Webマーケティングでは様々なデータや情報を取得できる事が大きな特徴です。
専用のツールを使うことで競合の状況から市場のトレンドまで「こんな事までわかるのか!」とビックリするような情報やデータを把握することができます。
しかし、市場や競合状況の把握につながる情報やデータを得る方法を知らない人が意外に多いというのが実感です。
そこで、本日は私自身も使っていて便利だと実感している市場・競合調査に役立つ情報源の中から、Web上ですぐに使える無料のツールを厳選してご紹介します。
これらのツールを使うことで、今まで知り得なかった貴重なデータを得ることが出来ます。
競合の状況や市場のトレンドを捉えて戦略や施策を見直すことでこれまでよりも大きな結果を得られるようになります。
目次
1.競合サイトのトラフィック数・流入経路を把握「SimilarWeb」
SimilarWebサイト
http://www.similarweb.com/
SimilarWebは、サイトのURLを入れるだけで、訪問者数の推移や平均滞在時間、直帰率から、流入元、流入キーワード、なんと出している広告のバナークリエイティブまでわかってしまいます。
データの正確性には疑問が残るところはあるものの、通常では知る由もない競合他社の状況や施策の情報を大枠でも掴めることは大きなメリットです。
業界の大手3社~5社を比較してみることで、その業界におけるWebマーケティングの注力度や流入キーワードの傾向の違いによるポジショニングなど、かなり色々なことがわかります。
▼Referring Sites :どのサイトから流入してどのサイトに遷移しているかわかります。
▼Search Traffic :流入しているキーワードが自然流入・リスティング広告流入が分けて把握できます。
2.検索数の時系列・エリアの傾向を把握「Googleトレンド」
Googleトレンド サイト
http://www.google.co.jp/trends/
Googleトレンドは、気になるキーワードを入力するだけで、その語句の「人気度の動向」「地域別人気度」「関連キーワード」を知ることができます。
Webマーケティングに関わっている人にとっては常識と呼べるほど皆さんご存知のツールですが、上手く使いこなしている人はあまり見かけません。
Googleトレンドで把握すべきは、ざっくり3点です。
- 検索数の季節変動からニーズの変化を把握
- 地域別のニーズの違いを把握
- 検索数の変化から中長期のユーザニーズの変化を把握
自社の業界にどのような変化があったのか、過去の傾向を把握することで今後の打ち手の参考になる情報が得られます。
例えば、上記の「英会話」の検索トレンドは低下していますが「英語」だと、どうなっているでしょうか?
データを把握し、その理由を考察することで、ユーザニーズの変化について、有用な仮説が得られます。
ぜひ、自社や競合にまつわる色々なキーワードで試してみてください。
3. キーワードの検索ボリュームを把握「Googleキーワードプランナー」
Googleキーワードプランナー
http://adwords.google.co.jp/ko/KeywordPlanner/
※利用にはGoogle AdWords アカウントが必要です。
Googleキーワードプランナーは、キーワードやサイトのURLなど入力した情報から関連性の高いキーワードとおおよその検索ボリュームやおおよその入札単価が把握できるツールです。
リスティング広告やSEOはもちろん、コンテンツマーケティングやユーザニーズの把握まで様々な用途で参考にする利用頻度の高いツールです。
利用にはGoogle AdWords アカウントが必要ですが、アカウント開設自体は無料です。
開設の手間を惜しまずいつでも使えるようにしておきたいです。
その他にキーワードの検索ボリュームを把握できる無料ツール
キーワードウォッチャー
4. 関連キーワードを一気に把握「goodkeyword」
Goodkeywordサイト
http://goodkeyword.net/
goodkeywordは、YahooとGoogleの関連キーワードを一気に一瞬で調べられる上、Googleのサジェストワード(検索窓にキーワードを打ち込むと、リアルタイムで候補を予測して表示する機能)まで調べてくれるサイトです。
各検索エンジンの関連キーワード100件まで表示され、YahooとGoogleで重複するものは自動的に削除されることもとても便利です。
5.競合サイトのSEO対策状況を把握「 SEOチェキ」
SEOチェキサイト
http://seocheki.net/
SEOチェキは、競合他社のSEOに重要なページ情報や検索順位などを一瞬で把握することができるツールです。
SEO対策を検討するときに役立つのはもちろんですが、ページのmeta情報にどのようなキーワードを入れているのか、どんなページから被リンクされているのかを競合比較することで、自社では検討していなかった施策がいくつも思いつきます。
その他に競合のSEO対策状況を把握できる無料ツール
オープンサイトエクスプローラー
Majestic SEO
Webマーケティングに役立つツールに関するよくあるご質問
Webマーケティングのツール導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.Webマーケティングのツールの種類は?
A.Webマーケティングツールには、SEOツール、アクセス解析ツール、SNS管理ツール、広告管理ツール、メールマーケティングツール、コンテンツ管理ツールなど、さまざまな種類のツールがあります。それぞれのツールは異なるマーケティング目的に特化しています。
Q.SEOに役立つWebマーケティングツールとは?
A.SEOツールは、キーワードリサーチ、競合分析、技術的SEO改善などをサポートします。これらのツールは、検索エンジンの結果ページで上位に表示されるための戦略を立てる際に役立ちます。
Q.マーケティングオートメーションツールの役割は?
A.マーケティングオートメーションツールは、リードの育成や顧客の購買行動に基づいた自動化されたマーケティング活動を行うためのツールです。これにより、手動での作業が減り、効率的なマーケティング活動が可能です。
Q.Webマーケティングツールの選び方は?
A.目的や予算、業務内容に応じてツールを選びます。SEO強化、コンテンツ管理、メールマーケティング、SNS運用など、自社のニーズに合った機能を持つツールを選ぶことが大切です。
最後に:市場や競合の傾向を俯瞰して、自社のWeb戦略を見直すことが重要
Webマーケティングの担当者は、目先の業務に忙殺されていることがとても多く、自社の施策の実施とその結果にばかり目が向いてしまいがちです。
変化の激しいWebマーケティングで結果を出すためには、時々立ち止まって、市場や競合の状況を俯瞰的に捉えて、定期的に自社のWeb戦略を見直していくことが重要です。
ここでご紹介した5つのツールは市場や競合の状況把握のために役立つものばかりです。
ぜひ活用してWebマーケティングの戦略見直しに役立ててみてください。
ただ「1つのツールでまとめて分析したい!」という場合、無料ツールでは難しいかもしれません。有料ツールであればお金はかかりますが、複数のツールを利用する手間はかかりません。分析にかかる時間が大幅に圧縮できるので、とにかく時間効率を改善したいという方にはおすすめです。
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