PR会社が裏側で使っている、メディア掲載&バズる確率を上げる分析ツール「RUNDA(ルンダ)」とは?

メディア関係者にアポイントをとって面会し、取材の依頼をする活動を「メディアキャラバン」といいます。企業の広報担当や広報活動を支援するPR会社にとって重要な業務の1つです。

ただし、メディアキャラバンを実施したからといって、必ずメディアに取り上げられてもらえるわけではありません。熱心に説明しても「検討します」「見ておきます」と冷たくあしらわれてしまう事も多くあります。

「メディアに取り上げてもらい、さらにSNSでバズる」この確率を上げるためには、押さえるべき「要素」があり、「あるツール」を使うことで、その要素を踏まえたネタや切り口が作りやすくなる。そんな方法をPR会社の方に教えてもらいました。(参考:国内PR会社の一覧 ≫

本記事では、PR会社「アウル」の現役PRプランナーに教わった、メディアに掲載され、バズる確率が上がる方法と、そのために使っている分析ツール「RUNDA(ルンダ)」をご紹介します。

事例を交えて丁寧に説明しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

※本記事はアウル株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです。


メディアで記事になりやすい要素

メディアで取り上げられ、記事にしてもらうためには、コツがあります。

企業が発信したい情報を、そのまま出すのではなく、メディアが取り上げたくなる状態に「情報を加工」してからメディアに届けることです。

メディアは、読者の興味関心事に沿った情報を提供したいと思っています。そのために必要なポイントは、2つあります。

・メディアの編集傾向を理解すること
・生活者が普遍的に興味を持ちやすい要素を含めること

メディアの編集傾向とは、そのメディアがどういう読者層に対してどういう記事情報を提供したいかという方針です。

加えて、生活者が普遍的に興味を持ちやすい要素は、複数存在し、例えば時流要素(AIやVRなど、世の中で流行っているもの)や季節要素(クリスマスやお正月など、季節ごとに必ず話題になるテーマ)を戦略的にリリースに盛り込むことで、メディアが取り上げやすくなります。


ソーシャルメディアで話題になりやすい9要素

次に、メディアに掲載された後、その記事がソーシャルメディアで話題にされ、俗に言う「バズる」という状態になりやすくするためのポイントが2つあります。

・そのメディアを起点に、過去にバズった切り口を盛り込むこと
・ソーシャルメディアで話題になりやすい9つの要素を含めること

過去にバズった切り口には、話題になりやすい9つの要素が複数含まれています。この切り口を応用して「情報加工」をすることで、企業が発信したい情報が、メディアが取り上げ、SNSで話題になりやすい情報に生まれ変わります。

RUNDA2図:ソーシャルメディアで話題になりやすい9つの要素:アウル社セミナー資料より抜粋


【成功事例1】ビールの売り子の「背負い式ビールサーバー」のリニューアル

あるビール会社では、プロ野球などの球場でビールを販売する売り子が使う「背負い式ビールサーバー」を毎年リニューアルしています。

例年、サーバーのリニューアルのプレスリリースを出していましたが、メディアに取り上げられることなく、話題になることもありませんでした。

そこで、今年こそ話題にしたいと、PR会社に相談しました。

実際に、PR会社が過去にバズった切り口などを分析検証し、当時「カープ女子」など「○○女子」という切り口の記事が話題になりやすいことを発見。

プレスリリースに「ビール売り女子」と入れ、売り子(女子)にフォーカスすることで、複数ものメディアに掲載。Yahoo!ニュースにも取り上げられ、記事合計で1,500を超えるFaceookの「いいね!」を獲得するなど、大きな反響を得ることができました。

このように、毎年繰り返し実施している商品のリニューアル情報でも、分析を通じて得た切り口を応用して情報加工することで、実際にメディアに掲載され、バズるという成果を得ることができた事例です。


【成功事例2】航空会社のイメージアップ(安心感・信頼感の醸成)

ある航空会社では、プレスリリースなど企業側の発信情報をいくら発信しても、受け手に「自分ごと」として捉えてもらえない、という課題がありました。

そこで、PR会社に相談しました。PR会社では、企業が発信する情報を時流や潮流を踏まえた要素に「情報加工」するために、リサーチをしていきます。

その当時、話題になっている量の多いキーワードでの記事の露出量とSNSでの反応を集計。その結果、航空会社と関連付けられる切り口として「働き方改革、女性活躍、1億総活躍、人材育成」などをピックアップ。

これらの要素を付加して、このようなネタを開発していきました。

・超残業職場を満足職場に変えた、〇〇社・〇〇部の「働き方改革」
・〇〇社の最高位整備士が、定年間際に語った「人の育て方」

今まで知りえなかった、航空会社での人の育て方を紹介することで、記事を見ている読者に「自分や組織にも応用して活用していける」という気づきを与えられる内容をメディアに持ち込みました。

その結果、大手ビジネス系メディアに掲載され、1記事あたりのFacebookいいね!数などのSNS反響は1,600以上と拡散し、同メディアの記事ランキング1位を獲得し1記事で40万以上ものPVにつながり、イメージアップに大きく貢献しました。


【成功事例3】腕時計メーカーのブランド認知向上

スイスに本拠地を置く世界最大の時計製造グループ会社では、会社名は有名であるものの、その傘下である某ブランドの認知度が低いという課題を持っていました。消費者に対して、自分に必要な時計であると気づきを与えたい。そう思いPR会社に相談しました。

PR会社では、まず女性にモテる仕草(腕まくり、ネクタイを締める、車道側をさり気なく歩いてくれる)などを徹底的にリサーチ。特にSNSでいいね!がついている「モテ仕草」を抽出して、メディアとタイアップ展開を企画。このような記事を展開していきました。

・女子が密かにドキドキする、意外と見られている男性の絶対領域
・モテる男子は腕まくりが決め手!女子が注目する最新ビジネスファッション
・ポイントはさりげなさ。女子が思わず目を惹くメンズ必見ビジネススタイル

※注:実際の記事とは多少表現を変えております。

この企画の結果、タイアップ展開の記事単体で4万人もの閲覧があり、そこから拡散も生まれ、新規ユーザーへのブランド認知向上に成功しました。


メディアで取り上げられ、バズる確率を上げるためにPR会社が裏で使っているツール「RUNDA(ルンダ)」

一度、ここまでの復習をしておきましょう。

メディアに取り上げられやすくするためには、

①メディアの編集傾向を理解し
②記事になりやすい要素を入れること、

そして、メディアに取り上げられた後、SNSで話題になるには、

③そのメディアを起点に、過去にバズった切り口を盛り込むこと
④ソーシャルメディアで話題になりやすい要素を含めること

この4つのポイントを押さえて切り口を開発できれば、メディアで取り上げられ、バズる確率を上げることができます。これが、PR会社の現役PRプランナーに聞いたポイントです。

さらに、このポイントを押さえるためのリサーチを簡単にできるツールがあります。

それが「RUNDA(ルンダ)」です。

RUNDA|話題の記事を1秒で見つける検索エンジン

RUNDAにキーワードを入れて検索すると、そのキーワードに関連する国内主要メディアの記事とその記事のFacebookいいね!数を取得し表示されます。過去にどういう記事がメディアに取り上げられ、実際にバズったかが一瞬でわかります。

RUNDA4RUNDAにキーワードを入れると、話題になった主要メディアの記事とFacebookのいいね!数がわかる

ここからは、実際にRUNDAを使って、メディア掲載&バズる確率を上げる具体的な手法を紹介します。


【手法①】メディアの編集傾向を理解し、起点となるメディアを選定する

メディアに取り上げてもらうためには、そのメディアの編集傾向を理解することが重要であると説明しました。

しかし、そのメディアの熱心なファンでもない限り、メディアの編集傾向を掴むことはなかなか難しいことです。また近年のWebメディアの相次ぐ登場により、様々なジャンルのメディアの中から、自社の情報を取り上げてもらいやすい編集傾向を持つメディアを見つけるのは難しくなっています。

RUNDAを使うと、自社の情報を取り上げてもらいやすい、起点となるメディアを簡単に見つけることができます。

例として、アイスクリームのメーカーが、起点となるメディアを探すケースを題材にみていきましょう。

まず、RUNDAに「アイスクリーム」と入れてデータを取得します。その結果のデータをCSVでダウンロードしてメディア別に集計したものが以下です。

RUNDA5図:RUNDAの分析結果を掲載メディアで集計

この集計結果から、アイスクリームの話題は「macaroni」や「えん食べ」というグルメ系のメディア、「FASHION PRESS」などのファッション系メディアに多く取り上げられている傾向がつかめます。

これらのメディアが最初に取り上げてもらう起点になりやすそうだ、ということがわかります。

さらに、この情報にFacebookでのいいね!数をかけ合わせたものが以下です。
RUNDA6図:RUNDAの分析結果を掲載メディアで集計し、Facebookいいね数をかけ合わせ

このデータを見ると、東洋経済オンラインのようなビジネス系のメディアは掲載回数は少ないものの、平均いいね数が多い、ということが把握できます。

このようにデータを分析すれば、自社の商材とメディアの編集傾向、掲載後にバズりやすいメディアの傾向がつかめます。


【手法②】キーワードと同時に語られている「共起語」から、話題になりそうな文脈を掴む

さらに、RUNDAのオプション機能である「共起語分析」を使うことで、話題になりそうな文脈を掴むことができます。

以下の図は、話題になった記事内でアイスクリームと同じように語られている「共起語」を分析したものです。

RUNDA7

意外にも、「ピザ」や「ガール」という単語が同じように語られていることがわかります。

この結果を踏まえて、「アイスクリーム」✕「ピザ」で、どんな話題が記事になっているのか再度RUNDAで検索をかけてみます。

RUNDA8参考:RUNDA|話題の記事を1秒で見つける検索エンジン

検索結果を見ると、サーティワンから手づかみで食べられるアイスクリームとして、ビザ風の新商品が登場、という話題がバズっていることがわかります。

このことから、アイスクリームに「異なる食べ物を掛け算」すると話題の火種になるのではないか、という仮説が生まれます。

そこから、例えば「アイスクリーム餃子」や「アイスクリームご飯」などの新商品であれば話題になる、というネタの切り口が浮かびます。

同様に、「アイスクリーム✕ガール」の検索結果が以下です。

RUNDA9参考:RUNDA|話題の記事を1秒で見つける検索エンジン

「ガール」というのは、「ヨックモックのシガール」という贈答品の定番のお菓子の名称の一部を拾ったものでした。シガールの新商品にアイスクリームを詰めた「シガールアイスクリーム」が話題の記事になったことがわかります。

このことから、仮説ではありますが、定番商品とのコラボレーションをすると話題になりやすい、というヒントがもらえます。

このように、メディアに取り上げられた切り口を参考にすることで、PRプランナーの企画のスピードと精度は飛躍的に高まります。


PRプランナーのために作られ、多くのPR会社に導入が進んでいる「RUNDA」

このように、RUNDAを活用することで、メディアの編集傾向を掴み、話題になりやすい切り口を付加する分析・リサーチが簡単にできるようになります。

RUNDA」の開発元である、アウル株式会社の柴田さんに「RUNDA」開発の背景や思いについて伺いました。

RUNDA10

アウル株式会社 PR コンサルタント 柴田大輔(しばただいすけ)
紙メディアにて、編集・広告営業を担当し、フリーペーパーの創刊からWebサイト企画運営、ポイントサービス、街コン企画など立案に携わる。アウルでは主に某航空会社の国内外PRに3年間従事。2014年から子会社ジオマの執行役員としてネイティブアド販売やアドネットワークの運用、メディア運営、分析ツールの開発ディレクションを担当。

 

柴田さん:
もともとPR会社である当社では、過去話題になった記事を検索するために、様々なツールを使って来ました。

今もPR会社で使われることが多い「Googleニュース検索」は、過去のニュースを知るには便利ですが、Facebookのいいね!数を取得できないという点がPRプランナーにとっては不便な点です。

また、海外ツールでFacebookのいいね!数を取得できる有名ツールがあるのですが、このツールでは、サイトのドメイン単位でしか集計できず、メディア横断で記事を収集することが難しいというデメリットがあります。

国内ツールでもFacebookのいいね!数を取得できるツールはいくつかあるのですが、メディア運営者に特化していたり、企業のSNS運用に特化していて、なかなかPRプランナーに使いやすいものではありませんでした。

そこで、自社で使うためにPR会社が求める機能を盛り込んで作ったのが「RUNDA」です。「RUNDA」はPRプランナーがシンプルにネタを作るために必要な機能に特化しています。

・PR会社が押さえるべき国内主要メディアから特化型Webメディアまで1,500以上を網羅
・新たなメディアもすぐに検索対象に追加できる
・広報が社内報告に使えるレポート機能などPRプランナーが喜ぶ機能が満載

実際に、現在有料版のRUNDA Proを導入いただいているのは、ほとんどが当社の同業であり、広い意味で競合でもあるPR会社と広告代理店です。

同業者に使ってもらうことに対して、正直、社内では一部疑問の声もありました。しかし、我々PR会社の社会的な役割は、メディアのためになる情報提供です。メディアの編集傾向をPR会社が把握して、話題になりやすいリリースの情報提供ができれば、メディアやPR業界全体にとって、理想的なこと。そう考え、同業者への開放に踏み切りました。

【PR】PR会社の現場で実務に使っているRUNDA Pro

本記事では、「メディアに取り上げてもらい、さらにSNSでバズる」この確率を上げるためには、押さえるべき「要素」があることを説明してきました。

特に、メディアの編集傾向を押え、過去バズった実績のある切り口を付加することで、これまで取り上げられにくかった話題も、メディアの記事になり、バズりやすくなる、ということが理解できたと思います。

そして、一部のPR会社では「RUNDA」というツールを使うことで、その一連の作業を効率的・効果的に実施していることをご紹介しました。

RUNDA11参考:RUNDA | Pro版の特長と料金

RUNDA」は無料でも使えますが、実際にPRプランナーが使うためには、月額48,000円のPro版が最適です。PRプランナーがシンプルにネタを作るための機能が網羅されています。

有料のPro版についても、実際に使用感をみていただくために、無料でトライアルできます。メディア掲載の確率を高め、バズるネタを作りたいPRプランナー、広告マン・広報担当の方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。


RUNDA Pro版5日間無料トライアル


RUNDA(無料版)

※本記事はアウル株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです。