インターネット回線は、日常生活からビジネスに至るまで活用されており、欠かすことのできないものです。
特に、データ量の大きい動画などのデータのやりとりを行う方や、リモート環境で仕事を行う方にとっては、回線の速度がとても重要です。
しかし「動画が途中で止まってしまった」「アップロードやダウンロードが進まない」「会議中に会話が飛んでしまった」などの問題にお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事ではインターネット回線の速度を早くする方法を、個人・法人ユーザー、さまざまな用途やデバイスに分けてご紹介します。
快適なインターネット生活を手に入れたい方はぜひ試してみてください。
※本記事はソニービズネットワークス株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです。
回線を早くする方法をご紹介
回線を早くする方法は、個人回線なのか、法人回線なのか、状況やデバイスなど、様々な環境や状況によって異なります。
回線が遅い理由にも、ルーターや契約プランなど様々な要因が存在します。
そこで本記事では、回線を早くする方法を、共通/個人/法人に分けて、用途、デバイス別にご紹介します。
まずは回線が遅いことの主な要因から見ていきましょう。
ネット回線の速度に影響を与える主な4つの要因と改善策【個人法人共通】
インターネット回線の速度が遅くなる主な要因は以下の4種類です。
1.同時接続するデバイスの数を減らす
インターネット回線の速度は、ルーターに接続しているデバイスの数に影響されます。
ひとつのルーターに多くのデバイスから同時に接続すると、帯域幅が分散されてしまうことから、各デバイスの通信速度が低下する可能性があります。
2.インターネットサービスプロバイダや契約プランを見直す
インターネット回線の速度は、サービスプロバイダやプランの内容によって大きく異なります。
ルーターなどの設備を最新にしても、契約しているプラン自体が遅いものであれば、もちろん契約内容以上に速度が出ることはありません。
またプランによってはデータ使用料に制限があり、制限を超えると途端に回線速度が遅くなるものもあります。
現在契約中のプランの速度を確認し、求めているほどの速度がない場合や、データ使用料の制限にかかってしまっていることが多い場合には、プランの見直しや、プロバイダの変更を検討しましょう。
参考:最大2Gbps”NURO 光”の法人向けネット回線サービス「NUROアクセス」
3.デバイスの挙動が重い場合にはCPUやメモリを変更する
回線の速度自体に問題がない場合には、デバイスが古かったり、メモリの容量が少ないケースも考えられます。
このような場合には、自分で取り換えられる人は、CPUの変更やメモリの増設を検討しましょう。
自分で交換が難しいという方は、デバイスの買い替えを検討するのも一手です。(この場合には、家電量販店の店員さんに聞いてしまうのが良いかもしれません。)
4.通信インフラによる制限の場合、改善が難しいこともある
住んでいる地域の通信インフラの質も、インターネットの速度に影響します。
山間部やへき地などでは、選択できるサービスが少なく速度を上げることが難しい場合も考えられます。
また古いビルやマンションでは、建物内のテナントや個室に引き込まれている構内配線が銅線で、1Gbpsの回線を契約しても、速度が出ない可能性もあります。
個人ユーザー向けの改善策
次に、個人ユーザー向けの回線速度を改善する方法を、自宅、モバイル、公共の場に分けてご紹介します。
自宅のインターネット環境を最適化する方法
1.ホームゲートウェイを再起動する
ネット回線が遅い場合には、ホームゲートウェイが不調である可能性も考えられます。
このとき、ホームゲートウェイを再起動するだけで改善される可能性があります。
一番手軽なので、まずはここから試してみましょう。
2.無線アクセスポイントの位置を調整する
無線アクセスポイントの位置を調整することでネット回線を改善できることがあります。
多くの家庭用ルーターは無線アクセスポイントの機能を兼ね備えています。
ルーターの位置を最適化することは、家全体における無線信号の範囲・品質を向上させる効果があります。
無線アクセスポイントは家の中心に近く、障害物の少ない場所に設置することが望ましいです。
また、大きな家や複数のフロアがある場合、無線アクセスポイントの無線信号が届きにくいエリアが生じる可能性があります。
この場合はWi-Fi中継器の使用を検討すると良いでしょう。
Wi-Fi中継器はルーターからの信号を受け取り、その範囲を拡大して遠くまで届けることで、無線カバレッジを効果的に拡張します。
3.有線接続を検討する
Wi-Fiは届いているものの、途中で途切れてしまったり、接続が不安定な場合には、LANケーブルによる有線接続も選択肢に入れましょう。
LANケーブルはを購入する際には、Cat7や8などの数字が大きいものを選ぶようにしましょう。
この数字が大きいほど通信速度が向上し、より高帯域のデータ転送が可能になります。
LANケーブルの種類 (カテゴリ) | 最大通信速度 (Gbps) | 最大伝送距離 (m) |
---|---|---|
Cat5 | 1 | 100 |
Cat5e | 1 | 100 |
Cat6 | 10 | 100 |
Cat6a | 10 | 100 |
Cat7 | 10 | 100 |
Cat8 | 40 | 30 |
4.チャンネルを最適化する
Wi-Fiのチャンネルは、近隣のネットワークと干渉することがあり、これを避けるためにはチャンネルの最適化が必要です。
Wi-Fiアナライザーを使用して、混雑していないチャンネルを選ぶことで、信号が近隣ネットワークと干渉することを避けることができ、品質を改善できる可能性があります。
5.古い無線アクセスポイントを利用している場合は新しいものに変更する
古い無線アクセスポイントを利用している場合には、無線アクセスポイントを変更するのも効果的です。
無線アクセスポイントの性能や対応している通信規格により、通信速度が大きく異なるため、特に11nより古いものを利用している方は、変更することで大幅な速度改善が見込めます。
規格の違いが分からない方は、家電量販店の店員さんに相談するか、Wi-Fi 6に対応しているものを探すと良いでしょう。
ルーターの規格 | Wi-Fiの種類 | 通信速度の目安 (Mbps) |
---|---|---|
IEEE802.11a | Wi-Fi 3 | 54 |
IEEE802.11b | Wi-Fi 1 | 11 |
IEEE802.11g | Wi-Fi 3 | 54 |
IEEE802.11n | Wi-Fi 4 | 600 |
IEEE802.11ac | Wi-Fi 5 | 3466 |
IEEE802.11ax | Wi-Fi 6 | 9608 |
6.デバイスごとのWi-Fi設定を改善する
デスクトップPC
ネットワークアダプタの設定を確認し、最新のドライバに更新してください。
ネットワークアダプタとは、デスクトップPCがインターネットや他のネットワークに接続するためのデバイスで、有線(イーサネット)と無線(Wi-Fi)の二種類があります。
これをOSに接続するためのソフトウェアであるドライバが最新でない場合、ネットワーク接続の性能が低下する可能性があります。
※システムアップデートを通じてドライバの更新が行われることもありますが、システムのアップデートを停止している場合、更新が止まっている可能性も疑いましょう。
ノートパソコン
ノートパソコンには、電源が接続されていない際にバッテリーの減りを抑えるための省エネモードが搭載されているものが多く、このモードのせいでノートPCの処理速度が落ちて、回線が遅く感じている可能性もあります。
省エネモードがWi-Fi速度に影響しないように設定を調整しましょう。
スマートフォン
アプリのバックグラウンド更新を制限することで、Wi-Fi利用時の速度を向上させることができる可能性があります。
スマホのアプリが自動で更新される設定になってると、Wi-Fi接続時に自動的に更新が開始されて回線が遅くなることもあります。
使用頻度が低いアプリの更新設定を手動に切り替えることで予防するのも一手です。
※手動更新へ設定を変更したアプリは、再度更新設定を自動に切り替えるか、手動で更新を行わない限り更新されないので、ご注意ください。
自宅や外出時のモバイル接続を最適化する方法
1.データプランの選択
データ量の制限が実際の使用量に対して低すぎて、毎月上限に当たってしまっている場合には、データの使用量に応じて無制限プランへの変更や、高速データオプションの利用を検討しましょう。
2.モバイルネットワークの設定を自動または5Gに切り替える
基本的に4Gより5Gのネットワークの方が速いので、可能であれば5Gを利用することで、より高速な接続を期待できます。
一般的には、自動でネットワークを検出して、速いものに接続する設定となっています。
現在の接続が4Gになっている方は、何かの拍子に設定を切り替えてしまったり、5GをOFFにしてしまっている可能性も考えられるので、設定を見直しましょう。
※そもそも5Gのネットワークが拾えないエリアもあるので、5Gが表示されない方は、キャリアの5G通信エリアのサービスマップを確認しましょう。
主要3キャリアのサービスエリアマップは以下です。
公共スペースで回線速度を改善する方法
公共スペースでは、利用可能なWi-Fiネットワークに接続することで、モバイルデータの消費を減らすことができます。
また、制限がかかってしまっている場合には、公共のWi-Fiに接続することで回線速度の改善が期待できます。
しかし、セキュリティ面では注意が必要です。安全な接続のために、VPNの使用を検討してください。
※VPNの補足
公共のWi-Fiネットワークはセキュリティが弱く、データが盗聴や傍受のリスクにさらされる可能性があります。
このときにVPNを使用することで、送受信されるデータが暗号化され、外部からの盗聴やデータ漏洩のリスクを軽減できます。
公共のネットワークを多用する方は、基本的にVPNの設定をONにしておきましょう。
法人ユーザー向けの改善策
最後に、オフィスやリモートワークでインターネットを利用する法人ユーザー向けの改善策をご紹介します。
1.オフィス環境でのネットワーク最適化
ビジネス用ルーターとスイッチの選択
オフィスでは、多くのデバイスが同時にネットワークに接続されることが想定されるため、回線速度や安定性を維持するためには、高性能なビジネス用ルーターとスイッチの選択が重要になります。
ビジネス用のルーターを用いることで、データの処理速度が向上し、ネットワーク遅延の減少が期待できます。
ネットワーク帯域の管理とトラフィックの優先順位付け
また、ネットワーク帯域の管理とトラフィックの優先順位付けを行うことも重要です。
重要な業務に必要な帯域を優先的に確保することで、ネットワークのパフォーマンスの向上を期待できます。
特に、動画データをリアルタイムでやり取りするビデオ会議や、大容量データのアップロードなど、帯域を多く消費するアクティビティには優先順位を設定しましょう。
2.リモートワーク環境の最適化
基本的には、個人向けの改善方法と同様です。
ルーターの位置や、チャンネルの最適化や、デバイスごとのネットワーク設定を見直し、それでも遅い場合にはプロバイダやプランを変更して、改善を行いましょう。
ただし、リモートワーク環境では、安定したVPN接続の確保が必須です。
VPNを通じて企業のネットワークに安全に接続することで、リモートワーカーは企業リソースへのアクセスとデータの保護を両立できます。
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3.プロバイダやプランの見直しも一手
ご紹介した2つの対策でも回線速度が改善しない場合には、インターネットプロバイダの見直しを行いましょう。
高速かつ安定した光回線を採用していることと、リモートワーク環境でも安全に社外からアクセスできるプロバイダを選ぶと良いでしょう。
たとえば、NURO 光の法人向けネット回線「NUROアクセス」では、下り最大2Gbpsの高速通信を可能にし、固定IPアドレス1つが標準で提供されるためVPN接続が可能です。
NUROアクセスの詳細は以下よりご確認ください。
参考:最大2Gbpsの高速通信でVPN接続も快適。法人向けインターネット回線「NUROアクセス」
まとめ
本記事では、ネット回線を早くする方法を、個人・法人・共通の課題と改善策に分けてご紹介しました。
インターネット回線が遅い場合には、様々な課題や改善策が考えられますが、まず個人法人問わずルーターの不調を疑い、再起動を行ったり、位置を調整するなどの費用の掛からない方法を試すのが手軽です。
他にもPCなどのデバイス側での問題も考えられます。ネットの通信に限らず、挙動が重いと感じる方は、メモリ不足も考えられるので、増設や買い替えを検討しましょう。
多くのデバイスを同時接続する法人ユーザーの場合には、ビジネス用のルーターへの変更や、ネットワーク帯域の管理を行うことで改善の可能性が考えられます。
大事な取引の最中に回線が止まってしまう、途切れてしまうということのないよう、しっかりと対策を行いましょう。
ただしこれらの改善方法も、基地局の少ない山間部などにお住いの場合には限界があるので、プロバイダに確認することをお勧めします。
本記事で紹介した情報が皆様の快適なインターネット環境の構築の一助になれば幸いです。
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本記事では、ネット回線を速くする方法を複数ご紹介しましたが、それでも改善しない場合は回線の見直しを行いましょう。
オフィスのネット回線を乗り換える際には、高速かつ安定した光回線を採用していることと、リモートワーク環境でも安全に社外からアクセスできるプロバイダを選ぶと良いでしょう。
たとえば、NURO 光の法人向けネット回線「NUROアクセス」では、下り最大10Gbps/2Gbpsの高速通信を可能にし、固定IPアドレス1つが標準で提供されるためVPN接続が可能です。
NUROアクセスの詳細は以下よりご確認ください。
※ 「10Gbps」「2Gbps」という通信速度はNURO Bizネットワークからお客様ご利用場所に設置する回線終端装置へ提供する技術規格上の最大速度です。お客様が使用する個々の端末機器までの通信速度を示すものではありません。インターネットご利用時の実効速度は、お客様のご利用環境(端末機器の仕様等)や回線の混雑状況などにより、低下する場合があります
※本記事はソニービズネットワークス株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです。