Googleマップに登録して売上アップ!店舗を登録するメリットと登録までの流れ

新しくお店をオープンすることになったけど、「Googleマップへの登録はどうしたら良いの?」「どんな情報を登録すれば集客に繋がるの?」そんな疑問を持っているオーナーさんも多いのではないでしょうか。

Googleマイビジネスに設定をすることで、今すぐGoogleマップを登録することが可能です。さらに、Googleマイビジネスの設定はエリア(地域)と連動するローカルSEOにも有効です。

今回の記事では、今すぐGoogleマイビジネスへ登録する方法を6ステップで紹介し、Googleマイビジネスでローカル検索の掲載順位を上げる3つのポイントをご紹介いたします。

ぜひこの記事を参考に、Googleマップを使いこなし、店舗の集客に力を入れていきましょう!

監修者

光山 誠一(みつやま せいいち)

大手Webマーケティング会社、シナジーマーケティング社で従事した経験を経て、2021年よりSO Technologies株式会社に参画。累計30,000店舗以上に対して支援を実施している多店舗向け集客支援サービス「ライクル」のマーケティング活動に従事。年間約70件以上Googleビジネスプロフィールの運用に関するセミナーに登壇。

インタビュー:広告会社が知っておきたいGoogleマイビジネスの集客効果と提案する上での課題とは?

目次


Googleマップに自分のお店を登録するメリット

Googleマップに自分のお店情報を登録するためには、Googleが無料で公開している「Googleマイビジネス」に登録する必要があります。

以前、Googleマイビジネスは「Googleプレイス」という名前だったのですが、2014年6月12日から「Googleプレイス」と「Google+ローカル」をひとつにまとめたGoogleマイビジネスに新しく生まれ変わりました。

Googleマイビジネスに登録するメリットはGoogle検索、Googleマップ、Google+に自分のお店の情報を表示させることができるので、冒頭でも申し上げたとおり、お客さんを自分のお店に呼びこむことが可能になります。

例えば、ランチにラーメンが食べたいと思ったときに、パソコンやスマートフォンなどで「御茶ノ水 ラーメン」などのキーワードで検索した経験はないでしょうか。
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そうすると上記のような検索結果画面が出てくるかと思いますが、この赤枠にあたる情報をGoogleマイビジネスによって表示させることができます。

住所、電話番号、営業時間などの情報を登録することができるので、ユーザーが迷わず自分のお店に来てくれます。

参考: 【多店鋪・チェーン店向け】Google マイビジネス攻略ガイドブック


Googleマイビジネスの登録方法

自分のお店の登録が済んでいない、ライバル店がGoogleマップに登録されているなど、上記の説明を聞いて早く自分のお店も登録しなくてはと思われた方もいるかと思います。
続いて、Googleマイビジネスに登録する手順について画像を交えつつご紹介しますので、こちらを参考に登録を進めてみましょう。

1. GoogleマイビジネスからGoogleに登録

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こちらから「Googleに登録」と書かれているボタンをクリックし、Googleマイビジネスへの登録を進めます。

2. 登録したいビジネスの住所を入力

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左上赤枠の検索窓から、Googleマイビジネスに登録する自分のお店の住所または名称を入力します。

3. 検索候補の中から、自分のビジネスを選択

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もし候補にない場合は、1番下の「いずれも一致しません」をクリックして登録を進めていきます。

4.利用規約に同意の上、「続行」をクリック

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会社名、住所、電話番号等を確認し、問題なければ次に進みます。

5. 電話やハガキから確認コードの受取り(ビジネスオーナー確認)

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Googleに「自分はこのビジネスのオーナーであり、管理権限を持っています」という確認のため、電話やハガキから確認コードを受取ります。

ハガキが届いたらGoogleマップで店名を検索し、Googleマイビジネスのビジネスオーナー確認画面を開きます。そこでハガキ中ほどに記載されている確認コードを入力すると、無事オーナーの確認が完了します。

ハガキの郵送を選択した場合、海外からの郵送のため、およそ2~3週間の日数がかかりますので、注意してください。

通常20以上かかるオーナー確認ですが、「ライクルGMB」を利用すれば最短2日で実施できます。中堅・中小企業向けにテクノロジー開発を続けるSO Technologiesが提供するツールで、Googleマイビジネスの登録情報を一括変更できるほか、月々のレポート機能も備えています。

6.駐車場や車椅子対応などの店舗情報を入力

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お客様にGoogle検索やGoogleマップ、Google+で見つけてもらえるように、右上の「編集」から自分のお店、サービスに関する情報を入力します。営業時間や連絡先情報を登録できるので、お客さんを正しく店舗へ誘導できるよう間違えないように入力しましょう。

できたら写真も一緒に追加すると商品の魅力がより伝わってよいでしょう。

また、車椅子の利用可否や車椅子対応した駐車場の有無を追加することで、店舗がバリアフリーであるかの詳細も発信できます。

バリアフリーであると判断される基準は、入り口、座席、駐車場、エレベーターが車椅子に対応していることです。

車椅子が通れる大きさの入り口

  • 入口が1メートル以上の幅があり、階段がないこと。
  • 階段がある場合、常設・移動可能なスロープがあること。

車椅子対応の座席がある

  • 顧客が利用する主要エリアが階段を使わずにアクセスできること。
  • 車椅子で移動してテーブルにつくのに十分なスペースがあること。

車椅子対応の駐車場がある

車椅子対応の駐車スペースがあること。

車椅子対応のエレベーターがあるか

フロアが複数ある建物内で、車椅子が入る大きさのエレベーターがあること。


Googleのローカル検索の掲載順位を上げる
3つのポイントと5個のプラス、マイナス要因

1. 関連性

検索している事がらにリスティングが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、お店やサービスについての多くの情報を Google が把握できるため、検索内容との関連性を高めることができます。

「ラーメン」と検索した場合、関連性のあるラーメンについての情報が表示されるため、自分のお店が仮にラーメン屋を経営している場合は、きちんとラーメンに関する情報を掲載しなければなりません。

2. 距離

検索キーワードで指定した場所から、検索結果の対象となり得る場所までの距離を指します。検索キーワードで場所を指定しない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。

例えば「御茶ノ水 ラーメン」と検索した場合、御茶ノ水エリアにあるラーメン屋の情報が表示されます。また、特にエリアを指定せず「ラーメン」と検索した場合は、自分の現在地から近いラーメン屋の情報が主に表示されるようになります。

3. 知名度

ビジネスがどれだけ広く、よく知られているかを指します。ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)を参照して決定します。ビジネスによっては、オフラインの世界での方が知名度が高いことがあります。この場合は、こうした情報もオンラインに反映させるように努めています。たとえば、多くの人に名が通っている著名なミュージアム、ランドマークのホテル、有名なブランド名を持つお店などは、検索結果で上位に表示されやすくなります。

自分のお店のリンクが他のサイトで紹介されていたり、更新頻度が高かったり、店舗を沢山持っていたりすると検索順位が上がる傾向にあるそうです。

Google のローカル検索結果の掲載順位 – ビジネスオーナー向けプレイス ヘルプ


総合的なランキングプラス要因TOP5
(2014年7月10日現在)

1. 正しく関連付けされた「カテゴリ」

上記でも説明があった通り、ラーメン屋を経営している場合はラーメン屋のカテゴリで、パン屋を経営している場合はパン屋のカテゴリで登録する事が大切です。

2. 物理的な住所、所在地

住所を正しく記載する事で、そのエリアで絞り込んで検索をしたユーザーに対し、自分のお店の情報を表示させる事が可能になります。駅からの距離や、検索された場所からの距離はどうすることも出来ませんが、住所を登録していて損はないです。

3. サイテーションもとの一貫性

サイテーションとは、リンクを張らずに、サイト名、URL、電話番号、住所などを引用・紹介することを言います。

Googleマイビジネスに登録されている内容(例えば店名や住所)がブログの紹介ページと同一だった場合、サイテーションされていると見なされます。被リンクを集めなくとも、Googleマップで上位表示されるのに有効な要素です。

つまり、Googleマイビジネスに登録している情報と、自社サイトに記載されている情報が正確にマッチしている事により、関連性の面からランキングのプラス要因になる可能性があります。

4. サイテーションもとのオーソリティ、クオリティ

自社サイトで配信している情報の信憑性が高く、自然と他のサイトから記事を紹介されたり、引用元にされたりするケースが増えるとランキングのプラス要因となる可能性があります。

5. プレイスページのNAPが、サイトと一致している

NAPとは、Name名前、Address所在地、Phone電話番号の頭文字をとった総称です。

Googleマップ上に表示されている会社名、住所、電話番号と自社サイトの会社名、住所、電話番号が一致していると関連性が高いとみなされます。


ランキングマイナス要因TOP5
(2014年7月10日現在)

1. リスティング広告で虚偽の会社住所を検知している

会社の住所を誤って登録してしまうと、検索したユーザーを混乱させてしまうため、ランキングのマイナス要因となります。

2. ビジネス情報にキーワードが詰め込まれている

ビジネスを説明するページに「ラーメン」などのキーワードを過度に詰め込みすぎてしまうと逆にランキングのマイナス要因となってしまう可能性があります。

3. NAPがばらばらで統一していない

会社名、住所、電話番号の情報が統一されていないとユーザーが混乱してしまい悪影響を与えてしまいます。

4. ビジネスカテゴリの間違い

ビジネスカテゴリが正しく登録されていないと、ラーメン屋のつもりが行ってみたらパン屋だったという事になりかねない為、ランキングのマイナス要因となります。

5. 同じビジネスタイトル、住所で複数登録している

同じ名前のお店がいくつも登録されていると、ユーザーがどれを参考にすればよいのかわからなくなるため、複数登録するのは避けましょう。

ランキングに影響している項目についてご理解頂けましたでしょうか。ランキングの上下を決定するアルゴリズムの詳細情報は公開されておりませんが、上記に書かれている事を意識すれば、検索された際の順位も自然と上がってくるでしょう。


もし移転して住所変更した場合は?

1. Google マイ ビジネスにログインし、管理するページを選択
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2. 画面の右上にある [編集] をクリック
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3. 変更するセクションの編集から、表示されたボックスに新しい情報を入力
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4. 必要な変更を終えたら、[編集を終了] をクリック
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以上のステップで変更が可能です。

オフィスが移転した場合、新しい住所に変更しないと前の住所にお客さんが行ってしまった、というようなこともあるので注意が必要です。


【まとめ】Googleマイビジネス登録はMEOのキホン!店舗への集客力を高めよう

GoogleマップはMEO(マップ検索エンジン最適化)の基本でもあります。

MEOは、SEOのように、Googleマップでの検索時に店舗サイトを上位表示する施策です。ローカルSEOとも呼ばれ、「SEO(検索エンジン最適化)」と「地域や業態」などの要素を掛け合わせることで、検索上位に表示されます。

無料であるGoogleマイビジネスを上手く活用することで、今よりも多くのお客さんを呼び込める可能性を秘めております。

もし、まだ登録がお済みでないようでしたら今すぐにでも始められることをおすすめします。

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