埋め込むだけで売り上げが倍増するサービス紹介動画の活用5つのコツ

「サービス紹介動画の活用が増えているけれど、本当に効果があるの?」「自社でも制作すべきなの?」と疑問に思っていませんか?

実際に、サービス紹介動画は認知や購買意欲の向上などに優れた効果があります。購入の後押しになるので、とくに無形サービスを展開している企業さまは取り入れるべき手法です。

この記事では、サービス紹介動画の成功事例から効果が出る理由、成果につながるサービス紹介動画の作り方までを解説しています。

自社サービスがサービス紹介動画とマッチするかを見極めたうえで、サービス紹介動画の作成に向けて動き出しましょう。


目次

サービス紹介動画は無形サービスとの相性が抜群

動画の特長は、音や動きがあることによって人の印象に残りやすいことです。そのため、未認知層から見込み客層まで、サービスの理解を助け購入意欲を高めてくれます。高級財の検討シーンにも有効です。

しかしながら、動画は制作に手間がかかるため、活用されていない分野も多くチャンスがあります。サービス紹介動画のメリットを押さえ、活用を検討していきましょう。

印象に残りやすいので認知向上に役立つ

動画には、音や動きがあります。そのため、文章や写真だけのコンテンツと比べて、サービスやブランドを印象付けることができます。

2015年のFacebook社調査では、1秒に満たない間でも人の目に触れさえすれば、動画広告は認知や広告想起に役立つことがわかりました。同じ動画を何度も目にすることで、サービスの印象が自動的に脳へインプットされる効果もあります。

サービスのメリットをわかりやすく解説できる

イメージのわきづらい給与即日払いのメリットを1分間で解説したのが、給与即日払いサービス「Payme」のサービス紹介動画です。離職率という見込み客層が抱える課題に寄り添い、ソリューションとしてのサービスメリットを伝えています。アニメーションを用いることで、気軽に利用できるサービスの印象を残し認知を拡大しました。

参考:動画広告のブランドリフト効果が明らかに

BtoBのサービスで他社との差別化になる

動画制作は手間とコストがかかるため、とくにBtoBの領域では動画の活用が追いついていない分野があります。いち早くサービス紹介動画を配信することで、認知を形成し、シェアを取ることも可能になります。

また、動画はインターネット上で見られることが多くなり、SNSで拡散されることも増えてきました。サービス紹介動画の配信は、他社に先駆けて新たな顧客を開拓するチャンスになるのです。

新しいマーケットでポジションを取れる

クラウドベースのコンテンツ共有/管理サービス「IMAGE WORKS」では、他社にさきがけ法人向けAIのイメージ浸透に成功しました。新機能の発表とあわせてサービス紹介動画を配信しています。プロ野球選手の写真選別をサポートするAI機能を、低音の響くテンポの良い音楽に乗せて紹介しました。

動画の最初と最後にはFUJIFILMおよびMicrosoftのブランドロゴを出し、2社によるサービスであることを印象付けています。動画の再生回数も118万回を超え、注目度の高さが伺えます(2020年12月現在)。

参考: 情報通信白書|目的別の利用メディア

じっくり検討したい高級財にも効果的

購入までの検討期間が長い高級財において、ブランドの良さを印象付ける動画は効果的なプロモーション施策となります。魅力や価値、心地よさといったブランドの魅力が、映像や演出を通じてより良く伝わるためです。

購入を検討している方向けに、お客さまインタビューを通じたサービス紹介動画を用意するのも効果的です。第3者のリアルな感想は、比較検討において自社サービスへ有利に働くでしょう。

長めの動画が高齢者向けサービス住宅の決め手になる

幅広い不動産サービスを提供するロイヤルハウジンググループでは、サービス付き高齢者向け住宅の紹介動画を制作しました。

当施設を知らない人にもよく検討してもらえるよう、10分間という長めの尺を用意しています。入居者やスタッフへのインタビューも長めに取り入れました。入居説明会や店頭での案内に活用するため、申し込みから入居の仕組みまで図解を交えて解説しています。


サービス財を動画で紹介するメリット

形の見えないサービスであっても、動画を活用することでその価値を十分に伝えられます。通信や専門サービス、コンサルティングなど、サービス内容をわかりやすく説明するために、動画をぜひ活用してください。サービス紹介動画のメリットを4つご紹介します。

メリット1.十分な情報量をわかりやすく伝えられる

テキスト・写真と比べて、動画は情報量がもっとも多くなります。なぜなら、1分間の動画には、Webサイト3,600ページ分もの情報量があるためです。非言語の要素の多くを反映できるのが、動画の大きなメリットです。

また、アニメーションやイラストを使えば、複雑なサービスを見える化するのも簡単です。無形のサービスをビジュアル化するには、動画は打ってつけの手段になります。

外貨建て保険の仕組みもアニメでわかりやすく

マニュライフ生命保険株式会社では、アニメーションによるサービス紹介動画を活用し、難しい外貨建て保険の仕組みをわかりやすく解説しました。数字や条件など難しくなりがちな説明も、視聴者にとって身近な主人公を設定し、ストーリーで伝えています。視聴者の共感を得、納得のいく保険選びを後押しするサービス紹介動画です。

参考:18 Marketing Statistics And What It Means For Video Marketing
   hakuhodo.movie 「動画生活者®統合調査 2019」を実施

メリット2.サービスの疑似体験により購買意欲が高まる

動画を活用することで、サービスの使用感や利用後の満足感を上手に伝えることができます。サービスのイメージを言葉や写真で伝えるのは難しいものですが、実演を見てもらえれば一瞬で使用感が伝わります。パンフレットやカタログでは伝えきれない要素も、動画でなら伝えられるのです。

サービスを利用している人の笑顔を見せる

株式会社NTTドコモが提供する、小学生向けプログラミング教材「embot(エムボット)」のサービス紹介動画です。

「世界を変えるキッズプログラマーに」のコピーで始まり、サービスの世界観に引き込まれます。子どもが自分からプログラミング学習に熱中する姿が印象的です。友達と一緒に楽しくロボット制作に打ち込む様子にも、視聴者の購入意欲が高まるサービス紹介動画となりました。

メリット3.認知率とブランドへの印象が同時にアップ

認知の拡大だけでなく、見込み客の育成にも役立つのがサービス紹介動画の特長です。

認知率の向上

サービスの価値やベネフィットを短く表すことで、「○○と言えば▲▲」という認知を形成しやすくなります。

ブランド印象の向上

ブランドの雰囲気や活用方法、利用者の感想、使用シーンなどをわかりやすく伝えることで、ブランドへの信頼度が高まります。

サービス紹介動画の配信で受注件数2倍を達成したsansan

サービス紹介動画の活用で大きく売り上げを伸ばしたのが、クラウド名刺管理サービスの「sansan(サンサン)」です。俳優・松重豊さんが「早く言ってよ~」と、お約束のセリフを決める動画がテレビCMで放映され、話題になりました。この動画は、決裁者にあたる社長・役員クラスにリーチし、名刺管理の重要性を印象付けています。

「CMで見た」という信頼感が問い合わせにつながり、初めてオンエアしたシーズンは受注件数が2倍になりました。2013年に第一弾が放映されてから長く続くシリーズとなっています。

メリット4.さまざまな媒体で2次利用でき、クロスメディアマーケティングが可能に

一度作られた動画は、ホームページやサービスサイト、SNS、広告枠などさまざまな媒体に掲載できます。こうした2次利用により、属性の異なるたくさんの人にサービスの価値を届けることが可能になります。最終的なコンバージョンを伸ばすのに有効な施策を、多方面で展開できるのです。


イメージアップやプロモーションに成功しているサービス紹介動画の例

BtoCからBtoBまで、さまざまな商材でサービス紹介動画の成果が上がっています。とくにCVR(コンバージョン率)の改善が目立ちます。

顧客層に合わせた見せ方を選び、サービスの価値をわかりやすくすることが売り上げに直結していきます。サービスの価値や魅力を一瞬で伝える好例として、以下をぜひ参考にしてみてください。

ダスキン「家族介護支援サービス」:ストーリー調のアニメーションが40~60代の心に響き、問合せ件数が前月比2倍に

ダスキンが展開する「家族介護支援サービス」の紹介動画です。本サービスの利用により難しい介護から解放され、心に余裕を取り戻した50代後半の女性を描きました。ストーリー調のアニメーション動画で、実写ではリアルになりすぎてしまう問題にアプローチしています。

その結果、これまでリーチが難しかった40~60代の顧客層の支持を得て、問い合わせ数は前月比で2倍を記録しました。中でもサービス利用に直結する良質なコンバージョンを獲得できました。

マーケティングツールの「ferret One」:わかりやすさを重視した使い方の解説動画で広告のCVRが25.8倍に

https://youtube.com/watch?v=jTDmewYVDgk

Webマーケティングの支援ツールとして知られる「Ferret One」では、サービス紹介動画を活用してCVR25.8倍を達成しました。サービスの使いやすさに関して静止画やテキストで表現していた部分を、主に動画に変更しています。

ランディングページやSNS広告はもちろん、営業やカスタマーサポートの現場でも動画を活用しました。その結果、動画の導入から1カ月という短い期間で高い効果を得ています。

オンライン決済の「SBペイメントサービス」:他社とのサービス比較動画で購買決定を促進、ランディングページのCVRが178%向上

ランディングページ内に動画を活用したことでCVRを大幅に改善したのが、電子決済サービスの「SBペイメントサービス」です。文章や図表では伝えるのが難しかった安全性の高さや他社との比較について、解説動画を設置しました。動画によりサービス理解が深まり、最大で260%のCVRという結果を記録しています。

楽天モバイル:有名女優を起用して強烈なメッセージを繰り返し発信、「5G・無料」のポジションを確立

https://www.youtube.com/watch?v=OOPWXi6OZvc&feature=youtu.be

楽天モバイルは、新たな料金プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅴ」の顧客獲得において動画キャンペーンを実施しています。有名女優を起用し、「(先着300万人まで)1年間無料」「5G(次世代の通信規格)が実質ゼロ円」といったメッセージを発信しました。差別化のポイントを明確にしたことが受け、楽天モバイルの累計契約申込数は2020年11月時点で160万を突破しています。


サービス紹介動画の制作の流れ

自社制作か外注かを検討してから、具体的な制作準備に入りましょう。

動画制作を継続したいなら自社制作、面倒な作業をプロに依頼したいなら外注がおすすめ

自社制作がおすすめの場合は、YouTubeに動画をアップロードするように、スピード感をもって動画配信を継続したい場合です。一方、手間のかかる作業を省きたい場合は、制作を外注するのがおすすめです。

下記、自社制作と外注それぞれのメリデメにもとづいて検討すると良いでしょう。

自主制作外注
メリット・内容の濃いインタビュー動画に仕上がる
・担当社員のエンゲージメントが高まる
・撮影や編集をプロに任せられる
・動画のクオリティが担保される
デメリット・一定の教育が必要になる場合がある
・本業を圧迫する可能性がある
・動画のクオリティが予算に比例する
・細かなニュアンスを伝えるために、コミュニケーションコストがかかる

また、費用と制作期間の目安を表にすると以下の通りです。地域によっても多少異なりますので、大まかな参考にしてください。

大手小規模・ベンチャー系フリーランス
費用/1本複数のプロを巻き込み
30~50万円
制作会社内スタッフの起用で
10~15万円
個人対応で5万円~
制作期間初回の打ち合わせから納品まで、順当に進んで
2~3か月
制作会社内の対応となり
3週間程度
小回りの利く作業で
2週間程度

動画制作は「準備」「撮影」「編集」の3ステップ

自社制作の場合と外注の場合にわけて、制作フローの概要を紹介します。

自社制作では、準備から撮影、編集まですべての工程を社内の担当者が進めます。動画の公開予定日に間に合うよう、無理のないスケジュールを組んで臨みましょう。

撮影と編集は基本的に、制作会社やプロのクリエイターが実施してくれます。自社の希望を上手に動画に反映してもらえるように、初回打合せや第1稿の確認はしっかり行いましょう。動画が完成した後の修正依頼は、オプション扱いとなる場合がほとんどです。

制作先の選定方法は、下記URLを参照してください。動画制作にかかる費用の相場や発注先の選び方を解説しています。
参考:動画制作の発注費用の相場と、後悔しないための発注先選びのポイント


成果につながるサービス紹介動画を作るコツ

成果につながるサービス紹介動画のコツは、大きく分けて2つあります。「メッセージの質を高めること」と「伝え方を工夫すること」です。それぞれの観点から解説します。

動画で表現するメッセージの質を高める

メッセージの質とは、視聴者が知りたかったことが明確になっているかの度合いをいいます。メッセージの質が高いほど、視聴者は心を揺さぶられ次の行動に移りやすくなります。

メッセージの質を高める方法は、主に3つあります。

  • 視聴者の状況に合わせて企画・内容を決める
  • 問題提起と解決方法のセットを意識する
  • 購入後に得られる満足感にコミットする
  • メッセージの伝え方を工夫する

視聴者の状況に合わせて企画・内容を決める

動画を届けたい人には何が響くかかがもっとも重要です。視聴者は自分のニーズと合致することで、サービスを好きになったり購入を決めたりするためです。

安さでしょうか、サービスの質でしょうか。それとも、安心感や新しさでしょうか。さまざまな切り口がありますが、視聴者にもっとも響くベネフィットを伝えるようにしましょう。

問題提起と解決方法のセットを意識する

動画を見ていく先にお得な情報があることを伝えるために、問題提起と解決方法をセットで入れましょう。日ごろから感じている悩みが解決されると分かるからこそ、視聴者はサービスをほしいと思い始めます。

問題提起で日ごろの悩みに触れる(共感)→解決方法の提示(信頼)→次の行動へ

動画の冒頭では問題提起を行い、視聴者の共感を得ましょう。問題を提起したら解決策をセットで提示します。動画の先を見る価値を感じてもらえ、サービスの認知度向上と印象アップにも貢献します。

ボトル管理ができないことによる飲食店の損失にフォーカス

飲食店におけるキープボトルと顧客の管理台帳アプリ「NightWorks(ナイトワークス)」のサービス紹介動画です。動画の前半では、リピートのお客様の顔が思い出せない、スタッフ間の情報共有が難しいといった、アナログ管理による悩みを提示しています。後半には、名前やキーワードでボトルを検索できる「NightWorks」のソリューションを解説しました。

無料で始められるという最大のメリットを提案して、この動画は終わります。視聴者の行動を促すまでのシナリオ設計が上手なサービス紹介動画です。

購入後に得られる満足感にコミットする

イメージアップを意識するあまりに、実際の使用体験と動画の内容が離れてしまわないように気を付けましょう。サービスの何が良いのかは、ユーザーに約束できる範囲で伝えるようにします。

サービスを購入・体験した後に期待値以上の満足を感じてもらうことは、リピートのためにも大切です。「素敵」「最高」といった感覚的なアピールの表現は、ほどよい程度に抑えましょう。

実績の誇張より実現したいビジョンを共有しているEPARK


クラウド型予約受け付けサービス「EPARK(イーパーク)」の動画です。より暮らしやすい生活を支えるというサービス理念をビジュアルで表現しています。サービスのメリットを強調するなら、「人気店の待ち時間がゼロに」「日本最大級の、みんなが使っているサイト」といった表現もできたかもしれません。しかし、この動画では、順番や日時指定予約によるストレス軽減にフォーカスしました。サービス利用のメリットを誇張せずに伝え、ユーザー体験を大切にしている好例です。

メッセージの伝え方を工夫する

視聴者に寄り添う明確なメッセージを抽出できたら、その伝え方にも工夫が必要です。伝え方に寄って、視聴者の心に響くかどうかが変わってくるためです。
視聴者の心を揺さぶるメッセージの伝え方について、簡単なポイントを2つお伝えします。

  • 開始5秒でメッセージを簡潔に伝える
  • 抽象的で複雑なサービスはアニメ化する

開始5秒でメッセージを簡潔に伝える

最初の5秒でサービスの特長を伝えきれるかが勝負です。人には、最初に起こったことを記憶しやすい傾向があるためです(プライミング効果)。そうした特性を活かし、始めの5秒間のみスキップできない仕様にしている動画の広告枠もあります。

開始5秒で視聴者の心を惹きつけられるか、動画のメッセージをよく検討しましょう。

動画の冒頭でキャッチコピーを印象付ける

https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=JJtGHUJxVRc&feature=emb_logo

運転の安全性やエコの度合いに応じてポイントが貯まる、愛車ポイントサービス「KINTO(キント)」の動画は、開始5秒が印象的です。「運転が、もっと楽しくなる。KINTOからの新サービス」というメッセージで始まります。このメッセージは、セリフとして耳に入ると同時に、アニメーションの文字も目に止まります。開始5秒で意識を引きつけられ、続きを最後まで見たくなる動画になりました。

参考: 動画コンテンツは「開始5秒」と「連続性」を意識する|thisplay

抽象的で複雑なサービスはアニメ化する

難しいことをわかりやすく伝えたいときは、アニメーション動画が有効です。実写動画では不可能な表現ができるので、イメージを的確に表現できる可能性があるためです。

効果や数字をグラフィック化して見せたり、実写では見せることのできない仕組みやフローの解説にも向いています。必要な情報だけをピンポイントで伝えることで、幅広く受け入れられる動画に仕上がります。

アニメなら誰でも簡単に使えることをアピールできる

https://youtube.com/watch?v=pXuu4KmnJCk

通信のセキュリティを守るVPNサービス「Wi-Fi Security for Business」の紹介動画には、アニメーションが取り入れられました。かんたんな操作方法や利用コストの低さを、ビジネステイストなアニメでシンプルに伝えています。

ネットワークの複雑な仕組みは、イラストやグラフでわかりやすく表示しました。この動画を見た人は、「アプリのボタンをオンにするだけで、安心安全な通信ができる」と認識できるでしょう。本サービスの導入を検討フェーズに乗せる重要な販促素材となっています。

参考:実写動画とアニメーションの違いとは?効果やメリット・デメリットについて


サービス紹介動画の制作における注意点

サービス紹介動画を制作する際は、提供者側の想いに偏らないよう注意しましょう。言いたいことを詰め込みすぎたり、費用回収のために広告を挿入したりすると、視聴者にネガティブな印象を与えてしまうリスクがあります。サービスの価値や魅力を利用者の立場で考えられているか、つねにチェックします。

視聴者の知りたいことではなく提供者側のメッセージを伝えてしまう

サービス紹介動画では、購買の強い動機となり得るベネフィットを伝えるようにしましょう。動画の内容が自分事となってはじめて「必要としていたサービス」として視聴者の記憶に残るためです。視聴者のニーズに合わせてサービスを紹介できれば、購入までもスムーズに進みます。

何を言っているかわからず心にも響かない

心に響かない動画になってしまうのには、いくつか理由が考えられます。

  • 1つの動画に複数のメッセージを詰め込んでいる
  • インパクトを持たせていない
  • ストーリー性に欠ける
  • サービスのベネフィットが他社と差別化されていない

1つの動画に複数のメッセージを詰め込んでいる

メッセージが多すぎると、内容がほとんど伝わらない動画になってしまうので注意が必要です。伝えたいメッセージを最低限に絞ることで、ユーザーの印象に残る動画が制作できます。メッセージは、30秒以内の動画で1つか2つが目安です。多くても3つまでにとどめましょう(90秒以上の動画)。

インパクトを持たせていない

メッセージを1つに絞り込めても、ありきたりな訴求になってしまっては視聴者の心に響きません。できれば、ありそうでなかった訴求ができると良いでしょう。演出を工夫したり、演者を立てたりすることでも動画にインパクトを持たせられます。視聴者の印象に残りやすいインパクトのある動画を目指しましょう。

ストーリー性に欠ける

背景にストーリー(物語)があると、人はサービスに愛着が湧いたり、ブランドを身近に感じたりします。なぜなら、ストーリーに共感するためです。以下、タイの生命保険会社「Thai Life Insurance」のサービス紹介動画を見るとストーリーの重要性がわかります。

動画では、発話障害を持った男性と父親の愛情を素直に受け取れない娘が描かれています。思春期でかたくなな娘の心を開いたのは、父親の決死のある行動でした。「Thai Life Insurance」の動画は日本のテレビ番組でも紹介され、大きな評判を呼びました。

見込み客層に近い主人公を立てる、ユーザーの課題を取り扱うなどして、動画にストーリー性を持たせることは可能です。視聴者の心を揺さぶる物語を意識しましょう。

サービスのベネフィットが他社と差別化されていない

自社と似たようなサービスを提供している企業がほかにもあるとき、ユーザーはどのような行動を取るでしょうか?目移りしてしまい、自社サービスを選んでもらう確率が下がってしまいます。

サービス紹介動画の中では、唯一無二のベネフィットを伝えるようにしましょう。例えば、同じ店舗予約サービスであっても、そこから得られるベネフィットはさまざまです。「登録店舗で使えるポイントが付く」「待ち時間のストレスが解消される」「ポイントの付与率が高い」など。他社にはない、大きなベネフィットは何でしょうか?しっかり検討しましょう。

以上4点は、動画の制作後に修正するのが難しいポイントです。動画の企画や構成の段階で、チェックしてください。

チェック方法は、絵コンテやシナリオを第3者に見てもらうのが効果的です。内容やサービスが印象に残らない様子であれば、メッセージを見直したり表現方法を工夫したりしましょう。

理想を詰め込みすぎると予算オーバーに

サービスのベネフィットが明確になっていれば、演出や画質の向上にそれほど多くの工数は必要ありません。視聴者へのメッセージが際立つので、動画全体の尺も短くなります。

動画の質にこだわりたくなったときは、視聴者ベネフィットがぶれていないか確認しましょう。サービス紹介動画で大切なのは、何を伝えるかです。視聴者に向き合った分だけ、必要としている人にきちんと届く動画になります。

費用回収のために広告を貼ってしまう

制作費用を回収しようと、動画の再生枠に広告を貼るのは控えましょう。せっかく良い動画を作っても、イメージダウンになりかねません。サービス紹介の動画の視聴者層は、サービスやブランドに好印象を持っていたり、購入を検討していたりします。サービス紹介動画では視聴者に満足してもらうことに注力し、広告の掲載は我慢しましょう。


まとめ

価値や魅力を伝えるのが難しかったサービスの紹介に動画が有効であることがわかってきました。動画なら、サービスの利点や使用感、ブランドの雰囲気などをわかりやすく伝えられるためです。

認知率だけでなく、ブランドの印象アップにまで動画は役立ちます。メッセージが明確で伝え方が工夫された動画は、強力なコンテンツとして多方面で活躍してくれます。

他社との差別化のためにも、サービス紹介動画の活用をぜひ検討してみてください。