SMSはショートメッセージサービスのことで、大手キャリアであれば、どのスマホにも搭載されている機能です。しかしながら、大量に一斉送信するには、SMS送信サービスを使うのが一般的です。
メッセージ到達率99.9%超のSMS送信サービス「Cuenote SMS」
この記事では、そんなSMS送信サービスについてさまざまな角度から紹介します。具体的には、SMS送信サービスが活躍する5つのシーンや送信サービスを使った3つの成功事例、送信サービスの選び方、目的別サービス比較9選、送信ができないときの確認事項を解説します。
「SMS送信を使うメリットは何があるのか知りたい」「送信サービスはどこを選べばよいのかを知りたい」という人などは、参考にしてください。
目次
SMSの送信方法は3種類
SMSを送信するには、「携帯端末」「パソコン」「SMS送信サービス」を使用する3つの方法があります。
個人利用には携帯端末かパソコンの利用で十分ですが、一斉送信する場合などビジネス目的でSMSを配信したいなら、SMS送信サービスを利用する必要があります。
個人間での使用なら携帯端末を利用
一番手っ取り早くSMSを送る方法は、携帯端末を利用することです。SMSはアプリなどをインストールする必要がなく、携帯電話番号さえ持っていれば送受信が可能です。個人間での短文のやり取りであれば、携帯端末の利用で十分事足ります。
また、SMSは、フィーチャーフォン(ガラケー)・スマートフォンのいずれでも使うことができます。
キーボードで文字入力したいならパソコンを利用
携帯端末で文章を打ち込むことにわずらわしさを感じる場合は、パソコンから電話を介してSMSを送る方法もあります。パソコンを使えばキーボードで文字入力ができるため、作業効率が上がります。
SMSは基本的に1通あたり70文字の文字数制限がありますが、現在ではこれを660文字前後まで拡張できるサービスも存在します。長文を送りたい時などには、パソコンを使用した方が作業しやすいでしょう。
なお、SMS送信にあたっては電話番号が必要であるため、パソコンを使用する際にはiPhone・Androidと連携する必要があります。
ビジネス目的ならSMS送信サービスを利用
企業が個人にSMSを配信する場合には、SMS送信サービスを利用します。SMS送信サービスは、SMS送信情報を企業から預かり、通信会社へ受け渡す役割を担うものです。
SMS送信サービスと契約をすれば、その会社が提供しているツールやAPIを利用するだけで、パソコンからSMSを配信することができるようになります。また、メッセージの一斉配信や管理、自動的な応答メッセージの送信などが可能となります。
方法 | 目的 |
---|---|
携帯端末 (フィーチャーフォン・スマートフォン) |
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パソコン |
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SMS送信サービス |
|
参考:[ケータイ用語の基礎知識]第807回:SMSゲートウェイサービスとは|ケータイWatch
SMSゲートウェイサービスとは|ケータイWatch
SMS送信サービスは5つのシーンで活躍
SMS送信サービスが活躍するシーンは、主に次の5つです。
- サービスの登録やパスワード再発行の本人認証
- 予約や注文内容確認の連絡手段
- 自社のキャンペーンやプロモーション
- 緊急時の連絡をメールより確実に届ける
- 電話がメインの現場での接客補助
こうしたシーンを知り、送信サービスを活用しましょう。
サービスの登録やパスワード再発行の本人認証
インターネット上で登録を行うサービス全般で利用できることは、SMS送信サービスの特徴です。ワンタイムパスワードなどの発行にも、活用できるでしょう。しかも、フリーのメールアドレスよりも乗っ取りを防止でき、再発行の手間もかかりません。
フリーのメールアドレスは、ログイン情報が流出してしまえば、すぐに乗っ取られてしまいます。SMSの場合、電話番号が流出しても、メッセージの内容を見られることはありません。
予約や注文内容確認の連絡手段
予約や注文内容は、メールアドレスの場合、電話口で伝えても間違ってしまう可能性が少なくありません。SMS送信サービスならば、電話番号のみなので間違いを減らせるだけではなく、確認内容の文章も送れます。そのため、予約や注文内容確認の連絡手段にも活用できるでしょう。
自社のキャンペーンやプロモーション
自社のキャンペーンやプロモーションにも、SMS送信サービスは活躍します。メインとなる商品のリリースや、人気の高いサービスの提供を始めるときなどに利用できるでしょう。送信サービスは、フリーのメールやDMなどよりも、見てもらえる確率が高いです。
緊急時の連絡をメールより確実に届ける
緊急時の連絡を、一般的なメールよりも確実に届けられることも特徴です。
- 天候不順による高速バスなどの運休連絡
- 従業員への急な予定変更の連絡
こうした緊急時の連絡を、着実に届けられることも、大きなメリットになるでしょう。
電話がメインの現場での接客補助
電話することをメイン業務にしている現場でも、SMS送信サービスは活躍します。例えば、コールセンターなどで、Webページの案内やアンケートの依頼をするときに、電話番号だけで相手にURLなどを送れる手軽さがあります。Webページの案内などは、電話で伝えることが難しいです。
このように、電話がメインの現場での接客補助にも、送信サービスは活躍します。
SMS送信サービスを使った3つの成功事例
SMS送信サービスを使った事例として、以下の3つのような事例があります
- SMSでクーポン配信し売上アップ
- ドラッグストアの利用者増加
- 人材派遣会社で効率的な求職者
SMSでクーポン配信し売上アップ
ユーザーに「誕生日クーポン」を配信したり、友人を招待するとボーナスがもらえる「友達紹介クーポン」を配信したりして、売上がアップした成功事例は少なくありません。
中には、メルマガからSMSに切り替えて、売上が150%アップした会社もあります。このように、クーポンを配信し、売上アップに貢献できる可能性は少なくありません。
ドラッグストアの利用者増加
とある調剤薬局では、電話で処方箋の薬が用意できたことを伝えても取りに来ない人が多く、調剤コストが回収できないと問題になっていました。そこで、電話からSMS送信に切り替えることにより、調剤薬局で処方した薬を受取りに来る人が増加しました。
また、クーポンを送信したり、常備薬が切れる前にリマインドしたりすることで、リピーターを増やせた成功事例もあります。こうしたドラッグストアの利用者増加も、成功事例のひとつです。
人材派遣会社で効率的な求職者
人材派遣会社では、顧客へのアンケートにSMSを活用し、求職者をピックアップしやすくなった成功事例があります。かつては電話で派遣登録をしている人に連絡していましたが、連絡がうまく取れないなど、十分なコミュニケーションが取れない問題がありました。
電話ではなく、SMSの利用で求職者をピックアップしやすくなり、仕事紹介にもつなげています。人材派遣会社で効率的な求職者へのアプローチも、成功事例のひとつです。
SMS送信サービスの選び方
SMS送信サービスは、目的によって選び方が異なります。顧客にしっかりと情報を伝えたい場合、接続方式をチェックしましょう。
情報をたくさん送信したい場合は、長文送信機能の有無を確認してください。SMS送信を試したい場合、導入費用の安さが見るべきポイントです。ここでは、送信サービスの選び方を詳しく紹介します。
顧客にしっかりと情報を伝えたいなら接続方式を確認
しっかりと顧客に情報を伝えたい場合は、接続方式を確認することが重要です。
接続方式には「国内直収接続」と「国際網接続」があり、「国内直収接続」の方が到達率は高いです。なぜなら「国際網接続」は、架空請求などの対策として、受信拒否にしている人も少なくないからです。
またSMS送信サービスは、基本的には大手キャリアにしか送れませんが、サービスによっては、楽天モバイルやワイモバイルにも対応可能です。さまざまなキャリアに対応しているサービスであれば、多くの人にメッセージを送信できるでしょう。
顧客にしっかりと情報を伝えたいならば、自社専用の送信元表示名に変更できるのかもチェックすることをおすすめします。送信元がどこかわかりにくい場合、メッセージを読んでもらえない可能性があるからです。
情報をたくさん送信したいなら長文送信機能
SMSは、一通70文字前後と文字数制限があり、豊富な情報量のメッセージを送信できません。この問題を解決するのは、各サービスが提供している長文送信機能です。長文送信機能があれば、660文字程度まで文字数制限を拡張でき、情報をたくさん送信したいときにおすすめです。
しかし、文字数が多い場合、文字数に合わせて、コストがかかってしまいます。できるだけコストカットしたい場合は、長いURLなどを短縮できる「URL短縮機能」に対応しているサービスを選びましょう。
例えば、「空電プッシュ」は、国内直収接続を採用している、到達率の高いSMS送信サービスとして知られています。
大手キャリアのみならず「SMSが利用可能な携帯電話全て」に送信可能です。
NTTグループが提供するサービスということもあり信頼性も高く、さまざまな規模・業種の企業が利用しています。
参考:NTTコム オンラインが提供する安心のSMS送信サービス「空電プッシュ」の資料をダウンロード
SMS送信を試したいなら導入費用の安さ
SMS送信サービスのプランは、 初期費用無料であったり、月額利用料が0円であったり、初期費用はかかるものの一通あたりの単価が安かったり、さまざまなプランがあります。
そのため、プランを利用頻度・単価から選ぶことも重要です。月額費用が発生するプランは、それほどSMS送信をしないのであれば、コストを抑えられません。利用頻度とコストなどをチェックして、送信サービスを選びましょう。
目的別SMS送信サービス比較9選
目的によって、どのSMS送信サービスを選ぶべきなのかは異なります。ここでは、確実に情報を伝えたい方におすすめサービス3選や長文送信したい方におすすめサービス3選、SMS送信を試したい方におすすめサービス3選を取り上げます。
確実に情報を伝えたい方におすすめサービス3選
確実に情報を伝えたいときにおすすめのサービスは、次の通りです。
- WEBCAS SMS|ワイモバイルにまで送信
- 空電プッシュ|安心のNTTグループ
- fonfun SMS|導入企業で成果が拡大中
各サービスの特徴などを理解し、導入するのか検討しましょう。
WEBCAS SMS|ワイモバイルにまで送信
7,000社以上に導入されている「WEBCAS SMS」は、ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアに加え、ワイモバイルにも対応しているサービスです。到達率も99%と高く、WEBCASのデータベースと連動することで、前回送信できなかった人だけに送れるようなシステムも構築しています。
また「WEBCAS SMS」は、分析機能やセグメント配信機能といった便利な機能も少なくありません。さらに、個別制・無償で勉強会も実施しています。
空電プッシュ|安心のNTTグループ
「空電プッシュ」は強固なセキュリティ体制、24時間365日対応のサポート窓口、豊富なオプションが特徴です。SMS送信サービスの主要となる一斉送信やSMS認証API以外にも、電話番号だけでLINE「通知メッセージ」を送れるオプションサービスや、WebRTCを利用したビデオ通話のURLをSMSで送信するオプションがあり、使いやすさも実感できるでしょう。
fonfun SMS|導入企業で成果が拡大中
「fonfun SMS」は、導入実績は1,000社以上で、高い効果や手厚いサポートなどにより、着実に実績を上げているサービスです。導入前後のサポートだけではなく、定期的なサポート訪問や画像制作サポート、代行配信なども行っています。
JASDAQ上場企業の子会社だからこそ、安心して任せられることも特徴です。また、SMS配信機能だけではなく、WEBページ作成やアドレス帳機能などの便利な機能も満載です。料金プランもいくつかあり、自社にマッチしたプランを選ぶことも難しくありません。
長文送信したい方におすすめサービス3選
長文送信したい人は、次のサービスがおすすめです。
- Media SMS|660文字まで送信可能
- Cuenote SMS|送信前に文字数管理
- SMS HaNa|最大10件の差込
各サービスの特徴を詳しく解説します。
Media SMS|直収で99.9%
「Media SMS」は、着信率99.9%を誇るサービスです。2019年11月末日現在、2,000社の導入企業があり、長文化サービスにも対応しています。各キャリアの文字数は、次の通りです。
- ドコモテキスト660文字
- auテキスト670文字
- ソフトバンク670文字
- 楽天モバイル670文字
また、メッセージを自動で返信できる「双方向機能」もあり、いちいち返信する手間を省けます。
料金は、成功分だけなので、無駄な出費も減らせるでしょう。料金の詳細は、「Media SMS」にお問い合わせください。
参考:キャリア直接接続でSMS到達率99.9%|Media SMS
Cuenote SMS|送信前に文字数管理
「Cuenote SMS」は、最大660文字まで送信できるサービスです。管理画面での自動の文字数カウント機能もあり、URLの短縮機能も備わっています。初期費用はかからず、1通12円~で利用できることも特徴です。
不正侵入防止システムやアプリケーションの脆弱性検査によって、セキュリティ体制も申し分ありません。キャリアは、ドコモ、au、ソフトバンクに対応しています。
SMS HaNa|最大5件の差込
ドコモやau、ソフトバンクに対応している「SMS HaNa」は、長文機能によって最大660文字まで送信できるだけではなく、個別の宛名やメッセージを最大10件まで差し込めるサービスです。
短縮URL機能や誤送信防止機能、双方向WEBチャット機能もあり、使いやすさを実感できるでしょう。また、初期費用や月額費用がかからないことも、このサービスの特徴です。
SMS送信を試したい方におすすめサービス3選
SMS送信を試したい人にも、おすすめのサービスが3つあります。
- SMSLINK|無駄な支払いなし
- AIX Message SMS|無料お試し
- EZSMS|見積もりなしで明瞭なプラン
初めてSMS送信を利用する人などは、参考にしてください。
SMSLINK|無駄な支払いなし
「SMSLINK」は、初期費用0円、月額利用料0円で使えるサービスです。万全のサポート体制が整っているだけではなく、通信インフラを30年も提供してきた会社のサービスであり、安心感や信頼度は抜群だと言えるでしょう。
個別送信や一斉送信、予約送信などの機能もあり、送信に手間がかかりません。結果確認なども手軽に行えるサービスでもあります。
詳細な機能や料金などは「SMSLINKとは?サービスの特徴・機能・料金・評判まとめ」の記事で紹介しています。
AIX Message SMS|無料お試し
「AIX Message SMS」は、送信のみのプランである「TEXT 1-WAY」「TEXT 1-WAY Alpha」を無料で試せるサービスです。料金プランは全部で7種類あり、自社にマッチしたプランを選択できるだけではなく、大手企業も導入している実績があります。
双方向配信技術や高セキュリティ、先進テクノロジーも採用され、安心して使えることも特徴です。また、プランによっては、初期費用などは一切かかりません。
EZSMS|見積もりなしで明瞭なプラン
「EZSMS」は、月額費用・初期費用一切なしで、ポイントを購入して利用するサービスです。他のサービスのように、見積もりすることなく、すぐに費用を試算できるでしょう。
170ヶ国以上に対応していたり、auのみのKプレミアムサービスがあったりすることも特徴です。また、一斉送信やCSVファイルを使用した大量配信にも対応しています。
SMS送信ができないときの確認事項
SMS送信ができないときの確認事項は、次の通りです。
- 送信する文字数は制限内か
- 国際網を使ってSMS送信をしていないか
こうした確認事項も知り、SMSにおけるトラブルを未然に防ぎましょう。
送信する文字数は制限内か
SMS送信ができないときは、送信する文字数が制限内なのかチェックしましょう。送信先のキャリアや利用している送信サービスによって、文字数の制限は異なります。文字数を超えてしまうと、送信不能になりエラーメッセージが出ます。
国際網を使ってSMS送信をしていないか
国内キャリアのユーザーにメッセージを送りたい場合、海外製の送信サービスを利用して送ると、SMSが届かない可能性があります。
海外製のサービスは国際網を通じてSMSを送るため、国内キャリアにメッセージを送信すると、スパムメッセージとしてブロックされてしまいます。「国内直収接続」であれば、こうした問題は発生しません。
まとめ
SMS送信サービスは、サービスの登録・パスワード再発行の本人認証や予約・注文内容確認の連絡手段といったシーンで活躍します。自社のキャンペーンやプロモーション、電話がメインの現場での接客補助などにも活用できるでしょう。
SMSでクーポンを配信して売上がアップしたり、ドラッグストアの利用者が増加したり、成功事例は数えきれません。そんなSMS送信サービスを選ぶ際は、到達率の高さや長文送信機能、導入費用の安さなど、基準がいくつかあります。SMS送信サービスを導入して、着実に成果を出しませんか。