地方でもCV180%増!yahooブランドパネルの掲載方式や効果について解説

118_yahooブランドパネル_アイキャッチ

「ブラパネ」をご存知でしょうか。

最低出稿金額850万円で、日本のWEBでもっとも目立つ場所(Yahoo!トップページ)に掲載される、― WEB広告の王様 ― と、一部代理店では呼ばれている施策です。

一方で「高い」「表示課金で手が出しにくい」「全国版でしか出せないから検討余地なし」等のネガティブな印象をよくお聞きします。

今回は、プラパネの概要と効果について紹介します。


そもそもブラパネとは?

正式名称は「Yahoo!ブランドパネル」。
日本のWEBでもっとも目立つyahoo!JAPANトップページに掲載される表示課金型のバナー広告となります。

2013年度の出稿量推移を見ると、昨年対比108%と増加傾向にあります。
要因の一つに、多様な配信方式をYahoo!がチャレンジしているということがあります。

以下に、最近の広告形態の違いをまとめました。
▼ダブルサイズバナー掲載方式
20140618_031

▼トリプルサイズバナー掲載方式
20140618_041

▼エキスパンドスクリーン掲載方式
スライド1

昔はトリプルサイズのみであくまで目立つことが目的でしたが、今であればユーザー体験をリッチ化するのであれば、エキスパンドのような方式に人気が集まってきています。

※注記:エリアブラパネにおいては、2,014年6月現在トリプルサイズのみが掲載可能です。

 


3つの切り口から見る広告効果

Yahoo!ブラパネについて、以下3つの視点からブラパネの実績を見ていきましょう。
(1)平均出稿実績
(2)AIDMA視点
(3)波及効果の視点

(1)平均出稿実績からみるブラパネ効果

・表示回数 :10,000,000回
・クリック率 :0.34%
・クリック :34,000回
・クリック単価:\294
・コスト :\10,000,000
・リーチ :7,260,000人
・フリークエンシー :1.4回

※リーチは広告を見る人数の数を示します
※フリークエンシーは一人当たりに接触する回数を示します
※媒体提供データより参照

クリック単価の相場は300円~500円
実はいわゆる表示課金型の純広告の中では、比較的誘導効率の高い施策に位置付けられます。

クリック率は上下0.2%~0.6%程度
通常のサイトバナーのクリック率と1ケタ違う、高いクリック率です。

(2)AIDMAの視点でみる広告効果

・5,000万imps投下した場合、広告到達者数は、約2,019万UU
・その内10人に3人に広告認知を迫り、(約605万UU)
・その内5人に3人が広告理解を示す。(約363万UU)
・さらに広告認知者の内
・5人に2人に対して商品興味/関心喚起を促し、(約242万UU)
・10人に3人に商品購入/利用喚起を掻き立てる。(約181万UU)
※Yahoo!社実施:VRI インターネット広告出稿効果シミュレータより算出(2013年5月)

広告配信対象者の3人に1人は広告認知をする
圧倒的なリーチに加えて、広告認知度合いも高い実績を示しています。

(3)波及効果から見るブラパネの効果

20140618_081
ブラパネを実施することでリスティング広告の波及効果があると言われています。
実績ベースでは、ブラパネ掲載時は獲得率139%、クリック率も117%と実掲載結果以外への効果波及が起こっています。
※弊社過去事例より抽出(係数処理済)


2つの業種別掲載実績

20140618_09
ケース1 旅行業種企業様実績
・業種:旅行業
・ターゲット:年末旅行に関心のある層
・出稿時期:年末
・結果概要:予約完了を目的に配信。時期の関係上バナークリエイティブをテキストで制作。

テキスト主体のバナーはクリック率は大きくは伸びない傾向がある。

しかし別途セール訴求を追記した事で、クリック率は平均的な数値で着地する事ができた案件となります。

20140618_10

ケース2:男性ビジネスマンターゲティング商材
・業種:男性用化粧品業
・ターゲット:肌の改善に関心のある男性ユーザー
・出稿時期:7月
・結果概要:CM連動の広告バナーを利用。勝ちクリエイティブパターンの一種であったが、結果誘導効率は改善の余地があった。


まとめ

ブラパネは一昔前のように、高くて目立つだけの広告ではなくなりつつあります。
Yahoo!もより成果の出やすいプロダクトとするべく研磨を行い、エリアマーケティングへの応用もできるようになりつつあります。

昨今では、ブラパネだからこそ提供できるメリットである、「短期に大量のユーザーを集める」必要が生じた場合や、地方マス展開との連動に合わせての施策などが注目されつつあります。

上記のような展開をお考えの場合は、選択肢の一つとお持ちいただくのも、面白いのではないかと思います。

コメント