リスティングの効果を上げるためには「サイトリンクの設定は必須」と言われていますが、そもそも、設定するメリット、スポンサードサーチとAdwordsにおいての違い、掲載するコツがよく分からず悩んでいませんか?
今回は「サイトリンクを設定するメリット」、「スポンサードサーチとAdwordsにおいての違い」と、サイトリンクを掲載するポイント、スマートフォン用のサイトリンクの設定方法を紹介します。
私は日々リスティングを運用する中で、スポンサードサーチとAdwordsの違いを抑え、これらのポイントを意識することで、狙った通りにサイトリンクを掲載することができるようになってきました。
▼目次
まずはおさらい!サイトリンクを設定するメリット3つとは?
・クリック率が向上
・画面占有率が向上
・品質スコアも向上
「スポンサードサーチ」と「Adwords」においての違いを整理する
・掲載数できる数が違う!?
・入稿規定ってどう違うの?
・半端ない画面占有率!拡張サイトリンクとは?
ここだけ抑える!掲載するポイント(条件)&設定方法
・品質スコアも見られている?
・平均掲載順位って何位以上必要?
・スマートフォン用のサイトリンクは設定できる?
・スマートフォン用サイトリンクの設定方法
目次
まずはおさらい!
サイトリンクを設定するメリット3つとは?
そもそもサイトリンクとは、リスティング広告のプレミアムポジション(スポンサードサーチ:4位以上、Adwords:3位以上)に掲載された際、広告下部に+αで情報を載せることができる機能です。
それぞれ個別にリンク先を設定でき、ユーザーのニーズに合わせたページへとダイレクトに飛ばすことができます。では、サイトリンクを設定するメリットとは何でしょうか?
クリック率が向上する
サイトリンクを設定すると、説明文だけで説明できなかった情報を提示することが可能であり、ユーザーの興味を惹きつけることができます。
従って、説明文だけのリスティング広告よりクリック率は向上する傾向があります。
弊社では、教育関係のサービスのお客様において、サイトリンクを設定後、クリック率が1.5倍に上昇した事例もあります。
画面占有率が向上
画面の占有率が向上し、視認性も高まります。
「たった何行か増えるだけでは…」と思われるかもしれませんが、馬鹿にできないアピールポイントになります。
品質スコアも向上
前述のように、サイトリンクを設定したことによってクリック率が改善すると、ユーザーにとって有益な広告であると媒体側に判断され、品質スコアも向上します。
品質スコアが良いと低クリック単価で上位掲載ができ、さらにクリック率が向上し・・・など良いことずくめになります。サイトリンクを設定することは、メリットだらけなのです。
では、スポンサードサーチを提供しているYahoo!、Adwordsを提供しているGoogleではどのような違いがあるのでしょうか。
「スポンサードサーチ」と「Adwords」においての違いを整理する
まず前提として、スポンサードサーチにおいては「クイックリンクオプション」、Adwordsにおいては「サイトリンク」と、名称が異なります。
大まかに言えば同一のサービスですが、ここでは抑えておくべき違いをご紹介いたします。
掲載出来る数が違う!?
実際に表示される数は、広告の品質によって異なるため一概には言えませんが、媒体側が定めているサイトリンクの掲載本数は以下のようになっています。
広告タイプ | PC/タブレット | スマートフォン |
---|---|---|
スポンサードサーチ | 2件~最大4件まで | 2件~最大4件 |
Adwords | 2件~最大6件まで | 最大4件まで |
▼スポンサードサーチ
PC/タブレット:2件~最大4件まで
スマートフォン:2件~最大4件
▼Adwords
PC/タブレット:2件~最大6件まで
スマートフォン:最大4件まで
※入稿可能本数はスポンサードサーチ、Adwords共に最大10本になります
入稿規定(記号、文字数など)ってどう違うの?
入稿規定に関しても微妙に差異があるので、確認しておきましょう。
ここで注意していただきたいのは、通常のリスティング広告の入稿規定とは異なるということです。
▼スポンサードサーチ
文字数:全角10文字以内
入稿規定:記号は1個まで使用可能
使用可能記号一欄
▼Adwords
文字数:全角12文字以内
入稿規定:感嘆符、文頭の句読点、句読点の繰り返し、絵文字もリンクテキストに含めることは不可
半端ない画面占有率! 拡張サイトリンクとは?
残念ながらAdwordsにしかない機能になりますが、インパクト大! な拡張サイトリンクについてご紹介いたします。
拡張サイトリンクとは、サイトリンクにさらに説明文を付けることができる機能になります。
【掲載条件】
・品質スコアが高い
・平均掲載順位1位のみ
・リンクテキスト文字数 12文字・17文字・17文字
掲載に上記のようなかなり厳しい条件があるため、指名KWでの掲載しかできない可能性が高いです。指名KWで掲載が狙えそうな場合、是非チャレンジしてみてください。
ここだけ抑える!
掲載するポイント(条件)&設定方法
ではいよいよ、ここだけ抑えたらサイトリンクが掲載できるポイントとスマートフォン用サイトリンクの設定方法のご紹介をいたします。
品質スコアも見られている?
先程の説明の通り、品質スコアとサイトリンクは密接な関係があります。
サイトリンクを入稿しても品質が低い場合、表示がされないため、注意が必要です。
平均掲載順位って何位以上必要?
通常のサイトリンクであれば、順位面だけで言えばプレミアムポジション(スポンサードサーチ:4位以上、Adwords:3位以上)に入れば掲載がされます。
※Adwordsのみになりますが、拡張サイトリンクの場合のみ平均掲載順位が1位である必要があります
スマートフォン用のサイトリンクは設定できる?
昨年実施されたエンハンスト化に伴い、スマートフォン用のサイトリンクの設定が可能になりました。スマートフォン用に最適化されたサイトを用意している場合は、スマートフォン用のサイトリンクを設定し、快適な検索環境を提供しましょう。
【注意】
同じキャンペーンや広告グループにPC用とスマートフォン用のサイトリンクが設定されている場合、PCで検索する場合は問題ないのですが、スマートフォンで検索した場合、PC用のサイトリンクも表示されてしまう場合があります。
同一ページでPC用とスマートフォン用のサイトリンクを用意する場合、必ずリンクテキストを同一にしましょう。
スマートフォン用サイトリンクの設定方法
それでは以下に、スマートフォン用のサイトリンクの設定方法を紹介いたします(今回は新規でサイトリンクを設定する方法のご紹介になります)。
■Yahoo
【手順1】
キャンペーン管理タブ→広告表示オプションより、オプション一覧タブ→+オプション作成・編集ボタンをクリックします。
【手順2】
一件ずつ作成をクリックし、下記画面に遷移したことを確認します。
※今回は導入編ですので、一件ずつ作成する方法をご紹介します
【手順3】
リンクテキスト、URLを入力し「スマートフォンに優先的に配信」にチェックし、クイックリンクオプション作成ボタンをクリックします。
【注意点】
スマートフォンに優先的にクイックリンクオプションを配信する場合は、スマートフォン優先のクイックリンクオプションが1キャンペーン、もしくは1広告グループにつき2本以上関連付けされている必要がありますので、注意しましょう!
【確認方法】
サイトリンクが登録完了したら、【手順1】の画面に戻り、正常に登録完了しているか確認します。スマートフォン優先設定ができている場合、優先デバイス欄にスマートフォンと表示がされます。
■Google
【手順1】
キャンペーンタブ→広告表示オプションタブより、画面中央の+広告表示オプションボタン(赤)をクリックします。
【手順2】
サイトリンクを設定したいキャンペーンを選択し、完了ボタンをクリックします(複数のキャンペーンを選択することができます)。
【手順3】
「+新しいサイトリンク」ボタンをクリックし、下記画面にリンクテキスト、リンクURLを入力し、デバイス設定のモバイルにチェックした上で保存を押します。
【確認方法】
サイトリンクが登録完了したら、手順1の画面に戻り、正常に登録完了しているか確認します。スマートフォン優先設定ができている場合、リンクテキストの横に(モバイル)の表示がされます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。サイトリンクに関して最低限のことは理解いただけたでしょうか。
設定するといいことだらけのサイトリンクですので、設定されてない皆さん! 早速設定してリスティング広告の効果を上げましょう。
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