
ワークフローシステムとは、発注や社内承認など業務の一連の流れを整理・定義し、効率的に業務を進めるのに役立つサービスです。
テレワークの普及によって、書類やはんこを必要とせず、オフィスに出社しなくても業務を進められるオンラインサービスのニーズが高まっています。
今回はそもそもワークフローとは何か、ワークフローシステムで何ができるのか、選び方のポイントを解説します。また、おすすめのワークフローシステム36個についても紹介します。
特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
ワークフローシステムの選定基準は、「ワークフロー 比較」で検索して表示された上位8記事分の情報から、紹介頻度の高い順にワークフローシステムを選び、順にまとめています。
※スコアリングや掲載している企業情報などは2025年2月時点のものです。
目次
- <比較表>ワークフローシステムおすすめ15社
- ワークフローシステムのピックアップ[PR]
- 1.X-point Cloud/株式会社エイトレッド
- 2.コラボフロー/株式会社コラボスタイル
- 3.ジョブカンワークフロー/株式会社DONUTS
- 4.楽々WorkflowII/住友電工情報システム株式会社
- 5.Create!Webフロー/インフォテック株式会社
- 6.ジンジャーワークフロー/jinjer株式会社
- 7.MAJOR FLOW ワークフロー/パナソニック ネットソリューションズ株式会社
- 8.kickflow/株式会社kickflow
- 9.バクラク申請/株式会社LayerX
- 10.AgileWorks/株式会社エイトレッド
- 11.SmartDB/株式会社ドリーム・アーツ
- 12.Gluegent Flow/サイオステクノロジー株式会社
- 13.ワークフローEX/株式会社Knowlbo
- 14.Garoon/サイボウズ株式会社
- 15.サイボウズ Office/サイボウズ株式会社
- その他おすすめのワークフローシステム
- ワークフローシステムの機能とメリット
- ワークフローシステムを選ぶ際に注意したい3つのポイント
- ワークフローシステム導入の流れ
- ワークフローシステムに関するよくあるご質問
- まとめ
<比較表>ワークフローシステムおすすめ15社
本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
ワークフローシステムのピックアップ[PR]
申請~承認までのリードタイム7割減!ワークフローシステム「kickflow」
- 組織改編に強く、複雑な組織図や承認経路にも柔軟に対応できる
- 豊富なAPI・Webhook対応で外部システムとの連携が可能
- 中堅‧⼤企業のニーズを汲んだ豊富な機能が搭載
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | 組織・ユーザー管理機能 フォーム開発機能 チャット連携・通知機能 セキュリティ機能 API / Webhook機能 など |
導入企業 | Chatwork株式会社、福岡地所株式会社、グリー株式会社、生活協同組合コープさっぽろ、ルートインジャパン株式会社 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
1.X-point Cloud/株式会社エイトレッド
X-point Cloud シェアNo.1のクラウドワークフローシステム
- 中小企業に向いているワークフローシステム
- 今使っている紙の書式をそのまま電子化が可能
- スマホアプリがあり、外出先でも申請・承認を行える
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | ■スタンダード:ユーザーあたり月額20,000円 ■プリペイド:ユーザーあたり年額228,000円 |
提供形態 | クラウド |
導入企業 | ニシハラ理工株式会社、株式会社グリーンズ、ドリコ株式会社、株式会社加藤建設、株式会社ゆめみ など |
導入社数 | シリーズ累計4,500社以上 |
2.コラボフロー/株式会社コラボスタイル
コラボフロー 顧客満足度No.1の誰でも使いやすいワークフローシステム
- Excelでフォームデザインができ、専門知識不要の簡単さに強みをもつ
- 人や連携パーツを配置するような操作で、直観的に承認フローを設定できる
- 専用ソフトのインストールなどは不要で、ブラウザのみで利用可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | クラウド版 ■プレミアムプラン:ユーザーあたり月額800円、年額9,400円 ■スタンダードプラン:ユーザーあたり月額500円、年額5,880円 パッケージ版 要問い合わせ |
提供形態 | クラウド/オンプレミス |
導入企業 | 佐渡汽船株式会社、株式会社東京ドーム、エレクター株式会社、湘南モノレール株式会社、デザミス株式会社 など |
導入社数 | 1,500社以上 |
3.ジョブカンワークフロー/株式会社DONUTS
申請・承認にかかる時間を約1/3に削減「ジョブカンワークフロー」
- 中小企業向きで、直観的で使いやすいUIに強みをもつ
- スマホから申請・承認ができ、スマホ上で撮った写真の添付も簡単
- 申請書の項目に文字・日付などの入力種別を設定でき、申請ミス・漏れを防止
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | ■中・小規模の企業 ジョブカンワークフロー:ユーザーあたり月額300円 ジョブカン経費精算:ユーザーあたり月額400円 ワークフロー・経費精算両方:ユーザーあたり月額600円 ■大規模(500名目安)の企業 要問い合わせ |
提供形態 | クラウド |
導入企業 | 北海道テレビ放送株式会社、静岡ターミナル開発株式会社、北村化学産業株式会社、株式会社池田建設、株式会社Wiz など |
導入社数 | シリーズ累計250,000社以上 |
4.楽々WorkflowII/住友電工情報システム株式会社
ワークフロー 楽々WorkflowII | 住友電工情報システム
- 大企業向けのワークフローシステム
- 複雑な承認経路や複数部門にまたがる場合でも、簡単に承認フロー設定が可能
- 英語・中国語・タイ語・韓国語など、多言語に対応
初期費用 | ■楽々WorkflowII:要問い合わせ ■楽々WorkflowII Cloud:50,000円 ■楽々WorkflowII Cloud 環境契約:要問い合わせ |
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料金プラン | ■楽々WorkflowII 基本ライセンス:2,500,000円~ ■楽々WorkflowII Cloud 基本料金:月額10,000円 ユーザー料金:月額500円 ■楽々WorkflowII Cloud 環境契約 要問い合わせ |
提供形態 | クラウド/オンプレミス |
導入企業 | 三菱電機株式会社、株式会社エフテック、キリンホールディングス株式会社、株式会社デンソーテン、株式会社アシスト など |
導入社数 | 900社以上 |
5.Create!Webフロー/インフォテック株式会社
ワークフローのCreate!Webフロー|インフォテック株式会社
- 中小企業向きで、直観的で簡単操作に強みをもつ
- 申請画面では入力サポート機能が充実しており、迷わず申請書入力が可能
- 申請フォーム内にPDFの添付ができ、資料確認の手間を軽減
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | クラウド版 ■基本サービス利用料:ユーザーあたり月額500円、年額5,500円 パッケージ版 ■ワークフローシステム本体:50ユーザーあたり600,000円~ |
提供形態 | クラウド/オンプレミス |
導入企業 | 鹿児島きもつき農業協同組合、エステー株式会社、高田製薬株式会社、いすゞ自動車販売株式会社、株式会社エイコー など |
導入社数 | 要問い合わせ |
6.ジンジャーワークフロー/jinjer株式会社
クラウド型ワークフローシステム「ジンジャーワークフロー」|jinjer株式会社
- 身上変更や稟議などの申請書に必要な項目が豊富にそろっており自由にフォームをカスタマイズ
- 承認後に申請内容をデータベースに自動反映可能
- チャットやグループウェアなど外部のツール連携可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 月額300円/ユーザー |
提供形態 | クラウド |
導入企業 | 株式会社塩梅、株式会社前田産業ホテルズ、社会医療法人畿内会、株式会社M&C、株式会社神戸マツダ など |
導入社数 | 18,000社以上 |
7.MAJOR FLOW ワークフロー/パナソニック ネットソリューションズ株式会社
ワークフローの悩みはパナソニックですべて解決 | MAJOR FLOW
- 申請から承認までの時間を64%削減した実績
- 無料トライアルで全機能を利用可能
- 高機能なフローエンジンと簡単操作の申請書作成ツール
初期費用 | 50,000円 |
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料金プラン | 月額30,000円 |
提供形態 | クラウド |
導入企業 | 株式会社三井住友銀行、株式会社松屋、PayPay銀行株式会社、関西ペイント株式会社、株式会社フジキン など |
導入社数 | 要問い合わせ |
8.kickflow/株式会社kickflow
kickflow (キックフロー) | 次世代のクラウドワークフロー
- 大企業向けで、組織改編など拡張のしやすさに強みをもつ
- シンプルな画面設計で使いやすく、充実した機能を搭載
- 並列承認や高度な条件分岐など、複雑な組織に役立つ機能が充実
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ■スタンダード:要問い合わせ ■エンタープライズ:要問い合わせ |
提供形態 | クラウド |
導入企業 | Chatwork株式会社、福岡地所株式会社、グリー株式会社、生活協同組合コープさっぽろ、ルートインジャパン株式会社 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
9.バクラク申請/株式会社LayerX
- 経費精算システムと連携ができ、経理関連の申請・承認に強みをもつ
- 重複申請や承認してはいけない申請をAIが自動検知し、アラート通知する機能がある
- Slackやアプリからも承認操作が可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 月額10,000円~ |
提供形態 | クラウド |
導入企業 | 株式会社タイミー、株式会社iCARE、i-PRO株式会社、株式会社アンドパッド、株式会社IT World など |
導入社数 | シリーズ累計10,000社以上 |
10.AgileWorks/株式会社エイトレッド
AgileWorks 組織改編や業務変更に強いワークフローシステム
- 大企業向きで、組織改編・業務変更に強みをもつ
- 分かりやすく直観的な入力フォームで、誰でも簡単に操作可能
- 英語や中国語など、多言語に対応している
初期費用 | パッケージ版 ■Standard:2,400,000円~ ■Enterprise:3,600,000円~ クラウド版 初期費用:0円 |
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料金プラン | パッケージ版 ■Standard:年額360,000円~ ■Enterprise:年額540,000円~ クラウド版 月額300,000円~ |
提供形態 | クラウド/オンプレミス |
導入企業 | ワタベウエディング株式会社、株式会社コロナ、ヤンマー建機株式会社、キングレコード株式会社、富士急行株式会社 など |
導入社数 | シリーズ累計4,500社以上 |
11.SmartDB/株式会社ドリーム・アーツ
- 大企業の業務デジタル化を目的とした機能に特化している
- 複数部門・担当者をまたぐ、複雑で高度な承認ルートにも対応
- 承認者の追加や担当者の変更など、業務に応じ柔軟に承認ルートの変更が可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
提供形態 | クラウド |
導入企業 | 株式会社日本経済新聞社、株式会社ジェーシービー、株式会社ブリヂストン、株式会社ダスキン、日本航空株式会社 など |
導入社数 | 500,000ユーザー以上 |
12.Gluegent Flow/サイオステクノロジー株式会社
Gluegent Flow 中堅・大企業で豊富な実績、業務の効率化を実現
- マウス操作のみで申請書作成ができ、シンプルな操作性に強みをもつ
- 70種類以上のテンプレートがあり、様々な業種のワークフローに対応
- 上から順に項目を選択するだけで、申請フォームや申請経路を作成できる
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | ■Basic プラン:月額400円/ユーザー ■Business プラン:月額500円/ユーザー ■Premium プラン:月額1,200円/ユーザー |
提供形態 | クラウド |
導入企業 | 富士テクノロジー株式会社、株式会社ウィットスタジオ、株式会社BeeX、株式会社協育、ホテルモントレ株式会社 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
13.ワークフローEX/株式会社Knowlbo
Excelで簡単操作のワークフロー「 WorkflowEX」の公式WEBサイト
- Excel、Wordデータのまま申請できる
- 申請時と決裁時に自動で採番が可能
- 承認段階ごとに、編集範囲を制御できる
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
提供形態 | クラウド/オンプレミス |
導入企業 | 九州旅客鉄道株式会社、株式会社サイゼリヤ、富士ソフト株式会社、フジッコ株式会社、静岡県庁 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
14.Garoon/サイボウズ株式会社
サイボウズ Garoon(ガルーン)- 10名から数万名まで使えるグループウェア
- 数千〜数万ユーザーでの導入実績が豊富で大企業向け
- kintoneやMicrosoft 365など他システムと連携可能
- スケジュール・掲示板・ポータルなど必要な機能をワンパッケージに集約
初期費用 | クラウド版:0円 パッケージ版:420,000円 / 50ユーザー 51名以上はユーザー数毎に料金増 |
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料金プラン | ■クラウド版 ~1000ユーザー:月額900円/ユーザー 1001ユーザー~:要問い合わせ ■パッケージ版 基本0円 サイボウズリモートサービス:月額108,000円 |
提供形態 | クラウド/オンプレミス |
導入企業 | 株式会社ユーアンドエヌ、株式会社ハヤシ海運 など |
導入社数 | 7,500社 |
15.サイボウズ Office/サイボウズ株式会社
サイボウズ Office | 中小企業の“チーム力”を強化するグループウェア
- 社内の情報共有やコミュニケーションを円滑にする機能をワンパッケージで利用可能
- パソコン、タブレット、スマートフォンなど様々なデバイスに対応
- 1ヶ月単位での解約やユーザー数変更が可能で気軽に始められる
初期費用 | クラウド版:0円 ※パッケージ版は販売終了 |
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料金プラン | ■クラウド版 スタンダード:月額600円/ユーザー プレミアム:月額1,000円/ユーザー |
提供形態 | クラウド |
導入企業 | 株式会社丸菱製作所、株式会社福井、清明監査法人、株式会社ベストコンサル、株式会社いいなダイニング など |
導入社数 | 累計7,000社以上 |
その他おすすめのワークフローシステム
rakumo ワークフロー/rakumo株式会社
Styleflow/TDCソフト株式会社
AppRemo/株式会社システムエグゼ
皆伝!シリーズ/スミセイ情報システム株式会社
Flow/SBテクノロジー株式会社
desknet’s NEO/株式会社ネオジャパン
J-MOTTOワークフロー/リスモン・ビジネス・ポータル株式会社
ActionPassport/株式会社イーネットソリューションズ
承認TIME/SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
Ci*X Workflow/株式会社電通総研
ジュガールワークフロー/VeBuIn株式会社
業務デザイナー/株式会社ユニオンシンク
チームスピリット/株式会社チームスピリット
ArielAirOne/株式会社ワークスアプリケーションズ
ExchangeUSE ZERO/富士電機株式会社
JUST.DB/株式会社ジャストシステム
J’s X/株式会社JSOL
EXPLANNER/FLⅡ/日本電気株式会社
ワークフローシステムの機能とメリット
ワークフローを、コンピューターに組み入れたものがワークフローシステムです。ワークフローシステムを使って申請すると、あらかじめ設定されている承認者に自動でフローがまわり、オンライン上で稟議が完結します。文書を直接やり取りするわけではなく、コンピューター上のデータでやり取りすることになるため、効率が良くなりミスを防げます。
文書を直接紙でやり取りしていると下記のようなトラブルが生じがちですが、それもワークフローシステムを使うことで解決できます。
- 申請書類の管理が煩雑で紛失しやすい(したことがある)
- 承認者が離席していて対応が遅れる
- 承認者が明確に決まっていない
ワークフローシステムの主な機能
ワークフローシステムの主な機能は、以下の4つです。
申請書の作成
稟議申請に使える申請書をシステム上で作成できます。
申請書の検索、履歴表示
過去に申請した稟議のデータはシステム内にすべてストックされるため、検索れば簡単にヒットします。
申請、承認のフローの設定
申請の種類ごとに、申請者・承認者を細かく設定できます。
また、上がってきた申請に対して、承認者が承認・差し戻し・却下などのアクションを取れるうえに、オンライン上で完結するツールを選べば外出中でも対応可能です。
申請や承認時のメールやチャットでの通知
他者からの承認依頼や自分が上げた申請にアクションがあった場合、メールやチャットで通知されるので、外出先でもやり取りが便利です。
ワークフローシステムを導入する3つのメリット
ワークフローシステムを導入するメリットは以下の通りです。
メリット1:進捗管理が容易になる
ワークフローに関する情報がシステム上で一元化されるため、それぞれの業務の進捗管理が容易になります。申請がどこで止まっているのか、誰の承認待ちなのかなどの進捗状況を把握可能です。
これらの情報は紙の申請書では把握しにくいものですが、データでやり取りすることで、いつでも簡単に調べられます。
メリット2:必要な文書を明確化できる
ワークフローをシステム化することで、業務を進める時に必要な文書を手に取りやすくなります。
たとえば出張にかかった交通費を精算したいときでも紙の申請書であると、どのような様式なのか、それがどこにあるのかわからずに混乱してしまうこともあるでしょう。しかし、システム化されていれば、必要な書類がすぐに検索され、そのまま作成できます。このようにワークフローシステムの導入で書類の選択ミスを防げるのは大きなメリットです。
メリット3:業務を効率化できる
紙の書類のやりとりは、時間がかかるのが難点です。書類を手渡しするには手間がかかりますし、業務が増えれば増えるほど関わる人数や書類が増えて、取り違いや紛失などのミスも発生しやすくなります。
しかし、それもすべてシステム化することで、より正確かつ短時間での確認・承認が可能になります。
ワークフローシステムを選ぶ際に注意したい3つのポイント
ワークフローシステムを選定する際に注意すべきポイントを3点ご説明します。
ポイント1:自社の現状の課題を解決できるか
まずは、自社の現状課題を明確化し、把握しましょう。そして、検討しているワークフローシステムが自社に合うかどうかを確認する必要があります。せっかく導入したのに、課題が増えたら意味がありませんよね。
どの部分の効率が悪く、ミスが多いのかを把握すると、選ぶべき製品がおのずと見えてくるはずです。
ポイント2:自社の業務フローと整合しているか
多くの企業には、すでにワークフローが存在しているのではないでしょうか。そのワークフローは自分が選んだ製品で実現できるものなのかを、システム化するにあたって確認する必要があります。
ワークフローシステムを導入するために自社のワークフローをいちから作り直していては、かえって時間がかかるもの。そうならないように現在のワークフローに整合するのかどうかを確認しましょう。
ポイント3: 自社に合う機能を持っているか
ワークフローシステム製品にはそれぞれの強みがあります。主に比較すべき機能の項目は以下のとおりです。自社に必要、また不必要な機能を明確にして、コストとのバランスを取りながら慎重に製品を選びましょう。
- 初心者でも使いやすいシンプルなUIになっているか
- WordやExcelのファイルを転用できるか
- テンプレートのカスタマイズはできるか
- サイボウズやG Suiteなどのグループウェアとの連携機能が豊富か
- スケジュール管理・文書管理などのオプション機能がついているか
ワークフローシステムのなかには、他のシステムと連携できるものが多く存在します。会計ソフトや営業支援ツールなど他のシステム連携すると、さらなる業務効率化を期待できます。すでにあるノウハウを活かせるように、既存のシステムと導入予定の製品が連携されるかどうかをを確認することが重要です。
ワークフローシステム導入の流れ
実際にワークフローシステムを導入することになった場合、どのような流れになるのでしょうか。ここからは流れを簡単に説明します。
ステップ1:社内の現状調査
まずは社内の現状調査を行い、どのような稟議書がどのようなフローで申請、承認されているのかを把握しましょう。また、社員が感じている課題や改善点をヒアリングするのも有効です。
ステップ2:調査結果の分析
社内調査が終わったら、次に調査結果の分析です。決められたフローと実際に行われているフローに違いはないか、また申請から決済までに要する期間などを分析していきます。
ステップ3:改善ルールの作成
ワークフローシステム導入のために現状を見直して無駄な業務を除き、効率的なフローを作成する必要があります。特に社員が改善を求めている部分から見直すのがおすすめです。
ステップ4:ワークフローシステムの実装検討
ワークフローシステムを導入する業務の優先順位を決めたら、具体的な実装検討に入っていきます。まずは、現在使用している他システムとの連携やセキュリティの管理方法など、細かいところから決めるようにしてください。
ステップ5:まずは一部の部門で試験的に導入
手順が決まったら、いよいよ導入していきます。いきなり全社で導入するのではなく、まずは一部の部門から導入していくのがおすすめです。実証しながら操作性や効果を確認し、改善が必要と感じた部分はチェックしていきます。
ステップ6:部門をまたいで展開
一部の部門内での導入に成功したら、部門をまたいで拡大していきましょう。一部門内だけではなく、複数の部門間でのやり取りが必要となってくる業務も多いので、トラブルなく展開されるかどうか、見ていく必要があります。
ステップ7:最終的には全社導入
部門間での導入に問題がなければ、最終ステップとして全社での導入を進めましょう。すでに全社で使っているシステムと連携することで、効率的に業務を進められるようになります。
ワークフローシステムに関するよくあるご質問
ワークフローシステムの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.ワークフローシステムに無料トライアルはありますか?
A.多くのワークフローシステムは無料トライアル期間を設けています。詳しくは提供元にお問い合わせください。
Q.ワークフローシステムのクラウド型とオンプレミス型の違いは何ですか?
A.クラウド型はサーバー設置などの費用がかからないため、初期コストを抑えたスモールスタートが可能です。一方でオンプレミス型は自社サーバーの設置やインフラ構築が必要になるため、初期費用が高額になる場合が多いです。
Q.ワークフローシステムの料金相場はどのぐらいですか?
A.全体の相場は不明で、システムによって料金形態は変わりますが、LISKULでリサーチしたシステムの中では、500~1,000円ぐらいの月額料金が多いです。詳しくは提供元にお問い合わせください。
まとめ
今回の記事ではおすすめのワークフローシステム36個と、ワークフローシステムの意味と導入するメリット、選ぶときの注意点を紹介しました。
自社の抱えている課題、必要な機能、コストとのバランスを考慮してシステムを導入しましょう。
自社に合ったワークフローシステムを導入し、ペーパレス・はんこレスを実現し、業務が効率化されることを願っております。
申請~承認までのリードタイム7割減!カスタマイズ柔軟なワークフローシステム
参考にしたサイト
ワークフローシステム比較14選。中小企業〜大企業向けまで | アスピック|SaaS比較・活用サイト
【最新ランキング】ワークフローシステム比較おすすめ29選!選び方も解説 | ITトレンド
【2025年】ワークフローシステムのおすすめ10製品(全78製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
ワークフローシステム5社を比較!メリットや価格などを紹介
【比較表あり】ワークフローシステム32選|目的別選び方を解説
【2025年版】ワークフローシステムおすすめ10選!選び方や比較ポイントについて解説
【2025年最新比較表あり】ワークフローシステム比較12選。 | SFA JOURNAL
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