YDNアフィリエイトとは?できることやPPCとの違いも紹介

YDN アフィリエイト

最近、検索連動型広告にかわって、YDNアフィリエイトが話題になっています。

この記事では、YDNアフィリエイトとは何を指すのか、YDNアフィリエイトで可能なことやメリット・デメリット、広告出稿方法などを説明します。

※2019年6月3日(月)より、Yahoo!プロモーション広告の広告掲載基準が変更され、YDNを含めたヤフー株式会社が提供する広告サービスはアフィリエイトサイトで掲載されなくなります。(参考:広告掲載基準「広告の有用性について」判断基準変更のお知らせ

YDNアフィリエイトを利用することはできなくなりましたが、アフィリエイトモデルを軸としたマーケティング手法は他にもありますので、ぜひ下記記事もご参考ください。

【YDA動画攻略】動画制作の6つのポイント(資料ダウンロード)


YDNアフィリエイトとは

YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)とは、Yahoo! JAPAN関連サイトを見ているユーザーに、関心を持ちそうな広告を表示するサービスです。

YDNアフィリエイトとは、YDNを利用して自サイトにアクセスを集め、アフィリエイトを成約させる方法を指します。

YDNを使えば、このように広告を載せることが可能です。

YDNアフィリエイト例引用:Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN) サービス概要|Yahoo! JAPANプロモーション広告

YDNには、次の特徴があります。

特徴ターゲティング方法掲載場所価格
サイトのコンテンツページに、ユーザーが関心を持ちそうな広告を表示属性によるターゲティング・サイトリターゲティングなど5種類から選択できるYahoo! JAPAN関連サイトのコンテンツページ比較的安い

YDNアフィリエイトでできること

さまざまな広告形式

YDNで使える広告は5種類と、テキストだけではなくさまざまな広告形式が活用でき、目的に応じて使い分けが可能です。

  • テキスト広告
  • ディスプレイ広告
  • テンプレート広告
  • インフィード広告
  • 動画広告

テキスト広告

テキストのみの広告で、主にタイトルと説明文で構成されます。

テキスト広告引用:Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN) サービス概要|Yahoo! JAPANプロモーション広告

ディスプレイ広告

写真やバナー、イラストなどの画像を利用した広告です。

ディスプレイ広告引用:Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN) サービス概要|Yahoo! JAPANプロモーション広告

テンプレート広告

広告が表示されるサイトに合わせて、下の例のように、レイアウトや画像サイズなどが自動調整されます。

テンプレート広告1

テンプレート広告2引用:Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN) サービス概要|Yahoo! JAPANプロモーション広告

インフィード広告

スマートフォンに特化し、関連記事やニュースなどの間に掲載できる広告です。

インフィード広告引用:Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN) サービス概要|Yahoo! JAPANプロモーション広告

動画広告

インフィード広告のように、関連記事やニュースなどの間に動画広告を表示できます(一部の広告主のみ掲載可能)。

引用:Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN) サービス概要|Yahoo! JAPANプロモーション広告

ターゲティング

ターゲティングとは、広告の対象としたいユーザーの条件(属性や訪問履歴など)を広告主が設定することで、条件にあてはまるユーザーに広告が配信される機能を指します。

YDNにおいて、最も多く使用する方式がターゲティングです。
ターゲティングを行えば、たとえば、広告したいサイトを訪問したユーザーを追跡し、行く先々でサイトの広告を表示し続けることも可能です。

YDNでは、次のターゲティングを設定できます。

属性によるターゲティング

年齢層や居住地域、性別などの属性を設定します。また、特定の関心を持つユーザーを対象とする「インタレストカテゴリー」、特定ジャンルのサイトに広告配信する「サイトカテゴリー」もあります。

サイトリターゲティング

運用者のサイトを訪問した経験があるユーザーを対象とします。

サーチターゲティング

あるキーワードで検索した経験があるユーザーを対象とします。

プレイスメントターゲティング

特定のサイトにのみ広告配信します。

ターゲティングなし

対象を設定せず、不特定多数のユーザーを対象とします。


YDNアフィリエイトのメリット

Yahoo! JAPANに広告を掲載できる

YDNアフィリエイトのメリットとして、第一に「Yahoo! JAPANに広告を掲載できる」点が挙げられます。

「ヤフオク!」や「ニュース」「天気・災害」などYahoo! JAPANの各サービスサイトに加え、「excite.」「NAVER」「All About」「COOKPAD」など、Yahoo! JAPANと提携しているパートナーサイトのコンテンツページにも広告掲載が可能です。

膨大なアクセス数を誇る複数のサイトに広告が掲載され、より多くの人に見てもらえる点は、YDNアフィリエイトだからこそ可能なメリットです。

幅広い層にアプローチできる

YDNはコンテンツページの内容に連動して表示されるため、たとえば、求人サイトを見ているユーザーには転職サービスの広告が、スキンケアのサイトなら化粧品の広告が表示されます。

後述するスポンサードサーチのように、検索結果に連動し検索結果ページに広告が表示されるタイプよりも、幅広い層へのアプローチが可能です。

売りたい商品をまだ知らないが、知れば購入の可能性がある潜在顧客に幅広くアプローチできます。的確にニーズを掘り起こせるのがメリットです。

費用が安い

YDNはここ数年で始まったサービスのため、競合となる広告主がまだ少ないです。YDNでは広告費用は入札価格(オークション形式)で決まるため、競合が少ないほど広告費は安くなります。

そのため、後述するスポンサードサーチに比べると、クリック単価が5分の1から10分の1程度と、非常に安価なのがメリットです。加えて、ターゲティングを使って対象ユーザーを限定できるので、広告費を浪費せずに効果的に使えます。

つまり、YDNのメリットは、安い費用で圧倒的多数の幅広いターゲットにアプローチできる点といえます。


YDNアフィリエイトのデメリット

審査が他よりも厳しい

YDNアフィリエイトのデメリットとしては、YDNの審査が比較的厳しい点が挙げられます。

特に、薬機法(「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の略称。旧薬事法)・健康増進法に関連する商品については、審査が厳しい傾向があります。

フォーマットや表現を守ることで審査は通りやすくなるので、出稿する前に内容はきちんと確認しましょう。

新しいアカウントが必要になる

YDNを利用するには、「Yahoo! JAPANビジネスID」が必要となります。このIDは通常の個人向け「Yahoo! JAPAN ID」とは異なるため、新たにビジネスIDを登録する必要があります。


従来のPPCアフィリエイトとの違い

PPCとは「Pay Per Click」の略で、1クリックごとに広告主が広告費を支払う必要がある、クリック課金型広告を指します。

これまで活用されてきたPPC広告の1形態に「検索連動型広告」というものがあります。これは、Yahoo! JAPANやGoogleのような検索サイトにおいて、検索のためにユーザーが入力したキーワードに連動して、検索結果ページに表示される広告です。

Yahoo!プロモーション広告では、YDN以外に「スポンサードサーチ」という検索連動型広告も提供しています。YDNとスポンサードサーチとの違いを説明します。

表示される場所

YDNは、Yahoo! JAPANの各サービスサイトや多数のパートナーサイトのコンテンツページに広告が表示される、ユーザーの興味や関心に連動する「興味関心連動型広告」です。

スポンサードサーチは、Yahoo! JAPANの検索結果ページに広告が表示される検索連動型広告です。

YDNが表示されるサイト数は膨大であり、さらに各サイト内のコンテンツページが大量にあるため、多くの掲載場所で広告が表示されます。
スポンサードサーチは、人気検索キーワードの競合が多いためなかなか表示されない場合もありますが、YDNは掲載場所が圧倒的に多いため競合も少ないです。

狙うターゲットの違い

YDNはコンテンツページに広告が表示されるため、コンテンツに関連する自サイトに関心があると予想される潜在顧客がターゲットとなります。
現時点では広告主のサイトを知らなくても、コンテンツページの広告を見て、関心を持ってくれる可能性があります。

対して、スポンサードサーチは検索結果ページに広告が表示されるため、自ら積極的に商品やサービスを検索している顕在顧客がターゲットとなります。そのため、購入や成約にダイレクトにつながる可能性があります。

YDNとスポンサードサーチは狙うターゲットが異なるので、使い分けるとより効果的です。


YDNの広告出稿方法

では実際に、YDN広告を出稿する手順について説明します。

アカウント作成

まず「Yahoo!プロモーション広告」に登録し、Yahoo! JAPANビジネスIDを作成します。申請にはメールアドレスが必要ですが、現在はGmailなどのフリーメールでは申し込めないようです。企業担当者の場合は会社のメールアドレス、個人の場合は独自ドメインなどでメールアドレスを入手してから登録しましょう。

出稿

アカウント作成後、Yahoo!プロモーション広告にログインします。管理ツールの指示に従って広告を作成後、入金の金額や入金方法を設定して出稿します。

審査

広告出稿後、約3営業日でYahoo! JAPAN側の審査が終了します。審査に通れば、広告が配信されます。


まとめ

まとめると、YDNとは、Yahoo! JAPAN関連サイトを見ているユーザーに、関心を持ちそうな広告を表示するサービスです。また、YDNアフィリエイトは、YDNを利用して自サイトにアクセスを集めます。

YDNには、テキスト広告以外にもさまざまな広告形式や、ターゲティング(対象としたいユーザーの条件を設定)機能も利用できます。アクセスが多いYahoo! JAPAN関連サイトへの広告掲載により、幅広い層にアプローチできる割に費用が安い点がメリットです。

Yahoo! JAPANで利用できる広告には、他にスポンサードサーチがありますが、ターゲットや表示場所違うため、目的に応じて使い分けましょう。

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参考にしたサイト

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN) サービス概要
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Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)とは?GDNとの3つの違いを解説Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)とは?GDNとの3つの違いを解説
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