Web広告の手法としてもはや定番化しているリスティング広告。その魅力の一つに費用を自由に設定出来る点を挙げる人も多くいます。
ただ、初めてリスティング広告をやる時には自由に設定できるが故に費用をどれぐらい掛ければ良いのかを悩む人も多いようです。 今回は、そんな悩みを解消する為に広告費の算出方法をまとめてみました。
なお、リスティング広告初心者向けの無料ガイドブックでは、中小・ベンチャー企業でもリスティング広告で効果を出す方法について60ページに渡り丁寧に解説しています。
無料でダウンロードできますので、興味のある方は参考にしてみてください。
【リスティング広告ノウハウ全集】費用や目標CPAの決め方まとめ
目次
1.リスティング広告の課金方法
リスティング広告の最大の特徴は「クリック課金」と言う課金方法を採用している事です。クリック課金とはその字の通り「クリックした際に費用が掛かる」仕組みになっているので広告が表示されただけでは費用は全く掛かりません。
一般的には、検索をしてくるユーザーはその商品やサービスに興味がある人ですので、見込み客にのみターゲットを絞って、しかも御社のサイトに訪れた時=クリックした時にのみ課金される仕組みになっています。
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クリック数×クリック単価=広告費
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また、クリックされた時に掛かる1クリック辺りの金額(クリック単価)もキーワード毎に広告主自らが決める事ができます。極論を言えばリスティング広告は1円~実施する事が可能となります。
そのため、弊社でもは5万円(手数料込み)でリスティング広告をお試しできるプランを用意しているくらいです。
5万円からできる!インターネット広告お試しプラン
2.リスティング広告費の算出方法
リスティング広告は自由に予算を設定出来る事は既に御理解頂いたと思いますが、
実際に用意すべき費用の考え方として下記に2点あげますのでご参考にしてください。
2-1.目標CPA(獲得単価)から算出
1つ商品を売る為に掛けても良い広告費(=CPA)と売上の目標が決まれば、最低必要な広告費の算出が可能になります。
CPAの求め方は販売している商品の売上額から原価や人件費を引いて確保しなければいけない利益を差し引く事で算出可能です。
このCPAを超えると赤字になりますし、下回れば利益が出ていると言う事になります。
目標CPAの設定が出来れば、以下の計算式に当てはめれば最低必要な広告費が算出出来ます。
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目標売上(80万)÷売上単価(8,000円)=目標販売個数(100個)
目標販売個数(100個)×目標CPA(2,000円)=必要広告費(200,000円)
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となり、最低でも目標CPAと目標販売個数を達成する為には広告費は200,000円だと言うが分かりますので200,000円以下の広告費で目標売上80万円を達成しようと考えていた場合は、目標売上か目標CPAを再度見直す事が必要になってきます。
2-2出稿キーワードからの算出
目標CPAがまだ決まって無くて、実際にリスティング広告を運用しながら目標CPAを決めていく場合もあります。
その場合は、例えばGoogleのキーワードプランナーと言うツールを使う事で、出稿予定のキーワードを掲載する場合、どれぐらいの費用が掛かるのかを把握すると良いでしょう。
キーワードプランナーの使い方
[Step1]
Adwordsにログイン(誰でも無料で開設できるので、まずはアカウント開設し、
上部タブの「キーワードプランナー」に移動し「キーワードのトラフックの見積もりを取得」を選択。
[Step2]
次に出稿予定のキーワードを「キーワードを追加」ボタンをおして追加してから「入札単価を入力」すると1日辺りに掛かる費用や想定の掲載順位等が出てきます。
このようにツールを使えば、実際にどのキーワードでどれぐらいの費用が発生するかを知る事が出来ますので、出稿する予定のキーワードをこのツールに入れて広告費を見る事が出来ます。
また、出稿前にツールで想定の広告費を確認する事で、想定以上に費用を使ってしまう事を避ける事も出来ます。
このツールを使う際のポイントとしては、入札単価(クリック単価)を自由に設定出来る為実際に御社が広告を出稿する際に、いくらで出稿出来るかを考えて出来る限り現実に近い数字で算出する事が重要です。
目標CPAが決まっていれば、
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CPC(クリック単価)=CPA(獲得単価)×CVR(獲得率)
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で算出できますが、CPAを決める事が出来なければ仮の数字として、
CVR=1%、CPA=商品単価(8,000円)
として入札可能なCPCを計算してみてください。
今回の場合はCPC=8,000円×1%ですので80円が実際に入札する際の上限CPCと言えますので、
80円をツールに入れてもらえれば用意しているキーワードでどれぐらい費用が掛かるかがわかりますので是非活用して下さい。
3.それでも迷うあなたへ
目標CPAからの算出も、キーワードツールの使い方もわかった・・・それでも、迷ってしまう時もあると思います。
そんな時には、個人的に私が知人にしたアドバイスを紹介しますのでご参考にしてください。
3-1.手堅くやるなら
迷っている理由が予算を大きく掛けられないけど、成果は確実に出さなければいけない。
そんな時には「商品名・会社名」だけでまずは始めましょう。
主には既存のモールで買ってくれているユーザーをまずは利益率の高い本店に呼び込みましょう。
そこでの売上・利益を元にキーワードを少しずつ増やしていけば急激に成果を出す事は難しいかもしれませんが手堅くリスクを出来る限り抑えて運用出来ます。
実際の事例でも15万円前後の少額から始めてもCPAを合せたまま成果を継続的に出せている企業も多くあります。
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ご利用金額例※開始から約6カ月~1年
20万円 ⇒ 120万円 (文房具通販)
15万円 ⇒ 200万円 (某結婚相談所)
30万円 ⇒ 400万円 (健康食品通販)
30万円 ⇒ 200万円 (買取/販売)
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どうしても予算が決められない場合はまずは15万円程で指名・商品名ワードを中心に始め、
成果が出てきたら、徐々に一般的なキーワード(例:文房具通販であれば「万年筆 通販」や「万年筆 あお」等)に広げていく事で上記のように費用を投下しても成果を出し続ける事も出来るようになるかもしれません。
3-2.一気に成果を出したい
一気に成果を出すには費用を一気に投下せざるをえません。広告ですので当然リスクは付き物です。
そのリスクを軽減するには「ノウハウ」が必要になります。
日本には優秀な代理店が数多くいるので一度代理店に相談する事をお勧めします。
分からない事や得意分野で無い事まで自分で全てやる必要はありません。
それこそリスクを高めてしまうだけです。
リスティング広告だけではなく今後サイト制作やサイト解析・リスティング以外の広告、CRM等をお考えであれば是非社外に良きパートナーを持つ事をお勧めします。
4.まとめ
リスティング広告の魅力は広告主自身が自由に広告費を設定出来ると言う事です。
広告費をいくらにでも設定出来るからと言って低く設定しすぎると効果が出なくなりますので
目標CPAの設定やツールを上手く駆使して費用を決定する事が重要です。
但し、専門性も高い為、予算が決まれば全て自分自身でやるのか、部分的に代理店に任せるのか、全部代理店に任せるのが等決めていかなければなりません。
なお、リスティング広告初心者向けの無料ガイドブックでは、中小・ベンチャー企業でもリスティング広告で効果を出す方法について60ページに渡り丁寧に解説しています。
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