PCからSMSを送信する方法と主要SMS送信サービス8選を紹介

スマホから一人ずつSMSを送るのが負担で、PCでまとめて送信できないかと考えている方も多いと思います。

結論を言うと、PCからSMSを送信するにはPCとスマートフォンを連携して送るか、SMS送信サービスの利用が必要です。

ビジネス目的で利用する場合はSMS送信サービスを利用する必要があります。SMS送信サービスを利用することで送りたい顧客に向けて、一括で送信することが可能です。

しかしSMS送信サービスは複数あり、かつ提供する企業によって何ができるかが異なります。効率よく確実にメッセージが送れるSMSのメリットを有効活用するためにも、サービスの内容を見極めることが大切です。

ここではSMS送信サービスでできること、実際にサービスを選ぶときの注意点、目的別のおすすめサービス8選を紹介します。

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PCからSMSを送信する方法2つ

PCからSMSを送信する方法は2つあります。

  • PCとスマートフォンを連携して送信する
  • SMS送信サービスを利用して送信する

PCとスマートフォンを連携して送信する方法は、個人利用に適しています。

一方、SMS送信サービスは法人向けの方法です。ビジネス目的でSMSを利用する場合は、専用サービスを利用するのが一般的です。

【個人利用向け】PCとスマートフォンを連携して送信する

スマートフォン端末とPCを連携することで、PCからSMSを送信することが可能です。

スマートフォンと連携する方法の中でも、AndroidとiPhoneで手順は異なります。お持ちのPCがWindowsの場合はAndroid、Macの場合はiPhoneと連携可能です。

AndroidとiPhoneそれぞれをPCと連携してSMS送信する手順を紹介します。

Androidと連携してPCからSMSを送信する方法

  1. PCで「メッセージ」アプリを立ち上げる(事前にGoogle Playから「メッセージ」をインストールしておく)
  2. スマートフォンでメッセージアプリの「デバイスのペア設定」を押し、QRコードのスキャンを選ぶ
  3. PC画面のQRコードをスマートフォンで読み取る
  4. 読み取りが完了したら、PCのメッセージアプリの「新しい会話」をクリック
  5. 送信先、メッセージ内容を作成して送信

iPhoneと連携してPCからSMSを送信する方法

  1. アプリケーション内にある「メッセージ」アプリを立ち上げる
  2. iPhoneの「設定」開き、「メッセージ」を選択
  3. 「メッセージ」>「SMS/MMS転送」を開く。Macが無事に表示されたら連携が完了
  4. PCの画面中央上部にある「新規メッセージ」のボタンをクリック
  5. 送信先、メッセージ内容を作成して送信

【法人利用向け】SMS送信サービスを利用して送信する

SMS送信サービスを利用することでPCからSMSを送ることができます。ビジネス用途であればSMS送信サービスを利用しましょう。

SMS送信サービスを使えば、多くの宛先に効率よくSMSを一斉送信することができます。一方、スマートフォンと連携してPCからSMSを送信する場合、一斉送信ができません。そのため、特定の宛先に一斉送信をすることが多いビジネスシーンには不向きと言えます。

また、専用サービスは一斉送信だけではなく、予約配信・自動配信や、SMS認証など多くの機能が利用できるのも特徴です。

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SMSをPCから送信できるサービスの失敗しない選び方

自社がSMS送信サービスを利用するにあたり「必要とする機能」を決めることが比較・検討を進めるうえでとても重要です。

そのためにまず、次の項目をヒントにして、顧客に対し送信するSMSの具体的なイメージをつかんでいきましょう。

  • 送信件数
  • 送信頻度
  • 送信したい文字数
  • 本人認証の必要性
  • 送信拒否の方法

こうした項目を具体的にイメージしておくと、数あるSMS送信サービスの中から自社に合うものを選びやすくなります。

本人認証をするならAPI連携は必須

2段階認証のためのワンタイムパスワードを発行したい、クレジットカード決済のための本人認証を行いたいといった目的があるのなら、API連携ができるサービスがおすすめです。

API連携ができるかどうかは、SMS送信サービスを選ぶ際、ホームページなどで確認できます。

しかしながらAPI連携を行うには、自社システムとSMS送信サービス側を連携して動作させる必要があります。

この連携は単にSMS送信サービスと契約すればよいだけでなく、自社システムのプライバシーポリシーに反しないか、システムとしてAPI連携が可能かどうかなど、マーケティング以外の部署との連携も重要となります。

そのためAPI連携ができるサービスを選ぶだけでなく、社内のエンジニアに相談したり、導入を検討しているサービス先に「どのくらい連携しやすいのか」など仕様を確認したり、システム導入に関するコストや方法も知っておくと選びやすくなるでしょう。

なりすまし防止のため、自社の電話番号の表示が重要

国内SMSを用いて自社の電話番号を表示させることで、なりすましを防止することができます。

国際SMSでも送信元名の表示が可能ですが、第三者によるなりすましの可能性が否定できません。悪意を持った第三者に対する予防策として、自社番号の表示を推奨します。国内SMSであれば、電話番号の表示が可能なので、なりすましなどのリスクを回避することが可能です。

前提として電話番号の周知が必要ですので、自社サイトに電話番号を掲載するなど、事前準備が必要です。


SMSをPCから送信できるオススメサービス8選

SMS送信サービスを、ニーズのある機能別にそれぞれ紹介します。

本人認証機能を使いたい人におすすめのサービス

ホームページ上で本人認証機能が利用可能と確認できるサービスの中でも、API連携と本人認証に関するセキュリティ対策がしっかりしている順に2つ紹介します。

1.空電プッシュ

空電プッシュ
空電プッシュ

SMSが利用可能な携帯電話全てを対応キャリアにしており、大手3キャリアほか、Y!mobileにも送信できるサービスです。セキュリティ面が充実しており、国内主要携帯3キャリアとのクローズドなネットワークや、データの暗号化保存、侵入検知システム(IDS)を備えています。

2.Cuenote

Cuenote SMSCuenote SMS

API連携の上で欠かせない外部システムとの連携の際、そのシステム開発の負担を少なくするノウハウを豊富に備えたSMS送信サービスです。メール配信システム「Cuenote FC」の開発経験を生かし、確実性とスピーディーな配信を可能にしています。

個別または一斉送信可能で、双方向送信にも対応しているためアンケート調査を目的としたSMS送信サービスの利用にもおすすめです。

セキュリティ対策では、管理画面はSSLによる暗号化通信に対応しており、IPアドレス単位で権限を付与することでアクセス制限が可能です。運用サーバーのバックアップもあるため、万が一トラブルが起きた際でも継続的に利用できるセキュリティ対策が行われています。

アンケートを送りたい人におすすめのサービス

アンケート送信に欠かせない双方向性送信機能があり、かつ、SMS送信に独自の特徴を持つ2つのサービスを紹介します。

3.絶対リーチ!SMS

絶対リーチ!SMS
絶対リーチ!SMS

国内すべてのキャリアと双方向のやり取りを可能にした「双方向SMS配信装置及び双方向SMS配信方法」の特許技術を有するサービスです。

顧客からの返信に対し、特定のキーワードを検知して自動的に返信を行えます。また複数の選択肢から回答を選ぶ投票機能も利用可能です。

セキュリティ面では、法廷提出用データの復旧技術を生かした高度なセキュリティ技術がベースとなっており、一斉送信やAPI連携による本人認証を高セキュリティで提供してくれます。大規模なワンタイムパスワード発行にも対応しており、クレジットカード決済なども安全・低コストで運用可能です。

4.プッシュPro-SMS

プッシュPro-SMS

文章だけでなく、パソコンから写真付きフルカラー資料も送信可能なSMS送信サービスです。

昨日として一斉送信や個別送信、API連携を利用した本人認証が可能です。3大キャリア全ての端末へ、330文字まで送信できます。

また顧客がSMSを確認したか、添付した資料を開封したかまで確認可能です。そのため資料を見た顧客にだけアンケートURLの送信を行う、確認しなかった顧客についてはもう一度同じ資料を送付するなど、マーケティングを前提にした送信が簡単に行えます。

マーケティングの1つに資料送付が含まれる場合、郵便費や通信量のコストカットにもつながるでしょう。

長文のSMSを送りたい人におすすめのサービス

キャリアによらず、SMSは基本的に70文字までしか送信できません。そのため伝えたい内容があっても、サービスによっては送れなかったり、追加費用が発生したりします。

そこで送信文字数が多く、かつキャリアによって差が少ないサービスを、送信できる文字数が多い順に紹介します。

5.Media SMS

Media SMSMedia SMS

3大キャリアに対し、ドコモなら660文字、auは670文字、ソフトバンクは670文字と長文の送信が可能です。また楽天モバイルにも対応しており、670文字まで送れます。2019年11月時点で2,000社以上に導入されている人気のサービスです。

個別または一斉送信可能で、API連携による本人認証や、特定のキーワードに反応して自動的に返信する双方向送信にも対応しています。キャリア直収設計のため、実際にユーザーの携帯・スマホに届いたか結果も確認可能です。

また自動音声応答システム(IVR)とSMSが連携したシステムの導入サービスもあり、たとえばオペレーターとのやり取りが必要な顧客にSMSを通じてコールバックの時間を選択してもらうことで、コールセンターの業務改善・コスト低減を目指せます。

6.Accrete

アクリート

大手3キャリアのドコモ・au・ソフトバンクに対し、いずれも最大660文字を送信できるSMS送信サービスです。

2003年からSMS送信サービスを開始しているパイオニア的存在で、2015年・2016年と連続でSMS配信市場シェアNo.1を獲得しています。

またSMS配信事業者として「迷惑メール対策推進協議会」や「フィッシング対策協議会」の会員にもなっており、市場全体の健全化を目指す活動を通して得た経験から、どのようにすれば法令を守りつつSMSを効率よく利用できるかアドバイスしてもらえるのも特徴です。

費用を抑えたい人におすすめのサービス

費用をできるだけ抑えてSMSを一斉送信したい人におすすめなサービスを、より固定費がお得な順に2つ紹介します。

7.SMS HaNa

SMS HaNaSMS HaNa

初期費用と月額費用が無料、なおかつ完全従量課金制で確実に到達した分のみ課金されるSMS送信サービスです。SMS1通あたりの費用は8円からですが、選択するサービス内容や送信ボリュームによって変わるため、より詳しい費用を知りたい場合は問い合わせてみましょう。

機能面では、個別もしくは一斉送信可能、本人認証可能、API連携ありと充実しています。

またSMSを受信する顧客側からも送信停止申請が気軽に行える、特許取得済みの独自の配信停止機能を備えています。そのためすでに送信が不要となった顧客にSMSが届くなど、レピュテーションリスクをできるだけ回避したいときにも向いています。

8.EZ sms

EZSMS

初期費用と月額費用無料で、SMS送信時には独自のポイントを購入・消費するという機能や利用数に応じた支払いが可能なSMS送信サービスです。ポイントは最小5ポイント、最大で30,000ポイントまで購入でき、1度に購入するポイント数が多いほど1ポイントあたりの費用がお得になります。

日本国内では全事業者に対応し、さらにau向けの配信に使えるKプレミアムサービスが利用可能です。海外向けの送信にも対応しており、中国やインドなど170ヶ国以上に送付可能です。

初期登録やユーザー認証なども全てWeb上で完結しているため、低コストでスタートさせたい場合にも向いています。


まとめ

SMS送信サービスを利用すれば、顧客へ簡単にSMSを届けられるだけでなく、そこから1歩先のマーケティングも展開できます。

SMSは携帯電話番号を利用して送信されるため、スマホの普及率が低い世代にも情報を届けられるのも大きなメリットです。

まずはSMS送信サービスに最低限求めたいこと、運用が実現したら求めたいサービスを社内で選定していくのと合わせて、気になったサービスがあれば資料請求を進めておくのがおすすめです。

SMS送信サービスは国内携帯キャリアとの連携を行っている関係上、セキュリティの観点からその具体的な仕様や利用料金をホームページ上に掲載していない場合が多いからです。

今回おすすめした8つSMS送信サービスの中に気になったものがあれば、あらかじめ資料請求を進めておくとよいでしょう。

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ビジネスでのご利用シーン

  • スマホアプリ利用時の本人認証に
  • 自治体から住民への情報配信に
  • 料金滞納者に対する督促/請求のご案内に
  • 商品配送や訪問の事前連絡やリマインダーに
  • コンタクトセンター業務の効率化に
  • 重要性/必要性が高いメッセージをより確実に配信
  • ビデオを活用したお客さまサポート業務改善に
  • 自社の顧客に対するアンケートのご案内に

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