スマホ決済を導入するには?選び方の解説とおすすめ9社をご紹介!

スマホ決済は、モバイル決済とも呼ばれ、スマホさえあれば様々な決済ができるという便利な支払い方法です。

ユーザーにとっては、お財布を持たずに買い物ができるほか、ポイント還元などのお得なメリットもあります。

本記事では、スマホ決済の導入を検討している事業者の方向けに、スマホ決済を選定する際に着目すべきポイントの解説をするほか、おすすめ9社を比較・紹介していきます。

紹介している8社については、表形式で違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

スマホ決済おすすめ8社比較表

なお、重要度を客観化するために既存のスマホ決済を紹介したサイト7個を調査し、出現頻度をスコアリングしました。出現頻度の高い順に掲載しているので、この記事を読めば効率よく良質なスマホ決済を探すことができます。

※出現頻度が同数の場合は、アルファベット順に掲載しています。日本語名については、ローマ字表記で判断しています。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年2月時点のものです。


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多様なモバイル決済と業務管理をワンストップで提供「OneQR

  • モバイル決済のSaaSシステムで、キャッシュレス決済や在庫管理などを一元化。
  • カード決済、QRコード、電子マネーなど、主要な決済手段に対応。
  • モバイルオーダーやセルフレジ導入で人件費削減、効率化を支援。
初期費用33,000円(税込)
料金プランStandardプラン: 月額 1,100円(税込)
Premiumプラン: 月額 5,500円(税込)
Enterpriseプラン: 要問い合わせ(10店舗以上の導入は無料)
決済手数料PayPay, LINE Pay, Merpayなど: 3.24%
クレジットカード: 3.6%
その他(Square利用時): 3.25%〜3.95%
登録ユーザー数要問い合わせ

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<比較表>スマホ決済おすすめ9社

スマホ決済
本記事で紹介している9社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。


スマホ決済の導入を検討する前に

スマホ決済に必要な決済機器に応じて、2つのタイプに分けられます。自社に合うのは以下のタイプのどちらなのか、事前に検討しておきましょう。

1.クレジットカード決済対応型タイプ

1つ目は、クレジットカード決済対応型です。磁気・ICチップ・非接触ICカードに対応するクレジットカード決済端末を導入すれば、電子マネー決済、QR決済など今後普及が見込まれる決済も利用できることが特長です。

2.QR決済メイン型タイプ

2つ目は、QR決済がメインのスマホ決済です。特に機器を必要としないのがメリットですが、QR決済のみ対応しているものが多いことに注意が必要です。導入側はサービス提供会社から送られてくる初期キットなどを設置するだけで使用できる手軽さが利点です。

参考:QRコード決済で国内顧客だけでなくインバウンド対策も!主要サービス5社を徹底比較

導入を検討する前にどちらのタイプが必要か検討しよう

お試しでスマホ決済サービスを導入してみたい場合は、手軽に導入できるQR決済がメインのサービスを導入してみるのが良いでしょう。反対に、一度にまとめてキャッシュレスサービスを導入したい方は、取り扱い決済手段の数の多さでサービスを選定しましょう。なお、導入するサービスによって、対応できるブランドに差があるので注意してください。

海外観光客を取り込みたいなら、AliPayやWeChatPayなどのインバウンド向けのブランドに対応しているところを選びましょう。また電子マネー決済は交通系電子マネー・流通系電子マネー(nanacoやWaon等)など多数のブランドがあるので、どのブランドを導入したいかをしっかりとチェックしてください。

必ずしも全ての決済に対応する必要はありませんが、自社の顧客層が求める決済サービスを見極め、売上アップに繋げましょう。

参考:【2020年版】スマホ決済大手7社比較!今から導入する決済方法は?|ebisumart MEDIA
   決済端末導入前に確認!レジのキャッシュレス化で比較すべきポイント|Have a good Cashless(三井住友カード)


スマホ決済を検討するときに着目すべき2つのポイント

ポイント1. 手数料、入金サイクルなどが、自社に合うか検討する 

はじめに、費用を試算しましょう。初期費用や月額費用、決済手数料、入金サイクル、売上の振込手数料の確認も大切です。

初期費用や月額費用

専用の決済システムや端末を導入する場合には、初期費用がかかったり、レンタル扱いになり月額費用がかかる場合があります。

決済手数料

決済手数料は、決済のたびにかかるランニングコストになります。決済手段やブランドによって異なりますのでじっくりと確認してください。期間限定ではあるものの、「決済手数料が無料」といったお得なキャンペーンを展開しているサービスもあるので、チェックしてみましょう。

入金サイクル・振込手数料

長期的に利用する場合、「翌日入金」と「月2回入金」では入金のタイミングが大きく変わるため、資金繰りにも影響します。早ければ良いとは限らず、入金のたびに振込手数料がかかる場合には、まとめて入金のほうが望ましい場合もあります。

「指定の銀行への振り込みなら振込手数料無料」などの条件がある場合もあるので、導入の際は自社のメインバンクや入金先の銀行に有利な条件のサービスを選ぶようにしてください。

iPadまたはiPhoneにしか対応していないものや、古いスマホやタブレットには対応していないこともあり得るので、用意する端末の種類やバージョンのチェックも必須です。

参考:【最新版!】おすすめのスマホ決済6社を徹底比較!起業LOG

ポイント2. 導入期間や必要な機器を確認する

スマホ決済を導入するまでにかかる日数も重要なポイントです。最短当日から利用可能なサービスもあれば、導入まで1ヵ月程度かかる会社もあります。また希望する決済手段によって、導入の仕方も変わるので、いつから使用できるか、導入に必要な手順などの詳細は必ず問い合わせておきましょう。

前述したように、クレジットカード決済対応型を導入する場合、カードリーダーなどの専用端末が必要になります。新規加入を促進するため、端末費用が実質0円のところもありますので、チェックしてみてください。

また、売上を管理するためにスマホやタブレットなどのモバイル端末を自社で用意する必要がある場合もあります。自社にあるもので対応可能なのか、新たに購入するのか、あらかじめ検討しておきましょう。


楽天ペイ/楽天ペイメント株式会社


  • 実店舗決済はQRコード決済だけでなく、クレジットカードや電子マネーも
  • 振込登録口座を楽天銀行にすれば、365日いつでも翌日自動で入金
  • 1億人の楽天会員が、あなたのお店のお客様に
初期費用実店舗決済:カードリーダーの購入代金のみ (年会費・月額費用等の固定費、入会金等は無料)、オンライン決済:0円
月額費用なし
決済手数料■実店舗決済:2019年10月から2020年6月までは、全てのブランドが3.24%で利用可
■オンライン決済
デジタルコンテンツ以外 決済手数料14.0% (※クレジットカード手数料含む)+ 楽天ポイント原資ご負担分 1.0%+データ処理手数料
デジタルコンテンツ 決済手数料 18.0%~(※クレジットカード手数料含む、商材による) + 楽天ポイント原資ご負担分 1.0%+データ処理手数料
振込手数料実店舗決済:330円、オンライン決済:要問合せ
入金サイクル■ 入金先が楽天銀行の場合:当日23:50時点の売上が翌日に自動で入金。
■ 入金先が楽天銀行以外の場合:23:30までに入金依頼すると、ご指定の口座へ当日23:50までの売上が翌営業日に全額入金。
■オンライン決済の場合は要問合せ
QRコード決済対応ブランド楽天ペイ アプリを利用したアプリ決済(au PAY含む)
電子マネー決済対応ブランド楽天Edy、交通系電子マネー(Suica、PASMO、Kitaca、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)、nanaco、WAON、QUICPay、iD
クレジットカード決済対応ブランドVisa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
モバイル端末の対応OS■Apple製品:iOS9.0~13.1.3
■iPad:OS13.1.3
■Android: OS 5.0~10.0

Airpay/株式会社リクルートライフスタイル


  • クレジットカード決済、交通系電子マネーのなど29種に対応
  • 全ての決済方法をカードリーダー1台で決済
  • 必要なのはiPad または iPhoneだけ
初期費用無料
月額費用なし
決済手数料■交通系電子マネーのほか「iD」「QUICPay」の決済に対応
■クレジットカード決済、QR、ポイント決済サービスもあり
振込手数料無料
入金サイクル■みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行:月6回
■上記以外の金融機関:月3回
QRコード決済対応ブランドAlipay、WeChat Pay、d払い、PayPay、LINE Pay、au PAY
電子マネー決済対応ブランド交通系電子マネー(Kitaka、Suica、PASMO、toIca、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)、iD、QUICPay
クレジットカード決済対応ブランドVisa、Mastercard®、JCB、American Express、Diners Club、Discover
モバイル端末の対応OS■iPad:iOS 12.x~(世代によって異なる)
■iPhone:iOS 12.x ~(世代によって異なる)
■対応OSはiOSのみ

LINE Pay/LINE Pay株式会社


  • 8,100万を超える国内LINEユーザーにアプローチ (※ 2019年6月末時点)
  • 集客をサポートするため、様々なキャンペーンを実施
  • 「入金申請」機能(有料)を使えば、いつでも、スピード入金!
初期費用■プリントQR、LINE Pay 据置端末、LINE Pay店舗用アプリ、オンライン決済:0円
■StarPay端末:38,000円(税別) * 別途、ネットスターズ社と端末の契約が必要
月額費用
決済手数料■2021年7月31日:プリントQR、LINE Pay 据置端末、LINE Pay店舗用アプリは無料。StarPay端末:3.45%(税別)、POS:〜3.45%(税別)、物販/サービス(オンライン):3.45%(税別)、デジタルコンテンツ(オンライン):5.5%(税別)
■2021年8月1日以降:プリントQR、LINE Pay 据置端末、LINE Pay店舗用アプリ:2.45%(税別)、StarPay端末:3.45%(税別)、POS:〜3.45%(税別)、物販/サービス(オンライン):3.45%(税別)、デジタルコンテンツ(オンライン):5.5%(税別)
振込手数料通常無料、「入金申請」機能を利用の場合、1回250円(税込)
入金サイクル月末締、翌月末日のお振込(有料の「入金申請」機能を使えば、確定済みの売上金をすぐにお受け取り可能)
QRコード決済対応ブランドプリントQR(決済用のQRコードを掲示し、ユーザーがスマートフォンで読み取る決済方式)
電子マネー決済対応ブランド
クレジットカード決済対応ブランドVisa
モバイル端末の対応OS■iPhone:iOS 11.0以上
■iPad 4以上:iOS 11.0以上
■Android:5.0以上

PayPay/PayPay株式会社


  • 店頭にPayPayコード(QRコード)を設置するだけ
  • ジャパンネット銀行のを振込先に指定すれば、入金手数料は永年無料
  • 外国人観光客の決済にも対応
初期費用実店舗決済:0円、オンライン決済:要問合せ
月額費用
決済手数料実店舗決済:無料(ユーザーが読み取る支払いのみ対象。2021年9月30日まで無料)、オンライン決済:要問合せ
振込手数料■ジャパンネット銀行の場合:永年無料。
■その他金融機関の場合:2020年6月30日まで無料、2020年7月以降、入金サイクルが当月末締め(月1回の入金)の場合は無料、累計決済金額1万円以上で都度入金とする場合は105円(税込)の手数料が発生
■オンライン決済の場合は要問合せ
入金サイクル■ジャパンネット銀行の場合:当月末締めもしくは累計決済金額にかかわらず毎日締めから選択、翌日入金
■その他金融機関の場合:当月末締めもしくは累計決済金額1万円以上で都度入金から選択、翌々営業日(但し、金融機関によって異なる)
■オンライン決済の場合は要問合せ
QRコード決済対応ブランドお店のQRコードをスキャンして支払う
電子マネー決済対応ブランド
クレジットカード決済対応ブランド
モバイル端末の対応OS【Android】Android 5.0 以上、【iOS】iOS 11.0 以上


Square/Squareup Pte. Ltd.


  • 複雑な設定が一切必要ないシンプルな決済端末
  • 登録はウェブやアプリから数分で完結
  • 最短で当日から決済開始
初期費用無料
月額費用無料
決済手数料3.25%~
振込手数料無料
入金サイクル金融機関により異なる(三井住友銀行・みずほ銀行:翌営業日、その他銀行:毎週水曜日で締め、同じ週の金曜日振込)
QRコード決済対応ブランド
電子マネー決済対応ブランド
クレジットカード決済対応ブランドVISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
モバイル端末の対応OSApple製品、Androidとも製品により異なる


STORES(旧:Coiney)/STORES 株式会社

STORES

  • クレジットカード決済、交通系電子マネー、QRコードに対応
  • お手元に必要なのはスマホだけ
  • 世界で8億人が使う決済サービスWeChat Payに対応
初期費用無料
月額費用なし
決済手数料3.24%
振込手数料10万円未満:200円、10万円以上:無料
入金サイクル「手動入金」と「自動入金」2つのサイクルがあり 設定によって入金サイクルが異なる。
QRコード決済対応ブランドWeChat Pay
電子マネー決済対応ブランド■交通系ICカード(Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)
■Apple pay / Google Pay ※Suicaに紐づいている場合のみ利用可
クレジットカード決済対応ブランドVisa / Mastercard / SAISON CARD / American Express / JCB / Diners Club / Discover
モバイル端末の対応OS■iPhone/iPad/iPod touch:iOS 12.2〜13.3
■Android:Android 5.0以上


メルペイ/株式会社メルペイ


  • お店にQR コードを置くだけ
  • 10人に1人が使っているメルカリの強みを決済に
  • au PAYへの同時お申込みが可能
初期費用無料
月額費用なし
決済手数料1.5%(現在0円キャンペーン中※6/30まで加盟店登録の審査が完了した加盟店さま)
振込手数料0円(10万円以上のおまとめ入金の場合)、通常は200円
入金サイクル■月1回(月末締め、翌月10日入金)
■月2回(15日締め、25日入金/月末締め、翌月10日入金)
QRコード決済対応ブランドメルペイコード
電子マネー決済対応ブランド
クレジットカード決済対応ブランド
モバイル端末の対応OSiOS 10.0以上、Android 5.0以上

d払い/株式会社NTTドコモ


  • 店頭にQRコードを設置するだけで決済可能に
  • 月間1,500万人が利用しているドコモのキャリア決済と連携
  • dポイントで集客や購入単価をアップ
初期費用0円
月額費用0円
決済手数料0.0324
振込手数料なし
入金サイクル入金は月2回(15日締めの当月末払い、月末締めの翌月15日払い)
QRコード決済対応ブランド
電子マネー決済対応ブランド
クレジットカード決済対応ブランドVISA、Master、American Express、JCB
モバイル端末の対応OSAndroid版:Ver. 3.01.0、iOS版: Ver 3.1.0


Origami Pay※2020年サービス終了予定/株式会社Origami



レジの近くにステッカーQR決済スタンドを設置
インバウンド対応として、銀聯QRの決済も同時に利用が可能
2020年6月30日にサービス終了予定

初期費用0円
月額費用0円
決済手数料0~3.25%
振込手数料
入金サイクル月2回支払い(1日から15日:当月末日、16日から当月末日:翌月15日)
QRコード決済対応ブランド銀聯
電子マネー決済対応ブランド
クレジットカード決済対応ブランドVISA、Master、銀聯
モバイル端末の対応OSiOS 10.0 以上、Android 5.0 以上

スマホ決済に関するよくあるご質問

スマホ決済でお悩みの方に役立つQ&Aをまとめています。

Q.スマホ決済のセキュリティはどうなっているか?

A.一般的なスマホ決済には、暗号化技術や二段階認証など、複数のセキュリティ機能が組み込まれています。セキュリティレベルは各サービスごとに異なるため、導入前に確認することが重要です。

Q.スマホ決済の導入後の運用サポートはどのように行われるか?

A.スマホ決済サービスによっては、導入後のサポート体制が整っているところもあれば、オンラインヘルプのみの場合もあります。導入後のサポート体制を確認しておくことが重要です。

Q.スマホ決済が可能なデバイスの種類は?

A.顧客がスマホ決済を利用するためには、スマートフォンに決済アプリをインストールする必要があります。加えて、顧客のスマホが決済に対応した機能を持っているかどうかも確認する必要があります。

Q.スマホ決済導入後の利用促進方法は?

A.スマホ決済を導入した後は、顧客に積極的に利用を促進するキャンペーンやプロモーションを実施することが有効です。顧客にとってのメリットを明確に伝え、利用促進を図ります。

Q.スマホ決済が可能なデバイスの種類は?

A.スマホ決済サービスは、iOSやAndroidなどのプラットフォームで動作します。自社が使用しているデバイスに対応しているかどうか確認する必要があります。