業務可視化ツールは、組織の業務プロセス、データフロー、パフォーマンス指標などを視覚的に表示するツールのことを指します。
このツールを導入することで、企業やチームは業務の流れを明確に把握し、効率化や改善のポイントを特定しやすくします。
本記事ではおすすめの業務可視化ツールと選び方のポイントを紹介します。
特に注目度の高い5社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
おすすめのサービスの選定基準は、「業務可視化ツール 比較」で検索してでてきた上位記事9個分の情報から、紹介頻度の高いサービスを選び、ITreviewの業務可視化ツールカテゴリのレビュー数順にまとめています。この記事を読めば効率良く業務可視化ツールについての情報を入手できると思います。
※本記事に掲載しているレビューはITreviewに許諾を得て掲載しています。
※レビューや評価などは2024年6月時点のものです。
※Leader、High Performerのバッジは、ITreviewで満足度の高い製品にHigh Performerを、満足度・認知度が共に高い製品にLeaderが付与されています。最新の受賞製品一覧はこちら
目次
<比較表>業務可視化ツールおすすめ5社
本記事で紹介している5社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
1.Backlog/株式会社ヌーラボ
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | スターター:月額2,970円 スタンダード:月額17,600円 プレミアム:月額29,700円 プラチナ:月額82,500円 |
主な機能 | ガントチャート カンバンボード バーンダウンチャート 課題テンプレート 属性カスタマイズなど |
導入企業 | 株式会社スターフライヤー 株式会社桐井製作所 株式会社マネーフォワードなど |
導入社数 | 14,000社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
ビジネスユーザでも直感的に利用できる課題管理システム
チケット管理として長らくRedmineを利用してきましたが、かねてよりビジネスユーザには不評でした。
理由は、言葉が分かりにくい(チケットって何?)、文字が小さい、項目多すぎて見たくなくなる、など。また、Redmineは基本サーバ管理が必要なので、運用工数の面でも省力化したいと考えていました。
#一部マネージドなサービスもありますが、デファクトスタンダードはないように感じています一方でBacklogは チケット と言わず 課題 と言ったり、大きなボタン・優しいUIなど、ITが苦手な方に対しても非常に配慮がされているように感じており、実際ビジネスユーザにも好評です。
SaaS利用しているため、サーバ管理からも解放されており、サービスの利用・設定に注力できています。そして大きな利点が、(SaaSのスタンダードである)ユーザ課金ではないこと。
比較的多人数で利用しようとすると、どうしてもユーザ課金だと費用が辛くなるので、この点は嬉しいです。
Wikiや簡易的なGitが利用できる点も良いと感じます。
タスク管理によい
プロジェクト遂行の際のタスク進捗管理にとても便利。外部取引先ふくめ大人数でステータス共有ができ、ひとつひとつのタスクがいつまでに誰がやるのか設定できるのがよい
引用元:ITreview
2.MITERAS仕事可視化/パーソルプロセス&テクノロジー株式会社
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 1ユーザー:月額210円 利用プラン、人数によって料金変動 |
主な機能 | 利用時間詳細 アラート通知 利用状況の可視化 集計機能 カレンダー連携など |
導入企業 | トランスコスモス株式会社 パーソルホールディングス株式会社 記載2社のみ |
導入社数 | 要問い合わせ |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
PC起動時間と打刻時間を確認し修正するのに便利
PCを立ち上げている時間を正確に計測してくれているので、打刻時間(他システムと連携して自動で画面上に表示)と乖離がないかがひと目で分かるようになり、PCを起動していた時間と打刻する時刻を合わせて正確に勤務時間を入力できる。
もし乖離した場合はその理由を記載し上長に承認をもらうことで、勤務時間を入力することができる。乖離が出て都度修正する煩わしい仕組みかとも思ったが、毎日出勤・退勤時にPCを起動、シャットダウンさえしておけば乖離も起こらず必要なアラートだけ挙げてくれるイメージ。
フルリモでも勤務状況を把握できるようになりました!
アプリケーション利用状況だけでなく、どのアプリケーションを利用しているのかグラフで色別で見ることができ、分かりやすいです。さらにキーボード打鍵数やマウス操作状況も見ることができます。
引用元:ITreview
3.F-Chair+/株式会社テレワークマネジメント
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | スタンダード:月額10,000円 プレミアム:月額15,000円 最小利用人数10名の場合 |
主な機能 | ワンクリック時間記録 タイムライン表示 作業時間集計 タスクごとの集計 残り時間表示など |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 2.500社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
リモートワークの勤怠管理に
リモートワークの勤怠管理をするために急遽導入することになりましたが、「着席」「退席」をクリックするだけなので、利用者への周知がしやすく助かりました。また、操作が簡単なので利用者の負担が少なくてよかったです。
引用元:ITreview
4.TimeCrowd/タイムクラウド株式会社
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | カレンダー連携 アプリ記録 レポート画面 ボトルネック特定 人件費管理など |
導入企業 | キリンホールディングス株式会社 株式会社カラダノート 株式会社ワークスビジネスサービスなど |
導入社数 | 4,000社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
作業中の寄り道が減った
PC、スマホアプリともに直感的に使いやすく、
何度も稼働記録に挫折してきた私でもどうにか継続して使い続けることができている。
稼働記録をつけることで、『今はこれをやる時間』という意識付けができ、
途中ほかのことが気になって寄り道をしてしまっても、またすぐに軌道修正ができるようになった。
結果として、生産性が上がっていることを実感。
作業時間測定ツール
スマホからでもパソコンからでもボタンを押すだけでタスクに掛かった時間を測定してくれるツール。操作が直感的で簡単です。
副作用的なメリットとしては、このようなツールを導入することで時間の使い方を意識し、自然と作業の無駄がなくなること。
引用元:ITreview
5.Qasee/Qasee株式会社
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | AI業務診断機能 組織分析機能 |
導入企業 | 株式会社レアジョブ 株式会社シルバーライニング |
導入社数 | 200社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
作業ログ取る際に便利、部下の仕事の始業終業時刻が可視化される
・作業量を日次で登録可能。
なんのアプリをしたかもわかるため、振り返りように使える
・チームの作業侶の推移レポートが自動出る。始業終業と作業量が可視化されるため、相対的に自分の仕事量が分かる。
自分と同僚の業務内容の可視化/丸見え
コロナ禍による在宅勤務で導入されました。
PCで行ったすべての操作が記録され、可視化されます。
自分の業務の振り返りとしては非常に使いやすいです。また、リモートワークの時、同僚のみなさんがどのぐらいの作業量で、何をしているかがわかりますので、チームの稼働状況も把握しやすいです。
引用元:ITreview
その他おすすめの業務可視化ツール
MeeCap
ワークライフログ
Eye“247” Work Smart Cloud
みえるクラウド ログ
AssetView Tele
monday .com
SKYSEA Client View
Look me
Octpath
ez-PCLogger
LANSCOPE エンドポイントマネージャー
Chatwork
motto
業務可視化ツールの選び方のポイント
業務可視化ツールを選ぶ際には着目すべきポイントがいくつかあります。
それぞれについて解説いたします。
導入目的に合った機能があるか
導入目的に合った機能がツールに入っているか確かめましょう。
例えば業務上の問題点や業務効率化アップの施策を見つけたい場合、業務フロー図や利用状況の可視化など、業務可視化に特化したツールが有効です。
またリモートワークを取り入れている会社で、社員の勤務状況を確認・管理したいという場合、ログ監視機能や作業時間集計などのデータを集計できるツールが良いでしょう。
導入目的によって適切なツールは異なるため、まずはツールの機能を確認しましょう。
他ツールと連携が可能か
他ツールと連携できる業務可視化ツールであれば、より収集できるデータが増え、管理もしやすくなります。そのため、既存ツールと問題なく連携できそうかどうか確かめましょう。
ツールによってはカレンダー機能やビジネスチャット、タスク管理ツールなどと連携ができます。
また、勤怠管理システムと連携ができれば、勤怠情報と紐づけられるため、より社員の労働状況を把握できます。
細かいところまでデータ収集ができるか
業務における課題を特定したい場合、業務可視化ツールで収集できるデータの粒度は確認しておきましょう。
例えばログ監視機能を持つ業務可視化ツールの場合、そのログがどのシステムで行われた作業なのか判別できれば、課題の特定がしやすいです。
このように、細かいところまで可視化できるツールであれば、業務改善につなげやすいでしょう。
業務可視化ツールに関するよくあるご質問
業務可視化ツールの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.業務可視化ツールの主なサービス内容は何ですか?
A.業務可視化ツールは、業務プロセス、データフロー、タスク進捗、パフォーマンス指標などを視覚的に表示し、業務の効率化や改善ポイントを明確にします。
Q.業務可視化ツールは、他の業務管理ツールとの連携は可能ですか?
A.多くの業務可視化ツールは、他の業務管理ツールやビジネスチャット、カレンダーシステムなどと連携可能で、より効率的なデータ管理ができます。
Q.業務可視化ツールの料金相場はどのようになっていますか?
A.料金はサービスによって異なりますが、月額数千円から数万円程度のプランが一般的で、従業員数や機能によって価格が変動します。詳しくはツールの提供元にお問い合わせください。
まとめ
本記事ではおすすめの業務可視化ツールと選び方のポイントを紹介しました。
業務可視化ツールとは、業務プロセス、データフロー、パフォーマンス指標などを視覚化し、業務の改善や生産性の向上につなげるツールです。
記事内容を参考に、業務可視化ツールの理解を深め、導入するツールを選んでみてはいかがでしょうか。
参考にしたサイト
業務可視化ツールの比較15選。業務改善が進む7つのメリット|アスピック
業務可視化ツール 7製品をまとめて比較!|ITトレンド
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