【2024年最新版】IDaaS管理ツールおすすめ15選を比較!選び方も紹介

IDaaSとは、「identity as a service」の略称で、複数のサービスに登録されているIDやパスワードをクラウド上で一元管理できるサービスのことです。

テレワークが普及したことで複数のクラウドサービスが業務上必要になり、セキュリティ強化や管理工数の削減ができるIDaaSの導入が進んでいます。

IDaaSの導入を検討する場合、

  • 社内の独自システムとの連携はできるのか
  • 自社に必要な機能は何か

など、比較するポイントがいくつもあり、自社にあったIDaaSを選びきるのは大変です。

そこで本記事では、IDaaS15社の料金や特徴を、わかりやすく整理してまとめました。

紹介している15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

IDaaS管理ツールおすすめ15社比較表

この記事を読むことで、探す手間をかけずに、自社にぴったりなIDaaSを比較することができます。

なお、本記事では各IDaaSの注目度を客観的に判断するために、「IDaaS 比較」で検索し、検索上位10位までの紹介サイトを調査し、各IDaaSを登場回数順に並べました。ぜひ参考にしてください。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年4月時点のものです。


<比較表>IDaaS管理ツールおすすめ15社

IDaaS 比較

本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。


1.Microsoft Entra ID(旧:Azure Active Directory)/マイクロソフト株式会社

Microsoft Entra ID(旧:Azure Active Directory)
Microsoft Entra ID(旧:Azure Active Directory)

  • ハイブリッドやマルチクラウド環境のIDをセキュリティで保護して管理が可能
  • 速く簡単なサインインエクスペリエンスをマルチクラウド環境全体で実現
  • すべてのIDと、すべてのアプリケーションへのアクセスを 1つの場所から管理が可能
初期費用要問い合わせ
料金プランMicrosoft Entea ID:月額0円
Microsoft Entea ID P1:月額899円
Directory Premium P2:月額1,349円
Governance:月額1,049円
無料プラン
無料トライアル
要問い合わせ
主な機能シングルインオン
多要素認証
アクセス管理
ディレクトリ同期
グループ管理など
連携できるサービス数要問い合わせ

2.CloudGate UNO/株式会社インターナショナルシステムリサーチ

CloudGate UNO
CloudGate UNO

  • 誰が、何を使って、いつ、どこから、どのように、サインオンするのか特定してアクセス制限が可能
  • パスワード認証や多要素認証などユーザー側が選ぶことができ、利便性の向上を実現
  • 充実したアクセス制限機能と強固な認証機能を組み合わせることで柔軟なアクセス制限が可能
初期費用要問い合わせ
料金プランスタンダードプラン:月額400円
エンタープライズプラン:月額500円
スマートパック:月額600円
無料プラン
無料トライアル
有/30日間
主な機能シングルサインオン
ユーザー認証
アクセス制限
認証ログ・操作ログ
IAMなど
連携できるサービス数無制限

3.GMOトラスト・ログイン/GMOグローバルサイン株式会社

GMOトラスト・ログイン
GMOトラスト・ログイン

  • 増え続けるIDを一元管理しセキュアな業務環境を実現
  • 豊富な認証強化により万全のセキュリティ体制
  • 課題やフェーズに合わせ柔軟な機能の組み合わせが可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン無料プラン:月額0円
プロプラン:月額300円
無料プラン
無料トライアル
要問い合わせ
主な機能ID同期連携
パスワードレス
認証強化
シングルサインオン
クライアント認証など
連携できるサービス数7,000以上

4.OneLogin/OneLogin, Inc.

OneLogin
OneLogin

  • 中小企業から大企業まで対応ができ、全てのアプリケーションにセキュなアクセスが可能
  • セッションのタイムアウトやパスワードリセットなど、より厳しいパスワードポリシーを実装
  • 同じタイプのアプリケーションに対するログインを何回でも作成できる
初期費用要問い合わせ
料金プランアドバンス:月額$4
プロフェッショナル:月額$8
無料プラン
無料トライアル
要問い合わせ
主な機能シングルサインオン
多要素認証
ライフサイクル管理
ソーシャルログイン
アカウント管理など
連携できるサービス数6,000以上

5.Okta/Okta Japan株式会社

Okta
Okta

  • ワンクリックでユーザーのオンボーディングとオフボーディングの自動実行が可能
  • コードを一度書くだけで設定された接続の統合が可能
  • 監査とデバッグのための強力なログで安心のセキュリティ体制
初期費用要問い合わせ
料金プランシングルサインオン:月額$2〜
多要素認証:月額$3〜
Universal Directory:月額$2
Lifecycle Management:月額$4
API Access Management:月額$2
他Web参照
無料プラン
無料トライアル
有/30日間
主な機能多要素認証
パスワードレス
シングルサインオン
ユニバーサルログイン
ライフサイクル管理など
連携できるサービス数7,500以上

6.HENNGE One/HENNGE株式会社

HENNGE One
HENNGE One

  • 様々システムのIDに対しシングルサインオンによるID統合と不正アクセス対策が可能
  • メールやクラウドストレージの利用した際のルール策定やダブルチェック、監査など情報漏洩から企業を守る体制
  • 継続的で実践的なメール訓練により発見から報告までフローの定着が可能
初期費用要問い合わせ
料金プランSuite Basic:月額800円
Suite Pro:月額1,000円
Identity:月額300円〜
DLP:月額350円〜
Cybersecurity:月額200円〜
無料プラン
無料トライアル
要問い合わせ
主な機能シングルサインオン
多要素認証
ユーザーコンソール
カスタムユーザー属性
ログ確認など
連携できるサービス数230以上

7.LOCKED/株式会社onetap

LOCKED
LOCKED

  • 運用に必要な仕組みを包括的に提供し、SSO・自動設定・台帳を一括で利用が可能
  • 所属や役職を自動で判別し、それに応じてアカウントの自動作成が可能
  • 特定のローカルを付与したりチャンネルへの招待、フォルダを割り当てるなど独自の設定が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
無料プラン
無料トライアル
要問い合わせ
主な機能アカウント作成・設定・削除
SaaS固有権の設定
アカウント台帳
ライセンス管理
パスワード管理など
連携できるサービス数要問い合わせ

8.SeciossLink/株式会社セシオス

SeciossLink
SeciossLink

  • IDaaS機能とダッシュボードやリスク検知などセキュリティ機能を搭載した国産のプラットフォーム
  • クラウドサービスやオンプレミス、Webサービスなどセキュリティポリシーに合わせ安全なアクセスが可能
  • 学認(全国の大学や研究機関・出版社等からなる連合体)認定サービスで相互に学術リソースを提供・利用が可能
初期費用要問い合わせ
料金プランスタンダード:月額150円
エンタープライズ:月額500円
エデュケーション:月額60円
(エデュケーションは教育機関・大学・研究機関のお客様向け)
無料プラン
無料トライアル
有/30日間
主な機能統合ID管理
シングルサインオン
多要素認証
アクセス制御
リスク検知など
連携できるサービス数無制限

9.Digital Workforce/株式会社ユニリタ

Digital Workforce
Digital Workforce

  • 管理画面を組織や個人ごとにカスタマイズが可能
  • システムやデータ形式を問わず様々なデータの見える化が可能
  • Googleマップと連携し地図上にプロットすることでデータ活用の幅を広げることが可能
初期費用要問い合わせ
料金プランベーシック:月額150円〜
スタンダード:月額290円〜
プレミアム:月額610円〜
無料プラン
無料トライアル
要問い合わせ
主な機能シングルサインオン
ID管理
API管理
ポータル
アラート一覧など
連携できるサービス数無制限

10.Gluegent Gate/サイオステクノロジー株式会社

Gluegent Gate

Gluegent Gate

  • シンプルで分かりやすいUIで使いやすい
  • 多要素認証やアクセス制限など自由な組み合わせで利用が可能
  • コンシェルジュによる導入前後のサポート体制
初期費用要問い合わせ
料金プランBusiness:月額100円
Enterprise:月額500円
Unlimited:要問い合わせ
無料プラン
無料トライアル
要問い合わせ
主な機能“シングルサインオン
統合ID管理
多要素認証
アクセス制限
監査機能など
連携できるサービス数要問い合わせ

11.IIJ IDサービス/株式会社インターネットイニシアティブ

IIJ IDサービス
IIJ IDサービス

  • ユーザごとに社内と社外からの認証条件の設定ができ働き方に合わせアクセス制御が可能
  • ニーズに合わせ最適な認証方式を組み合わせられて、多要素認証による不正ログイン対策を実現
  • 自動同期やアカウントが所属するグループベースで認証・許可の制御ができ、誰でも手間なくID管理が可能
初期費用0円
料金プランSSO連携:月額100円〜
SSO連携+多要素認証:月額200円〜
無料プラン
無料トライアル
有/要問い合わせ
主な機能アクセス制御
セルフサービス機能
ブランディングカスタマイズ
デバイス証明書認証
シングルサインオンなど
連携できるサービス数無制限

12.ID Federation/NTTコミュニケーションズ株式会社

ID Federation
ID Federation

  • NTT ComがPing Identity社と開発した中小規模向けのIDaaSサービス
  • ディレクトリを持たない拠点のID管理DBとしても利用が可能
  • 豊富な多要素認証メニューで課題に合わせやすい体制
初期費用要問い合わせ
料金プラン基本料金:月額100円〜

オプションメニュー
アプリケーション追加:月額50円〜
多要素認証:月額100円〜

無料プラン
無料トライアル
有/30日間
主な機能シングルサインオン
多要素認証
アクセス制御
ID管理
リスクベース認証など
連携できるサービス数1,800以上

13.1Password/1Password

1Password
1Password

  • 単なんパスワード管理だけでなく決済情報や個人的な書類などあらゆる種類のログイン認証情報の保存が可能
  • 直感的に操作でき簡単にセキュリティ強化が可能
  • すべてのデバイスとオンラインアカウントで強力なパスワードを簡単に生成、保存、自動入力できるツール
初期費用要問い合わせ
料金プランIndividual:月額$2.99
Families:月額$4.99
Teams:月額$19.95
Business:月額$7.99
無料プラン
無料トライアル
有/14日間
主な機能パスワード管理
シャドーIT
リスク検出機能
レポート
管理者コントロールなど
連携できるサービス数無制限

14.Keyspider/Keyspider株式会社

Keyspider
Keyspider

  • 日本企業が日本企業向けに開発し簡単にID管理ができ、統合管理が可能
  • 対象となるすべてのシステムに対して、すべてのユーザー情報・組織情報・権限情報の同期が可能
  • 複雑な権限管理をシンプル設定で該当するユーザーに対して自動で権限の付与が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン月額300円
無料プラン
無料トライアル
有/要問い合わせ
主な機能運用レポート
マスタ管理
利用権限付与機能
承認ワークフロー
棚卸しなど
連携できるサービス数要問い合わせ

15.OpenCanvas IDaaS/株式会社NTTデータグループ

OpenCanvas IDaaS
OpenCanvas IDaaS

  • 複数のID・PWの管理や入力の負担が軽減され、サービス全体に対する満足度向上を実現
  • ID管理や監査機能など認証統合に必要な機能が揃った体制
  • 利用状況に合わせ柔軟なカスタマイズが可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
無料プラン
無料トライアル
要問い合わせ
主な機能ID統合管理
認証機能
監査機能
セキュリティ強化設定
追加認証など
連携できるサービス数要問い合わせ

IDaaSの選び方のポイント3つ

IDaaSを選ぶ際は、以下のポイントを基準にして選定しましょう。

  • シングルサインオン連携連携の範囲
  • 社内システムとの連携
  • 費用

それぞれ解説します。

シングルサインオン連携の範囲

すでに社内で使用しているアプリケーション・システムにシングルサインオン連携が対応できるかは確認しておきましょう。

IDaaSの製品によって、連携に対応しているサービスの種類や数は様々なため、連携させたいサービスが何であるかによって候補となる製品が決まってきます。

導入後に対応していないことが発覚し手間とコストを無駄にしないためにも、まずはシングルサインオン連携をしたいアプリケーションの整理をしておきましょう。

参考:【IDaaSおすすめ12選!】クラウドへのSSOも可能なID管理ツールを徹底比較│QEEE

社内独自システムとの連携

シングルサインオン連携の対応アプリ数がいくら多くても、社内独自のシステムとの連携は標準機能として搭載されていません。

そのため、社内独自システムの使用が多い場合は、管理画面から社内独自システムと連携する設定ができるIDaaS製品を選びましょう。

今後、独自システムを開発・導入する予定がある場合はあわせて確認しておきましょう。

参考:IDaaSの比較11選。3つのタイプと選び方│アスピック

費用

IDaaS製品の導入にかかるコストは、主に導入形態(パッケージ型/クラウド型)と機能に左右されます。

パッケージ型は個別にカスタマイズできる点がメリットである一方で、環境構築のための初期投資やメンテナンスのためのランニングコストがかかります。

クラウド型はカスタマイズ性は低いものの、ユーザー課金型で導入ハードルも低いためスモールスタートに適しています。

必要な機能と予算に応じて製品を選ぶようにしましょう。

参考:【2022】IDaaS(シングルサインオン)を徹底比較!機能や価格・選び方を解説|ミナオシ


まとめ

本記事では、IDaaSのおすすめと選び方のポイントを紹介しました。

IDaaSを自社に導入する場合、以下のポイントを基準に選びましょう。

  • シングルサインオン連携の範囲
  • 社内システムとの連携
  • 費用

本記事を参考に、自社の課題にあったIDaaSを探してみてはいかがでしょうか。

参考にしたサイト

IDaaSの比較12選。3つのタイプと選び方|アスピック
【2024年最新】IDaaS比較12選!おすすめの選び方とタイプを徹底比較!|mobiconnect(モビコネクト)
【2024年版】ID管理システム・IDaaS おすすめ8選を徹底比較!(シングルサインオン/SSO) – NotePM
【IDaaSおすすめ12選!】クラウドへのSSOも可能なID管理ツールを徹底比較 | QEEE
【2023年版】IDaaS・ID管理システムのおすすめ10選を比較 – SaaS LOG
わかりやすい「IDaaS」とは?機能やメリット、サービス比較を解説 | コラム | クラウドソリューション|サービス|法人のお客さま|NTT東日本
市場規模拡大中のおすすめIDaaSサービス5選!
IDaaSとは?初心者向け解説 – おすすめサービス4選・比較表あり | BOXIL Magazine
【2023】IDaaS(シングルサインオン)を徹底比較!機能や価格・選び方を解説|ミナオシ