ジオコードが上場時に時価総額100億円を本気で実現するために。理論と行動が伴う人こそが目指す未来をつくる

Webマーケティングノウハウメディアの「LISKUL」と、IT/Web業界の求人紹介をしている「グロウスギア」の共同企画、「キャリアノート」。

第5回目の今回は、株式会社ジオコードの代表取締役である原口大輔社長をお迎えしました。

Webマーケティングとクラウドサービスを提供する株式会社ジオコード。2005年の創業以来、破竹の快進撃を続けている同社が、今年、積極採用に踏み切っています。原口大輔社長に、企業成長の秘密と採用の背景についてお聞きしました。

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“なぜ、何のために、どうやって”やるか、自分の中で答えを出してきた

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原口大輔 株式会社ジオコード 代表取締役。通信、IT業界を経て、2005年に株式会社ジオコードを2名で設立。13期連続、増収、増員を続ける。現在は、新宿ミライナタワー、グランフロント大阪にオフィスを構え、年商21億円、110名の社員と共に成長中。趣味はサーフィン、サッカー、食の追求、旅行。ブログ更新中「一番のずる賢さとは誠実に生きる事」:http://ameblo.jp/geocode/

―快進撃とも言える企業成長の理由は?

僕には創業時からずっと守り続けていることがふたつあって、これがウチの強みになっているのではないかと思います。ひとつは継続的なサービス、すなわちストックビジネスしかやらないということ。どんなに利益が出るものでも1回売って終わりというものはやらない。自分が営業出身なので想像が付くんですよ。どんなに頑張っても“今月、営業コケました”となることもあって、そこに左右されるのは嫌だなと。

もうひとつの方針は、すべて製販一体でやること。自社で商品を作って、自社で運用して、自社で売るということですね。他社の商品を売っているだけでは、たとえ利益が出るものだとしても、単純に面白くないし、将来性がないと思ったのです。ですから、現在やっているものは、全部自社開発で自社運用。全て新宿のオフィスで日本人が対応しており、オフショア開発もおこなっていません。

商品がそれほど悪くなければ、ストックなので前年割れすることはないんですよ。しかも、SEOだけではなくて、リスティング広告だったり、クラウドだったりと、ビジネスを分散させているので、何かが駄目になってもカバーができる。そんな体制を作っています。

現状に満足しているかと聞かれたらそうとも言い切れませんが、13期連続で増収はしています。成長の理由ですが、当たり前のことを当たり前にやる、これに尽きると思っています。しっかり業務をマニュアル化するとか、管理の仕組みをしっかり構築するとか、そういったことを押さえるだけで、会社は成長できると思うのです。

僕は昔から、“なぜ、何のために、どうやって”ということをしっかり考えてきました。“なんとなくできちゃった”ということはない。哲学的な部分を追求するんですね。“会社って何のために存在しているんだ”とか“仕事って、何のためにやるんだ”という問いに対して、必ず自分の中で答えを出してきました。答えを出さないと許せないタイプなんです。人にも説明できませんからね。

だから、上辺だけのものではない企業理念を作って、その下に経営理念、人事理念、行動指標を配し、さらにその下に各事業をピラミッド式に構築し、それに則って、当たり前のことを理論に落としてやってきました。


“欠点がない企業”を作っていくことを創業時から意識している

―しっかりリスクヘッジを考えられている。営業出身者ならではの感覚でしょうか。

リスクが嫌いなんですよ。自己分析すると、僕は営業マンでもクリエーターでも、どちらでもないような性格をしていると思います。営業出身の経営者には拡大志向があるため、ガンガン突き進んで行って、気がついたらいなくなっている…みたいな方もいらっしゃいますよね。

僕が好きなのは文武両道タイプなんですよ。根性だけの人は好きではないし、とはいえ理論ばかりで行動しない人も好きではない。両方、バランスよく兼ね備えている、自分もそういうタイプの人間だと思っています。

頑張るだけではできないことってありますよね、しっかり考えてやらないと。会社としても、バランスよくやっているつもりです。何かが突出しているというよりは、どちらかというと、欠点がない会社ですね。総合力で勝負しています。

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―欠点がない企業を作るのって難しくはないですか。

ここ最近は、それほど苦労してはいません。創立当初はそれこそ何もなかったので、様々なものを構築してきましたが、今はそれをブラッシュアップしていっています。福利厚生や人事評価制度は、ほぼ完成に近づいているかなとは思います。

―それは、起業の時から意識していたことなのですか。

もちろん、走りながらではありますが、最初からディテールにはこだわっていましたね。社員が4人しかいないのに、ちゃんと朝礼をやったり、週に1回ミーティングをおこなったりして、目標を明確にしてきました。そういうことが大事だと僕は思っているのですね。意識付けって重要ですよ。人間ですから。会社のイベントに注力するのも、同じような理由ですね。

会社が売り上げを上げるためには販路が重要ですよね。販路がないと、結局、社長自らが営業しなくてはならないですよね。まずは最初の1年間だけ自分でやって、早い段階で販路を確立してしまった。そこから先は日々のルーチンワークがないから、社長としての本来業務、明日への仕事だけをやってくることができました。新しい仕組みを作ったり、教育をしたり、制度を作ったり、面接をしたり、会社の側(がわ)をしっかり構築することができたのです。


“考えて行動できる”ということは一種の才能

―今、この段階にあるジオコードさんは、どのような人材を欲しているのですか。

新卒採用はうまくいっているんですが、育つまでに時間がかかる。会社の成長にまだまだ追いついてないです。ですから、中途採用によるスペシャリストが欲しいですよね。販路は確立しているし、顧客もWebで400社、クラウド400社ぐらいあって、リピートもある。ところがそれに商品力が追いついていないという自覚があるのですね。だから、スペシャリストを各所に配して、そこを強化していきたいのです。

―会社の成長が速すぎるのですね。

慢性的に、人さえいれば、“もっとイケるのに”“いつでも量産体制に入れるのに”という状況にあります。側(がわ)はできているのですよ。部署だったり販路だったり運用だったり教育だったりも。これまで13年間やってきた中でも、今が一番、量産体制に入れる状態にあります。そのための基礎はできあがっている。だから、これから入ってくる人はチャンスだと思います。

活躍できるポジションも空いているし、どんどん任せて行くような度量もあるんで、意欲がある人にとっては、相当良い環境ですね。しかも、10人20人の会社ではない。100人以上いる規模の会社で相当数の顧客もいて、それなりにしっかりした組織もできている。経営も安定しているから、会社としてのリスクも少ない。成長と安定の両方を兼ね備えてキャリアを築ける会社はそうはないと思います

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―原口様が求める人物像とは?

要求レベルは高いし、いっぱいありますけれど(笑)。僕が好きなタイプは、自ら考え行動する人ですよね。それって一種の才能だと思うんですよ。どれだけ言っても行動できない人はできないですよね。

―行動できることが才能というのは、とてもおもしろい考え方ですね。

僕自身は、行動できない人のことはあまり理解できないのですが、13年間やっていく中で確信に変わってきましたよ。きっかけがあればできるとか、目的に気づけばできるとか、そういう話もありますが、そんなこともないのですよ。好きだからやるというのは誰でもできるじゃないですか。好きではないからやらないと言うのは本能みたいなもので、動物と一緒なんですよ。好きではないことでも行動できるっていうのが重要だし、それって才能がないとできない。

仕事って、絶対に好きなことばかりではないはずで、それをやりたくないからやらない、好きだからやると言う原理で動いている人は成長できないし、そこで終わってしまうと思うんですよ。僕自身、仕事が好きで好きでしょうがなかったわけでもなく、この13年間、楽しい楽しいとやってきたわけではありません。面白くないことや面倒くさいこともあります。それにきちんと向き合い、しっかり完結させたり、必ず問題解決してきたからこそ今があるのです。

もちろん、先ほども述べたような、バランスが取れている人も好きですね。たとえばプログラマーだから他の人と目を合わせて話すことができないとか、チャットでしか会話をしないとか、そういう人は採用していませんし、今後も採るつもりはありませんね。

求めているのは理論と行動が伴っている人なんですよ。そういうタイプの人間を幹部として迎えて、各部門にマネージャーとして配置したい。そうでないと、部下にも指導できませんからね。


成長を続けている会社に入社することで手にできるメリット

―今後のジオコードについて教えてください。

最終的には、僕がいなくても未来永劫伸びる会社を作りたいですね。今、そのために組織を強化しているし、IPOを目指しているのもそんな理由があるからですね。2019年末、もしくは2020年にはIPOを実施する予定ですが、今ならストックオプションを出せると思うのですよね。来年で最後ではないですかね。だから、今、ジオコードに入社すると、そんな付加価値を手にできる可能性もあるのです。

上場時、時価総額100億というのを本気で目指しているんですよ。ほとんどの会社が100億なんか超えない。せいぜい50億止まりですよね。そのために、新たな3カ年計画を設定しました。今年1年で一気に伸ばして、とにかくトップラインを上げる。広告費も人件費も投入して勝負をかけています。今年の売上目標さえクリアできれば、時価総額100億と言うのも、遠い夢ではありません。

求職者の方々も、すごくやる気がある人にとってはものすごくいいし、モチベーションが普通の人には普通にいいんです。どのようなタイプの人に対しても、会社が伸びていることで生まれるメリットを提供できると思っています。

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