「セミナーを動画化する会社が増えているが、自社でもやるべきなのか知りたい」
コロナ渦でセミナーを動画化する会社が増えている中、こんな悩みを抱えているという方も多いのではないでしょうか?最初に結論を申し上げると、セミナーの動画化はやるべきです。セミナーを動画化することで幅広い層にアプローチが可能になり、新たな顧客獲得につながります。
こちらの記事では、セミナーを動画化するための方法を1から丁寧に説明していきます。
筆者はこれまでセミナーの動画配信を100回以上経験、またセミナー動画の制作・収益化のコンサルティングもしてきました。こちらの記事では、そんな筆者がセミナー動画の制作方法そして顧客獲得の方法まで完全サポートしています。セミナーを動画化したいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
本記事を読めば、セミナーの動画化そして顧客獲得を実現できるようになります。
目次
セミナーを動画化する効果
これまで対面でおこなっていたセミナーを動画化すると、地域や時間に縛られない幅広い層にアプローチができるようになります。それにより新たな顧客獲得につながります。また一度動画化してその動画を繰り返し使う、リアルタイムで参加者とコミュニケーションをとるといった使い方も可能です。
セミナーを動画化するかどうか悩んでいる方は、動画化の効果を知っておきましょう。
作成した動画を再活用できる
セミナーを一度動画化すれば、その動画は何度も繰り返し使えます。録画していつでも視聴できるようにしておけば、当日セミナーに参加できなかった方にもセミナーを見てもらえます。
従来セミナーはリアルタイムでの参加が必須でしたが、動画化すれば時間を問わずセミナーに参加できます。24時間365日視聴できるというインターネットの利点を活かせば、ビジネスの範囲が広がっていきます。
幅広い層にアプローチが可能
セミナー動画は時間を問わず視聴可能なので、これまで以上に幅広い層にアプローチができます。対面のセミナーでは交通費や時間の問題で参加できなかった方も、セミナー動画であれば視聴可能です。
その結果近隣の方しか対象にできなかったセミナーが、全国さらには全世界をターゲットにできます。より多くの方にアプローチしたいのであれば、セミナーの動画化は有効な手段です。
リアルタイムでのコミュニケーションも可能
セミナーを動画化する場合、ウェビナーを開催してそれを録画する方法があります。ウェビナーを開催すればチャットを使ってリアルタイムでのコミュニケーションが可能になるので、満足度も高くなりやすくなります。
ウェビナーと録画を同時におこなうことで、動画撮影の手間も省けます。これからウェビナーを開催されるという方は、同時に録画をして動画化をしてみてはいかがでしょうか。
セミナー動画は顧客獲得に効果がある
顧客獲得のためにセミナーを開催されている場合、動画化でも効果が期待できます。先ほど説明したように対面のセミナーと比較すると、オンラインのセミナーはさまざまな方が参加できます。そのためこれまで以上に幅広い層にアプローチをして、新たな顧客獲得につながります。
セミナーを顧客獲得につなげたいと考えている方は、セミナーを動画化してみましょう。
セミナー動画で成果を最大化するためのコツ
セミナー動画を制作しても、視聴してもらい収益につなげられなければ意味がありません。セミナー動画の成果を最大化するためには、SNS・動画サイト・広告・セミナーポータルサイトなどを利用して、視聴者数を増やす必要があります。
ここからはセミナー動画の成果を最大化するための方法を紹介します。視聴者数を増やすための戦略を学んで、動画を作っただけで終わらないように心がけましょう。
SNSを活用する
セミナー動画の視聴者数を増やすためには、SNSの活用が有効です。動画も含めた情報発信をするのであればTwitter、地域の方に宣伝をしたいのであればFacebookの相性がいいです。
SNSを使う際の注意点としては、ただ宣伝をしているだけでは動画は拡散されないということです。SNSはコミュニケーションを楽しむ場でもあるので、普段から交流を楽しむ、有益な情報を発信する必要があります。ただ宣伝をするだけだとなかなか拡散されないので、SNSの活用方法はあらかじめ考えておきましょう。
SNSについて詳しく知り達方は、以下の記事を参考にしてみてください。
いまさら聞けないSNSマーケティングとは?4種のSNSそれぞれの効果
動画サイトでの視聴数増加を目指す
Youtubeなどの動画サイトにセミナー動画をアップロードすれば、本来想定していたターゲット以外の方を取り込める可能性があります。動画サイトはSNSとも連動できますので、うまく活用して動画を広めていくことができます。
動画サイトで視聴者数を伸ばすためには、どんなキーワードでターゲットが検索しているのか考えることが大切です。検索されるキーワードを動画タイトルに盛り込むなどの対応をして、視聴回数を増やしていきましょう。
広告を利用する
セミナー動画を広めるためには、お金をかけて広告を利用する方法もあります。広告にもさまざまな種類があり、どんな広告を打てばいいかはセミナーを見てほしいターゲットによって変わります。
例えばインターネットで検索しやすい内容であればリスティング広告やSNS広告、住んでいる地域が限定されるのであればチラシやFAXによる広告も有効です。自社のセミナー動画はどんな人に向けて発信するかを考え、それにあわせた広告を選択しましょう。
セミナーのポータルサイトから集客する
セミナーに参加したい方は、セミナーポータルサイトを利用することがあります。セミナーポータルサイトに情報を掲載することで、幅広い集客が可能です。
〔ポータルサイトの例〕
セミナーを動画化する方法
セミナーを動画化する方法は、自社で内製するか外注するという2つの選択肢があります。内製と外注の違いは、以下の通りです。
内製 | 外注 | |
制作日数 | 動画の撮影・編集スキルによって大きく変わる。スキル0の場合1か月以上かかることもある。 | 打ち合わせ後1週間ほどでサンプル動画が届く。納品まで2週間~1か月が目安 |
費用相場 | 機材の用意で数万円+人件費、必要に応じて会場費 | 動画の品質によって変化する。低品質の場合4万円~10万円、高品質の場合20万円~30万円が相場 |
メリット | 費用が節約できる | 撮影・編集をプロに任せられ、クオリティの高い動画が作れる |
デメリット | 撮影・編集スキルがないと、技術の習得に時間がかかる | 費用がかかる |
それぞれの項目について、詳しく解説していきます。
制作日数
セミナー動画を内製する場合、動画撮影・編集スキルによって制作日数に大きな差がでます。動画編集は最低限カット編集、できれば字幕やSEの追加ができればベストです。スキル0から動画編集を学ぶのであれば、1か月以上かかることも想定されます。
セミナー動画制作を外注した場合、打ち合わせ・サンプル動画確認・修正・納品という段階を踏んで動画が納品されます。制作会社によって差はありますが打ち合わせからサンプル動画が確認できるまで1週間、納品完了まで2週間~1か月を目安としてみておきましょう。
費用相場
セミナー動画を内製する費用としては、最低限の機材を用意するために数万円はかかります。もちろん高性能のカメラやマイクを用意すれば、それ以上のお金がかかります。さらにセミナーを撮影・編集する方の人件費、会場を借りる場合会場費がプラスでかかります。ただし社内で撮影ができる場合、会場費は節約できます。
例えば1時間のセミナーを撮影するのであれば、撮影準備・撮影・編集あわせて10~15時間くらいの時間はかかります。またセミナーの登壇者、撮影・編集をする人の最低2人は人員を確保しなければなりません。
外注の制作費用は、動画のクオリティによって大きく変わります。とりあえずセミナーを動画化したい、動画を大量に作成したいという方であれば、品質は下がりますが4万円~10万円で必要最低限の撮影・編集に対応してもらえます。とにかく品質にこだわりたいという方であれば、20万円~30万円ほどでフルスペック撮影に対応している会社もあります。
外注先を選ぶ際には、どのくらいのクオリティを求めるのかあらかじめ決めておくといいでしょう。
メリット・デメリット
これまでの内容を踏まえると、内製・外注のメリット・デメリットは以下のようになります。
内製 | 外注 | |
メリット | ・費用が節約できる | ・制作の手間が省ける ・クオリティの高い動画が仕上がる |
デメリット | ・制作の手間がかかる(撮影・編集スキルがあれば軽減できる) ・クオリティは外注に比べると下がる | ・費用がかかる |
そのため動画撮影・編集がある方、費用を節約したい方には内製、制作の手間を省きたい、クオリティの高い動画を作りたいという方には外注がおすすめです。また今後継続的にセミナー動画を作って行くのであれば、技術を習得して内製化したほうがいいでしょう。
費用・制作日数・クオリティ・今後の展開などを踏まえて、内製すべきなのか外注すべきなのかを考えてみましょう。
セミナー動画を撮影・編集に必要なもの
続いてはセミナー動画を撮影・編集するために必要なものをまとめて紹介します。セミナー動画を内製する方はもちろん、外注する方も外注先を見極めるために機材などを把握しておきましょう。
パソコン・マイク・カメラ・編集ソフトが必要
セミナー動画を撮影・編集するためには
- パソコン
- マイク
- カメラ
- 編集ソフト
が必要です。
それぞれ必要なスペックや機能について、詳しく見ていきましょう。
パソコンは編集ソフトが使えるスペックが必要
パソコンは撮影・編集ともに使います。特に編集時には編集ソフトを操作するだけのスペックを用意しておかなければなりません。Adobe Premiere Proの場合、必要な主なスペックとして以下のような説明が記載されています。(Windowsの場合)
最小仕様 | 推奨仕様 | |
プロセッサー | Intel® 第 6 世代以降 CPU または同等の AMD CPU | Intel® 第 7 世代以降 CPU または同等の AMD CPU |
オペレーティングシステム | Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1803 以降 | Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1809 以降 |
RAM | 8 GB の RAM | ・HD メディアの場合は 16 GB の RAM ・4K メディア以上の場合は 32 GB |
GPU | 2 GB の GPU VRAM | 4 GB の GPU VRAM |
ハードディスク空き容量 | ・8 GB 以上の空き容量のあるハードディスク。ただし、インストール時には追加の空き容量が必要(取り外し可能なフラッシュメモリを利用したストレージ上にはインストールしない) ・メディア用に追加の高速ドライブ | ・アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD ・メディア用に追加の高速ドライブ |
画像解像度 | 1,280 x 800 | 1,920 x 1,080 以上 |
サウンドカード | ASIO 互換または Microsoft Windows Driver Model | ASIO 互換または Microsoft Windows Driver Model |
ネットワークストレージ接続 | 1 ギガビットイーサネット(HD のみ) | 4K 共有ネットワークワークフロー用に 10 ギガビットイーサネット |
上記スペックを満たしていない場合、新しいパソコンを用意しなければなりません。内製でセミナー動画を作成する場合、必ずパソコンのスペックを確認しておきましょう。
マイクは単一指向性のものを用意しよう
セミナー動画を撮影する上で、とても大切なアイテムがマイクです。性能が悪いマイクを使うと周囲の雑音を拾ってしまい、動画を見ている人に大きなストレスを与えてしまいます。
そのためセミナー動画を作成するのであれば、マイクを購入することをおすすめします。マイクは単一指向性という機能がついているものを購入しましょう。単一指向性は前方の音を集音する機能で、音をクリアに撮影することができます。
マイクの形式は講師が立って撮影するのであればピンマイク、座って撮影するのであれば卓上マイクが必要です。マイクの機能はセミナー動画のクオリティを左右するので、機材を購入することをおすすめします。
カメラはセミナーの撮影方法によって変わる
カメラはセミナーをどのように撮影するのかによって、必要かどうかが変わります。ウェビナー形式で撮影するのであれば、パソコン内蔵のカメラが使えるので、新たにカメラを購入する必要はありません。
一方講師が立って話すのであれば、パソコン内蔵のカメラではピントが合わずうまく撮影できないことがあります。この場合ビデオカメラを別途購入して、ビデオカメラで動画を撮影する必要があります。
カメラが必要かどうかで費用も大きく変わってきますので、費用と撮影方法を踏まえてカメラを購入するかどうか決めていきましょう。
編集ソフトは動画クオリティによって選ぶ
動画を編集するためには、編集ソフトが必要です。編集ソフトにはさまざまな種類がありますが、動画のクオリティによって選ぶことをおすすめします。とりあえず動画を作成したいのであれば、無料のiMovie(Mac)やDaVinci Resolve無料版がおすすめです。
本格的に動画制作をしたいのであれば、Adobe Premiere Pro(税込28,776円/年)やFilmora(税込6,980円/年)がおすすめです。有料ソフトの方がエフェクトが充実しており、幅広い表現が可能です。
カット編集のような簡単な編集だけであれば無料ソフト、より凝った動画を作成したいのであれば有料ソフトで動画編集をおこないましょう。
内製でセミナーを動画化する手順
ここからは社内で内製してセミナーを動画化すると決めた方に向けて、内製の手順を紹介していきます。内製する手順は以下の通りです。
- 動画撮影する機材・環境を整える
- セミナー資料を作成する
- セミナーを撮影する
- セミナー動画を編集する
内製でのセミナー動画制作は手間がかかりますので、しっかりと手順を把握しておきましょう。
動画撮影する機材・環境を整える
セミナーを動画化するためには、まず撮影機材・環境を整える必要があります。先述したように必要な機材を揃えて、撮影の準備を進めましょう。
また撮影環境はセミナー動画の質に大きく影響します。クーラーや車の音など普段は気にならない音も、マイクは拾ってしまいます。そのため会社の撮影環境が悪ければ、ホテルや会議室を借りるなどの対応が必要です。
撮影環境が悪く雑音が入ってしまうと、動画編集でも雑音がとりきれないこともあります。まずは撮影のための機材・環境を整えることからはじめましょう。
セミナー資料を作成する
セミナーの撮影環境が整ったら、続いてはセミナー資料の作成です。セミナー資料はPowerPointやKeynoteを使って作成すると、参加者もわかりやすいです。すでに資料を作成している場合は、この工程を省略することになります。
セミナーを撮影する
セミナーの撮影環境が整い、資料が完成したら、いよいよセミナーを撮影します。ただし誰もいない環境でセミナーを撮影することは、慣れるまで大変です。そのためはじめてセミナー動画を撮影するときには、カメラマンなど参加者に話しかけるように撮影することをおすすめします。
動画のいいところとして、間違えても編集できる点が挙げられます。納得がいくまで撮影を繰り返して、質のいいセミナーを作成しましょう。
セミナー動画を編集する
セミナーの撮影が完了したら、最後に動画の編集をします。セミナーを見やすくするためのカット編集、音が聞きやすくなるための雑音消去は最低限おこないましょう。字幕を入れたりSEを入れたりすると、動画のクオリティがさらに上がります。
セミナー動画が完成したら、動画を確認しましょう。内容に問題がなければ、動画をアップしてセミナー動画作成は完了です。
外注でセミナーを動画化する手順
続いては外注でセミナーを動画化する手順を紹介します。外注でセミナーを動画化する手順は以下の通りです。
- 自社の要望に合う外注先を探す
- 担当者と動画内容について打ち合わせをする
- 納品された動画をチェックする
制作会社の選びから納品までの流れを把握して、スムーズにセミナー動画制作につなげましょう。
自社の要望に合う外注先を探す
セミナー動画を外注する場合、自分の要望に合う制作会社を探すところからスタートします。制作会社を探すポイントとしては
- セミナー動画制作経験があるか
- 動画制作の価格
- 専用機材を保有しているか
といった点が挙げられます。
セミナー動画を制作するための予算がいくらとれるのかあらかじめ決めておくと、制作会社選びがスムーズに進みます。自分の要望に合う会社が見つかったら、動画制作をお願いしたい旨を連絡してみましょう。
担当者と動画内容について打ち合わせをする
動画制作会社に連絡をすると、担当者と動画内容について打ち合わせをする流れになります。動画制作会社は動画の質などによってプランを決めていますので、自社が希望するクオリティと価格からプランを選びましょう。
注意点としては価格について詳しく確認しておくことです。例えば修正は何回まで可能か、追加費用がかかるケースはあるのかなどは、あらかじめ確認しておきましょう。特に修正回数・料金について齟齬があると、もめる原因になります。スムーズに動画制作を進めるためにも、打ち合わせの段階で双方が納得しておくことが大切です。
納品された動画をチェックする
担当者との打ち合わせ終了後、セミナー動画を実際に撮影し、その後動画制作会社が編集をおこないます。編集が完了次第納品されるので、問題がないか動画をチェックしましょう。修正がある場合は、この時点で制作会社に修正依頼をだします。
動画の内容に問題がなければ、料金を支払って完了です。セミナー動画を外注する場合、自社に合う制作会社をいかに見つけるかがポイントになります。自社に合う制作会社が見つかれば、打ち合わせから納品まではスムーズに完了するでしょう。
セミナー動画の制作会社の選び方
自分に合う制作会社を、どのように選べばいいかわからない。そんな方のために、セミナー動画の制作会社の選び方を解説します。セミナー動画制作経験、動画制作の価格、専用機材を保有しているか、エリアといった点が選ぶポイントになります。自社に合う動画制作会社を選ぶためにも、選び方を確認しておきましょう。
セミナー動画制作の経験が100本以上あるか
一言で動画制作と言っても、動画にはさまざまな種類があります。エンタメ系の動画であれば字幕やSEの使い方が重要ですし、セミナー動画では画質や音質が大切です。動画制作会社の中にもそれぞれ得意・不得意があるので、セミナー動画制作経験があるかどうかは必ず確認しましょう。
セミナー動画をこれまで100本以上制作したことがある会社であれば、どうすればいいセミナー動画が撮影・編集できるかというノウハウを持っています。会社のホームページを確認して、セミナー動画制作経験が豊富かどうか確認しましょう。
動画制作の価格
セミナー動画制作にいくらかけるかは、会社の予算によっても変わります。予算とあわせて、動画の質をどこまで妥協できるかはあらかじめ確認しておきましょう。
実際にセミナー動画制作会社を30社以上調査したところ、フルスペック撮影など高品質の動画制作は20万円~30万円、必要最低限の撮影・編集は4万円~10万円が相場であることがわかりました。必要最低限の撮影・編集の場合、テロップ編集はなしでカット編集のみ対応といったことが多いです。とりあえずたくさん作りたいという方は4~10万円ぐらいの制作会社から探し、最高の1つだけ作れればいいという方・とにかく品質にこだわりたい方は20万円以上のフルスペック型から選びましょう。
また細かな見積もりを出してくれる会社であれば、信用度が高い傾向にあります。修正にいくらかかるか、提示された費用に必要な工程が含まれているか、アフターフォローがあるかといった点は必ずチェックしましょう。
専用機材を保有しているか
高品質のセミナー動画を撮影するためには、業務用ビデオカメラ・三脚・マイクが必要です。こうした専用機材を保有しているかどうかも、制作会社を見極めるためのポイントです。
動画制作会社のホームページには使用機材が明記されていることも多いので、どんな機材を使うのか確認しておきましょう。
動画を撮影するエリアに対応しているか
セミナー動画を撮影するときには、撮影場所に来てもらい撮影してもらう必要があります。そのため動画制作会社は対応可能なエリアを提示しており、対象エリア外の場合対応不可もしくは出張費がかかるといった対応をしています。
東京でセミナーを撮影したいのであれば関東近郊の会社から選ぶなど、エリアに対応しているかもあらかじめ確認しておきましょう。
<比較表>おすすめのセミナーの動画制作会社4選
本記事で紹介している4社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
大量発注したい方向けおすすめのセミナー動画制作会社2選
セミナー動画制作会社を探したいという方に向けて、おすすめのセミナー動画制作会社をまとめました。ここではとりあえずたくさんの動画を作りたいという人向けに、価格おさえめで対応してくれる東京の動画制作会社をピックアップしました。
選考基準はセミナー動画制作会社の選び方条件をすべて満たしている、かつ「セミナー 動画 制作」「セミナー 動画 外注」で検索したとき複数サイトで名前が挙がった会社をピックアップしています。
これから動画制作会社を探したいけど、数がありすぎてどの会社を選べばいいかわからない。そんな方はぜひ参考にしてください。
セミナー制作.com
セミナー制作.COMは、セミナーコンテンツ専門サービスとして2007年にサービスをスタートし、官公庁・公共団体から、企業規模を問わず10,000タイトルを超える豊富な制作実績があります。セミナーコンテンツを最適に制作し、活用ノウハウまでトータルサポート致します。5,000人規模のセミナーから10人程度の講習会まで幅広く対応させて頂いています。
価格
69,300円~
導入実績
- 株式会社日経BP
- 株式会社船井総合研究所
- 株式会社シスメックスなど
機材
- 業務用HDカメラ
- ワイヤレスマイク
- 照明一式
- 三脚
- スタジオ利用可能
こんな方におすすめ
- セミナースタジオでの撮影を希望している方
- さまざまな配信形式を計画されている方
株式会社ムービーイノベーション
企業、士業、医院、コンサルタントなど、主催者様の規模や参加者数、開催目的は様々です。弊社では、セミナーの撮影と編集を軸に、3つの大枠のサービスとそれに付随する厳選したオプションを設置することで、最適な映像制作を効率よくご提供できるよう、細分化して運営しております。映像制作総数は2500件を超え、高いノウハウを持った撮影スタッフが、見る方視点の映像を撮影・制作しております。
価格
56,000円~
導入実績
企業、士業、医院、コンサルタントなど
機材
- 4K対応カメラ
- ワイヤレスピンマイク・バウンダリーマイクなど
- 三脚
こんな方におすすめ
- 価格を抑えて依頼したい方
- 細かくオプション設定をしたい方
品質にこだわりたい方向けおすすめのセミナー動画制作会社2選
続いては最高の1本を作りたい、品質にこだわりたいという方向けのおすすめセミナー動画制作会社を紹介します。今後セミナー動画を主力事業にしていきたい方は、これから紹介する会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
ジャパンライム株式会社
ジャパンライムの豊富な実績を活かして、企業様の予算、目的に合わせてセミナー撮影を行います。 臨場感あるセミナー撮影を行っておりますので、実際に訪れているのと変わらないような映像制作が可能です。ジャパンライムは納入先企業1400社、受託業務2800件以上の豊富な実績で皆様からのご信頼をいただいております。
価格
90,000円~
導入実績
- 日本医業経営コンサルタント協会
- 東京都福祉保健財団
- 東京大学など
機材
- HXR-NX5Jなど
- ワイヤレスピンマイク
- 三脚
こんな方にオススメ
- 撮影・編集プランを比較したい方
- ビジネス動画を専門としている会社に依頼したい方
株式会社プルークス
動画制作は、まずコンサルテーションから。プルークスは経営コンサルティング会社出身のメンバー陣で立ち上げました。プルークスの創業メンバー達はトーマツグループでセミナー講師やテキスト作成をしていました。現在はセミナー動画を制作するだけでなく、シナリオ作成から撮影編集まで全て弊社でおこないます。
価格
150,000円~
導入実績
- 成田国際空港
- freee
- 日本航空など
機材
- 3台のカメラで撮影
- 三脚
- ワイヤレスマイク
こんな方にオススメ
- オープニング動画・次回セミナーの告知動画などを作成したい方
- シナリオ作成から手伝ってほしい方
セミナー動画に関するよくあるご質問
セミナー動画の導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.セミナーを動画化する主な方法は何ですか?
A.セミナーを動画化する主な方法には、自社で撮影・編集を行う「内製」と、専門の動画制作会社に依頼する「外注」の2つがあります。内製では自社スタッフが機材を使用して制作を行い、外注ではプロフェッショナルに全てを任せることができます。
Q.セミナー動画の編集に必要なソフトウェアは何ですか?
A.動画編集には、Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなどの有料ソフト、DaVinci Resolveなどの無料ソフトがよく使用されます。編集の複雑さや仕上げの品質に応じて、適切なソフトを選ぶと良いでしょう。
Q.セミナー動画化における自社制作と外注のメリットとデメリットは何ですか?
A.自社制作のメリットは費用を抑えられる点ですが、撮影・編集の手間がかかり、クオリティが外注に比べて下がることがあります。一方、外注のメリットはプロフェッショナルなクオリティが期待できる点で、デメリットとしては費用がかかることです。
Q.セミナー動画化にかかる一般的な費用相場はどのようになっていますか?
A.セミナー動画化の費用は、内製か外注かによって異なります。内製の場合、機材購入や人件費が主なコストとなり、数万円から始められます。外注の場合、品質によって価格が異なるため、外注先にお問い合わせください。
まとめ
以上、セミナー動画を制作したい方に向けて、セミナーの動画化完全ガイドを紹介しました。セミナーを動画化したいと考えている方は
- セミナー動画化するための予算を決める
- 内製するか外注するか決める
- 内製の場合必要機材を揃えて撮影・編集する
- 外注の場合自社に合う動画制作会社を探す
- 完成したセミナー動画を拡散して顧客を獲得する
という手順で進めれば、セミナーの動画化がスムーズにいきます。まずはセミナーを動画化するための予算、内製・外注のどちらで進めるのかを決めましょう。そしてセミナー動画制作をおこない、動画を拡散していきます。新たな顧客を獲得するためにも、セミナーを動画化して顧客獲得を目指しましょう。