ECサイト運営者必見!Webサイトをアプリ化するメリット・デメリット

スマホユーザーの比率が大きくなった現代ではアプリの価値が高まってきていて、自社のWebサイトをアプリ化しようと検討している方も多いです。

しかし、アプリ化によって実際に得られるメリットやデメリットを知らないと開発すべきかの判断ができないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回の記事ではWebサイトのアプリ化によって得られるメリットについて解説していきます。合わせて、自社サイトをアプリ化すべきかどうかの判断基準もご紹介します。

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会員数の純増が1.5倍になったアップしたアパレル企業の事例

全国に500店舗を構えているライトオン株式会社では、アプリを導入したことによって会員数の純増が1.5倍になっています。

同社はもともとポイントシステムに課題を感じており、その課題解決のためにアプリ導入を決意したといいます。

実際にアプリを利用しはじめたところ、導入後たった2か月で約40万人のユーザーからインストールをされました。会員登録など従来の手法と比べると遥かに早いペースで、導入以前と比較して会員数の伸長率が50%もアップしています。

アプリはECサイトにも影響を与えているのもポイントで、ECサイトのアクセス数のうち20%がアプリ経由だといいます。また、売上の10%以上がアプリによるものです。このようにアプリは顧客の獲得やECサイトのアクセス・売上アップにも効果を発揮しています。

参考:アプリ導入後、会員数の伸び率が50%アップ! – Right-on(ライトオン) | Yappli(ヤプリ)導入事例


Webサイトをアプリ化する8つのメリット

Webサイトをアプリ化することで大きく分けて8つのメリットがあります。

  • 顧客データを大量に獲得できる
  • リピーターが獲得しやすい
  • プッシュ通知で顧客継続率のアップ・集客が見込める
  • 新たな収益チャネルが得られる
  • Webサイトより通信量がかからないためユーザビリティが向上する
  • ポイントカードやクーポンなどで顧客育成ができる
  • スマホ機能との連携でCV率の向上をはかれる
  • 費用対効果に優れている

Webサイトのアプリ化は、集客だけに留まらず、継続的にサービスを利用してもらうための施策でもあります。以下でそれぞれ詳細をまとめているので確認していきましょう。

1. 顧客データを大量に獲得できる

Webサイトをアプリ化する最大のメリットは、顧客データを大量に獲得できることにあります。Webサイトと比べてアプリの利用率は高いので、会員数が増えやすいです。

出典:ニールセン デジタル

ニールセン デジタルが2018年12月に公表したデータをみると、スマートフォンの1日の利用時間のうち、80%以上が「アプリの利用」に費やされていることがわかります。またアプリではクーポン配信や特典付与など、顧客データの収集につながるアクションが起こしやすいのも特徴です。

参考:スマホ利用は約8割が「アプリ」から/「ほぼ毎日利用するアプリ」は8個【ニールセン デジタル調査】
   アプリで集客をするには何をすればすればいいの? | ポイントマーケティングラボ

2. リピーターの獲得

アプリはクーポン配布やポイントカードの役割を果たせることから、よりリピーターを獲得しやすいツールといえます。また、トーク機能を利用してコンテンツ配信やサポートを行うことでエンゲージメント向上も期待できます。

それらのことを踏まえ、リピーターの獲得に力を入れたい場合や定着率を向上させたい場合はアプリの活用が向いています。

参考:総務省|平成30年版 情報通信白書|インターネット利用の広がり

3. プッシュ通知で顧客継続率のアップ・集客が見込める

現在、LINEのようなコミュニケーションツールが普及し、メールよりもチャットでのやり取りが主流となっています。そのため、通常のメルマガよりもプッシュ通知での配信の方が開封率が高い結果となっています。

プッシュ通知機能とはスマホのホーム画面に表示される通知のことで、この機能を設けたアプリが数多くリリースされています。

確認方法割合(パーセンテージ)
通知を受けたらすぐに確認する21.3%
内容によってはすぐに確認するが、後でまとめて確認する方が多い57.1%
内容に関わらず、後でまとめて確認する15.3%
ほとんど確認しない4.7%
あてはまる項目はない1.6

出典:プッシュ通知に関する実態調査

ジャストシステムがスマホ保有者に対して実施した「プッシュ通知に関する実態調査」では、プッシュ通知を受け取った場合、93.7%が通知のタイミングに関わらず開封していることがわかっています。

一方「EメールマーケティングメディアMarketingProfs」の調査では、メルマガの平均開封率は10.9%でプッシュ通知の開封率と比較すると大幅に下回っていることがわかります。

メールマガジンなどと比べて開封率が圧倒的に高いので、クーポン・キャンペーンの配信などでも高い効果が期待できます。

参考:メールマーケティングの効果を測定しよう! | Urumo!

4. 新たな収益チャネルが得られる

アプリにはアプリ内のサービスが全て無料で利用できるものと、状況に応じて課金することで新たなサービスが提供されるものがあります。

年代・性別所持しているアプリ数
20代未満・男性83.5個
20代未満・女性81.6個
20代・男性87.1個
20代・女性89.4個
30代・男性81.7個
30代・女性86.7個
全体平均82.4個

出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「性・年齢別にみたユーザーのアプリケーション所持数」

2018年に三菱UFJリサーチ&コンサルティングがスマホにインストール済みのアプリの実利用データを分析した結果、一人あたり平均でアプリを82.4個インストールしていることがわかっています。

また、株式会社ヴァリューズがアンケートをもとに発表した「アプリ内課金実態調査」によると全世代・性別で32.5%のユーザーがアプリ内での課金を行っています。

出典:アプリ内課金実態調査 | [マナミナ]まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン

特に多いのが20代の男女で、その年代をターゲットとしているサービスは課金を用いた新たな収益チャネルを増やしやすいです。

5. Webサイトより通信量がかからないためユーザビリティが向上する

アプリの通信量は、Webサイトと比べて少ないものが多いです。アプリのインストール後は一定の情報が端末に保存されているため、常時ネットに接続しているWebサイトに比べて、通信量が抑えられます。インストール時や更新時に通信量はかかるものの、端末内で処理ができるものは新規で通信する必要がありません。

スムーズにアクセスできないとユーザーの購入意欲も低下してしまいます。通信量が少ないことでユーザビリティの向上が期待でき、ユーザーのモチベーションにも良い影響を与えると想定できます。

6. ポイントカードやクーポンなどで顧客育成ができる

アプリ化することで、アプリ自体をポイントカードやクーポンとして利用することができます。

今までは、紙や磁器のポイントカードやクーポンが多く、紛失してしまうと、貯めておいたポイントがなくなり、再発行しなければいけませんでした。また、財布の中に大量のカードがかさばり、探すのも手間でした。

一方、アプリは会員登録時に発行する会員証をポイントカードやクーポンとして一元的に利用できることで、手間が少なく、リアルタイムでポイントを確認できます。年間、〇〇万円以上の購入者のポイント還元率を上げるといった特典サービスも可能で、リピートへの導線を作ることもできます。

そのため、顧客・運営側から見ても、簡単に管理することができ、顧客育成としても役立てられます。

7. スマホ機能との連携でCV率の向上をはかれる

スマホに搭載されている機能を用いることで、見込み客から顧客へと誘導しCV率の向上が期待できます。

Webサイトでは、顧客が自分のニーズにあった商品をあらゆる情報の中から探して出して、購入に進んでいました。そのため、想像しているものと違うのではないかと購入をためらうこともあります。

一方アプリでは掲載されている情報から、自分のニーズにより合致しているものを探すことが可能です。例えば、ファッション系ECアプリではスマホに搭載されたカメラと連携し、商品と自分の写真を合わせて、試着しているイメージを連想できる機能があります。

実際に手に取って見ることが難しいECサイトでも、スマホ機能とアプリを連携することで、体験を生み出し、CV率の向上が期待できます。

8. 費用対効果に優れている

アプリの開発には相応の費用がかかるので、費用面から導入に二の足を踏んでいる方もいらっしゃいますが、その分高い成果につながることも覚えておきましょう。

特にすでにある程度集客があるECサイトは効果が表れやすいです。初期投資には費用がかかりますが、それを上回る利益獲得につながります。アパレル企業の「AZUL by moussy」では、アプリ化に推定100~300万円程度を要したものの、短期間での売り上げが200倍にアップしています。

参考:アプリ経由のEC売上が200%ずつ増加! – AZUL by moussy(アズールバイマウジー) | Yappli(ヤプリ)導入事例
   【2019保存版】アプリ開発の平均費用と料金相場|早見表つき
   スマホアプリ開発の費用・料金相場まとめ | 比較ビズまとめ


Webサイトをアプリ化する3つのデメリット

Webサイトをアプリ化する場合、顧客継続率や利益のアップが狙えるといったメリットがある一方で、以下のような3つのデメリットがあります。

1. OSごとに開発したい場合は費用の負担が大きい

アプリの開発費用は決して安くはありません。特にスマホアプリではiOSとAndroidの2つがあり、どちらも開発するのが理想ですがその分費用がかかります。

予算があまり割けないのであればどちらかに限定するのも良いでしょう。サイトで得たデータを確認し、自社の顧客にはandroidユーザーが多いのか、iPhoneユーザーが多いのかを確認したうえで決めてください。

全体のシェア数から判断するのも良いでしょう。Web分析を手掛けるNet Applicationsが2019年1月に公表したデータによると、スマホOSのシェア率はiOSが28.2%、Androidが70.6%という結果が出ています。シェア率の高いAndroidに絞ることも選択肢として検討してみてください。

出典:Net Applications「2019年1月のモバイルOSのシェア」

2. ダウンロードをする労力がかかるため、ブラウザ体験よりもハードルが高い

アプリはWebサイトと異なり、まずはインストールしなければならず、さらに定期的なアップデートが求められます。インストール後の個人情報入力を嫌うユーザーもおり、ユーザーにかかる負担はアプリの方が大きいということは覚えておきましょう。

しかし、一度インストールしてもらえればサービスの定着率やエンゲージメントを高める要因となります。インストール時にお得なクーポンを配布するといった工夫でハードルは下げることが可能です。

3. 半永久的に不具合への対応が必要

アプリの起動中に動作不良となるなど、多くのアプリで不具合が発生しています。この原因はメモリ不足といった端末自体の問題も考えらえる一方で、アプリのプログラムに問題がある可能性も考えられます。

アプリ側に問題がある場合、アップデートを行うことで不具合が解消される仕組みとなっています。不具合の調整だけでなく、新機能の追加でもアップデートをしないと反映されないため、ユーザー自身に作業してもらわなければなりません。

ただし、不具合の対応や新機能の追加といった作業を外部に委託するなど、アプリの運用体制を整えればそれほど負担にならないので安心です。


リピーター獲得ならアプリ化推奨、新規獲得なら見送りでOK

アプリとWebサイトではアプローチをかけるユーザーに明確な違いがあります。アプリ化すべきかでお悩みの方は、獲得したいユーザー層から判断しましょう

アプリ化を進めるべきケース

  • 固定の顧客(ファン)を獲得したい
  • ユーザービリティを向上させて、満足度を高めたい
  • 顧客育成を図りたい

アプリ化を見送っても良いケース

  • 新規顧客を獲得したい
  • Webサイト自体の認知が進んでいない
  • アプリ化のための費用捻出が難しい、コストがかけられない

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まとめ

今回はWebサイトをアプリ化するメリットについて紹介しました。アプリはWebサイトよりも顧客データやリピーターの獲得等にすぐれているので、それぞれを併用することで今までよりも売上や集客の効果が高まります。

ECサイトは特に相性が良いので、ECサイトを運営している企業などは導入をおすすめします。

またアプリ化を実行したく、自社で制作・運用できるリソースが足りないと思う人は「アプリ制作会社」を検討すると良いでしょう。制作だけでなく、保守・運用や会員登録のマーケティングまで請け負ってくる制作会社があります。

アプリ制作会社を選ぶ際には、制作期間や企業を選ぶポイントなど、下記記事が参考になります。

アプリ制作会社おすすめ10社を徹底比較|選ぶ際のポイントから料金・特徴まで

参考にしたサイト

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