Twitter活用でサイト訪問者を3倍以上増加!プロモーションのコツ

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Twitterを企業のマーケティングに活用することが一般的になりました。多くの企業がTwitterアカウントを作って試行錯誤しています。

しかしノウハウがなく「どうやってTwitterでCVを上げるんだろう」「どんな活用手法があるんだろう」といった悩みを抱えている担当者も多いでしょう。

Twitterを活用して成果を上げるためには最低限の知識はおさえておく必要があります。

この記事ではTwitterの活用方法について、初心者の方にもわかりやすく事例を交えて解説してきます。

また事例を通して「Twitter活用を成功させるポイント」についても解説しているので、Twiterを活用して集客やブランド認知に役立てたいと考えている方はぜひ読んでみてください。

目次


Twitterを活用するメリット

まず、Twitterを活用するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?Twitterの公式サイトでは、以下のとおりメリットが案内されています。

認知度を上げられる

Twitterを活用し、定期的にフォロワーとコミュニケーションを図ることで、自社の商品・サービスへの認知度を上げることができます。自社商品・サービスについてポジティブな投稿をすれば、フォロワーへ好意的な認知が見込めます。

リアルタイムで情報を拡散できる

Twitterを使うと、リアルタイムに自社の情報を拡散できます。

Twitterを見ると、自社に関する情報・自社と関連のある話題もリアルタイムに知ることができます。これらの話題に紐づけて、利用者が参加したくなるようなコンテンツのプロモーションを実施することで、自社の情報を広く拡散できます。

影響力のあるユーザーとの交流で、フォロワーを増やせる

Twitterでは、影響力のあるユーザーと交流することで、フォロワーを増やせます。

彼らに自社の商品・サービスをフォローしてもらえるようになれば、二次的、三次的に情報の拡散が見込まれます。この結果、見込み客を顧客に転換することも可能となるでしょう。

カスタマーサービスとして、問合せに素早く回答できる

カスタマーサービスとしてTwitterを活用すれば、顧客からの問合せに素早く回答できます。素早く回答することは、会社の評判を高めるでしょう。

参考:Twitterをビジネスに活用する4つのメリット


どのようなプロモーション方法があるのか

Twitterを使ったプロモーションの方法として、「自社アカウントでの投稿」「広告利用」「インフルエンサー活用」の3つがあげられます。

自社アカウントでの投稿

自社のアカウントを用い、自社製品・サービスを通常のTwitterとして投稿するものです。Twitterの特徴を生かして上手く運用すると、新しいユーザーからの認知獲得が期待できます。

時節に合ったタイムリーな情報・ユーザーのためになる情報を発信して、ユーザーが拡散したい投稿を目指しましょう。どんどん情報が拡散すれば、新しいユーザーとの接触が見込めます。

自社アカウントでの広告利用

自社のアカウントを用い、自社製品・サービスを広告によって宣伝する有料のサービスです。

広告にはすべて「プロモーション」というアイコンが表示がされます。通常のTwitterと同様、フォロー・いいね・リツイートなどのアクションができて、そのコンテンツとアカウント名がフォロワーに表示されます。

広告には、「プロモアカウント」「プロモツイート」「プロモトレンド」の3種類があります。

広告の種類目的表示方法料金
プロモアカウントフォロワー獲得親和性の高い利用者のおすすめユーザーに、アカウントを表示80~100円/フォロワー
プロモツイートツイート拡散親和性の高い利用者のタイムラインに、ツイートが表示70~80円/エンゲージメント
プロモトレンドイベント拡散すべての利用者のトレンドエリアに、拡散したいワードを表示420万円/日/社

参考:Twitter広告とは?3種類のプロモ商品の料金目安と特徴比較

インフルエンサーの活用

SNSでのプロモーションで、重要視されている手法のひとつに、フォロワーの多いインフルエンサーの存在があります。

Twitterにおいても、インフルエンサーと呼ばれる、多くのフォロワーを集め、他人に強く影響を与えている人がいます。これらのインフルエンサーを活用して自社製品・サービスに関する情報を発信していきます。

1フォロワーあたりの費用の目安は、5円程度といわれています。そのため、10万人のフォロワーがいるインフルエンサーであれば50万円が目安となります。

参考:【2018】インフルエンサーマーケティングの料金相場と費用対効果 – zeroxeed Marketing Blog


他SNSとの違いとは

ここまでTwitterのプロモーション方法についてご紹介してきました。次は、FacebookやInstagramなど、他のSNSと違うポイントについて説明します。

リツイートで情報が拡散される

Twitterには、リツイート機能があり、ツイートをフォロワーにさらに拡散できます。フォローしているユーザーのタイムライン上にも情報が掲載されます。つまり、リツイートを重ねてもらえば、どんどん情報が拡散していくのです。

Facebookのシェアと同じですが、Twitterではリツイートによるエンゲージメントに課金されないため、拡散するほど、コストパフォーマンスがよくなります。

10代~20代の若者を中心として高いシェアを獲得

10代~20代の若者の利用率が高いため、若者に向けたプロモーションを実施すれば、高いシェアを獲得できます。

平成29年の総務省の報告によれば、10~20代の若者のTwitter利用率は約60%であり、30代の30%と比べ、2倍の利用率となっています。それに対して、Facebookは20~30代を、Instagramは10~30代女性の利用率が高いです。つまり、Twitterでプロモーションを実施する場合、10~20代の若者をターゲットとすればよいとわかります。

参考:総務省|平成29年版 情報通信白書|SNSがスマホ利用の中心に

リアルタイムに投稿できる

Twitterは、ユーザーがリアルタイムに考えていることを投稿することが多く、FacebookやInstagramと比べると、ユーザーの感情が素直に反映された内容になっています。

ツイートされた内容に関係のあるキーワードをターゲティングすれば、その瞬間にユーザーに広告を表示できるので、大きな効果が得られます。


自社Twitterアカウントの活用事例

まずは、自社Twitterアカウントを活用して成果をあげた事例を紹介します。

アサヒビール株式会社:自動ツイートの活用

寄付活動をTwitterでさらに盛り上げたい

アサヒビール株式会社は、2016年6月21日から8月21日までの2ヶ月間、リオ2016オリンピック・パラリンピック日本代表選手団などへの寄付活動を実施しました。「アサヒスーパードライ」樽生1Lの売上に対し1円を寄付するという活動を盛り上げるために、デジタルを活用できないかと模索していました。

自動返信を活用しリアルタイムツイートで盛り上げる

一瞬の盛り上がりをつかめるTwitterを利用することを決め、オリンピックキャンペーンとしてアカウントを設定、自動返信によるツイートキャンペーンを企画しました。

24時間体制で競技の進行を見守り、選手入場・メダル獲得時には、盛り上がりのタイミングでリアルタイムのツイートを投稿しました。キャンペーン参加者のツイートはリアルタイムで確認し、自動返信の内容を調整するなど柔軟な対応を実施しました。

1か月で10万人近くのフォロワーを獲得

参加者の増加に伴い、競技が開始される直前には ‎「#みんなでカンパイ」がついた選手への応援ツイート・実際に乾杯している画像が大量に投稿されました。アカウントの立ち上げから1ヶ月で10万人近いフォロワーを獲得し、18日間実施した「みんなでカンパイキャンペーン」には累計15万以上のツイートがありました。

カンパイ画像は2万5,000件を超え、狙い通り「カンパイを通じて日本代表を応援する」というムーブメントを作ることができました。アカウントと利用者が一体となり日本代表選手団の応援をできたことが成功のポイントであると思われます。

成功ポイント

  • 自動返信という機能を上手に活用。
  • リアルタイムでも24時間態勢の柔軟な対応で、フォロワーの盛り上がりをサポート。

参考:アサヒビールがオリンピックキャンペーンを成功させた方法 – Twitter Marketing


Twitter広告の活用事例

Twitter広告を活用した事例を紹介します。Twitter広告には「プロモアカウント」「プロモツイート」「プロモトレンド」の3種類があります。

フォトグラファー、レスラー氏:プロモアカウント広告の活用事例

TwitterプロモーションRukes|Twitter

興味を持ってくれるフォロワーを増やしたい

ロサンゼルスを拠点に活動するトップDJフォトグラファーのドリュー・レスラー氏は、世界中を飛び回りながら、エレクトロニックダンスミュージックのDJの写真を撮り続けています。

レスラー氏は、自分のビジネスと写真に興味を持ってくれる人を見つけたいと考えて、プロモアカウントを使って、自分の写真に興味を持ちそうなフォロワーをTwitterで探しました。

ターゲティング機能を使い地道にプロモーション

レスラー氏は自分のフォロワーに類似した、エレクトロニックダンスミュージックに興味のある人達をターゲティングしました。ターゲティングしたTwitterユーザーの「おすすめユーザー」欄に、レスラー氏のプロフィールが毎日表示されます。

レスラー氏は地道なコミュニケーションを続け、プロとして撮影した作品や、ツアーの様子を収めた写真も投稿しました。

1人あたり30円で1,300人のフォロワーを獲得

新しく獲得したフォロワーのほとんどがEDMのファンで、その中にはDJもいたので、レスラー氏の狙いどおりのターゲティングができました。

ターゲティングの精度が高い結果、1人あたり約30円という低コストで、1,300人の新たなフォロワーを獲得できました。

成功ポイント

  • EDMという現在の自分のフォロワー属性を加味した的確なターゲティング。
  • 広告と同時に作品を投稿し続け、認知をサポート

参考:Rukes|Twitter広告のビジネス活用

株式会社アドプリント:プロモツイートをの活用事例

株式会社アドプリント株式会社アドプリント

自社サービスの認知度を高めたい

総合印刷通販サービス「ADPRINT」を運営する株式会社アドプリントは、販促品や事務用品の販売なども幅広く手掛けています。

ネット広告は以前から利用していましたが、アドプリントの認知度を高めるため、マーケティングで利用できる他の媒体を探していました。

若年層にターゲティングしプロモツイートを展開

従来の顧客は、印刷物を扱うことが多い特定の法人だけでしたが、近年、コスプレで使う専用の名刺や、ゲーム用トレーディングカードなどが人気商品となり、若年層からのニーズも増えています。そこで、若者へのリーチに強いTwitter広告を導入することにしました。

「2015年おめでとう!会員登録だけで2,015円分のポイントGET」というプロモツイートを展開、また、人気のトレーディングカードの購入時に利用できる「Twitter経由限定の割引クーポン」などを用意しプロモツイートで訴求しました。

サイト訪問者が3倍、フォロワー1,000人増

反応が良かったのは、「無料サンプル案内」「割引」などのお得感を打ち出したツイートで、サイト訪問者が3倍以上になりました。Twitter広告をはじめてから、フォロワーも1,000人以上と大幅に増加しました。

成功ポイント

  • 若年層にターゲットにあわせた媒体選び。
  • クーポンや無料サンプルなどお値打ち感に絞ったプロモーション内容に徹した。

参考:AD Print|Twitter広告のビジネス活用

セブン・イレブン・ジャパン:プロモトレンドの活用事例

セブン・イレブン・ジャパンセブン・イレブン・ジャパン

「セブン-イレブンの日」認知化を狙う

セブン‐イレブン・ジャパンは、7月11日を「セブン‐イレブンの日」を話題化することで、イベントとして定着させたいと考えていました。Twitterを利用し、お祭りのように盛り上げ、商品口コミと店舗集客を増やしたいと考えていました。

ハッシュタグを利用しキャンペーンを盛り上げる

7月11日の1週間前からツイートの投稿を始め、7月11日、当日には「‎#セブンイレブンの日」のハッシュタグでプロモトレンドを実施しました。

同時に、7月11日7時11分を知らせる時報ツイートやプレゼントキャンペーンをツイートし、ユーザーの会話をさらに盛り上げました。あわせて、複数の他企業とのコラボにより、「‎#セブンイレブンの日」のハッシュタグを含む関連ツイートが様々な企業公式アカウントからもツイートされました。

前年比5倍、インプレッション数延べ1億人以上

「‎#セブンイレブンの日」に関する投稿をしたユーザーは約7万人、前年と比べ約5倍に増えました。関連ツイートをリツイートしたユーザーは約4万人、関連ツイートを見たユーザー数は延べ1億7,783万人でした。プレゼントキャンペーンの応募総数は1万1,049件を記録しました。

成功ポイント

  • ハッシュタグの利用。
  • 時報などをうまく利用し、その日を強調することでさらに認知を高める。
  • 他企業とのコラボによる関連ツイートにより更なる盛り上がり。

参考:セブン‐イレブン・ジャパンが 7月11日のイベント化に成功し、 商品口コミを拡散させた方法 – Twitter Marketing


インフルエンサー活用事例

最後に、インフルエンサーを活用した事例を紹介します。

宿泊予約サービスRelux(リラックス)の活用事例

人気サッカー選手をアンバサダーに

ツイート発信にはインフルエンサーを活用しており、サッカー選手の香川真司氏がReluxの公式アンバサダーに就任した際には、その旨をツイートしました。

ReluxのTwitterでも同じタイミングで、香川選手の動画をツイートして、多くのユーザーに届くように試みました。

通常の8倍以上のリツイートを獲得

ReluxのTwitterでは、上記ツイートに対して、166のリツイートを獲得、香川選手のTwitterでは、395のリツイートを獲得しました。

Reluxの通常のリツイートが50以下であることを考えると、情報の拡散に大きな効果があったといえます。

参考:Relux|Twitter広告のビジネス活用
   Reluxsupporter|Twitter

成功ポイント

話題性のある人物をインフルエンサーとして上手に活用。


まとめ

Twitterは若者に広く支持されており、他のSNSと較べて2次・3次的な拡散スピードも比較的速い傾向があります。Twitterによるプロモーションは、上手に活用すれば、商品・サービスなどの認知度をすばやく上げ、広く拡散させることができる手法です。

実際の企業の活用事例をいくつか紹介しました。自社の商品・サービスをさらに広く認知するために、ぜひTwitterを活用してみてはいかがでしょうか。

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参考にしたサイト一覧

Twitterのビジネス企業活用とTwitterのマーケティング
企業がTwitterでビジネスアカウントを作る方法は?費用はかかる? | iscle [イズクル]
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インフルエンサーマーケティング事例〜ツイッター編〜 | Indeed総合広告代理店・人材採用マーケティングならインビジョン株式会社
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