【2024年最新版】MDMおすすめ29選を比較!選び方も紹介

MDMとは、「Mobile Device Management」の略で、「モバイルデバイス管理」を意味します。昨今リモートワークの実施が増える中、情報セキュリティ上の観点から、MDMツールに対するニーズが高まっています。

なぜならMDMツールによって、パソコン・スマホ・タブレットのデバイスを監視、操作できるので、情報の漏えい、デバイスの盗難や紛失といったリスクを軽減できるからです。

参考:テレワークとは?導入までの5つのステップと2つの失敗事例

MDMツールは数多くありますが、自社に適したツールをどのように選べば良いのか迷われる方も多いのではないでしょうか。

今回は、MDMツール導入を検討している経営者の方やIT管理者の方に有意義な情報として、選び方のポイントや代表的なMDMツール29選についてご紹介します。

特に注目度の高い14社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

MDMおすすめ14社比較表

なお、重要度を客観化するために既存のMDMツールを紹介したサイト7個を調査し、出現頻度をスコアリングしました。出現頻度の高い順に掲載しているので、この記事を読めば効率よく良質なMDMを探すことができます。

※出現頻度が同数の場合は、アルファベット順に掲載しています。日本語名については、ローマ字表記で判断しています。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年3月時点のものです。


目次

<比較表>MDMおすすめ14社

本記事で紹介している14社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。


1.Optimal Biz/株式会社オプティム


Optimal Biz シェア13年連続No.1 MDMサービス | 端末管理、情報漏えい対策、アプリ配信

  • 遠隔からのロック、データ消去などのセキュリティ対策を容易に実現できる
  • 端末の一括設定が行え、運用コストを格段に下げる
  • 閉域オンプレミスでセキュリティを向上させる
初期費用45,000円
料金プランAndroid, iOS, iPadOS:300円/台(月額)
Windows, macOS:500円/台(月額)
導入企業中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社
株式会社ミブコーポレーション
社会福祉法人 同愛記念病院
株式会社ドラマ
株式会社ミライト・ワン
など
導入社数要問い合わせ

2.mobiconnect/インヴェンティット株式会社


mobiconnect(モビコネクト)

  • 導入規模の大小問わず、様々な環境下で導入することができる
  • お客様と伴走し、使いやすいシステムの導入・課題解決を実施する
  • 熟練したサポートにより、品質の高いシステムを提供する
初期費用33,000円
料金プランエントリー:1,980円/台(年額)
ベーシック:2,640円/台(年額)
スタンダード:3,300円/台(年額)
導入企業鹿児島県立鹿児島盲学校
医療法人メディカルクラスタ
伊丹市教育委員会
春日電機株式会社
株式会社はとバス
など
導入社数要問い合わせ

3.CLOMO MDM/株式会社アイキューブドシステムズ


CLOMO MDM – モバイル管理のスタンダード | 株式会社アイキューブドシステムズ

  • 特別な知識を必要としなくても、圧倒的に使いやすいUIが採用されている
  • デバイスを紛失しても、データを強固に守るセキュリティ機能が供えられている
  • 専任サポートチームによる、丁寧なサポートが得られる
初期費用19,800円
料金プラン基本利用料:2,100円(月額)
ライセンス:300円/台(月額)
導入企業RSK山陽放送株式会社
一般財団法人 沖縄美ら島財団
ジャパンギャランティサービス株式会社
株式会社麻生 飯塚病院
株式会社スターフライヤー
など
導入社数要問い合わせ

4.LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版/エムオーテックス株式会社

LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版 |PC・スマホをクラウドで一元管理。月額300円のIT資産管理・MDM

  • 使いやすい管理コンソールで、お客様からも高い評価を得ている
  • PCの操作ログを自動取得し、最大5年分のログ保存が可能
  • AIによる業界最高のアンチウイルス対策が実施されている
初期費用要問い合わせ
料金プランライトA:3,600円/台(年額)
ベーシック:6,000円/台(年額)
ライトB:4,800/台円/台(年額)
導入企業株式会社アップガレージグループ
株式会社デルソーレ
株式会社日本オープンシステムズ
丸正印刷株式会社
オフィスメーション株式会社
など
導入社数10,000社以上

5.SPPM/株式会社AXSEED


法人用途に必要なMDMサービスとは? 機能と特徴を解説 | MDM SPPM – 株式会社AXSEED

  • マルチキャリア・マルチOS対応し、デバイス証明書やアンチウイルス機能も提供している
  • 端末紛失・盗難時にも、遠隔ロック、データ消去がすぐに対応できる
  • 「24時間365日緊急時操作代行」が無料で標準装備されている
初期費用0円
料金プランセキュリティパック:1,100円(月額)
SPPM3.0 モバイル端末:330円/台(月額)
SPPM3.0 PC端末:月額 550円/台(月額)
導入企業独立行政法人国立病院機構 東京医療センター
ワールドライン株式会社
ピーアークホールディングス株式会社
三井住友海上火災保険株式会社
など
導入社数シリーズ累計5,800社

6.SOTI MobiControl/ペネトレイト・オブ・リミット株式会社


SOTI MobiControl – ビジネスモビリティとIoTソリューション | SOTI

  • アプリの一括管理により、業務利用に特化したデバイスを作成できる
  • 豊富な機能を基本料金のみで利用できる
  • オンプレミス環境で利用できる
初期費用SaaS:50,000円~
オンプレミス:200,000円~
料金プランSaaS:500円~/台(月額)
オンプレミス:個別見積(年額)
導入企業オムロンヘルスケア株式会社
株式会社ヤクルト本社
小田急電鉄株式会社
株式会社栄光
三菱重工業株式会社
など
導入社数18000社以上

7.FENCE-Mobile RemoteManager/富士通株式会社


FENCE-Mobile RemoteManager : 富士通

  • キャリア・OS種類問わず、多様なデバイスを一元管理できる
  • 企業データの持ち出しの制御ができ、未然に情報漏洩防げる
  • デバイス1台あたり20円追加で、24時間365日サポートが受けられる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

8.BizMobile Go! Direct/IoT-EX株式会社


BizMobile Go! Direct |クラウド型MDMサービス

  • 複数端末への設定が簡単に適用できるため、業務工数の削減につながる
  • MDMサーバーとの通信が発生した端末が、課金対象となる
  • 担当者とのヒアリングを通じて、最適な運用プランを提案してもらえる
初期費用0円
料金プラン標準サービス:300円/台(月額)
※MDMサーバーとの通信が発生した端末数が課金対象
導入企業アニコム損害保険株式会社
全日本空輸株式会社
株式会社鶴見製作所
フェンリル株式会社
株式会社京都銀行
など
導入社数8,500社

9.Jamf Pro/Jamf Japan合同会社


Jamf Pro|Appleモバイルデバイス管理|MDMソフト

  • Appleデバイス管理に必要なすべての機能がまとまっている
  • ゼロタッチ導入により、開封の瞬間からデバイスの管理ができる
  • APIなど既存ツールとの連動がおこなえる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入企業株式会社DeNA
日本ビジネスシステムズ株式会社
サイボウズ株式会社
Sansan株式会社
SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社
など
導入社数要問い合わせ

10.MDM MODEM/株式会社 Ascent Networks


MDM(モバイル端末管理) MoDeM: 継続利用率95%のMDM製品

  • MDM・MAM・MCM機能が統合されたシステムを提供している
  • シンプルな料金体制により、導入前の検討がしやすい
  • マニュアルを読まずに、簡単で使いやすいUIで構成されている
初期費用20,000円
料金プラン■APPLE MDM
ライトプラン:150円/台(月額)
スタンダードプラン:200円/台(月額)
エンタープライズプラン:300円/台(月額)

■ANDROID
マネージド Google Play:250円/台(月額)
スタンダードプラン:200円/台(月額)
エンタープライズプラン:300円/台(月額)

導入企業株式会社アイ・オー・データ機器
株式会社野田塾
コニカミノルタNC株式会社
株式会社日本ケアコミュニケーションズ
トレンダーズ株式会社
など
導入社数300社以上

11.ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント/ソフトバンク株式会社


ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント | MDM(モバイルデバイス管理) | 法人向け | ソフトバンク

  • モバイル端末のセキュリティをすべて均一にできる
  • デバイス証明書の利用で、社内システムへセキュアにアクセスできる
  • 24時間365日対応のヘルプデスクがオプションで利用できる
初期費用0円
料金プランiOS・Androidデバイス:300円/ID(月額)
4Gケータイ:100円/ID(月額)
Windows・Mac:400円/ID(月額)
導入企業要問い合わせ
導入社数約16000社

12.SKYSEA Client View/Sky株式会社


特長|SKYSEA Client View

  • 直感的に使いやすい操作画面に設計されている
  • 管理する台数に応じて、オンプレミスとクラウドを選べる
  • 他社製品と連携させられ、運用の強化が図れる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入企業株式会社アグレックス
旭酒造株式会社
群馬県みなかみ町
北海道八雲町
国立病院機構 西新潟中央病院
など
導入社数21194ユーザ
※2024/2/29時点

13.i-FILTER ブラウザー&クラウド/デジタルアーツ株式会社


エンドポイントWebセキュリティ「i-FILTER ブラウザー&クラウド」|デジタルアーツ株式会社

  • すべてのアプリケーションに対して、Webアクセスの制御ができる
  • Webアクセスした端末のデータを自動で削除し、情報漏洩を防止する
  • 学校向けに情報提供サービス「Dコンテンツ」が無償提供される
初期費用要問い合わせ
料金プラン3300円/ライセンス(年額)~
導入企業椙山女学園大学附属小学校
瀧野川女子学園中学高等学校
学校法人桐蔭学園
など
導入社数要問い合わせ

14.モバイルマネージャー/株式会社USEN ICT Solutions


モバイルマネージャー | Gate 02

  • デバイスに対して、遠隔ロック、ワイプ、データ削除などを一括設定が行える
  • ユーザ自身でMDMプロファイルの削除ができないため、端末のセキュリティを維持できる
  • 多様なOS、通信キャリアの端末を一括管理できる
初期費用30,000円
料金プラン300円/台(月額)
導入企業株式会社中央図研
など
導入社数要問い合わせ

その他おすすめのMDMツール

Trend Micro Mobile Security
JumpCloud
BizMobile Go! Lite
JumpCloud
SPPM Forcus
たよれーる デバイスマネジメントサービス
Trend Micro Mobile Security
ivanti(旧:MobileIron)
モバイルマネージャー
AssetView MDM
TRUST DELETE prime+
Meraki System Manager
moconavi
KDDI Smart Mobile Safety Manager


MDMツールを検討するときの3つのポイント

自社のニーズに合ったMDMツールを選ぶポイントは以下の3つです。

  • 自社の利用環境に対応できるか
  • 求めているセキュリティ対策ができるか
  • 必要に応じてアップデートされているか

参考:【2022年版】リモートアクセスツール36選を比較!選び方のポイントも解説

自社の利用環境に対応できるか

MDMツールが導入しているデバイスに対応できるかどうかは確認すべきポイントです。

パソコン、スマホ、タブレットといったデバイスにも、iOS、Android、WindowsといったOSの種類、バージョンがあり、管理対象とするデバイスにMDMツールが対応できなければなりません。

管理したいデバイスが多岐にわたる場合、マルチデバイス対応が可能かどうかも確認しましょう。

求めているセキュリティ対策ができるか

十分なセキュリティ対策ができる機能性であるかどうかも確認が必要です。

たとえば、MDMツールには以下のようなセキュリティ対策ができる機能が備わっています。

機能特徴
遠隔設定対象デバイスにリモートで遠隔操作ができたり、特定のフォルダやファイルを削除や画面ロックができる機能
アプリケーション制御機能管理者が指定したアプリケーションの使用を制御する機能
アンチウイルスウイルスアプリケーションやマルウェアなどの不正動作を行うアプリケーションのインストールを検知したり、不正動作を行うサイトへの遷移をブロックする機能

MDMツールによってセキュリティ対策の機能性は異なります。

そのため、どこまでセキュリティ対策を徹底させたいか判断したあとに、MDMツールの機能性を確認する必要があります。

必要に応じてアップデートされているか

自社で導入しているデバイスの機種変更やアップデートがあった際に、MDMツールは問題なく動作できるかも重要な選定ポイントです。

導入した時点では問題がなくても、デバイスが機種変更・アップデートされた場合に互換性がなくなる可能性があります。

その場合はデバイスもしくはMDMツールどちらかを変えなければいけない手間が発生するため、定期的なアップデートはされているか確認を取りましょう。

具体的な内容については、製品情報サイトのアップデート情報などから判断できます。

新しいデバイスに対応するバージョンのアップデート履歴や、定期的に不具合の修正をしているかどうかがわかりますので、この情報から判断をしましょう。


MDMに関するよくあるご質問

MDMの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。

Q.MDMとは何ですか?

A.MDMはモバイルデバイス管理の略で、組織内のスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを一元管理するシステムです。

Q.MDMの主な機能は何ですか?

A.デバイスの設定と制御、アプリケーションの管理、セキュリティポリシーの適用、リモートワイプやロック、デバイスの追跡と報告などが含まれます。

Q.MDMの料金相場はどのぐらいですか?

A.全体の相場は不明ですが、LISKULでリサーチしたサービスの中では、864円が月額料金の平均値でした。別途初期費用がかかるサービスや、年額契約が基本となっているサービスも存在するため、利用前に提供元にご確認ください。

Q.MDMソリューションを導入するメリットは何ですか?

A.デバイスのセキュリティを強化し、IT資源の効率的な管理を可能にし、データ漏洩リスクを低減します。

Q.どのような企業がMDMを導入すると良いですか?

A.BYOD(自前のデバイスを職場で使用する)ポリシーを採用している企業や、外出が多い従業員を持つ企業が適しています。

Q.クラウドベースのMDMとオンプレミスのMDMの違いは何ですか?

A.クラウドベースは低コストで導入が容易ですが、オンプレミスはデータの制御がより厳密かつ、システムのカスタマイズがおこないやすい傾向にあります。

Q.MDMのセキュリティ機能にはどのようなものがありますか?

A.暗号化、パスワードポリシーの強制、アプリのブラックリスティング、セキュリティの高いドキュメント共有などがあります。詳しくは提供元にお問い合わせください。


まとめ

MDMは、パソコンやスマートフォン、タブレットからの盗難や紛失などによる情報流出を防いだり、デバイスの一元管理をする際に必要なツールです。

テレワークを導入している企業も増えているため、遠隔でモバイル端末を制御・管理できるMDMは必要なソリューションとも言えます。

しかし、ツールによって機能性や対応OSも異なってくるため、以下の3点に気を付けて最適なツールを選定しましょう。

  • 対応デバイス
  • セキュリティ機能
  • 価格・契約形態

自社が求める要件と照らし合わせてぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

参考にしたサイト

MDMサービスの比較14選。タイプ別の選び方|アスピック
【2024年最新版】おすすめMDMサービス13選を比較!機能や選び方も解説|ITトレンド
【2024年】MDM・EMMツールのおすすめ10製品(全37製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
MDMツール比較17選!選び方・おすすめサービス | BOXIL Magazine
国産で月額費用の安いMDMツール比較|MDM比較ナビ
【2024年版】MDMサービス おすすめ14選を徹底比較 – NotePM
【2024年最新版】MDM(モバイルデバイス管理)のオススメ製品10選を比較! 効果的な選び方も解説|【2024年最新版】MDM(モバイルデバイス管理)のオススメ製品10選を比較! 効果的な選び方も解説
MDMのおすすめツール15選を比較【2024年版】 – ITツール・Webサービス比較サイト| STRATE[ストラテ]
MDM(モバイル端末管理)ツール (SaaS)10製品をまとめて比較!|ITトレンド
【2024年】MDM(モバイル端末管理)比較14選!導入メリットやおすすめ製品の選び方