に必要な機能を提供しており、レポートのみならず運用系の機能が多彩なため、運用ノウハウがない企業には重宝されること間違いないです。

定型レポートのフォーマットが少し簡素だと伺ったことがあるのと、リスティングに特化しているため、他媒体も一元管理したい企業には少し不向きかと思います。

こんな企業にオススメ

・人手を使ってレポート作成している企業
・運用ノウハウがなく、複数の便利ツールを活用したい企業
・リスティングのレポート改善を行いたい企業

提供会社は名古屋に本社のある株式会社カルテットコミュニケーションズ。インターネット広告の中でもリスティング広告の運用に特化し、独自のマーケティング理論と最新の運用ノウハウを保持しています。

5 .レポート作成に特化したサービス「リスポ」

リスポ
リスポ http://www.lispo.jp/

機能

リスポ表

金額

3,000円 / 1アカウント

サンプルレポート

リスポ サンプルレポート

コメント

レポートに特化したサービスで、わずか数分で最大37シートのレポートを作成できます。A4サイズで印刷も楽々。カラーピッカーでレポートカラーを自由に選べ、オリジナルロゴも挿入可能。見た目が綺麗なレポートが作れます。画像キャプチャもバナー登録しておけば貼り付けレポートも簡単に作成できます。

ただし、媒体のレポートデータのダウンロードとアップロード作業が手間なので、数十アカウント以上ある場合は作業が少し面倒な場面もあります。

こんな方にオススメ

・人手を使ってレポート作成している企業
・レポート作成に困っているインハウス担当者
・リスティングのレポート改善を行いたい企業

提供会社は横浜に本社を構えるリスティング広告の運用代行・代理店を行っている株式会社プルーブ。広告も積極的に展開しておりリスティングのレポートツールとしては老舗的なイメージがあります。

6 .レポートの文言作成も自動化する機能がついた「Listing Reporter(TM)」

Listing Reporter
Listing Reporter(TM) http://www.listing-r.jp/

機能

Listing Reporter

金額

1ドメイン
16,200円(税込)/ 月

レポート

Listing Reporterサンプルレポート

コメント

レポートの文言作成を自動化する機能は魅力的です。リスティング広告の運用コンサルティングの専門家が分析ロジックを監修し、課題発見、改善方向性立案を数分でまとめられます。

ただ、アップロード形式のため半自動化である点と1ドメインあたり16,200円なので他のツールと比較するとややコスト高になる可能性があります。

こんな企業にオススメ

・レポートの文言作成に時間を費やしている企業
・アカウントが少数で比較的予算が多い企業を運用している代理店

提供企業は、シトラスジャパン株式会社。事業内容は日本語、多言語での印刷媒体やWEBサイトの企画制作、外国語コピーライティング、モバイルマーケティング、クリエイティブ業務に関する人材派遣などをおこなっています。

まとめ

見た目や機能は異なりますが、どんなツールも目的は「収益率の改善」以外にありません。どのツールにも一長一短なところがあり、万人受けするツールなんてありません。ただ、導入メリットは必ずあります。課題や体制やコストなどを考慮し、なるべく適切なツールを決めてください。私の経験則では、あったほうが便利な機能は導入してもあまり使われないです。課題が浮き彫りになっていること、今後想定される課題を解決できるツールであれば、収益率の改善にはつながるので前向きにご検討ください。

リスティング広告において、人の資源は重要ですし、どの代理店に聞いても運用者が枯渇して困っていると聞きます。一人ひとりのスキル/ノウハウが市場価値となり、広告主の成果を上げるためには顧客に向き合う時間が必要です。そのためには誰にでもできるような作業はツールにトレードオフし、人にしかできない業務を人へ寄せていくことで運用者の市場価値と代理店としての評判を高めていくことができるはずです。一緒にネット広告市場を盛り上げていきましょう。

本記事で紹介しているATOMは運用工数の削減をし、売り上げ拡大を実現するネット広告運用管理プラットフォームを提供しています。

運用担当者のニーズを集約して工数削減を実現し、ベテラン運用者に蓄積された運用ノウハウや運用に必要な情報を惜しみなく開放することで成果を上げるための支援もしています。

サービスの詳細はこちら
ATOM https://www.atom.tools

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七五三輝俊

七五三輝俊

株式会社サーチライフにてネット広告を販売する全国の広告代理店を支援。ツールのプロジェクトマネージャー。座右の銘は「be just and fear not」

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