
給与計算ソフトとは、入力した社員情報や勤怠情報をもとに、自動で給与計算や給与明細書の作成を行ってくれるソフトウェアのことです。
テレワークが普及する中で、給与明細の配布をオンラインで完結できる給与計算ソフトを利用する企業は増えています。
給与計算ソフトの導入を検討する場合、
- 既存の勤怠システムと連携は可能か?
- 法令改正による税率・保険料率の変更があった場合は、自動対応されるのか?
- 社員の個人情報を扱うので、セキュリティは万全なのか?
など、比較するポイントがいくつかあり、自社にあった給与計算ソフトを探すのは大変です。
そこで、本記事では、給与計算ソフト34個の料金や特徴をわかりやすく整理してまとめました。
検索上位10位までの登場回数順にならべていますので、効率よく比較できます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
マネーフォワード クラウド給与/マネーフォワード
- 豊富な機能やサポートで円滑に導入可能
- 勤怠管理 / 労務管理システムなど連携可能な外部サービスは業界最多クラス
- 年末調整はペーパーレスで書類回収から届出まで効率化
初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | ■スモールビジネス:3,980円/月 ■ビジネス:5,980円/月 ■エンタープライズ:問い合わせ 他 詳細はHP参照 |
導入企業 | 株式会社湘南ベルマーレ、Japan Digital Design株式会社、株式会社カラダノート、グルマンズ株式会社、株式会社キュービック など |
人事労務freee/freee
- 会社の規模・フェーズに合わせて給与計算・労務管理の課題を解決
- 給与計算をはじめ定型的な労務管理を大幅に効率化する豊富な機能
- freeeの使い方から、業務のお悩みまで経験豊富なスタッフがサポート
初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | ■ミニマムプラン:年額プラン1ヶ月あたり1,980円~(税抜)23,760円~/年(税抜)、 月額プラン2,200円~ ■ベーシックプラン:年額プラン1ヶ月あたり3,980円~(税抜)47,760円~/年(税抜)、 月額プラン4,480円~ ■プロフェッショナルプラン:年額プラン1ヶ月あたり8,080円~(税抜)96,960円~/年(税抜)、 月額プラン9,280円~ ■エンタープライズプラン:年額プラン 要問合せ |
導入企業 | 株式会社Take Action、SKANIOGLOS®︎投資顧問株式会社、プリザーブド&ドライフラワー専門店 cuccuma(株式会社moyuko)、特定非営利活動法人みどりなくらし など有料課金ユーザー企業数22万事業所 ※個人事業主を含む |
ジョブカン給与計算/Donuts
- 社労士・給与計算担当者の声を基に開発した便利機能が豊富
- 給与計算に必要な情報を簡単に他ジョブカンシリーズから取り込み可能
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | ■無料プラン:0円 ■有料プラン:1ユーザー400円/月 他 詳細はHP参照 |
導入企業 | 株式会社WACUL、株式会社キャプサー、株式会社ノハナ、株式会社フライングポニー、株式会社GRIVE など |
フリーウェイ給与計算/フリーウェイジャパン
- 従業員5人まで永久に0円
- クラウド型だから、ダウンロードやインストールが不要
- シンプルなメニューで簡単に設定が可能
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | ■5人未満:0円 ■6人以上:1,980円/月(税別) |
導入企業 | 要問合せ |
給与奉行クラウド /オービックビジネスコンサルタント
- 専門家とのデータやりとりの手間が 0
- 複雑で難しいルールが多い社会保険・労働保険の手続きをカンタン・正確に対応
- 情報漏洩などのリスクを最小限に抑えながら、手間なく安全にマイナンバーを利用
初期費用 | 50,000円~(税別) |
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料金プラン | 詳細はHP参照 |
導入企業 | 株式会社アクワイア、ジー・オー・ピー株式会社 など |
やよいの給与明細オンライン/弥生
- クラウドだからバージョンアップ不要で、常に最新の法令改正に対応
- 「Microsoft Azure™」を採用し、高いスケーラビリティ、万全なセキュリティでお客さまのデータを安全に運用
- 複数のテンプレートを用意。カラーできれいに印刷が可能
初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | ■無料体験プラン:最大2ヶ月無料 ■プラン 10:450円/月(税別) 年額4,500円(税抜) ■プラン 30:1,200円/月(税抜) 年額12,000円(税抜) |
導入企業 | 和護(わご)など 登録ユーザー200万を突破 |
EXPLANNER/S/NEC
- 人事システムと給与計算システムを統合した、即戦力の人事・給与パッケージ
- 勤怠システムやWeb明細と連携が可能で、使いやすい
- 顔認証のログインセキュリティと連携し、利用者制限を徹底
初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | パッケージ価格(税別):20万円~(最低価格) ※パッケージ価格は利用者数により「追加ユーザライセンス」分の価格追加が必要 |
導入企業 | オーシャントランス株式会社、ソニーグループ/ソニーチャイナ、静岡製機株式会社、共和産業株式会社、西川物産株式会社 など |
Cells給与/Cells
- 事業に合わせた独自の計算設定が可能
- 専用帳票不要
- 労務統合管理システム「台帳」があれば、給与データ・個人データを連動可能
初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | ■新規導入費用(1年間の保守契約料金込み):65,000円/ 年(税別) ■保守契約料金:30,000円/ 年(税別) |
導入企業 | 非公開(導入事務所2,700突破) |
CYBER XEED 給与/アマノ
- 処理はWebを活用し、基礎データを頂いて計算を行い給与明細書をお届け
- SSL通信による暗号化やパスワード設定など、高レベルのセキュリティを実現
- 退職者用の賃金台帳のダウンロードが可能
初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | 要問合せ |
導入企業 | 株式会社世田谷自然食品、オリエント オーバーシーズ コンテナ ライン リミテッド 日本支社、オー・オー・シー・エル・ロジスティクス(ジャパン)株式会社 など |
PayBook/合同会社Pay-book.jp
- 最短3分、時間をかけずにできる給与計算
- Mac, iPad, タブレットでも、環境を選ばない
- 美容院や理髪店のなど、複数店舗で管理できる給与計算
初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | ■フリープラン:無料 ■スタンダードプラン:1,000円/月 ■プロプラン:3,000円/月 ※3ヶ月間のトライアル期間は無料でスタンダードプランの全機能利用可。 |
導入企業 | 要問合せ |
Sociaクラウド 給与システム/エフエム
- 役員・社員・アルバイト 全ての雇用形態に対応
- 管理資料を自由に作成できる「管理集計表」を実装
- Webで給与(賞与)明細書や源泉徴収票などの閲覧可能
初期費用 | 非公開 |
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料金プラン | 非公開 |
導入企業 | 富士ホールディングス株式会社 など |
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給与計算ソフトを選ぶ際の3つのポイント
ここでは、給与計算ソフトを選ぶ際のポイントについて紹介します。
ポイント1.勤怠システムや会計システムとの連携機能があるか
給与計算ソフト選ぶ際、重要になってくるのが他のシステムと連携できるかどうかです。
勤怠実績が反映できれば入力工数の軽減やヒューマンエラーの削減が期待できます。また支払い実績に応じ、会計ソフトなどと連携できると、一切の入力が不要となるため大幅な時間短縮や人員削減が可能です。
さらにファイル出力をする事なく画面上でシームレスな連携が可能なため、担当者との連携もスムーズになります。
ポイント2.税制・法令改正があった場合アップデートされるか
給与計算ソフトに頼らずに給与計算を行う際、担当者の負担となるのが税制や法令の改正です。改正のたびに計算方法が変わることもあるため、住民税や年末調整などの計算の対応に時間をとられます。
そこで、税制や法令の改正があった場合に自動でアップデートを行ってくれる給与計算ソフトを導入しておくと、税制・法令改正にスムーズに対応できます。
ポイント3.クラウド型・インストール型、適正なものを選ぶ
給与計算ソフトには、クラウド型とインストール型があります。
クラウド型とは、インターネットを利用してシステムにログインし使用するもので、インターネットが使える環境であれば場所を選ばずに利用できます。クラウド型は従業員の人数に応じて利用料金が変わってくることが多いですが、常に最新版が利用でき主流になりつつあります。
インストール版とは、専用のソフトを購入しパソコンにインストールして使用するものです。インターネットへの接続が必要ないため、インターネット環境がない場合でも利用可能です。店舗やインターネットなどで専用ソフトが購入できるため導入が比較的簡単です。
どのような環境での利用が中心となるのかを考えて自社に適正なものを選びましょう。
まとめ
本記事では34個の給与計算ソフトを紹介しました。
選ぶポイントは、他システムとの連携機能があるか、税制や法令の改正があった場合の自動アップデートはあるか、クラウド型なのかインストール型なのか、を目安にすると良いでしょう。
本記事の情報を参考に、自社にフィットする給与計算ソフトを見つけてください。