“モノのクラウド化”を実現する。宅配収納サービス「TRUNK」の魅力

リモートワーク、フリーアドレス、フレックスタイム、そして副(複)業。

働き方改革に伴って、企業は従業員一人ひとりのライフスタイルに合わせた変化を求められています。これらの変化につれて、多くの企業が抱える課題のひとつがオフィス内の整理整頓。

今回お話を伺った株式会社トランクは、働き方の多様化をサポートする宅配収納サービス「TRUNK(トランク)」を提供しています。

シェアリングを通して“モノのクラウド化”を目指す「TRUNK」がもたらす、私たちへのメリットとは一体どのようなものでしょうか。プロダクトマネージャーの萩原洋之さんに詳しくお話を伺いました。

オフィス備品・書類は預けて整理整頓!個人事業主から大手企業までに活用される「TRUNK」

※本記事は株式会社トランク提供によるスポンサード・コンテンツです。


個人利用者の多いサービスを法人にもおすすめする理由

ー今日はよろしくお願いいたします。宅配収納サービスといえば、正直個人利用が多いイメージがありました。現在は、法人利用も増えているのでしょうか。

萩原さん(以下、萩原):そうですね。もちろん母数としては個人の方のご利用が多いですが、法人のお客様のご利用も増えています。現在では、個人利用を目的とした「TRUNK」に加えて、法人利用をご希望される声から生まれた事業者向けクラウド型保管/物流システム「TRUNK X(トランク エックス)」の運営も行っているんですよ。

萩原さん1株式会社トランク プロダクトマネージャー 萩原洋之さん

ーーそうなのですね。それぞれの特徴をお伺いしても良いでしょうか。

萩原:はい。「TRUNK」は、月額500円(段ボール1箱あたり)で荷物を預け入れる仕組みを採用しています。一方「TRUNK X」では、パレットごと(約2,280リットル)に預けていただく仕組みです。サービスの中身自体に大きな違いはありませんが、個人に比べて預ける荷物の量の多い、例えば大企業のみなさまにご利用いただいています。

料金表TRUNK X | 事業者向けクラウド型保管/物流システムサービス

ーーなるほど。法人のお客様はどのように利用していらっしゃるのか、具体的にお伺いしたいです。

萩原:「TRUNK X」をご利用いただくケースとしては、預けるものが大きかったり、総量が多かったり、などの特徴があります。例えば、ロッカールームやテントなどの大きなものや、大企業の抱える多量の在庫商品などが例に挙げられますね。

これに対し、中小企業やベンチャー企業などのお客様の場合は「TRUNK X」ではなく「TRUNK」をご利用いただくことがほとんどなんです。

預入費用TRUNKとは:TRUNK(トランク)- 宅配収納サービス|箱で預ける自分のトランクルーム

ーー法人なのに、個人向けサービスを利用しているのですね。いったい、なぜなのでしょうか?

萩原:簡潔に言うならば、“事足りるから”ですね。今までにご紹介した事例は、あくまでも、ものが大きい・多いなどの悩みを抱えるお客様を対象にしたものです。

一方、中小企業が「TRUNK」の利用を検討する場合、もっとも多いニーズは書類関係を片付けて預けたい、というもの。無理に法人用を利用するほどの規模ではないので、個人用である「TRUNK」を法人名義で契約いただくようおすすめしています。弊社から専用ボックス(縦+横+高さが140cm。20kgまで預け入れ可能)をお届けしており、ユーザーはアイテムを詰めて送るだけなので導入も簡単です。

「TRUNK X」では、1パレット(専用ボックス24箱分。約2,280リットル相当)ごとにお預けいただいています。書類に換算してみると相当な量になるので、基本的には少単位で預けられる「TRUNK」のほうが使い勝手としては良いかなと。

預けたアイテムの取り出しは、アプリやWebからお手続きいただけます。最短で翌日には出荷を行っているので、入り用のアイテムがすぐに取り出せるのもサービスの強みですね。もちろん、運送時の状況などによってお日にちがかかる場合もございます。

預け入れ不可のアイテムは基本的にはありませんが、長期保存による劣化の危険性があるものや、貴重品、劇物などはお断りしております。また先ほどの理由により、取り出しに緊急を要するアイテムも、預け入れをおすすめしていません。


企業によって異なるニーズを丁寧に叶える運営体制

ーー法人のお客様が「TRUNK」を利用する場合、書類関係の整理以外にはどのようなニーズがあるのでしょう。

萩原:企業によってさまざまですね。メーカーであれば、サンプル品、社内在庫、返品/交換品の一時保管など。イベント会社であれば、イベント準備や運営などに必要な備品をまとめて預けておいて、開催日に合わせて取り出しているようです。国内ならどこにでも配送ができる(沖縄・離島を除く)ので、例えば全国を行脚するようなイベントとの相性が良いんですよね。

萩原さん3

ーー確かに、自社倉庫やトランクルームをレンタルすると、イベント開催場所に関係なく自ら取りに行かなければならないので手間がかかりますよね。

萩原:その通りです。ほかにも、個人事業主として働かれているイラストレーターの方であれば、キャンバスや額縁などの大きな仕事道具を預けられていますね。大きい道具を自分自身で運ぶのは困難なため、集荷に来てもらえることをメリットに感じてご利用くださっています。

ーーそういったユーザーの声は、どのように集めていらっしゃるんですか?

萩原:定期的にユーザーヒアリングの場を設けてお話を伺っています。我々のサービスは、リリースしてからまだ2年ほど。これからさらに進化していくために、ユーザーさんのご意見を伺う機会はなくてはならないんですよ。

ーーすごくユーザーフレンドリーですよね。「TRUNK」のサービス開発においても、ユーザーに寄り添う姿勢は意識されていらっしゃるのでしょうか。

萩原:そうですね。お預かりした品物を大切に扱うことはもちろんですが、例えば保証や価格設定の部分でユーザーのみなさんにできる限り還元したいと思っています。

通常のトランクルームサービスだと、荷物保証は1箱あたり最大1万円のケースが多いのですが、我々はその限度額を2万円に設定しています。また、荷物を取り出す場合の配送料も抑えました。普通に宅急便で送ると1,000円以上かかる大きさの段ボールを利用していますが、「TRUNK」では800円で配送できます。

萩原さん4

ーーユーザーフレンドリーというよりも、サービスとして採算が取れるのか心配になってきました。なぜ、そのような運営を維持できるのでしょう。

萩原:頑張っているからです……(笑)。正直なところ、我々のサービスは決して儲かるビジネスモデルではないんですよ。荷物に関しても、取り出すまでの期間が早ければ早いほど赤字ですから。それでも、「TRUNK」として叶えたいことがあるので、サービス運営を続けています。


「TRUNK」はモノのシェアリングプラットフォームになる

ーー「TRUNKとして叶えたいこと」、こちらについてもぜひ教えてください。

萩原“モノのシェアリングプラットフォームを実現する“ことです。今の時代たくさんのモノがあふれていますが、必ずしも必要なモノが必要な人のところに最適配置されているわけではないと思うんです。だから、「TRUNK」を通して、モノが流動的に行き交う世界を作りたい。まだ実現できていませんが、いずれは家族やマンションなど、特定のコミュニティ単位でのアカウント利用も可能にできたらとも考えています。

萩原さん5

ーー家具、自動車、宿などがシェアされる今の時代だからこそ、世の中に受け入れられやすいサービスのようにも感じますね。ちなみに、そのような考えに至った背景にはなにかきっかけがあったのでしょうか。

萩原:東日本大震災が転機でした。弊社の代表と取締役は、震災が起きたときにボランティアスタッフとして被災地に赴いたのですが、そのときに「必要なモノが必要な人のところに渡っていない」と感じたそうです。

例えば、被災された方のもとには物資や食材が十分に行き渡っていません。一方で、亡くなった方の遺品は、悲しいことに使い手がいないまま残っていく。そんな状況をきっかけに構想を巡らせ、誰もがモノを共有できる社会がつくれないかと考えました。

ーービジネスの現場では、資料や書類がデータとしてクラウド上で管理されるようになり、誰でもアクセスできるようになりました。それに対し、実態のある“モノ”も共有できるようにと考えてサービスを生み出されたんですね。

萩原:我々の事業は現状「TRUNK」のみですが、ただの宅配収納サービスだけではなく、サービス上で預けた荷物をフリマのように販売できる機能も追加しています。それも先ほど申し上げたような、立ち上げ時の思想があるからなんです。誰かにとって必要のないモノでも、別の誰かにとっては必要なモノになり得る。その循環がうまく回るような世界を作りたいと思っています。


「データはクラウド化しているのに、モノはクラウド化しないのか?」

ーーお話を伺っていく中で、「TRUNK」がこれからどのように社会に浸透していくのかワクワクしてきました。今後、働き方やライフスタイルの変化に合わせて、より「TRUNK」の需要は増えていくように感じます。

萩原:そうですね。最近だと、個人事業主でもオフィスを持っていなかったり、コワーキングスペースを拠点にしていたりして、モノの保管スペースの確保に苦労される方もいらっしゃいます。そのような方が仕事道具や資料の保管場所として「TRUNK」をご利用いただくなんてケースが増えていますからね。ユーザー数をさらに拡大して、いずれは生活者のインフラとなれたら嬉しいです。

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ーーインフラですか。あらゆるクラウドサービスがこれだけ浸透している時代ですから、夢のような話では決してないですね。それでは、最後にこれから「TRUNK」をご利用いただく未来のユーザーさんに向けて、メッセージをいただけますか。

萩原シンプルに「データがクラウド化できたのだから、モノもクラウド化しましょう」と伝えたいです。繰り返しになりますが、「TRUNK」が提供するのは、ただの宅配収納サービスではありません。生活に強く根付くインフラとして、これからの多様化する人々のライフスタイルをサポートできる存在になっていきたいと考えています。

ーー「TRUNK」の未来がとても楽しみです。魅力的なお話をありがとうございました!

オフィス備品・書類は預けて整理整頓!個人事業主から大手企業までに活用される「TRUNK」

※本記事は株式会社トランク提供によるスポンサード・コンテンツです。

ライター 鈴木しの
撮影 安井信介

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