SEOキーワードを5つの無料ツールで効果的に選定する方法

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SEOキーワード

SEOをはじめてみようと思ったら、まずはじめにどのようなキーワードで対策をするかを決めるキーワード選定を行います。しかし、このキーワード選定は、非常に重要度が高いにもかかわらず、うまくできないケースが多いです。

【よくある失敗パターン】
・キーワード選定ができずに、ここから先に進めない
・誤ったキーワードを設定してしまい効果が出ない

自社のWebサイトでSEOをやってみたいと考えている経営者・Web担当者が、どういった視点で選べばいいのか把握できるように、今すぐ実行できるキーワード選びについて詳しく解説します。

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キーワード選定はターゲットを定めるということ

そもそも、なぜキーワード選びが重要なのでしょうか?キーワードというのは「ユーザーのニーズ」であり、キーワード選びは「狙いを定める」ということです。

例えば「英会話」というキーワードの場合、
・「英会話」の勉強法を探している
・「英会話」の教材を探している
・「英会話」の学校を探している
等、いろいろなニーズが考えられますが、
・「英会話 札幌」
となった時点で、想定できるニーズは絞られてきます。

そして、札幌で英会話スクールを開校しているとしたら、「英会話 札幌」というニーズを持った人にサイトに来てほしいはずです。つまり「英会話 札幌」は狙えるキーワードになるわけです。

この狙いを定めることをしなかった場合、どうなるか?もちろん、キーワードによっては、わざわざ狙いを定めずとも検索結果の上位に表示されるということはありますが、例えば、「うちのスクールが提供しているサービスは、今まで英会話とは異なる新しいサービスなんだ。だから英会話という名称は使わない。」というコンセプトのもとWebサイトを作っていったら、「英会話 札幌」では上位に表示されない可能性があります。少し極端な例ではありますが、それでは来てもらいたいユーザーの目に留まらない結果になってしまいます。

お客様は誰で、自社をサービス/商品を見つける際にどういうキーワードを使うのか?をきちんと考えるというのが、まず重要となってくるのです。

キーワードタイプは「情報型」「案内型」「取引型」の3つのタイプに分類される

みなさんも当たり前のように使う検索エンジン。検索エンジンに何らかのキーワードを入力し、検索をしますが、実はその「何らかの」キーワードには大きく分けると「情報型」「案内型」「取引型」の3つのタイプに分類されると言われています。

1.方法を知りたい、悩みを解決したい、知ることが目的の「情報型」キーワード

「情報型」キーワードは方法を知ることや悩みを解決することが目的のキーワードです。英会話の例で見てみましょう。
「英会話 学習法」
「英会話 独学」
「英会話 コツ」
などのキーワードは情報型に分類されます。ユーザーの疑問や悩みを解決するためのキーワードです。

2.アクションを起こすための「取引型」キーワード

「取引型」キーワードはユーザーが何かをほしい時、何らかの行動をしたい時に使うキーワードを指します。
「英会話 スクール」
「英会話 教材」
「英会話 札幌」
などは行動をするための情報を探しているキーワードです。

3.Webサイト名、ブランド名などを直接検索する「案内型」キーワード

は既にWebサイト名、ブランド名、ショップ名を知っていて、その名称そのものズバリのキーワードを指します。
「シェーン英会話」
「イーオン」
「ベルリッツ」
指名キーワードとも呼ばれるものがここに分類されます。

もちろん全てのキーワードがこの3つに分類できるわけではありませんが、大まかにはこの分類によって施策が変わってきます。

まずは「取引型」キーワードでSEO対策をする

キーワードには3つのタイプがありますが、まずは「取引型」のキーワードで対策をしましょう。「情報型」キーワードは対策に時間やお金などのリソースが必要になってしまうためです。

「情報型」キーワードはコンテンツが必要

長期的に見れば「情報型」キーワードでの施策も必要です。しかしユーザーが情報を探しているときに使う「情報型」キーワードでSEOをやるためには、情報型のコンテンツを用意しなければいけません。

さきほどの「英会話」の例でみてみましょう。
もし自社のWebサイトに「英会話 学習法」「英会話 コツ」等の「情報型」コンテンツがない場合、それを作る(=ライティングする)ことをしなければなりません。
・自社でやろうにも、じっくり書く時間が取れない、書き方がわからない
・外部に依頼したら、結構なお金がかかるし、どこに頼んだらいいかわからない
・ライティングだけでなく、ページのデザインやら、サイト構造も変えなきゃいけない
やることがいろいろありすぎて、相当の覚悟がないと先に進めません。たいてい、ここで止まってしまいます。

「では、どうすればよいか?」「リソースもない、お金もない中小企業にSEOは向かないのか?」そんなことはありません。さきほどの「情報型」「案内型」「取引型」のキーワードのうち、「取引型」キーワードを狙いましょう。

「取引型」キーワードはニーズが顕在化し、購入や申し込みにつながりやすい

「英会話 教室」「英会話 学校」などの「取引型」で検索しているということはニーズが顕在化しており、購入や申込みにつながりやすいからです。「取引型」の中でも検索数の多いキーワードは競争が激しいので、テールワードと呼ばれるような2語の組み合わせを狙います。ひとつひとつの流入数は多くはないですが、対策したキーワードと関連したキーワードでも上位表示されるケースも多々あります。地味ですが、ホームランを狙わず、ヒットを重ねることで確実に得点する方法を選びましょう。

「英会話」にあたる部分は、自社の基本サービスのキーワードになります。(英会話学校なら「英会話」)激戦区のキーワードの場合は、上記のような2語であっても戦いが厳しいので、その場合は3語にしたり、他のキーワードを探すという作業が必要になります。

無料ツールを活用したキーワードの探し方

それでは具体的にキーワードをどうやって探したらよいか「英会話」を例に出しながら解説します。ありがたいことにネット上には様々な無料ツールがあります。これらツールをうまく使い分けることで選定ができます。

【ステップ1】どんなキーワードが検索されているか知る

利用するツール:関連キーワード取得ツール

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「英会話」で検索した時の画面イメージ

世の中では、どんなキーワードで検索されているか?を調べたい時に使えるツールです。関連キーワードだけでなく、「教えて!goo」などの情報も表示してくれるので、ユーザーがどういった情報を求めているかもわかります。

探し方のポイント

「取引型」キーワードに注目しましょう。ただし、このキーワードは「情報型」か「取引型」か、迷うものも多く出てくると思います。迷ったものはリストに加えるようにしましょう。

「英会話」の例では、組み合わせのキーワードとしては「場所(エリア名、駅名、路線名」がメインとなりますが、その他「対象者(キッズ、ビジネスマン、主婦、法人)」や「時間帯(早朝、夜間)」や「やり方(マンツーマン、研修、グループレッスン)」なども候補に入ってくるでしょう。

【ステップ2】キーワードの需要の大きさを知る

利用するツール:キーワードプランナー

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どのくらいの検索数があるのか?を調べたい時に使えるツールです。Googleが提供しているツールで、Adwordsのアカウントでログインしないと使うことができません。ログインすれば、複数のキーワードの検索数が一覧で見たり、ダウンロードできます。

参考:【徹底図解】キーワードプランナー使い倒し術

Adwordsのアカウントを持っていない場合

利用するツール:キーワード検索数チェックツール(aramakijake)

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ディーボ提供の無料のキーワード検索数チェックツールです。無料で手軽に使えることがメリットですが、1キーワードずつ検索しないといけないことが面倒かもしれません。

探し方のポイント

検索数の多さ=需要の多さといえますので、まずは需要の多いキーワードを探しましょう。ただし検索数が多いということは競争も激しくなることでもあることを知っておいてください。目安は、検索数が1000もあれば十分と覚えておきましょう。逆にそれ以上は難易度が高いと考えたほうがいいでしょう。

「英会話」の例では、「英会話 札幌」は(1900)あります。これでは難易度が高いかもしれません。さらに別のキーワードを探してみると、「英会話 教室 札幌」 (210)「英会話 スクール 札幌」(110)と「教室」や「スクール」を入れると検索ボリューム数は急激に減ります。数は若干少ないですが、「教室」や「スクール」というキーワードを含めた対策のほうが狙い目です。

【ステップ3】競合サイトを知る

利用するツール:SEOチェキ!検索上位サイトチェックツール

競合は何位くらいだろうか?を調べたい時に使えるツールです。また、狙っているキーワードでは、どういったサイトが上位に表示されているかを教えてくれるツールです。

見方のポイント

検索結果上位に表示されるサイトが、Wikipedia、用語説明や用語集、公共団体のサイトなど情報提供系サイトが多い場合、そのキーワードは「情報型」キーワードの可能性が高いです。逆に企業サイト、ECモール、比較サイトなどが多い場合、そのキーワードは「取引型」キーワードの可能性が高いです。

Amazonのような巨大ECサイトやその業界で著名なメディアサイト、比較サイト、ポータルサイトで上位が埋め尽くしてされているようなキーワードでの上位表示は難しいです。そのキーワードでの勝負は避け、別のキーワードにするか、さらに絞り込んだキーワードを検討しましょう。

GoogleにはQDD(Query Deserves Diversity)とアルゴリズムがあり、様々な検索ニーズに対応できるように多様なタイプのWebサイトを検索結果に出す場合があります。検索結果にいろいろなタイプのWebサイトが表示されている場合、自社サイトが表示される枠が少ない可能性があるので、注意が必要です。

「英会話」の例では、「英会話 個人レッスン」「英会話 マンツーマン」で検索すると、「オンラインサービス」「情報サイト」「書籍」など競合サイトにはいってきます。英会話スクールも検索結果にありますが一部です。逆に「英会話 キッズ」だと、ほぼスクールが検索結果に出ていると思います。

自社Webサイトを整える

こうして候補となるキーワードを選定した後は、自社のWebサイト側を整えることはが必要です。

キーワードにふさわしいコンテンツはあるか?

せっかく、いいキーワードをみつけても、そのキーワードに合致するコンテンツがなかったのでは上位表示されません。例えば、「○○ 料金」で対策しようと思っても、Webサイト内に料金に関する記載がなければ上位表示されることはありません。情報が不足しているなと感じたら、まずは既存のページに書き足してみましょう。

最低限の検索エンジン最適化はできているか?

titleタグやmeta descriptionタグ等、最低限の検索エンジン最適化は行うようにしましょう。最低限やっておくこととして、Google提供の「検索エンジン最適化スターターガイド」に目を通しておくようにしましょう。

参考:検索エンジン最適化スターターガイド

特に気をつけたいのは、titleタグ、meta descriptionタグです。この2つは検索結果に表示される内容です。上位表示された後も重要な要素(ユーザーがクリックしたくなるようなコピーになっているか)ですので、しっかりと対応しましょう。

サーチコンソール(Search Console)への登録はできているか?

施策を開始したら、計測することが大切です。サーチコンソール(Search Console)というツールに登録(無料)すれば、どのようなキーワードで自社のサイトが何位に表示され、どのくらいクリックされているかが計測できます。

狙ったキーワードで、どのくらいの順位になっていて、どのくらいクリックされているかが簡単に調べられるわけです。
アクセス解析ツールのGoogleアナリティクスを設定しているWebサイトは多いものの、サーチコンソール(Search Console)は登録されていないWebサイトが多いようですが、まだ登録していなければ登録しましょう。

参考:Serch Consoleとは|Google
Search Console アカウントを設定する|Search Console ヘルプ

キーワードの選定はユーザーのニーズを探ること

いかがでしたでしょうか?これなら実現できそうでしょうか?キーワード選定はSEOをする上での一工程と考えてしまいがちですが、選定する過程でユーザーの様々なニーズが見えてくることもあります。

冒頭でも書きましたが、キーワードというのは「ユーザーのニーズ」です。たかが「キーワード選び」とは考えず、「ユーザーのニーズを探ること」と捉えて、ぜひ一度試してみてください。

参考:初めてでもすぐに使える!初心者向け無料SEOツール10選

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大高 努

大高 努

Webディレクター、SEOコンサルタントとして、SEO/サイト設計/アクセス解析業務に従事。現在は『中小企業のWebサイトに武器を!』持っていただくため、マーケティング支援を実践中。

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