【2023年版/比較表つき】おすすめのバックアップソフト4選を厳選比較

バックアップソフトとは、コンピュータ上のデータを別の場所にコピーして保存するためのソフトです。これにより、データの紛失や破損、システム障害などが発生した場合でも、バックアップされたデータを元に復元することができます。

しかし、バックアップソフトには複数の種類があるため、どのソフトを選べばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、厳選したおすすめのバックアップソフト4選の特徴や口コミを紹介した上で、ソフトを選ぶ際に着目すべきポイントについて解説します。

本記事を参考にすることで、バックアップソフトの選択ミスを防げるでしょう。

バックアップソフトの選定基準は、「バックアップ ソフト 比較」で検索して表示された上位8記事分の情報から、紹介頻度の高いバックアップソフトを選び、ITreviewのレビュー数順にまとめています。

※本記事に掲載しているレビューはITreviewに許諾を得て掲載しています。
※レビューや評価などは2023年3月時点のものです。
※Leader、High Performerのバッジは、ITreviewで満足度の高い製品にHigh Performerを、満足度・認知度が共に高い製品にLeaderが付与されています。最新の受賞製品一覧はこちら


<比較表>バックアップソフトおすすめ4社

バックアップソフト
本記事で紹介している4社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。

参考:【2023年最新版】バックアップソフトおすすめ4社


Acronis Cyber Protect(旧Acronis True Image)/アクロニス・ジャパン株式会社

Acronis Cyber Protect


クラウド型のため、どこからでもアクセスできるバックアップソフトです。WindowsだけではなくMacOS・Linuxなど、20以上のプラットフォームで対応可能。データプロテクションとサイバーセキュリティを統合した、業界初のオールインワン型です。

初期費用無料
料金プラン・workstation:9,500円〜
・Server:69,500円〜
・VirtualHost:70,900円〜
・Windows ServerEssentias:34,700円〜
・Microsoft365:17,100円〜
・Google Workspace:17,100円〜
対応OSWindows8以降
OS X 10.9以降
バックアップ方法完全、増分、差分
無料トライアルの有無
種別ソフトオールインワン型
クラウド型

 

このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)


使いやすいがアップデートが頻繁にある
WEBコンソールのUIがわかりやすくレイアウトされており、すべての管理対象を一元管理でき、スケジュール計画、各バックアップ設定やレポートが直感的に設定変更しやすく、機能追加も頻繁に行われており管理運用しやすい。
バックアップには各対象ごとに暗号化(パスワード)ができ、復元時にパスワードを求められるようになるため、運用担当者の役割に応じて権限的なセキュアな運用が出来てとても良い。バックアップの詳細設定を全体的に設定でき、その設定と異なる設定を個別のバックアップ対象でも上書き的に設定することもできるため応用しやすい。

 


Acronis Cyber Protectレビュー
優れている点・好きな機能
・自動で勝手に診断してくれるところ
・クラウド上に安全にバックアップが可能

その理由
・ほったらかしで手間がかからない点
・BCP対策になる

 
引用元:ITreview


AOMEI Backupper/AOMEI International Network Limited

aomei


シンプルデザインで、パソコン初心者でも簡単に操作できるバックアップソフトです。高速性と安定度に優れているため、エラーなくスムーズにバックアップができます。スキーム機能により古いバックアップを自動で削除するため、空き容量不足の問題を心配する必要がありません。

初期費用無料
料金プラン・個人向け
 >Standard版:無料
 >Professional版:5,808円

・中小企業向け
 >Workstation版:7,458円
 >Server版:21,978円

・大企業&MSP向け
 >Technician版:74,778円
 >Technician Plus版:105,578円

対応OSWindows7以降
バックアップ方法完全、増分、差分
無料トライアルの有無
種別ソフトパッケージ版ソフト

 

このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)


バックアップをするならこれ一択
いままで、バックアップをするには、ファイルを選択して、必要なファイルを個別でバックアップしていました。

 このアプリが良いとitreviewでみて、使用した結果を書きます。

 まず、必要なバックアップを選択できます。システム自体のバックアップから、ハードディスクのバックアップまで、調べないとなかなか選択できなそうなバックアップがワンクリックでできます。また、aomei cloudがありますので、クラウド上にバックアップを作成することも可能です。

 


SSD換装におすすめ
HDDのパソコンをSSDに換装する際に重宝しています。SSD単品パーツで買うとバックアップソフトがついていませんが、本ソフトをISO形式でUSBもしくはCD-Rに書き込み起動させ、ディスククローンを実行することで(SSDへの最適化機能もあり)簡単にデータ移行ができます。

 
引用元:ITreview


Realsync/吉本龍司

Realsync

フォルダの同期を取ることができ、バックアップを簡単にできる無料ソフトです。「今すぐ更新」ボタンをワンクリックで完結できる手軽さがウリです。最小化起動・ファイル指定など、各設定に必要なプログラミングコードも無料公開しています。

初期費用無料
料金プランフリーソフト
受託アプリケーションや、パッケージソフトなどに組み込む場合は契約ライセンス必要:要問い合わせ
対応OSWindows7以降
バックアップ方法要問い合わせ
無料トライアルの有無×
種別ソフトダウンロード版ソフト

 

このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)


退勤時にワンタッチでデータのバックアップがとれる優れもの
バックアップしたいフォルダと更新してシャットダウンする設定をしておくだけで、その日に職場内で同僚が新規に作成、または作業、更新したファイルのみコピーしてくれるので、本当に助かっているツールです。

 
引用元:ITreview


EaseUs Todo Backup/有限会社イーザスソフトウェア

EaseUS

古いバックアップを削除・結合など、あらゆる方法で簡単にバックアップデータを管理します。日次・週次・月次毎にスケジュールバックアップを設定できる便利なソフトです。また、バックアップファイルを暗号化することで、データを漏洩防止し保護することができます。

初期費用要問い合わせ
料金プラン・無料版
・製品版
1ヶ月版:月額2,629円
1年版:5,258円
永久版:10,549円
対応OSWindows7以降
バックアップ方法完全、増分、差分
無料トライアルの有無×
種別ソフトパッケージ型ソフト

 

このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)


ブートパーティションが分離している構成に威力発揮
優れている点・好きな機能
・2012年代のWindowsではブートパーティションとシステムパーティションが分離している構成が多かった。この構成においてもパーティションバックアップ機能を使用してバックアップ&リストアが行えるので、OS起動時の致命傷となるブートパーティションが壊れてもそのブートパーティションのみを回復(リストア)すればWindowsが生き返ったことが度々あり、何度も救われた。
・EaseUS Todo Backup 、EaseUS Todo Backup WSの特長である「クローン」機能については、ターゲットディスクのパーティションサイズを変更させるときにリサイジングがうまく働かない場合があったり、クローン化したHDD,やSSDのブートパーティションをアクティブ化しなければならないなど、少々面倒な操作が必要でしたが、2012年に購入したデスクトップPCが現在も現役で活躍できています。
・非AFT(セクターサイズ:512MB)のHDDからAFT(セクターサイズ:4096MB)のターゲットHDDへのクローン化が行えて、旧世代のHDDを最新のHDDに乗り換えれた。

 
引用元:ITreview


その他おすすめのバックアップソフト9選

LB イメージバックアップ12Pro/株式会社ライフボート
Paragon Hard Disk Manager 17 Professional/パラゴンソフトウェア株式会社
ファイナル丸ごとバックアップ/AOSデータ株式会社
万全・HDDバックアップ 2 /株式会社フロントライン
HD革命/株式会社アーク情報システム
Indelible3/アイギーク株式会社
BunBackup/Nagatsuki
Iperius Backup/Enter Srl
Backup/曽田純


バックアップソフトの選び方のポイント3つ

バックアップソフトを見る際は、以下のポイントを基準に選定すれば、導入してからミスマッチに気づくことを防げるでしょう。

  • 自社で使っているOSに対応できるか
  • 複数のバックアップ方式が採用されているか
  • スケジューリング機能がついているか

それぞれについて解説いたします。

自社で使っているOSに対応できるか

自社で使っているOSにバックアップソフトが対応できるかどうか確かめましょう。

バックアップソフトによって、対応できるOSが異なる場合があります。

また、自社で使っているOS自体には対応していても、古いOSバージョンには対応できない場合があるため注意が必要です。

たとえば、対応しているOSバージョンがWindows10以降で、Windows7、8は使えないバックアップソフトがあります。

導入後に対応できないと気づく前に、あらかじめ自社のOSとバージョンを確認し、そのOSに対応するバックアップソフトを選びましょう。

複数のバックアップ方式が採用されているか

バックアップには「フルバックアップ」「差分バックアップ」「増分バックアップ」の3つの方式がありますが、それぞれの方式を組み合わせて使用できるソフトかどうか確認しましょう。

各バックアップ方式の特徴と向いている用途は以下の通りです。

バックアップ方式特徴向いている用途
フルバックアップ・すべてのデータをバックアップする
・バックアップに時間がかかる可能性がある
・復元が最も簡単で迅速
・初回バックアップや定期的な完全バックアップが必要な場合
差分バックアップ・最後のフルバックアップ以降の変更データのみをバックアップする
・バックアップ時間が短縮される
・復元にはフルバックアップと差分が必要
・毎日のバックアップに適しており、復元にある程度の時間が許容される場合
増分バックアップ・最後のバックアップ(フルまたは増分)以降の変更データのみをバックアップする
・バックアップ時間が最短
・復元にはすべてのバックアップが必要
・頻繁にバックアップを行いたいが、復元に時間がかかっても問題ない場合

フルバックアップ方式は全てのデータをバックアップするため、サーバーの処理に負荷がかかり、その間に稼働系タスクに影響を与える場合があります。

バックアップにかかる時間とストレージ容量を最適化するためには、フルバック方式と、保存する容量が限られている増分バックアップ方式、差分バックアップ方式を組み合わせて使えるソフトが良いでしょう。

例えばフルバックアップを取得した後に、差分バックアップもしくは増分バックアップを定期的に取得することで、変更点のみをバックアップすることができます。

スケジューリング機能がついているか

バックアップ作業の効率化を重視したい場合は、スケジューリング機能が搭載されているかどうか確認をしましょう。

スケジューリング機能とは、バックアップ作業を自動化し、特定の日時や周期で実行するための機能です。この機能を利用することで、手動でバックアップを実行する手間を省けます。

しかし、無料や低価格のバックアップソフトでは、スケジューリング機能が制限されている場合があります。

そのため、バックアップソフトにスケジューリング機能が搭載されているか事前にチェックしましょう。


まとめ

本記事では、おすすめのバックアップソフト4選とそのほかおすすめのバックアップソフト9選、選び方のポイントについて紹介しました。

バックアップソフトは、企業のデータを別媒体にコピーするための支援ソフトです。バックアップソフトを導入することで、ハードウェア障害やソフトウェアの問題によってデータを失うリスクを回避することができます。

事業活動を持続的に行うためには、バックアップソフトは欠かせません。

しかし、バックアップソフトは複数の種類があるため、導入してもそもそも稼働できなかったり、使い勝手が良くないという状況を防ぐためには、注意してソフトを選ばないといけません。

バックアップソフトを選ぶ際は、以下のポイントを基準にすれば、製品のミスマッチを防げます。

  • 自社で使っているOSに対応できるか
  • 複数のバックアップ方式が採用されているか
  • スケジューリング機能がついているか

本記事を参考に、バックアップソフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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