コラボレーションツールとは、チームや部署などでの情報共有をスムーズにするツールです。社内でのファイル共有やチャット機能だけでなく、社外取引先や顧客との情報共有やコミュニケーションを円滑にする機能も備えています。
遠隔で仕事を行うテレワークが普及する中、情報共有などのコミュニケーションをスムーズに行うことは重要であり、コラボレーションツールを導入する企業が増えています。
コラボレーションツールの導入を検討する場合、
- チャットやビデオ通話などのコミュニケーション機能に対応しているか?
- スマートフォン対応で外出先からも使えるか?
- 業務で使うPowerPointやPDF、容量が大きい画像や動画ファイルをやり取りできるか?
など、サービスによっても違いがあり、自社にあったコラボレーションツールを探すのは大変です。
そこで、本記事では、コラボレーションツール19社の料金や特徴をわかりやすく整理してまとめました。
特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
この記事を読むことで、探す手間をかけずに、自社にぴったりのコラボレーションツールを効率的に比較することができます。
なお、本記事では重要度を客観化するために、「コラボレーションツール」で検索したときの検索上位20位までの記事を調査し、各コラボレーションツールを登場回数順にならべました。ぜひ参考にしてください。
※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年4月時点のものです。
目次
- <比較表>コラボレーションツールおすすめ15社
- 1.Backlog/株式会社ヌーラボ
- 2.kintone/サイボウズ株式会社
- 3.Strap/株式会社グッドパッチ
- 4.Trello/Trello Inc.
- 5.NotePM/株式会社プロジェクト・モード
- 6.Google Workspace/グーグル・クラウド・ジャパン合同会社
- 7.flouu/プライズ株式会社
- 8.Confluence/アトラシアン株式会社
- 9.Miro/Miro
- 10.Qiita Team/Qiita株式会社
- 11.DocBase/株式会社クレイ
- 12.Zoho CRM/ゾーホージャパン株式会社
- 13.Chatwork/Chatwork株式会社
- 14.サイボウズ Office/サイボウズ株式会社
- 15.esa/合同会社 esa
- その他おすすめのコラボレーションツール
- コラボレーションツールを選ぶ際の3つのポイント
- コラボレーションツールに関するよくあるご質問
- まとめ
<比較表>コラボレーションツールおすすめ15社
本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
1.Backlog/株式会社ヌーラボ
- シンプルなデザインでだれでも簡単に使える。
- タスク管理と一緒に全体の進捗状況を一覧で確認することができる。
- 人数によって料金が変動しない。
初期費用 | 無料 |
---|---|
料金プラン | スターター 2,970円/月 スタンダード 17,600円/月 プレミアム 29,700円/月 プラチナ 82,500円/月 |
主な機能 | プロジェクト管理 タスク管理 コラボレーション バージョン管理 など |
導入企業 | 株式会社スターフライヤー 株式会社桐井製作所 株式会社マネーフォワード コニカミノルタジャパン株式会社 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
2.kintone/サイボウズ株式会社
- ノーコードで必要に合わせて改善・カスタマイズが可能。
- 外部サービスとも連携可能。
- クラウドサービスのため場所を選ばない。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | スタンダードコース 月額1,500円 ライトコース 月額780円 |
主な機能 | データ集計 プロジェクト管理 原稿管理 ファイル管理 など |
導入企業 | 木村屋總本店 ソフトバンク株式会社 など |
導入社数 | 30,000社 |
3.Strap/株式会社グッドパッチ
- リアルタイムでホワイトボードを共有し、だれがどこを見ているか確認することができる。
- 図やメモが追加しやすい。
- 公開範囲や権限付きで安心して利用可能。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 通常プラン 1アカウント月額1000円 プロフェッショナルプラン 料金は要問い合わせ |
主な機能 | スマートアド マウスカーソル表示 付箋 アイコンエレメント URLで共有 など |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
4.Trello/Trello Inc.
- やるべきタスクだけでなく、終了したタスクも確認できる。
- グループ間でアイデアを簡単に共有可能。
- オンラインでの会議の形式をテンプレートから選び活用できる。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 0ドル~17.50ドル~ 詳しくは要問い合わせ |
主な機能 | プロジェクト管理 会議 オンボーディング タスク管理 ブレーンストーミング など |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
5.NotePM/株式会社プロジェクト・モード
- 検索機能でファイルや文書がすぐに見つかる。
- 動画マニュアルなどを張り付けて画面共有可能。
- 誰が変更したかや誰が見たかなどの履歴が分かる。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | プラン8 4,800円/ 月 プラン15 9,000円/ 月 プラン25 15,000円/ 月 プラン50 30,000円/ 月 プラン100 60,000円/ 月 |
主な機能 | マニュアル作成 検索機能 動画共有 変更履歴を自動記録 など |
導入企業 | 京王電鉄株式会社 PayPay銀行株式会社 キーコーヒー株式会社 株式会社ラクス 株式会社明電舎 など |
導入社数 | 京王電鉄株式会社 PayPay銀行株式会社 キーコーヒー株式会社 株式会社ラクス 株式会社明電舎 など |
6.Google Workspace/グーグル・クラウド・ジャパン合同会社
- GeminiでAIによるリサーチやメールのライティングまで可能。
- 業務に必要なツールがほぼ備わっているためすぐ利用開始できる。
- Google サイトを使用すれば社内で作業する内容を共有可能。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | Business Starter 680円 Business Standard 1,360円 Business Plus 2,040円 |
主な機能 | Gmail カレンダー Meet Chat ドライブ など |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
7.flouu/プライズ株式会社
- リアルタイムで同時編集や共有が可能。
- ドキュメントにチャット機能が備わっているためすぐに確認可能。
- ドキュメントだけでなくチャット内容まで検索できる機能。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 基本料金 1 ユーザーあたり660円/ 30日 セキュリティオプション 1 ユーザーあたり+550円/ 30日 OCRオプション 1 ユーザーあたり+ 220円/ 30日 |
主な機能 | 作業の効率化 コミュニケーションの効率化 ナレッジ活用の効率化 など |
導入企業 | 株式会社パソナテック 株式会社ネクスウェイ 株式会社テレネット など |
導入社数 | 要問い合わせ |
8.Confluence/アトラシアン株式会社
- プロジェクト開始の管理で原稿をAIが用意したりメモを残すことができる。
- 振り返り機能でチームでコメントを残すことが可能。
- 編集したプロジェクトを管理者に共有可能。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | Free 0円 Standard 790円 Premium 1,510円 |
主な機能 | ページ ホワイトボード スペース Atlassian Intelligence など |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
9.Miro/Miro
- ボード上のカーソルの動きを録画し共有ができる。
- AIを活用しアイデアを付箋にデータ化。
- テンプレート呼び出し会議に活用できる。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | Starter 8ドル Business 16ドル |
主な機能 | 要問い合わせ |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
10.Qiita Team/Qiita株式会社
- 社内に記事を共有し情報を共有するサービス。
- Markdown記法で記入でき誰でも簡単に記事を書くことができる。
- 記事ごとにグループを紐づけし管理可能。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 月額(税込) Personal 500円 Micro 1,520円 Small 4,900円 Medium 7,050円 Large 15,300円 Extra 15,300〜 |
主な機能 | 保存データの暗号化 公開範囲設定 テンプレート機能 など |
導入企業 | 株式会社NTTビジネスソリューションズ 株式会社NTTデータ セキスイシステムズ 株式会社カカクコム など |
導入社数 | 要問い合わせ |
11.DocBase/株式会社クレイ
- 複数のグループで共有や編集が利用できる。
- スター機能で大事なメモを分かりやすく管理。
- 他ファイルからのインポートに対応。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | スターター 990円/月 ベーシック 4,950円/月 レギュラー 9,900円/月 ビジネス100 21,450円/月 |
主な機能 | マークダウンモード リッチテキストモード ハイブリッドモード コメント機能 同時編集機能 など |
導入企業 | 大和財託株式会社 株式会社いい生活 スカパーJSAT株式会社 株式会社coco 医療法人 風林会 |
導入社数 | 10,000社 |
12.Zoho CRM/ゾーホージャパン株式会社
- デザインを含めたフルカスタマイズが簡単にでき、プログラミングも活用できる。
- 案件の進捗状況を確認し、すぐに対応ができる。
- フォームやファイルからデータを読み込んで取り込むことができる。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | スタンダード 1,680円 プロフェッショナル 2,760円 エンタープライズ 4,800円 アルティメット 6,240円 |
主な機能 | 連絡先管理 取引先管理 など |
導入企業 | 株式会社サンエー ワケンビーテック株式会社 ニチコン株式会社 NPO法人キープ・ママ・スマイリング 株式会社関西 など |
導入社数 | 25万社 |
13.Chatwork/Chatwork株式会社
- 無料のプランがあるため誰でもすぐ利用できる。
- 多くの使用実績があるため安心に利用可能。
- 社内だけでなく社外の人とも簡単にやり取りができる。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | ビジネス 700円 エンタープライズ 1,200円 |
主な機能 | グループチャット タスク管理 ファイル管理 ビデオ/音声通話 コンタクト管理 |
導入企業 | 合同会社DMM GAMES 株式会社シンワ歯研 株式会社ビオック 東光商事株式会社 株式会社アネビー など |
導入社数 | 328,000社 |
14.サイボウズ Office/サイボウズ株式会社
- トップページで自分あての連絡やタスクをすぐ確認。
- 社内の全ユーザーに通知できる掲示板機能で情報発信を洩れなく行う。
- メッセージ機能では社外の人に誤送信しない機能が搭載。
初期費用 | 0円 |
---|---|
料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | トップページ スケジュール 掲示板 ファイル機能 メッセージ機能 など |
導入企業 | 株式会社福井 株式会社一ノ蔵 株式会社Fine T&H 浜松倉庫株式会社 株式会社進々堂 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
15.esa/合同会社 esa
- 共有から更新を通して、情報の整理を行うことができるツール。
- 不完全な記事でもすぐ共有しチームで共有。
- 変更前の履歴も残るため、気軽に何度でも書き直すことができる。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | 要問い合わせ |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
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コラボレーションツールを選ぶ際の3つのポイント
ここでは、コラボレーションツールを選ぶ際のポイントについて紹介します。
コラボレーションツールは数多くあり、サービスや機能は多種多様です。
自社に合うツールを効率良く選ぶために、次の3つのポイントに着目してみてください。
ポイント1.導入する目的を明確にし自社に必要な機能を見極める
まずは自社にコラボレーションツールを導入する目的を明確にすることが大切です。
従来使っていた電子メールよりもスムーズに情報共有を行うことのみが目的であれば、コラボレーションツールの代表的な機能であるチャット機能とクラウドストレージ(ファイル共有機能)のみで事足りる場合もあります。
コミュニケーションを円滑に行うチャット機能は電子メールよりも情報を整理しやすく、気軽に社外とのやりとりも行うことが可能です。
さらに、メールアドレスの入力間違いによる誤送信や乗っ取りなどによる情報漏洩も防ぐことができます。
情報を共有するためのクラウドストレージについては、従来のようにデータを社内サーバーへ保存するという方法ではなく、インターネット上に用意されているファイル共有スペースにてデータを共有できるため場所を問わず情報を共有することができます。
これら2つの代表的な機能のほか、「タスク管理を漏れがないよう行いたい」「テレワークの導入により増えたビデオ会議をスムーズに行いたい」など、自社の導入目的を果たすためにはどのような機能が必要なのかを明確にすることが重要です。
「機能が多そうだから」「選んでいる企業が多いから」という理由でとコラボレーションツールを選ぶのではなく、自社に必要な機能を見極めてから選ぶと良いでしょう。
ポイント2.どの社員でも使いこなせそうかを確認する
コラボレーションツールの操作が難しく利用できない社員がいると、ツールを使っての情報共有が社員全員にできず導入の効果が下がってしまいます。
情報共有をスムーズにするためのツールにもかかわらず操作が難しく結果的に時間が取られてしまう、活用されないということになれば、時間とコストに無駄が生じてしまう可能性もあります。
そのため、どの社員でも簡単に操作ができるかどうかは事前に確認しておきましょう。
無料お試しプランがあるコラボレーションツールなら、事前に使いやすさを確認できます。
幅広い年齢層の社員が在籍する会社であれば、どの年代の社員でも感覚的に操作できるようなコラボレーションツールを選ぶことがポイントです。
ポイント3.対応のデバイスは自社の社員の働き方に合っているか
コラボレーションツールによって対応するデバイスは異なります。
導入予定のコラボレーションツールが普段社員が使っているデバイスに対応しているかどうかは必ず確認が必要です。
パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットでも使用できると、外出先でのチャットの確認等が簡単にできます。
スマートフォン用のアプリなどがあれば、より使い勝手が良いでしょう。
また、パソコン以外のデバイスで使用する場合に制限されてしまう機能がないかを確認しておくこともおすすめです。
コラボレーションツールは社内間のコミュニケーションだけではなく、社内で仕事をする人とテレワークなどで遠隔で仕事する人、また、異なる事業所に属する人など、さまざまな人をつなぐツールです。
さまざまなデバイスに対応していると、どのような働き方の人とでもスムーズに情報共有が可能です。
このように、普段社員が使っているデバイスの確認だけではなく、自社の社員がどのような場面でどのような人たちとコミュニケーションをとるのかを確認してからコラボレーションツールを選ぶと良いでしょう。
コラボレーションツールに関するよくあるご質問
コラボレーションツールの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.コラボレーションツールの主な機能は何ですか?
A.主な機能には、チャット、ビデオ通話、ファイル共有、タスク管理、プロジェクト管理、カレンダー共有、リアルタイム編集、通知機能などがあります。
Q.コラボレーションツールの料金相場はどのくらいですか?
A.コラボレーションツールの料金は、無料プランから有料プランまでさまざまです。一般的には、月額数百円から数千円程度のプランが多く、企業向けの高度なプランでは数万円になることもあります。具体的な金額は、提供元にお問い合わせください。
まとめ
本記事ではおすすめのコラボレーションツールを紹介しました。
選ぶポイントは、導入目的を明確にした上で必要な機能があるか、どの社員でも使いこなせるか、対応デバイスは自社の社員の働き方に合っているかを目安にすると良いでしょう。
本記事の情報を参考に、自社にフィットするコラボレーションツールを見つけてください。
参考にしたサイト
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