【2024年最新版】発注管理システムおすすめ26選を比較!選び方も紹介

発注管理システムとは、発注から納品までの業務が一括管理され、全てのフローが見える化されたシステムです。購入依頼書の作成や仕入れ先の選定、注文書の作成の全てがシステム管理されることにより1から作成する手間が省けます。納期管理や担当者の負担になる箇所の作業が全て自動化されることで、効率的に作業が行えます。

以下のような観点で悩んでいる人は、発注管理システムを導入することで問題解決間違いないと言えるでしょう。

  • 発注業務の工数を削減したい
  • 進捗状況を明確に把握したい
  • 作業者の引き継ぎをする際に、過去記録をわかりやすくまとめたい

今回は上記のような思いを抱いている方向けに、発注管理システムの選定ポイントとおすすめサービス26選を紹介します。

特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

発注管理システムおすすめ15社比較表

おすすめサービスのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト9個分の情報から、紹介されている発注管理システムをスコアリングしました。各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしているので、この記事を読めば効率良く発注管理システムの情報を入手できるはずです。ぜひ参考にしてください。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年2月時点のものです。


<比較表>発注管理システムおすすめ15社


本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。


発注管理の流れ

発注管理とは、商品に欠かせない材料・部品や商品そのものの仕入に関する管理をいいます。

発注管理の流れは下記の3ステップで進みます。
1)在庫管理の担当者が購買依頼書を作成
2)購買担当者が仕入先を選定
3)購買担当者が注文書を作成

購買依頼書の作成

購買依頼書とは、在庫管理の担当者が補充すべき材料・部品・商品の購買を購買担当者に依頼する書類です。商品だけではなく、目的・納入場所・納期などが記載されています。

仕入先の選定

購買担当者は購買依頼書に基づき適切な仕入先を検討します。その際、下記の項目を確認し選定します。

  • 納期
  • 発注数量・発注ロット
  • 価格

注文書の作成

購買担当者は各仕入先に送付する注文書を作成します。注文書には発注日・発注品目・単価・数量・納期などが記載されています。


発注管理システムでできることとは?

発注管理システムを活用すると以下のようなことができます。

発注業務の工数削減

発注管理システムを活用すると、購買依頼書・注文書の作成にかかる時間・労力を省けます。

また、在庫の変動に応じて自動で発注するように設定すれば、注文の必要もありません。

進捗の可視化

各仕入先や各注文の進捗をデータベース上で簡単に確認できるため便利です。

発注履歴の保存

発注履歴も保存・管理されるため、発注漏れや発注ミスがなくなります。また、担当者が変わった際の引継ぎも簡単です。


発注管理システム導入のメリット・デメリット

メリットとしては、作業効率化・発注の精度向上があげられます。過去の発注状況が全てデータとして記録されており、さらにリアルタイムで在庫量を確認しながら発注できることが大きな特徴です。

デメリットとしては、運用コストがかかる点があげられます。システムによりますが、月額10,000円~という価格設定が多いようです。

しかし、導入後に見込める「作業効率化による人件費削減」「発注精度向上によるロス率の減少」を試算することで、コスト以上の成果が見込める場合があります。ぜひ以下の比較表を参考にしながら、自社に合ったシステムをご検討ください。


発注管理システムを選ぶ3つのポイント

発注管理システムを選ぶポイントは以下の3つです。

ポイント1. 料金プラン
ポイント2. システムの扱いやすさ
ポイント3. サポート体制

次にそれぞれのポイントを具体的に解説します。

ポイント1. 料金プラン

料金プランを比較すると月額制が一般的であり、料金プランは1000円〜120,000円と非常に幅が広いです。

なぜそこまで料金に幅があるのか調べたところ、

  • 受発注のシステム利用料が別々
  • 情報をクラウド管理することで作業場所に制限がない
  • 自社専用にカスタマイズできる
  • サポートや保守費用込みかどうか

というような内容が料金の幅を広げている要因と考えられます。

1000円からでも自社に合った内容のプランが見つかるかもしれないですが、受発注の件数によって料金変動だったり、システムが全て使えなかったりと不便さはあるかもしれません。料金固定制の発注管理システムもあるので、毎月の利用料を固定したいという希望があればそちらを選んでみるのも良いですね。

また、サービスによっては無料プランを設けているものもあります。初めての活用でうまく使いこなせるか不安という場合は、初心者に優しい制度のある発注管理システムを選ぶというのも一つの方法です。

ポイント2. システムの扱いさすさ

導入するシステムは自社にとって扱いやすいのか、というのも重要なポイントです。

発注管理システムによっては自社専用にカスタマイズでき、事業規模の拡大や使用者のリクエストにも柔軟に対応できます。いつでも確認できるようにクラウド管理にしたいという要望や、必要最低限の機能で発注管理システムを使いたい、といった声にも応えてくれるシステムもあり、自社の希望に合わせた機能を選べることはムダがなくてコストも削減できますね。

また、扱いに慣れていない人でも使用できるシンプルな作りになっている発注管理システムもあり、初回導入の不安を解決することができます。

発注管理システムを使用する際に、どのような端末で操作するかは企業ごとによって異なります。そのため、PCだけではなくタブレットやスマホでも操作可能であると非常に魅力的だと言えるでしょう。

ポイント3. サポート体制

自社にとって発注管理システムに期待する内容は様々ですが、サポート体制が整っている発注管理システムであれば、トラブルが起きた際にすぐに対処してくれることでしょう。

どのようなサポートがあるのか調べたところ、

  • データ管理になるのでセキュリティーを重視したい
  • ハードウェアのトラブルにも駆けつけてほしい
  • システム運用サポート/保守サービスをしてほしい

上記例のようなお客様の声に対して発注管理システムのサポート体制はそれぞれ特徴があるようです。自社が必要とするサポート体制の内容をピックアップし、他のポイントと合わせて比較検討することで自社に適した発注管理システム候補が選びやすくなります。


BtoBプラットフォーム 受発注/株式会社インフォマート

BtoBプラットフォーム 受発注
受発注を効率化するシステム|BtoBプラットフォーム 受発注

  • データ発注、手入力の削減
  • スマホ・タブレットに対応
  • 40,000社以上の利用
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■運用分析機能
■棚卸発注機能
■支払管理機能
導入企業株式会社ルミネ・ロイヤルホールディングス株式会社・アパ株式会社 など
導入社数40,000社以上

CO-NECT/CO-NECT株式会社

CO-NECT
受発注システムCO-NECT(コネクト)|無料で導入可能

  • 発注先がCO-NECTを導入していなくてもお互いに利用可能。
  • 過去の発注品目が記録されているため、楽な再発注。
  • LINE連携することで、LINE内で発注・通知を受け取ることができる。
初期費用0円
料金プラン■フリー 初期費用0円
■エンタープライズ 初期費用0円
■アルティメット 初期費用0円
■カスタム(要問い合わせ)
主な機能■発注管理
■出荷管理
■取引先別注文ページ作成
■請求書作成
導入企業株式会社すかいらーくホールディングス・ダイヤモンド株式会社・株式会社ぐるなび など
導入社数要問合せ

アラジンEC/株式会社アイル

アラジンEC
BtoB ECサイト構築・Web受発注システム「アラジンEC」

  • BtoB企業に向けたBtoB専用のECシステム。
  • 企業それぞれの業務形態に合わせてカスタマイズ可能。
  • 長年の開発経験を活かして、基幹システムの変更が可能。
初期費用300万円~
料金プラン要問い合わせ
主な機能■得意先別商品・単価表示
■得意先別納品先別単価表示
■見積機能
導入企業株式会社フードライナー・テクノエイト株式会社・大喜多株式会社 など
導入社数5,000社以上

TEMPOSTAR/SAVAWAY株式会社

TEMPOSTAR
TEMPOSTAR(テンポスター)複数ECショップの受注・在庫・商品一元管理

  • 複数のネットショップを効率よく運営可能にする機能。
  • 各モール及びカートの特性を理解する必要がないため、管理がラクにできる。
  • 運用効率を高める機能が多数搭載。
初期費用0円
料金プラン■スタータープラン 1,650/月
■受注・在庫プラン 11,000~/月
■通常プラン 11,000~/月 
主な機能■商品情報機能
■注文・受注情報の自動仕分け機能
■複数倉庫との連携
導入企業株式会社ファッション・コ・ラボ・株式会社ハニースマイリーズ・株式会社鶴月・社中 など
導入社数要問い合わせ

楽楽B2B/株式会社ネットショップ支援室

楽楽B2B
BtoB ECカート 卸受発注自動化システム楽楽B2B®

  • 業務効率化だけでなく、営業支援機能で利益向上への貢献。
  • 多数の決済・基幹・物流システムと連携しているため、受発注業務にとどまらず様々な業務を効率化。
  • 99.99%のシステム漢詩で万全のセキュリティ、データのバックアップも安心。
初期費用39,800円
料金プラン■Standard(受発注機能のみ) 月額 39,800円
■Professional(上位プラン) 月額 69,800円
主な機能■掛け率設定
■販路設定
■決済手段設定
導入企業株式会社果実工房・株式会社BuhinDana・株式会社サザコーヒーホールディングス・不二貿易株式会社 など
導入社数100,000社

COREC/株式会社ラクーンコマース

COREC
無料で導入!BtoBクラウド受注・発注システム-コレック

  • 発注額が自動で計算されるため、予算管理を簡単にすることができる。
  • 発注書の途中保存機能で空いている時間を有効活用。
  • 発注した内容をもとに入荷状況のチェックやメモを残すことができる。
初期費用0円
料金プラン■無料プラン 0円
■ビジネスプラン(発注者) 1,480円 / 月(税抜) 
主な機能■発注額集計レポート
■作成途中の発注書を一時保存
■発注履歴からの再発注
導入企業有限会社マイヤー・山冨商店・株式会社 T3 TEC・瀬尾商店 など
導入社数68,000社 

楽楽販売/株式会社ラクス

楽楽販売
公式「楽楽販売」クラウド型販売管理システム|累計導入社数3,500社

  • 複雑な金額計算や請求などの計上を自動化し、手間とミスを改善する。
  • ボタン一つでステータス変更時などのデータ入力の時間を短縮。
  • 対応期日などの特定の条件にメールアラートを自動送信、対応漏れを防ぐことやメール作成の時間を省ける。
初期費用150,000円
料金プラン要問い合わせ
主な機能■データのステータス変更、アラートメールなどの機能
■クラウドシステムで他拠点やグループ会社との共同利用
■自社仕様にカスタマイズ
導入企業株式会社ドミノ・ピザ ジャパン・株式会社オーレ・株式会社クレディセゾン・株式会社アークコミュニケーションズ・沖縄綜合警備保障株式会社 など
導入社数3,500社

ネクストエンジン/Hamee株式会社

ネクストエンジン
ECの一元管理システムならネクストエンジン

  • 複数店舗の注文管理などをほぼ自動化。
  • 商品登録を一括にできるため多店舗展開も楽にできる。
  • 発注や仕入れなどの在庫管理を自動で行ってくれる。
初期費用0円
料金プラン要問合せ
主な機能■セット商品の管理
■商品情報を一元管理
■履歴をリアルタイムで確認
■最新の棚卸リストを自動作成
■発注が必要な商品を自動抽出
導入企業楽天グループ株式会社・アマゾンジャパン合同会社・Yahoo!ショッピング・eBay Japan合同会社・BASE株式会社 など
導入社数5,772社

MOS/株式会社アクロスソリューションズ

MOS
受発注システムとは | Web受発注システムMOS(モス)

  • ECサイトとは異なり、ページ作成や更新などの必要がない
  • 顧客を獲得するより既存顧客とのやり取りを多くして利益を上げるツール。
  • 初期設定などは不要、マスタ登録を行うことですぐに利用開始できるシステム。
初期費用要問合せ
料金プラン要問合せ
主な機能■カテゴリ検索機能
■フリーキーワード検索機能
■商品並び替え機能
■発注履歴機能
■お知らせ表示機能
導入企業トーヨーエナジー株式会社・成田珈琲株式会社・株式会社USEN・株式会社小倉・TEAC AMERICA, INC. など
導入社数650社

TS-BASE 受発注/竹田印刷株式会社

TS-BASE 受発注
TS-BASE受発注 – 受発注管理・在庫管理システム

  • 通販サイトに似たデザインのためシステムに不慣れな方でもすぐ操作に慣れることができる。
  • 実績のデータやシステム管理が1つで可能。
  • 棚ラベルの出力や送り状などの事務作業をデジタル&データ化で無駄を省く。
初期費用290,000~500,000円(税抜)プランによって異なる
料金プラン■注⽂サイト+倉庫システム+管理システム
追加オプション料金がかかる場合があるため要問合せ
■注文サイト+管理システム
■倉庫システム+管理システム
主な機能■ユーザーグループ機能
■サイトデザイン
■着日指定の制御
■レスポンシブ設定
■会員登録
導入企業日販アイ・ピー・エス株式会社・J-netレンタリース株式会社・株式会社ユニバンス・ダイヤオフィスシステム 株式会社・日本メジフィジックス株式会社 など
導入社数要問合せ

freee販売/freee株式会社

freee販売
freee販売/freee株式会社

  • 営業から経理の担当者の連携が不必要、スムーズに請求書発行まで行うことができる。
  • 案件ごとの各種登録を行うことで、案件別にデータが作成され売り上げ見込みが簡単にできる。
  • 会計システムとの連携が可能。
初期費用要問合せ
料金プラン■スタンダードプラン
■スタータープラン
主な機能■共通機能
■記帳機能
■請求書作成機能
■レポート機能
■証憑などのファイル保存
導入企業税理士法人ZEN・株式会社イネーブルメント・コンサルティング・株式会社FUNIT.・株式会社Sacco・株式会社totty design など
導入社数100万社

らくうけーる/JFEエンジニアリング株式会社

らくうけーる
らくうけーる 受発注クラウドサービス – JFEエンジニアリング株式会社

  • クラウドシステムのためインストール不要
  • 御社とのシステム連携が可能なため書類作成が素早くできる。
  • FAXやWebを利用することで受発注の作業が自動化
初期費用20,000円
料金プラン要問合せ
主な機能■生鮮品向け機能、非生鮮向け機能
■受注の確認、追加・修正
■ピッキングリストの印刷・システム連携
■見積書の提示
■データのCSVエクスポート
導入企業要問合せ
導入社数要問合せ

GoQSystem/株式会社GoQSystem

GoQSystem
ECサイトの受注管理システム"GoQSystem"|在庫・商品・物流・売上管理など、ネットショップ・通販業務の一元管理がクラウドで

  • 各モールのお問い合わせを一括に管理・返信が可能。
  • 受注から出荷までをヤマト運輸の代行サービスと連携。
  • 受注・在庫データをAPIで自動連携可能なため、対応システムで一括に在庫管理できる。
初期費用0円
料金プラン■フリープラン 0円
■受注管理プラン 15,000円
■受注・在庫連携管理プラン 29,800円
■受注・商品・在庫連携管理プラン 44,800円
■受注・商品・在庫連携出荷管理プラン 64,800円
主な機能■受注管理機能
■在庫連携機能
■商品管理機能
■物流管理機能
■売上管理機能
導入企業株式会社 ますやみそ・株式会社ホリウチ・有限会社アーテック・株式会社 NewLIFEPro・stera star 株式会社 など
導入社数43,382社

助ネコ 受注管理/ 株式会社アクアリーフ

助ネコ 受注管理
助ネコ受注管理|ネットショップ・EC一元管理システムなら助ネコEC管理システム

  • 仕入先への発注書を簡単作成・PDF化。
  • 発注状況をステータスごとに把握。
  • 過去のデータを元に発注数を予測。
初期費用発注管理・10,000~30,000円
料金プラン要問合せ
主な機能■発注書の簡単作成
■PDFダウンロードとメール送信
■発注の進捗管理
■必要発注数の予測(所要予測)
■発注データの自動作成
導入企業楽天グループ株式会社・株式会社イー・ロジット・株式会社エスプールロジスティクス・KDDIコマースフォワード株式会社・株式会社リクルートライフスタイル など
導入社数要問合せ

Bカート/株式会社Dai(ダイ)

Bカート
BtoB EC・Web受発注システム「Bカート」

  • BtoB取引専門で様々な機能を低コストで使用可能。
  • カスタマイズ不要なため、顧客ごとに違う取引を簡単に管理できる。
  • 他社とのサービス連携で在庫や支払いの幅が広がる。
初期費用80,000円
料金プラン■ライト
■プラン10~300
主な機能■注文承認機能
■見積機能
■発注リスト
■代理店機能
■再発注機能
導入企業ロジザード株式会社・タイヘイ化成株式会社・株式会社ゴーゴーカレーグループ・株式会社オイシード・株式会社IHI物流産業システム など
導入社数1,500社

その他おすすめの発注管理システム

TANOMU
オークファンロボ
SpreadOffice
MPS受発注クラウド
kintone
AnyLogi
CBP
e!order
urutto
タテンポガイド
CROSS MALL


まとめ

本記事では、発注管理システムを26選紹介しました。

導入を検討する際には、料金プラン・システムの扱いやすさ・サポート体制について比較検討することをおすすめします。

本記事の情報を参考に、自社にとって最適な発注管理システムを見つけてください。

参考にしたサイト

受発注システムの比較14選!メリットや3タイプ別の選び方|アスピック
【2024年】受発注システム15選を比較!機能・選び方・事例を紹介 | 受発注ラボ
受発注システムおすすめ比較36選!機能や選び方【無料あり】 | BOXIL Magazine
受発注システム 13製品をまとめて比較!|ITトレンド
受発注システムのおすすめ17選を比較【2024年版】 – ITツール・Webサービス比較サイト| STRATE[ストラテ]
受発注システム比較15選!メリットや選び方、無料製品も紹介|ITトレンド
一元管理システム(OMS)14社を比較!在庫・受注・発注管理を効率化|ECのミカタ
おすすめ受発注システム13選を比較!導入メリット・選び方のコツは? – SaaS LOG
クラウド発注管理システム比較12選!メリットや選び方も紹介 | formLab