【2024年最新版】ETLツールおすすめ22選を比較!選び方も紹介

ETLツールとは、企業内にあるさまざまなデータを抽出(Extract)、変換(Transform)、格納(Load)するためのツールです。

データをさまざまなソースから抽出し、必要に応じてフォーマットや構造を変換し、最終的に指定された場所に格納する作業を効率化します。

本記事ではおすすめのETLツールと選び方のポイントを紹介します。

特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

ETLツールおすすめ15社比較表

おすすめサービスのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト10個分の情報から、紹介されているETLツールをスコアリングしました。各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしているので、本記事を参考にすることで、どのETLツールを選べばいいか一目でわかるでしょう。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年8月時点のものです。


<比較表>ETLツールおすすめ15社

本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。


1.TROCCO/株式会社primeNumber

株式会社primeNumber
TROCCO®︎(トロッコ)|データ基盤の総合支援サービス

  • あらゆるデータの連携・整備・運用の自動化が可能
  • コードベースの設定管理や変更履歴の管理など本格的で多彩な機能の充実
  • スキーマ変更検知・追従機能により列の追加・削除・変更の追従が可能
初期費用要問い合わせ
料金プランFree:0円
Starter:月額$459
Essential:月額150,000円
Advanced:月額300,000円
Professional:要問い合わせ
主な機能データ転送
データマート生成
ワークフロー
データチェック
運用支援など
導入企業株式会社ナレッジハンズ
株式会社ビデオリサーチ
株式会社HERPなど
導入社数要問い合わせ

2.Talend Data Fabric/Talend株式会社

Talend株式会社
Talend logo

  • 1,000を超えるソースのデータを統合・変換が可能
  • 直感的で分かりやすいUIで初心者でも扱いやすいツール
  • オンプレミス・クラウドを問わずビッグデータまで連携が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能データ統合
データクリーニング
データ共有
インデックス作成・追跡
在庫管理など
導入企業AB InBev
Lenovo
P3 Health Partnersなど
導入社数40,000社以上

3.Reckoner/株式会社スリーシェイク

株式会社スリーシェイク
Reckoner | ノーコード型ETLツール/データ連携ツール

  • コーディング不要かつブロックを繋げるような簡単なマウス操作だけで素早くデータ連携が可能
  • 100種類以上の多種多様なSaaSと連携が可能
  • 日本語独自の複雑な処理も最小限の手間でスムーズに実現が可能
初期費用0円
料金プラン月額30,000円〜
主な機能データ集約
データ加工
データ連携
データクレンジング
分析機能など
導入企業株式会社阪神コンテンツリンク
株式会社レクリー
会計バンク株式会社など
導入社数要問い合わせ

4.Waha! Transformer/株式会社ユニリタ

株式会社ユニリタ
簡単・高速・信頼の純国産ETL:データ連携ツール Waha! Transformer

  • オンプレミス、クラウドインフラやアウトソースまでお客様の利用目的に合わせやすい料金体系
  • 1,000億件のベンチマークテストで証明された高速処理機能により大量データの処理が可能
  • 専門知識不要でデータのフローを描くような流れでデータ連携・変換・加工の処理が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能データ変換・加工
DB読込・更新
レポート
高速書込
ビューフィルタなど
導入企業株式会社安藤・間
東海EC株式会社
TOPPANホールディングス株式会社など
導入社数要問い合わせ

5.ASTERIA Warp Core/アステリア株式会社

アステリア株式会社
すぐできる!業務の自動化・効率化|ASTERIA Warp Core|データ連携ツール「ASTERIA Warp」|EAI/ESB国内シェアNo.1|アステリア

  • 標準機能やデータベース連携など料金設定が豊富で用途に合わせ選びやすい
  • アイコンのドラッグ&ドロップのシンプル操作でデータ連携が可能
  • フローテンプレートが豊富かつ必要な情報を入力するだけで、連携フローの自動生成が可能
初期費用0円
料金プランASTERIA Warp Core:月額30,000円〜
ASTERIA Warp Core+:月額60,000円〜
ASTERIA Warp Core++:月額120,000円〜
Standard:月額200,000円〜
Enterprise:月額240,000円〜
主な機能ファイル連携
データ変更
大容量ストリーム機能
メール受信・送信
サブフロー処理など
導入企業オリオンビール株式会社
トヨタ自動車北海道株式会社
株式会社エスプールなど
導入社数10,000社以上

6.AWS Glue/アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
AWS Glue(分析用データ抽出、変換、ロード (ETL) )| AWS

  • データ統合に必要な機能を備えているため、インサイトを得て数分でデータの使用が可能
  • 70を超える多様なデータソースへ接続し、一元化されたデータカタログでデータの管理が可能
  • ドラッグ&ドロップエディタを使用してデータの移動・変換ができ簡単にジョブ構築が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能データ検出・統合
データ検索
データストリーム
スケーリング
機械学習など
導入企業FinAccel
Pagely
NUVIADなど
導入社数要問い合わせ

7.DataSpider/株式会社セゾンテクノロジー

株式会社セゾンテクノロジー
データ連携プラットフォーム DataSpider Servista | セゾンテクノロジー

  • 高速処理機能の実装により、柔軟かつスピーディに多種多様なデータの連携が可能
  • 豊富な接続アダプタでオンプレミス、クラウド問わず配置が可能
  • 14,000のステップのプログラムコードが、13個のアイコンに集約され繋ぐだけで構築が可能
初期費用要問い合わせ
料金プランAdvanced Server Package:5,500,000円〜
Basic Server Package:3,000,000円〜
セレクトライセンス:700,000円〜
基本構成:月額200,000円〜
主な機能データ変換・加工
データ読込
検索キー抽出
マスターチェック
メール送信など
導入企業オムロン株式会社
株式会社ノーリツ
日機装株式会社など
導入社数要問い合わせ

8.Informatica PowerCenter/インフォマティカ・ジャパン株式会社

インフォマティカ・ジャパン株式会社
PowerCenter – 企業データの統合ツール | Informatica Japan

  • スタートアップ企業から大企業に至るまで、オンプレミスのデータ統合サイクルの対応が可能
  • 非リレーショナルデータを解析し高度なデータ変換が可能
  • AIを活用したキュレーションでデータのエンリッチ化が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能データクレンジング
データ複製・変換
プロファイリング
データ共有
AI自動化など
導入企業Elektro-Material
Thomson Reuters
Amdocsなど
導入社数要問い合わせ

9.Stitch/Talend, Inc.

Talend, Inc.
Stitch – A Qlik product

  • 数回クリックするだけでソースからウェアハウスへのデータ移動が可能
  • 日時と頻度を詳細に設定できるスケジューリング機能により効率的に開発が可能
  • 140以上のデータソースへ接続が可能
初期費用要問い合わせ
料金プランStandard:月額$100
Advanced:月額$1,250
Premium:月額$2,500
主な機能自動エラー処理
検出・報告機能
スケジューリング機能
データ変換・統合
データループ機能など
導入企業Envoy Inc
Prezzee
Simba Sleep Limitedなど
導入社数要問い合わせ

10.Qanat2.0/JBアドバンスト・テクノロジー株式会社

JBアドバンスト・テクノロジー株式会社
データ連携で圧倒的な業務効率化を実現「Qanat 2.0」

  • ドラッグ&ドロップやアイコンによる直感的な操作で簡単にシステムへの連携・変換が可能
  • アクセス制御の設定で管理者と利用者を区別しセキュアな運用が可能
  • 前処理・後処理で他プログラムの実行が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能スケジューリング機能
データ読込・書込
データ変換・加工
データ転送
PDF作成アダプタなど
導入企業オザックス株式会社
(記載1社のみ)
導入社数要問い合わせ

11.IBM DataStage/日本アイ・ビー・エム株式会社

日本アイ・ビー・エム株式会社
IBM DataStage

  • 簡単操作でスピーディーにデータフロー作成が可能
  • 予測が難しいデータ量の増加に対応できる拡張性があり、変化するニーズに迅速な対応が可能
  • 高機能な処理エンジンで大量のデータもすばやく処理が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能データ変換・抽出
データ統合
並列処理
自動障害検出
テンプレートなど
導入企業株式会社本田技研研究所
損害保険ジャパン日本興亜株式会社
株式会社かんぽ生命保険など
導入社数要問い合わせ

12.Precisely Connect/株式会社アシスト

株式会社アシスト
ETLツールならPrecisely Connect(旧Syncsort DMExpress) | アシスト

  • ツリー構造に従って、選択して穴埋めするだけで簡単に開発が可能
  • 50種類以上の関数を組み合わせて複雑なデータ変換も柔軟に対応が可能
  • 自動チューニングによって性能を意識せずに業務ロジックの開発を行うだけで高性能な処理が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能ファイル処理
パッチ処理
データ連携
データ変換
管理機能など
導入企業株式会社シー・アイ・シー
NTTコムウェア株式会社
ケイヒン株式会社など
導入社数15,600社以上

13.krewData/サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社
krewData – 製品情報 | Excel感覚で操作できるメシウスのkintoneプラグイン「krew」

  • アプリ間をまたいだ集計が自由自在にできる
  • パズルを繋ぐ感覚でコマンドを操作できるため簡単に利用が可能
  • スケジュールとリアルタイムから処理するタイミングによって自動実行が可能
初期費用0円
料金プランスケジュール実行:月額13,200円
リアルタイム実行:月額19,800円
主な機能スケジュール実行
リアルタイム実行
実行履歴
ファイル入力・出力
グループ化など
導入企業早川産機株式会社
JBCC株式会社
エコサイクル株式会社など
導入社数要問い合わせ

14.Azure Data Factory/日本マイクロソフト株式会社

日本マイクロソフト株式会社
Azure Data Factory – データ統合サービス | Microsoft Azure

  • 90を超える組み込みのコネクタを使用し、データ ソースを視覚的に統合が可能
  • 直感的な操作でコードを含まないプロセスや独自のコードの記述が可能
  • インテント駆動型マッピングにより変換の高速処理が可能
初期費用0円
料金プラン要問い合わせ
(ステップの制御フロー、実行時間によって変動)
主な機能データ収集
データ変換
モニター機能
データフロー
データ統合など
導入企業旭化成株式会社
東京地下鉄株式会社
株式会社ゆうちょ銀行など
導入社数要問い合わせ

15.データ統一クラウドSrush/株式会社Srush

株式会社Srush
データを誰にとっても身近なものにする|株式会社Srush

  • 専門知識がなくても、100種類以上のツールとクリックだけで連携が可能
  • データ連携のテクニカル面から社内教育まで幅広いサポート体制
  • 無制限プランの提供があり規模拡大に応じて柔軟な対応が可能
初期費用要問い合わせ
料金プランエントリープラン:月額200,000円
無制限プラン:月額300,000円
主な機能データ変換・加工
ダッシュボード機能
データ連携
データ分析
データ予測など
導入企業株式会社Mt.SQUARE
株式会社メディックス
株式会社Hパートナーなど
導入社数要問い合わせ

その他おすすめのETLツール

RapidMiner
HULFT Square
Pentaho
ちょこっとデータ変換/加工
Alteryx Designer
Oracle Data Integrator
Power Query


ETLツールの選び方のポイント

ETLツールを選ぶ際には、いくつか着目すべきポイントがあります。

それぞれについて解説いたします。

アダプタ数、コネクタ数が多いか

多くのデータ処理を行うためには、ETLツールのアダプタ数とコネクタ数の確認が必要です。

アダプタとは、特定のアプリケーションやデータベースなどのデータソースに接続し、データをやり取りできるようにするモジュールやプラグインのことを指します。

コネクタは、アダプタと同様に特定のデータソースやターゲットに接続するための手段を提供しますが、より広範な接続機能を含む場合があります。

多種多様なデータソースに接続するためには、このアダプタとコネクタが豊富にあると良いです。

ローコード・ノーコードで使えそうか

できるだけ簡単に実行できる操作性を求めるのであれば、ローコードもしくはノーコードで使えるかが重要です。

データ処理するために手動でコーディングを行おうとすると、専門的な知識が必要となったり、完了までに時間がかかったりなどの手間が生じてしまいます。

ローコードもしくはノーコードで対応できれば、マウス操作で簡単にデータ処理ができるようになります。

できるだけ短時間でデータ処理を行いたいのであれば、最小限のコーディング作業で済みそうなETLツールを選ぶと良いでしょう。


まとめ

本記事ではおすすめのETLツールと選び方のポイントを紹介しました。

ETLツールは、社内に散在する複数のデータを収集し、変換や加工処理などを行うツールです。

ツールを導入すれば、膨大なデータ量でも処理できるようになり、活用のしやすさにつながったり、作業におけるミスを防止したりなど、さまざまなメリットがあります。

記事で紹介している情報をもとに、自社で導入するETLツールを選んでみてはいかがでしょうか。

参考にしたサイト

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