【2022年最新】freee会計と連携できる販売管理ソフト5選

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クラウド会計ソフト「freee会計」では、APIを使って様々な外部サービスと連携できるようになっていますが、今回は「freee会計に連携できる販売管理ソフト」を紹介したいと思います。


【中小企業向け】販売管理とは?各業務のフローと概要、システム選定時の注意点


販売管理ソフトをfreee会計と連携させるメリット

販売管理」とは、受注・仕入・出荷・納品・請求などの販売に関連した一連の業務のことを指し、それを管理するためのシステムを「販売管理システム(ソフト)」と言います。

参考:【中小企業向け】販売管理とは?各業務のフローと概要、システム選定時の注意点

販売管理業務は企業活動における根幹の部分ですので、多くの企業にとって、販売管理業務の効率化は事業運営において非常に重要です。また、販売・仕入等の取引の結果は、最終的には会計ソフトに記帳しますので、販売管理ソフトから会計ソフトへの連携も、会社全体の効率化の観点から重要なポイントです。

一方で、販売管理業務は、業種・業界・会社規模・ビジネスモデル等によって、その内容は多様です。そのため、1つのシステムであらゆるケースをカバーすることは難しく、自社にフィットした販売管理ソフトを見つけることはとても重要です。

そのため、今回紹介するfreee会計のように、APIを公開し、様々な販売管理ソフトから連携できるようになっていると、自社に合った販売管理ソフトを選びつつ、会計にも連携できるようになりますのでお勧めです。


freee会計と連携する販売管理ソフトの選び方

今回は、freeeのアプリストアの「販売管理・SFA・CRM」カテゴリーの中から5つをピックアップして紹介します。

「販売管理ソフト」と一口に言っても、それぞれの得意な範囲は様々ですので、下記のポイントを中心に解説していきます。

  • 販売管理ソフトとfreee会計の役割分担を明確にする
  • 企業規模にあったものを選ぶ
  • 在庫管理の有無

以下、アプリストアの「アプリ利用者数が多い順(2022年9月執筆時点)」で掲載しています。


freee for kintone

freee for kintone | freeeアプリストア

freee社から提供されているアプリで、freee会計とkintoneを連携することができます。

kintoneのレコード情報をfreee会計に連携し、見積書・請求書・取引などを作成できる仕組みで、以下のような役割分担になります。

  • kintone:顧客管理、受発注管理など
  • freee会計:請求書の作成、入金管理、会計など

主に営業管理の部分をkintoneで行い、それ以降の業務をfreeeで行うという線引きのようです。

すでにkintoneを使って顧客管理を行っているケースや、kintoneのような自社に合わせてシステムを作っていけるプラットフォームで管理していきたいようなケースにおいては、この方法が良いのではないかと考えられます。

参考:freeeと連携することで業務効率化が加速するシステム一覧 | 経営者から担当者にまで役立つバックオフィス基礎知識 | クラウド会計ソフト freee


freee for Salesforce

freee for Salesforce | freeeアプリストア

freee社から提供されているアプリで、freee会計とSalesforceを連携することができます。

Salesforceの商談情報をfreee会計に連携し、見積書や請求書を作成したり、入金情報をSalesforce上で確認することができるようになります。

Salesforceは、主に営業管理をメインの守備範囲としていますので、以下のような役割分担になります。

  • Salesforce:顧客管理、営業(商談)管理など
  • freee会計:見積書・請求書の作成、入金管理、会計など

すでにSalesforceを使って営業管理を行っているケースや、今後Salesforceの導入を検討しているケースなどに向いています。

参考:freeeと連携することで業務効率化が加速するシステム一覧 | 経営者から担当者にまで役立つバックオフィス基礎知識 | クラウド会計ソフト freee


board

board | freeeアプリストア

ヴェルク社が提供するboardとfreee会計を連携することができます。

これまで紹介した2つが主に営業管理寄りをメインとするシステムだったのに対して、boardは、見積書や請求書の書類作成部分(販売管理部分)がメインとなっており、その結果(売上や仕入)をfreeeの取引へと連携できるようになっています。

そのため、boardとfreeeの役割分担は以下のとおりです。

  • board:見積書・請求書等の各種書類の作成、受発注管理、請求管理など
  • freee会計:会計、入金管理など

boardは、中小規模の会社をメインターゲットに設計されているサービスですので、「販売管理(見積もり〜請求まで)は専用のソフトを使い、会計だけfreeeを使いたい」という中小企業に向いている組み合わせです。

参考:boardで販売管理を行いfreeeなどの会計に連携〜クラウドで中小企業にとってちょうどいい業務管理システムを実現 – board


クラウド在庫管理ソフトzaico

クラウド在庫管理ソフトzaico | freeeアプリストア

ZAICO社が提供するzaicoとfreee会計を連携することができます。

Zaicoで在庫や納品の管理を行い、納品データをfreeeの請求書や取引へと連携することができるので、以下のような役割分担になります。

  • zaico:在庫管理、納品管理など
  • freee会計:請求書の作成、入金管理、会計など

前述のboardは、在庫管理を持たない販売管理ソフトなので、在庫管理をベースに販売管理業務を管理していきたい場合などにはzaicoの方が向いています。


楽楽販売

楽楽販売 | freeeアプリストア

ラクス社が提供する楽楽販売とfreee会計を連携することができます。

楽楽販売では受発注や請求・支払の管理ができますので、主に以下のような役割分担になります。

  • 楽楽販売:受発注管理、請求・支払管理など
  • freee会計:会計、入金管理など

役割分担の線引きとしては、前述のboardと近いかたちになっていますが、boardが中小企業向けだったのに対して、楽楽販売はもう少し規模が大きい会社をターゲットにしているように見受けられます。

この2つで迷った場合は、価格・ターゲット・機能の違いなどを確認してみるのが良いでしょう。


まとめ

freeeのアプリストアの「販売管理・SFA・CRM」カテゴリーから5つを選んでみましたが、同じカテゴリーのソフトでも、メインとする守備範囲やターゲットが異なっています。

これらに限らず、連携できるソフトは一部の業務領域が被っていることが多いですので、それぞれのソフトの特長や自社でのニーズと照らし合わせて、「どこで役割分担の線引きをするか」という点を考えつつ、自社に合うものを見つけてください。

参考:【中小企業向け】販売管理とは?各業務のフローと概要、システム選定時の注意点

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