「クレジットカード決済を導入する際、費用がどのくらいかかるか知りたい」
そんなお悩みを抱えていませんか?
クレジットカード決済導入サービスを提供している会社は多く、どうやって選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、クレジットカード決済にいくら手数料がかかるのか、決済手数料を安くおさえるにはどうすればいいのかなど、網羅的に解説しています。クレジットカード決済の手数料について詳しく知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
クレジットカード決済で店舗が支払う手数料とは
お客さんがクレジットで決済した場合、クレジットカード決済にかかる手数料は店舗が支払わなければなりません。手数料がいくらなのかは、クレジットカード会社・クレジットカード決済代行サービスとの契約内容によって決まります。
例えばお客さんが1万円をクレジットカードで支払って、クレジットカード決済手数料が3%だったとしましょう。その場合1万円から手数料の300円を差し引いた、9,700円が入金サイクルに基づいて店舗に支払われます。
参考:要注意!加盟店が支払うクレカ決済の手数料について徹底解説!
手数料の上乗せは規約違反になる
クレジットカードの手数料を支払いたくないからといって、店舗が支払う手数料をお客さんに上乗せすると、クレジットカード会社の規約違反になります。
加盟店は、有効なカードを提示した会員に対し信用販売を拒絶し、または現金払いや他社の発行するクレジットカードその他の決済手段の利用を求めてはならないものとします。また、加盟店は、会員に対し、現金払いその他の決済手段を利用する顧客と異なる金額を請求 したり、カードの取扱いに本規約に定める以外の制限を設ける等、会員に不利となる差別的取扱いを行わないものとします。
引用:JCB加盟店規約第11条2
クレジットカード手数料の上乗せがあった場合、店舗に対して是正指導がおこなわれます。クレジットカード手数料の上乗せは、規約違反になるので注意しましょう。
クレジットカード決済の初期導入にかかる費用
クレジットカード決済を導入する際には、実際どのくらいの費用がかかるのでしょうか。クレジットカード決済には、初期導入費用と決済ごとにかかる決済手数料の2種類の費用がかかります。まずは初期導入にかかる費用について解説します。
クレジットカード決済導入には、以下の2つの方法があります。
- VISA・JCBなどクレジットカード会社と直接契約する
- クレジットカード決済代行サービスと契約する
それぞれのパターンごとに、初期費用がいくらかかるのか紹介します。
参考:クレジットカードの手数料負担は店舗or消費者?仕組みを解説|暮らしのぜんぶ
クレジットカード会社と直接契約した場合
クレジットカード会社と直接契約した場合、初期費用や手数料は無料です。ただしクレジットカード決済のための端末が必要で、端末を購入するための費用が必要です。端末購入価格は、要問合せとなっています。
参考:クレジットカード処理端末機のご案内(加盟店様向けサービス)|JCBカード
クレジットカード決済代行サービスを利用した場合
クレジットカード決済代行サービスを利用した場合、初期費用は無料で端末購入に費用がかかる場合が多いです。端末購入にかかる費用は、端末の機能によって異なります。
例えばSquareというクレジットカード決済代行サービスの場合、以下のような端末価格になっています。
端末名 | 価格 | 機能 |
---|---|---|
Square リーダー | 4,980円 | カードリーダー機能のみ 決済をおこなうスマホ・タブレットが必要 レシートの印字をおこなう場合プリンターが別途必要 |
Square ターミナル | 46,980円 | 液晶タッチパネル・レシートプリンター・カードリーダー一体型 一台で決済が可能 |
Square スタンド | 32,980円 | iPadに接続すると現金決済・クレジットカード決済に対応するPOSレジになる レシート印字をおこなう場合プリンターが別途必要 |
※2021年9月17日時点 |
このように端末機能によって、価格が異なります。ちなみにクレジットカード決済時、レシートの印刷は必須ではありません。レシートを求められたら電子レシート、手書きの領収書で別途対応することになります。端末購入にかかる費用を把握して、クレジットカード決済導入を進めましょう。
参考:クレジットカードリーダー比較15選|無料店舗導入おすすめ決済端末読み取り機/種類&製品/手数料・価格|OREND
クレジットカード決済の手数料相場
クレジットカード決済を導入すると、決済ごとに手数料がかかります。決済手数料はクレジットカード会社と直接契約するか、クレジットカード決済代行サービスと契約するかで、相場が異なります。
それぞれ相場はどのくらいのなのか解説していきます。
参考:クレジットカードの手数料負担は店舗or消費者?仕組みを解説|暮らしのぜんぶ
クレジットカード会社と直接契約した場合
クレジットカード会社と直接契約する場合は、クレジットカード会社によって手数料が異なります。手数料を一律で設定しているクレジットカード会社もあれば、売上規模や業種によって手数料が変わる会社もあります。
例えばJCBの「JCB WEBプラン」の場合、手数料は一律3.75%と決まっています。また手数料以外には、WEBプラン利用料として、振込1回につき187円(税込)がかかります。
特定のクレジットカード会社と契約したい場合、クレジットカード会社に手数料がいくらになるか確認してみましょう。
クレジットカード決済代行サービスと契約した場合
クレジットカード決済代行サービスと契約する場合、クレジットカード決済代行サービスが決済手数料を決めています。決済手数料はクレジットカード決済代行サービスによって異なります。
例えばSquareの場合、店頭決済の手数料は以下のようになっています。
- Visa、Mastercard、American Express、 Discover、Diners Club International:3.25%
- JCB:3.95%
クレジットカード決済代行サービスによって手数料が異なることがありますので、自社に合ったクレジットカード決済代行サービスを探してみましょう。
参考:おすすめクレジットカード決済サービス比較!導入日数や対応電子マネーなど
JCB WEBプランの特徴
クレジットカード決済代行サービスの選び方
クレジットカード会社と直接契約するほうが手数料が安くなることもありますが、1つ1つ契約する手間や売上規模や業種によっては手数料が高くなる可能性もあります。そのためクレジットカード決済代行サービスと契約することをおすすめします。
それではクレジットカード決済代行サービスは、どのように選べばよいのでしょうか。クレジットカード決済代行サービスの選び方のポイントは、以下の3点です。
- 手数料の最低額以外もチェックする
- 初期費用無料キャンペーンを活用する
- 入金サイクルをチェックする
これらのポイントをおさえておけば、自社に合ったクレジットカード決済代行サービスが探せます。それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
参考:Squareの決済なら、最短翌営業日入金なのでキャッシュフローも安心。今日の売り上げが明日手元に入ります。|Square
おすすめクレジットカード決済サービス比較!導入日数や対応電子マネーなど
手数料の最低額以外もチェックする
クレジットカード決済代行サービスの手数料をチェックするときは、手数料の最低額以外もチェックしましょう。クレジットカード決済代行サービスによっては、使い方に応じて手数料が異なる場合があります。
例えばSquareの場合、VISAの手数料は以下のようになっています。
- 店頭決済:3.25%
- Squareオンラインビジネス・オンラインチェックアウトでの決済:3.60%
- Square請求書での決済:3.25%
- Squareブラウザ決済・カード情報を手入力での決済
手数料の最低額は3.25%ですが、オンライン上での決済の場合は手数料が高くなります。このように決済方法や利用するクレジットカードによって、手数料は異なります。自社が主に使うであろう決済方法を確認して、その手数料が安いクレジットカード決済代行サービスを選びましょう。
参考:Squareの決済なら、最短翌営業日入金なのでキャッシュフローも安心。今日の売り上げが明日手元に入ります。|Square
初期費用無料キャンペーンを活用する
クレジットカード決済代行サービスによっては、初期費用無料キャンペーンを開催していることがあります。初期費用としてカード端末代金がかかることは解説しましたが、それが無料になるのであればとてもお得です。
例えば2021年9月18日時点では、Airペイが初期費用無料キャンペーンを開催しています。Airペイのカードリーダーは通常20,167円(税込)なので、とてもお得ですね。
少しでも初期費用をおさえたいという方は、初期費用無料キャンペーンをしている会社がないか探してみましょう。
参考:Airペイ 0円スタートキャンペーン|Airペイ
【Airペイ】カード・電マネ・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス|Airペイ
入金サイクルをチェックする
入金サイクルも、クレジットカード決済代行サービスを選ぶ上で重要な要素です。クレジットカード決済代行サービスは、会社によって入金サイクルが異なります。また入金する銀行によっても、入金サイクルが変わるケースもあります。
例えばAirペイの場合、以下のような入金サイクルになっています。
- みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行:月6回
- それ以外の金融機関:月3回
資金繰りに困っているという方は、できるだけ入金サイクルが早い会社を選ぶことをおすすめします。クレジットカード決済代行サービスを選ぶ際には、入金サイクルを必ず確認しておきましょう。
参考:おすすめクレジットカード決済サービス比較!導入日数や対応電子マネーなど
まとめ
以上クレジットカード決済でいくら手数料がかかるのか解説しました。クレジットカード決済導入には、初期費用として端末代金、決済時に決済手数料がかかります。
端末代金と決済手数料はクレジットカード会社と直接契約するか、クレジットカード決済代行サービスと契約するかによって、料金が異なります。どちらにもメリット・デメリットはありますが、おすすめは手間が少なく手数料も一定のクレジットカード決済代行サービスです。
クレジットカード決済代行サービスを選ぶときには、以下の3点をチェックしましょう。
- 手数料の最低額以外もチェックする
- 初期費用無料キャンペーンを活用する
- 入金サイクルをチェックする
自社にとって最適なクレジットカード決済代行サービスと契約できれば、手数料を安くできます。これからクレジットカード決済を導入したい方は、手数料をおさえる方法を見直して、クレジットカード決済を導入してください。