Facebook広告の出稿が決まり、効果的なクリエイティブを作成する時に知っておきたいコツは13ほどあります。
このコツを知っておくことで、ユーザーの目に届きやすく、見てもらえる確率が高まります。
ただ、コツも何もどうやって作成すればいいのかわからない人や、どうしたら成果に繋がるクリエイティブが作れるのか知りたい人もいるでしょう。
競合他社もFacebook広告を出しているならなおさら、どんなクリエイティブを作れば成果が上がるのかと悩んでしまうかもしれません。
本記事では、クリエイティブ作成の基礎や基礎を応用したコツ、注意しておきたいポイントなどもご紹介しています。
基本的なルールを理解したうえで、フォーマットや画像・動画などの形式ごとの特徴が、最大限に発揮できるようなクリエイティブを作ることが大切です。
目次
まず押さえたい!Facebook広告クリエイティブ3つの基本ルール
まずはFacebook広告のクリエイティブの基本的なルールを3つ押さえておきましょう。
ここからは、以下の基本を解説します。
- 画像は「1:1」のアスペクト比で作る
- テキストは「メインテキスト」の3行に力を入れる
- 動画・ストーリーズをフル活用する
これらの基本ルールを押さえておかないと、見栄えも悪く、訴求の効果を最大限に発揮できないためです。
では、Facebookクリエイティブを作成するうえで知っておきたいルールを見ていきましょう。
1.画像は「1:1」のアスペクト比で作る
広告に使用する画像は「1:1」のアスペクト比で作成しましょう。その理由は2点あります。
1つ目が、FacebookとInstagramのフィード上に配信される画像の推奨サイズが「1:1」であることです。
Facebook広告の数ある配信先の中でも、フィードはとくに表示回数が多く、コンバージョンを獲得しやすい配信先です。広告効果の最大化を狙うなら、画像は「1:1」で作成するのがおすすめです。
2つ目は、「1:1」のサイズは、あらゆる広告フォーマットをカバーできることです。
Facebook広告には自動配置という機能があり、パフォーマンスが高くなるように広告の表示先を最適化してくれます。この機能を使うと、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Network内のどの広告枠にクリエイティブが表示されるかわかりません。
そのとき、すべての配置をカバーするのが「1:1」のアスペクト比になります。「1:1」で画像を作成しておくと、配置によって画像が見切れてしまうといた事態を防げるのです。
以上2点から、画像は「1:1」のアスペクト比で作成しましょう。
2.テキストは「メインテキスト」の3行に力を入れる
テキストで意識したい点は、メインテキストの3行です。メインテキストは最初の3行しか表示されず、残りの文章は「続きを読む」といった表記が出て、自動的に隠されてしまうためです。
テキストが3行以上にわたる場合、伝えたいメッセージを最後に持ってきても、ユーザーの目に入る確率は相当に低くなってしまいます。
そのため、伝えたいキーワードは冒頭で書き切るようにしましょう。
参考:配置にFacebookフィードを、広告の目的にブランドの認知度アップを使用した場合の、Facebook写真広告の仕様 | Facebook広告ガイド
3.動画・ストーリーズをフル活用する
クリエイティブの成果を高めるために、動画やストーリーズをフル活用しましょう。
動画の場合、ディスプレイ広告よりも動画広告の方がCTR(クリック数)が7.5倍向上したという調査があります。モバイル広告運営会社Smaatoとアプリマーケティング会社Liftoffの調査で明らかになっています。
参考:Study: Video ads see 7.5X higher CTR than display
デイリーアクティブユーザーの70%がストーリーズを利用しているといわれます。
さらには、ストーリーズを見たユーザーのうち4割近くが、ストーリーズで見かけた商材への興味関心が高まったと回答しています。
動画とストーリーズを上手に活用することで、商品・サービスに対する購買意欲を高めることができるのです。
それでは、動画とストーリーズをフル活用するには、どのようにすれば良いでしょうか?それぞれのクリエイティブ制作について、基本的なポイントを以下にまとめます。
動画 | アスペクト比は「4:5」 動画の長さは「240分以内」 推奨フォーマットは「MP4」 |
---|---|
ストーリーズ | アスペクト比は「9:16」 ストーリーズの長さは「15秒」 フォーマットは「MP4・MOV・GIF」など |
「9:16」はスマホの画面いっぱいに表示されるサイズです。
ただ、動画やストーリーズを制作するためには、機材や編集ソフトの購入にお金がかかるのでは?と心配になる人もいるかもしれません。
Facebook広告に出稿するクリエイティブは、スマホの内部カメラで撮影しても問題ありません。訴求が確実に伝われば、きちんと成果につながるからです。
顔出しを避けたい人や動画制作のために予算をかけるのはハードルが高い人もいるでしょう。その場合は、ストーリー調の構成にし、写真のスライドショーを作成するのがおすすめです。
参考:調査:動画広告のクリック率はディスプレイの7.5倍| マーケティングダイブ
参考:Instagramのストーリーズとフィード: イメージと使われ方の違い | Instagram for Business
成果に繋がるFacebook広告のクリエイティブ作成13のコツ
Facebook広告で成果を出すために、魅力的なクリエイティブを作成することは重要です。
Facebookでは、すき間時間などに「ながら見」しているユーザーが圧倒的に多いためです。とくに広告ほど魅力的な内容でないと、素早くスクロールされて見逃されてしまいます。
ながら見の速度でもFacebook広告を見てもらうには、思わず見てしまう工夫が必要になります。効果的なクリエイティブの作成に役立つ13のコツをご紹介します。
これら13のコツを押さえておけば、初めてのクリエイティブ作成でも成果を出しやすくなります。
1.ターゲットの課題をズバリ指摘する
気になることや悩んでいることなど、ターゲットの課題を突き止めて指摘しましょう。ユーザーは、自分のことだと感じられることで、広告を読み進めたくなるからです。
例えば、「ニキビ跡に悩んでいませんか?」「一戸建ては高いと思っていませんか?」といった、ターゲットの悩みや気になるポイントに触れましょう。
その際、ニーズや課題を深掘りし、ターゲットが「これって自分のことを言っているの?」と思えるまで具体的な訴求内容に落とし込むことが大切です。
訴求内容は、必ずしもネガティブな悩みに訴えるものでなくても問題ありません。大切なのは、ターゲットに自分事だと思ってもらえる訴求です。
悩みや気になることなどを突き止めて、ズバリ指摘する訴求ポイントを見つけましょう。
2.ぱっと見で手を止めてしまう画像を使う
広告に使用する画像は、つい手を止めてしまうような画像を使用しましょう。
FacebookやInstagramのユーザーは、隙間時間にフィードを眺めていることが多いためです。興味のない広告は、すぐにスクロールして流されてしまいます。
ここで大切なのはおしゃれな画像よりも、手を止めてしまう画像を使用するということです。
目を止める画像のコツを挙げると、以下の通りです。
- ターゲット層と同世代の人物を起用する
- ターゲットの好む色やデザインを用いる
- 画像、芸能人やキャラクターを起用する
年齢層や性別によって、好まれる色やフォントに違いがあることが調査でわかっています。クリエイティブ制作の際は、参考にすると良いでしょう。
参考:年齢による色の人気!子供と大人の色彩嗜好
参考:【自主調査結果】好きな「フォント」に関する調査
広告は何と言っても見てもらわないと意味がありません。様々な調査結果やデータを元に、つい手を止めてしまうような画像を使用しましょう。
3.子ども・女性・動物の写真で効果を上げる
子どもや女性、動物の画像を用いると、広告効果を高められます。この傾向は、Baby、Beauty、Beastそれぞれの頭文字を取って「3Bの法則」と呼ばれています。
この「3Bの法則」にもとづく画像を使うことで、Facebook広告の効果を向上させる期待が持てます。
ちなみに、3Bにはそれぞれ心理的な効果があるので知っておきましょう。
3B | 心理効果 |
---|---|
子ども(Baby) | ・子どもの可愛らしい姿で、広告に対する警戒心が和らぐ |
女性(Beauty) | ・女性の場合は、美人に憧れる ・男性の場合は、美人に魅力を感じる |
動物(Beast) | ・癒しや優しい印象を与える ・世代を選ばずに好感度が高い ・犬や猫、うさぎなどが人気 |
多くの企業でもこのテクニックを用いており、保険や金融などは「子どもや動物」、化粧品や飲食などは「女性」を起用していることが多いです。
また、世間的にネガティブなイメージが定着している職種でも、3Bの法則に則ってクリエイティブを作成することでイメージが和らぎます。
参考:「3Bの法則」の意味とは?具体例を解説し、広告やマーケティングで使う方法を解説
4.動画は開始3秒以内でメリットや意外性を伝える
動画を作成する際は、開始3秒以内にメリットや意外性を伝えるようにしましょう。ユーザーの目を止め、なるべく最後まで動画を見てもらうようにするためです。
例えば、動画の冒頭に「高かった携帯料金が月2,980!?その理由は新プランにあった!」とつけるだけで、動画を見るメリットが分かり最後まで視聴したくなります。
動画の開始3秒を視聴したユーザーのうち、65%が10秒以上、45%が30秒以上、残りの動画を視聴するという調査があります。動画の冒頭3秒を見てもらうことは、離脱を防ぐことになるのです。
動画を長く見てもらうことで、商品・サービスを印象づけることができます。また、商材のオファーは動画の最後に来ることが多いでしょう。開始3秒で「自分には関係ない」と思われてしまうと、最後のオファーに辿りつくユーザーが限りなく減ってしまいます。
動画は開始3秒以内、ターゲットの心をつかむ訴求メッセージを入れましょう。
5.お得でしかないメリットを打ち出す
「もれなくもらえる」「ポイント山分け」など、お得さが伝わるユーザーメリットを打ち出しましょう。
人は、なるべく損したくないという心理を持っています。そのため、お得でしかないことを伝えることで、行動を促せるためです。無料のお試し期間や返金保証なども良い施策です。
ユーザーに響くメリットを打ち出すことで、自社や商材の認知度が上がり、新たな見込み顧客を開拓できる可能性もあります。ユーザーに損をさせない、お得なメリットを打ち出してみてください。
ただし、Facebook広告では誇大広告を予防するための禁止事項があります。クリエイティブに落とし込む時は、規約も参照してください。
参考:Facebook
6.音声なしでも伝わるクリエイティブにする
動画のクリエイティブ作成時に気をつけることは、音声がなくても内容が伝わるようにすることです。
Facebookは、移動中や仕事の合間など、音が出せない環境下で視聴していることも多いためです。スマホはマナーモードにしていることも大野で、とき動画は音声なしで再生される確率も高いと言えます。動画は視覚的に訴求する必要があるのです。
音声なしでも内容をわかるようにするには、動画内にテロップを入れると良いでしょう。話者のセリフをそのまま文字に起こしてテロップに入れれば、編集テクニックはいりません。
また、重要なポイントやキーワードについて、エフェクトをつけ目立つテロップにすることもおすすめです。
シンプルな表現で構わないので、テロップを有効活用して音声なしでも伝わる動画クリエイティブを目指しましょう。
7.感情に訴えるような一文を入れる
ついクリックしたくなるような、感情に訴えるキャッチコピーを使用しましょう。
前述しましたが、ユーザーは約0.2秒でスマホ画面をスクロールしてしまうため、目にとまる一文を使用しなければ流されてしまうからです。画像の選定と同様に、使用するキャッチコピーも魅力的でなくてはなりません。
「百年に一度の」「必ずもらえる」「リピーター続出」「~を超えた」など、バズを生み出しているコピーをマネするのがおすすめです。
Facebookには、Facebook内で実際に出稿されている広告を検索できる「広告ライブラリ」というまとめサイトがあります。広告ライブラリで他社の広告を検索し、キャッチコピーを使用しているのか研究してみるのも有効です。
広告ライブラリを活用しながら、ターゲットに刺さるキャッチコピーを作成しクリエイティブに盛り込んでみましょう。
参考:広告ライブラリ
8.大切なことは左側へ書く
テキストやタイトルでは、最も伝えたいキーワードは左側、つまり冒頭に書くようにしましょう。
広告の配置や見る媒体によって、文章が「…」と途切れてしまうことがあるためです。
途切れる文字数に関しては配置や媒体などによって変動しますが、15文字以内に伝えたいメッセージを入れた方がいいでしょう。
冒頭には訴求メッセージを書くほか、例えば、「今なら50%オフ」「もう試した?」などのクリックを促すフレーズを入れるのも効果的です。
どの情報を冒頭に持ってくればいいか検討し、大切な情報ほど左側に書くようにしましょう。
9.ブランドロゴやカラーを前面に押し出す
自社ブランドのロゴやカラーを画像などに取り入れて、ブランドを認知してもらいましょう。
どんなに魅力的な商材でも、ロゴが入っていないとブランド認知に繋がらないためです。「あの洋服可愛かったな」「あの家素敵だったな」と、広告に対する印象で終わってしまいます。
例えば、広告の画像の中に小さくロゴを入れてみたり、ブランドカラーを画像の背面に使うなどの工夫が有効です。
数多くの企業がFacebook広告を配信しています。自社ブランドをユーザーに認識してもらうためにも、ロゴやブランドカラーをクリエイティブに使用できるとよいでしょう。
10.重要なポイントをあえて隠す
写真やテキストの中で重要なポイントをあえて隠すのも有効です。何が隠されているのか答えを知りたくなり、広告をクリックして続きを読みたくなるためです。
例えば、文章を隠すならば「あの〇〇がこんなところに!」「~したら〇〇になっちゃった!」など、気になるポイントをあえて隠しましょう。画像の一部を隠すなら、モザイクやぼかしを入れる工夫が有効です。
答えを知りたい、続きが気になるようなポイントがあると、クリックを誘発することができます。クリック単価を下げることにもつながるので、ぜひ試してみてください。
11.FacebookとInstagramなら、より効果の高い媒体にクリエイティブを寄せる
Facebook広告を出稿すると、Facebook・Instagram・Messenger・Audience Networkの4媒体にクリエイティブが配信されます。多くの場合、FacebookかInstagramどちらかの媒体で効果が顕著になるでしょう。
そのとき、より高いパフォーマンスを発揮している媒体にクリエイティブのデザインを合わせることで、効果をより向上させる狙いがあります。
例えば、Facebookで配信されている広告よりも、Instagramで配信している広告の方がユーザーの反応が大きいとしましょう。Instagram広告ではテキストが表示されないので、テキストよりも画像に対する反響が多いと考えられます。
その画像がなぜ反応が大きかったのかを分析し、その要素を取り入れたクリエイティブを配信するようにします。
あるいは、そこまで画像に力を入れていなかったけれど、Instagramの配信画面で効果が高くなったという場合もあると思います。画像を改善する余地が大きいと考えられますので、クリエイティブをブラッシュアップすると良いでしょう。
FacebookとInstagramではユーザー層が異なるので、クリエイティブで工夫するポイントも異なります。効果がより顕著な媒体に着目し、クリエイティブをブラッシュアップすることで、成果につなげましょう。
12.画像は訴求別に6枚入稿する
成果につながる広告を出すためには、訴求別に6枚の画像を入稿するようにしましょう。ターゲットにより響きやすい画像を同時にテストできるためです。
Facebook広告では、1広告セットの中に画像クリエイティブを最大6枚まで登録できます。登録した画像はすべて、Facebookが独自アルゴリズムにより効果を判定し、よりパフォーマンスの高い広告に予算を集中してくれます。
写真・イラストどちらがいいのか、訴求文のあり・なし、訴求点は何がいいのか、デザインなど、どの画像を使ったらよいか迷ってしまうこともあると思います。広告は実際に出してみなければ、どのクリエイティブがもっとも効果的なのかわかりません。
1広告セットに複数の画像を出稿し、配信結果をチェックすると良いでしょう。結果を見ながら、クリエイティブの改良を重ねていくようにします。
参考:Facebook広告で効果的な画像と運用のコツ|ferret
13.画像内におけるテキストの割合は20%未満にする
画像内のテキストは、画像全体のうち20%の割合に抑えるようにしましょう。テキストを20%までに抑えたほうが、広告のパフォーマンスが上がるためです。
たしかに画像内にテキストを詰め込んでしまうと、見づらくなって結局何を言いたい広告なのか分かりづらくなってしまいます。それよりも訴求内容を絞った見やすい広告の方が、ユーザーの好印象につながる傾向があるそうです。
Facebookには、2020年秋まで画像全体に占めるテキストの割合を20%以内に収める「20%テキストルール」という決まりがありました。
テキストの割合が20%を超える画像は、広告に出稿できなかったのです。現在、20%ルールは廃止されていますが、テキスト量を20%に抑えたほうがパフォーマンスが上がることに変わりはありません。
できるかぎりテキストの割合は20%未満にすることをおすすめします。
参考:広告画像のテキストについて
参考:【2021年最新】Facebook広告の20%ルール撤廃!でもやっぱりテキスト量の多い画像は嫌われます! |新潟・金沢・仙台|株式会社ユニークワン|インターネット広告代理店
審査落ちしないためのFacebook広告クリエイティブ4つの注意点
Facebook広告ではユーザーが安心して快適に利用できるように、広告を配信する前に審査を行っています。どんなに良いクリエイティブを作っても、Facebook広告の審査を通過しなければ広告を配信できません。
ここからは、審査落ちしないためのクリエイティブに関する4つの注意点を、Facebookの広告ポリシーに則ってご紹介します。
- 禁止コンテンツを使用しない
- 宣伝する商品やサービスをあいまいにしない
- 虚偽や誤解を招く情報を記載しない
- リンク先にもクリエイティブ同様の注意を払う
クリエイティブルールの詳細は、Facebookの広告ポリシーをご確認ください。
参考:広告ポリシー
1.禁止コンテンツを使用しない
Facebook広告には、禁止コンテンツがあります。これらのコンテンツを出稿もしくはクリエイティブで使用しないようにしてください。
以下はFacebookが禁止しているコンテンツの一部です。
禁止コンテンツ | 内容 |
---|---|
「タバコ商品」やそれと関連する宣伝 | 電子タバコやその他喫煙を模した商品なども宣伝できない |
ネガティブな自己認識の喚起 | 体の一部や問題点を切り取ったクリエイティブは禁止 |
ビフォーアフターを載せた写真 | 比較は誰にでも当てはまらない。誇大広告になりやすいので却下の対象となる |
業種でいうと美容系やヘルスケアなどは気をつけておかないと、故意ではなくても審査に通らないことがあります。
いずれも、広告による誤認や被害の発生を防ぎ、すべてのユーザーがFacebookを快適に利用できるようにするための配慮です。
無意識で使った文言が、誤認を招く表現だったということもよくあります。Facebookの禁止コンテンツは、よく確認しておきましょう。
2.宣伝する商品やサービスをあいまいにしない
Facebook広告では、何を宣伝している広告なのかを明確にしなければなりません。
Facebookの広告ポリシー上「ポジショニング」の項目に書かれているように、広告には商品やサービスの正確性が求められているためです。
広告に掲載する商品・サービスに関する情報は、正確に記載するようにしましょう。
3.虚偽や誤解を招く情報を記載しない
虚偽の情報やユーザーの誤解を招くような表現は記載してはいけません。広告の信頼性や安全性の観点から、審査を通過できなくなってしまいます。
虚偽(嘘)を書かないことはもちろん、誤解を招く表現も禁止されています。たとえば、ダイエットの実例を取り上げることで、誰にでも同等の効果が得られるように見せかけるなどです。
- OK例:3カ月のトレーニングで2キロの減量に成功しました。あなたも参加してみよう!
- NG例:1日5分の筋トレを続けて5キロ減量しました。あなたも取り組めば必ず5キロ痩せる!
- 広告に連動したリンクが、どのOSからも正常に機能すること
- IPアドレスによりアクセスできる地域に制限がないこと
- エラーページの表示にならないこと
- 非合法や悪質なサイトに飛ばないこと
- 禁止するコンテンツに当たらないこと
- あいまいな表現や虚偽・誤解を招く表現が使われていないこと
下段の例では、1日5分の筋トレを続けるだけで、誰でも5キロ痩せれるかのような記載をしています。
本当に1日5分の筋トレで痩せることができるでしょうか?体格や体調は個人によって異なりますが、「あなたも痩せる」のは本当でしょうか?
Facebook広告にクリエイティブを入稿するときは、虚偽や誤解を招く表現になっていないかを確認しましょう。
4.リンク先にもクリエイティブ同様の注意を払う
Facebook広告では、リンク先のサイトやLP上の情報にも注意を払う必要があります。
Facebookは、広告に連動しているサイトもチェックしているためです。たとえば、以下のようなチェックポイントがあります。
LPのクリエイティブや表現において気をつけるポイントは、Facebook広告における注意点と同様です。禁止コンテンツを使用しない、曖昧な表現や虚偽・誤解を招く表現を避ける、などを徹底しましょう。
Facebook広告のクリエイティブを作るときと同時に、リンク先のサイトやLPにも細心の注意を払いましょう。
参考:Facebook広告ポリシーを徹底解説。審査落ちになった場合の対処手順まとめ|株式会社キーワードマーケティング
まとめ
Facebook広告のクリエイティブを作成するにあたり、知っておくことは「基礎」「作成に関するコツ」「注意点」の3つです。
これらの知識が不足していると、ユーザーの目に届かず効果が期待できなかったり、あるいは広告すら配信できない可能性もあります。
広告は何といってもユーザーに見てもらわなければ意味がありません。本記事を参考にして、効果的なクリエイティブ作成にお役立てください。