テレワーク環境を整備して生産性と快適さをUPするためのアイディア一覧

テレワーク環境

テレワーク環境は、生産性や快適さに大きく影響します。

コロナの影響でテレワークを導入した企業も多く、テレワーク自体には抵抗を感じていない方がほとんどではないかと思います。

通勤の手間やストレスを省ける点や、打ち合わせの移動時間を削減したりと、実際に体感できるメリットは少なくありません。

しかし、自宅で作業をするとすぐに集中が途切れたり、長時間作業を行うと体の節々が痛いなどのお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、厚労省が推奨する基本的なテレワーク環境から、5年以上テレワーク勤務を行っている経験者に聞いた、生産性と快適さをUPするテレワーク環境のアイディアを一挙にご紹介します。

テレワークの環境にお悩みをお持ちの方は、ぜひご一読ください。
企業のテレワーク環境の作り方【業務効率を上げる3つのポイント】

目次

※本記事はソニービズネットワークス株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです。


テレワーク環境は生産性と快適さに大きく影響する

テレワーク環境によって業務の生産性と快適さは劇的に変わります。

逆に、よくない環境で長時間テレワークを行うと、視力の低下や、首・肩・腰の痛みなどの悪影響につながる可能性があります。

そのような状況では集中力が低下し、業務の生産性も低下するでしょう。

まず初めに、基本的なテレワーク環境として厚生労働省が推奨する環境をご紹介します。

厚生労働省が推奨するテレワーク環境

厚労省は自宅などでテレワークを行う際の作業環境として、以下のような環境を推奨しています。(以下ガイドラインより抜粋)

部屋

  • 作業を行うのに十分な空間を確保する
  • 転倒しないよう整理整頓する

  • 十分に換気する
  • ディスプレイに直射日光が当たらないようカーテンを設ける。

照明

  • 作業を行うのに十分な明るさを確保する(300ルクス以上)

室温・湿度

  • 作業に適した温度・湿度調整をする(室温18〜28℃、湿度40〜70%目安)

机・椅子・PC

  • 目、肩、腕、腰に負担がかからないよう、机、椅子、ディスプレイ、キーボード、マウスを適切に配置する
  • 無理のない姿勢で作業を行う

参考:自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備|厚生労働省

他にも様々なガイドラインを発表しているので気になる人は確認してみてください。

参考:テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン|厚生労働省

しかし、これだけの情報で生産性の高い快適な環境を作るのはハードルが高いと思いますので、「最小限の環境」、「疲れづらい環境」、「快適な環境」の3つに分けて環境整備のアイディアを一挙にご紹介します


最小限のテレワーク環境を整備する

まずテレワークを実施するために最低限用意すべきアイテムは以下の5つです。

カテゴリアイテム詳細
必須PC企業から貸与されていなければ自分で用意。
ノートPCまたはデスクトップPC。
ネット環境安定した高速インターネット回線が必要。
容量無制限の家庭用回線推奨。
Web会議ツール通話、チャット、画面共有などが可能なツール。
会社指定のものが多い。
推奨ヘッドセット通話機会が多い場合や、音漏れ・聞き取りやすさを考慮して選ぶ。
ノイズキャンセリング機能付きもおすすめ。
WebカメラデスクトップPC利用者や内蔵カメラのないノートPC利用者に必要。
物理的に開閉できるモデル推奨。

必須のアイテム

以下の3つはテレワークを実施するうえで必須のアイテムです。

  • PC
  • ネット環境
  • Web会議ツール

1.PC

  • 企業から貸与されていない場合には用意する必要あり
  • ノート・デスクトップどちらでもOK

2.ネット環境

  • テレワークにおいて最も重要と言っても過言ではない
  • テレワークでは画面の共有や通話が前提であることがほとんどなので、回線の速度が仕事の生産性に直結する
  • やりとりするデータ量も大きいので、容量の限られたスマホ回線のテザリングなどではなく、家庭用のインターネット回線の用意を推奨

参考:テレワーク中にVPNが遅い原因と解決方法

3.Web会議ツール

  • Web上でのチャット、通話、画面共有などを行うためのツール
  • 基本的には会社や部署が指定するものを利用することが多い
  • 一般的にはどのツールもチャット・通話・画面共有といった基本的な機能を有しているが、相手の画面を遠隔で操作したい、新規営業でも使いたい、などの異なる目的もある場合には、対応していないものや、向き不向きがあるので選択には注意が必要

参考:【2022年版】Web会議システム15選を厳選比較!選び方のポイントも伝授|LISKUL

推奨のアイテム

以下の2つはデスクトップPCを利用している場合や、住居の環境によっては用意しておきたいアイテムです。

  • ヘッドセット
  • Webカメラ

4.ヘッドセット

  • デスクトップPCを利用の場合には、用意する必要がある
  • ノートPCを利用する場合には、スピーカーとマイクが内蔵されていることが多いが、双方の聞き取りやすさや、音漏れの観点から用意するのがベター
  • 特に通話の機会が多い方は、店舗で商品を比べて軽く、圧迫感のないものを選んだり、充電式ではなく有線のものを選ぶとよい
  • 生活音などが気になる人には、ノイズキャンセリング機能の付いたものもおすすめ(完全に消えるわけではなく軽減される。会議システムによってはノイズキャンセリングしてくれるものもある)

5.Webカメラ

  • デスクトップPCを利用する場合や、ノートPCにカメラが内蔵されていない場合には、別途用意する必要がある
  • 画質などの細かい違いはあれど、近年の商品であれば自分の顔を映すことに支障をきたすほど画質の低いものはない(はず)
  • Webカメラの利用が必須ではない場合には、用意しなくてもOK
  • カメラの切り忘れが心配な方は、物理的にカメラ部分を開閉できるモデルなどもおすすめ

疲れづらいテレワーク環境をつくるアイディア一覧

疲れづらいテレワーク環境をつくるには、やはりデスク、チェアー、モニターなど、使用頻度の高いアイテムから整備していく必要があります。

カテゴリアイテム詳細
作業環境デスク無理なくPC操作を行える高さで、作業に十分なスペースがあるものを選ぶ。昇降式も人気
チェアー高さ調整可能なオフィスチェアー。長時間座っても快適なものを選ぶ
PC周辺機器キーボード打鍵感や大きさが手に合っているものを選ぶ。人間工学に基づいたものもある
マウスサイズやフィット感を考慮して選ぶ。多機能ボタン付きや人間工学に基づいたものも
モニター大きさ、明るさ、解像度などを考慮して選ぶ。複数画面の利用も効率向上に役立つ
スキャナ・プリンタ書類使用が多い場合に必要。複合型が便利でスペースも節約できる

体や生産性への影響が大きいものが多いので、実物を見てからの購入をおすすめします

作業中の無理ない姿勢を保つデスクとチェアー

1.デスク

  • 高さと広さが重要
  • 無理なくPC操作を行える高さで、作業に十分なスペースがあるものを選ぶ
  • ケーブルを通したり、モニターアームを設置するためのへこみがあるものなどが特に適している
  • 最近では高さを調整できる昇降式の商品も人気で、腰痛軽減のために立って仕事をする人もいる

2.チェアー

  • 基本的には高さを調整できるオフィスチェアーを選ぶ
  • 真価は長時間座ってわかるので、少し試しただけではわからないが、明らかに体に合わないものもあるので、できるだけ座って試すべき
  • 汗をかきやすい方は、皮や人工皮革よりもメッシュタイプのものがおすすめ
  • 腰痛軽減のためにバランスボールで仕事をする人もいる

目、首、肩、腕の疲労軽減を期待できるPC周辺機器

1.キーボード

  • 慣れと思っている人もいるが、意外と違いがあるので店舗で打鍵して試すべき
  • 高さ、大きさ、キーストロークの深さや硬さなどが手に合っていないものは、ミスタイプが増え、疲れにつながる可能性がある
  • 特定のキーを押し間違えることが多い人は、手に合っていないキーボードを使っている可能性もあるので、心当たりがある場合には買い替え検討を推奨
  • 人間工学に基づいた疲れづらいものや、打鍵音が小さいものなど、多種多様なのでぴったりのものが見つかるはず

2.マウス

  • 意外と軽視されがちだが、合わないマウスは腕が疲れる
  • サイズやフィット感を比べてから購入を推奨
  • マウスを多用する人はボタンの多いマウスもおすすめ
  • 「戻る」や「進む」などの機能を割り当てることで、キーボードと行き来する回数を減らすことができる
  • 他にもキーボード同様に人間工学に基づいた疲れづらいマウスや、親指でボールをグリグリすることでカーソルを動かせるトラックボールマウスなど、様々な商品があるので家電屋さんで試すことを推奨

3.モニター

  • 貸与されたノートPCをモニターなしで利用している人も多いが、モニターの有無で生産性は変わる
  • モニターがないと複数ページを行き来する回数が増えたり、デスクやチェアーによっては高さや確度が合わずに肩こりの原因になることも
  • 目線に対して約90度からやや下、ディスプレイの距離は40~60センチ、明るさは300~500ルクス程度が一般的には理想とされている
  • ノートPCをノートパソコンスタンドで理想の位置まで持ち上げて利用する方もいる
  • 光の反射を抑えるノングレアのシートを貼ったり、色味の設定を調整するなども目の疲れには有効
  • 設置スペースが限られている人は、モニターアームを利用することで、モニターの足の分のスペースが不要となり、位置も自由に調整できて便利

4.スキャナ・プリンタ

  • 書類を利用することが多い方のマストアイテム
  • スキャナ・プリンタ複合型のものを選ぶことで、コンビニや会社に行く手間が省ける
  • 形式やモデルによって印刷の精度や運用コストがピンキリなので、高画質なカラー印刷を行いたい、モノクロで十分、早く多く印刷したい、A3までのサイズに対応したい、などの目的に応じて家電屋の店員さんに確認することを推奨

さらに快適なテレワーク環境をつくるためのアイディア

ここまでは、誰しも使用頻度が極めて高い優先すべきアイテムを中心にご紹介しました。

ここからは、痒いところや、人によっては感じている細かなお悩みを解決して、さらに快適なテレワーク環境をつくるためのアイディアをご紹介します。

カテゴリアイテム詳細
身の回りのアイテム蓋つきタンブラー温かい飲み物も冷たい飲み物も温度を長時間維持。蓋つきでこぼれにくい
ペンスタンド卓上のスペースを有効利用。ペン以外にも小物を整理するのに役立つ
ティッシュボックス卓上に必要なアイテム。小物入れになっているデザインもあり
書棚書類や書籍の整理に役立つ。カジュアルなデザインで自宅の景観に合わせやすい
タイマー作業の区切りや休憩のタイミングを管理。生産性向上に役立つ
PC関連アイテムUSBハブ多くのデバイスを接続するために必要。ポート数を増やして整理にも役立つ
ケーブルトレイ・ケーブルタイコードの整理に役立つ。デスク周りのスッキリ感を保つ
PC用眼鏡モニターのブルーライトをカット。デザインも豊富で、画像作業にも適している
Web会議を快適にするアイディアリングライトWeb会議の際の顔照明。USB給電で種類も豊富
パーテーション生活感を見せたくない時や集中したい時に。吸音するものやデスクを囲うタイプ

身の回りのアイディア

1.蓋つき耐熱のコップやタンブラー

  • 温かい飲み物も、冷たい飲み物も、温度を長時間維持してくれて快適さが向上
  • 倒したときに被害を出さないためにも蓋つきのものを推奨

2.ペンスタンド

  • 限られた自宅の卓上を最大限利用するためにはペンスタンドも有効
  • ペンやメモだけでなく、スマホを置けるものなどもおすすめ

3.ティッシュボックス・ティッシュケース

  • ペンスタンド同様に限られた卓上を有効活用するためのアイテム
  • ケース自体が小物入れになっているものや、吊り下げ型でテーブルの下に収納するものもある

4.書棚

  • 書類や書籍が多い人には必須のアイテム
  • カジュアルなデザインのものも多いので、自宅の景観を損なわずに導入も可能

5.タイマー

  • タイマー機能だけを備えたシンプルなものはテレワークとの相性がいい
  • 作業にメリハリをつけて生産性を上げることや、定期的に立ち上がってストレッチしたり、換気を行うことで気分転換もできる

PC関連アイテム

1.USBハブ

  • PCにモニター、キーボード、マウスといった関連デバイスを利用していくとすぐにUSBポートが埋まってしまう
  • 充電式の小物のUSBを刺すところがないということもしばしば
  • そんな時にはUSBハブを活用してポートの数を増やしつつ、一か所にまとめると便利

2.ケーブルトレイ・ケーブルタイ

  • 机のまわりに電子機器が増えるとどうしてもコードが煩雑になる
  • とくに足元やマウスに干渉するコードはストレスの元
  • そんな時にはケーブルを束ねたり整理できる、ケーブルトレイやケーブルタイがおすすめ

3.PC用眼鏡

  • モニターのブルーライトをカットする
  • 手ごろな価格から選べてデザインも豊富
  • モニター設定でもブルーライトを調整できるが、画像データを見比べる際の色味が変わってしまうので、画像を見る機会が多い人は眼鏡で対応するほうが楽

Web会議を快適にするアイディア

1.リングライト

  • Web会議の際に顔を照らす簡易的な照明
  • USBから給電するもの、モニターに取り付けられるもの、自立型のものなど種類が豊富
  • 1,000~3,000円程度の手ごろな価格で沢山の商品が出ている

2.パーテーション

  • 生活感を見せたくない人におすすめ
  • パーテーション付きで動かせるものや、オシャレな壁紙風のものなど種類が豊富
  • 吸音するものやデスクを囲う形のものもあり、多少でも音漏れを防止したい方や集中したい方にはもおすすめ
  • 亜種にテント型のものもある(気になる方は、室内テント、プライバシーテントなどで検索してみてください)

寒さ・暑さ対策関連のアイディア

  • 亜種にテント型のものもある(気になる方は、室内テント、プライバシーテントなどで検索してみてください)

1.断熱シート

  • 窓に透明のシートを貼るだけで、外からの熱や寒さを軽減できる
  • ホームセンターなどで購入可能
  • ヒーターなどと違い電力を必要としないので経済的

2.足元のヒーター

  • 寒い時期に足元だけ冷えるという方や、厚手の靴下やスリッパは蒸れるので嫌という方におすすめ
  • 小型でスペースをとらず、足元だけを温めてくれる
  • 足を載せるパネル型のものなどもある

3.ファン

  • 2,000円~3,000円程度で買えるUSB給電式の卓上ファン
  • 小さくて頼りない見た目とは裏腹に、使ってみると意外と効果がある
  • 静穏性の高いものや、場所を取らないバー型のもの、クリップ式など種類も豊富

まとめ

本記事では、テレワーク環境の基本から、経験者による改善のアイディアまでご紹介しました。

テレワーク環境を整えるためには、まず厚労省が推奨するような、明るく、換気、整理の行き届いた部屋の環境が重要です。

そしてデスク、チェアー、キーボード、マウス、モニターといった基本的かつ長時間使用するものから、自身に合ったものを用意するようにしましょう。

さらなる快適さや生産性を求める方は、PC用眼鏡やパーテーションといったテレワークならではの問題を解決する様々な専用アイテムも取り入れることで、疲れづらく集中力が持続するような環境づくりが期待できるので、気になるものがあればぜひチェックしてみましょう。

そしてその際には、本記事で紹介したアイディアが、あなたのテレワーク環境改善の一助となれば幸いです。

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テレワーク環境に関するよくあるご質問

テレワーク環境の改善に役立つQ&Aをまとめています。

Q.テレワーク環境を整えるために最も重要な要素は何ですか?

A.デスクとチェアの適切な高さや、目に優しい照明が、快適な作業環境を作る基本です。安定したネット環境もWeb会議をするためには必須です。

Q.テレワーク中に肩こりや腰痛を防ぐ方法はありますか?

A.姿勢を保つための正しいデスクとチェアの選定や、定期的なストレッチが効果的です。

Q.テレワーク環境として、寒さ・暑さ対策には何が効果的ですか?

A.窓に断熱シートを貼ったり、足元のヒーターや小型ファンを利用することで、快適な温度を保てます。

Q.狭いスペースでテレワーク環境を整える方法は?

A.モニターアームやケーブルトレイを使うことで、デスク周りをスッキリさせ、作業スペースを最大限に活用できます。

Q.より快適なテレワーク環境をつくるためのアイデアはありますか?

A.快適なテレワーク環境のために、ノイズキャンセリングヘッドセットで集中力を向上させ、ケーブル整理ツールでデスクを整頓し、ブルーライトカット眼鏡で目の疲れを軽減することが効果的です。