ハッシュタグとは?基本の使い方から成果を上げるポイントまで徹底解説

SNSで使う「ハッシュタグ」は効果的なマーケティングのためにも重要ですが、実はあまり理解できていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

SNSを利用したプロモーションは今やごく一般的ですが、SNS担当者として成果を上げるためにはこのハッシュタグを上手に使えるようになることも大切なポイントです。

今回の記事では、ハッシュタグとは何か、メリットを踏まえて解説していきます。成果につながるハッシュタグの活用法などについても触れていきますので、SNS担当者は必見です。

またSNSを活用したキャンペーンをご検討中の方は、国内102のPR会社情報をまとめましたのでご覧ください。


ハッシュタグとはクリック可能なハッシュマーク「#」で、同じタグがついた他の投稿を閲覧できる

ハッシュタグとは、前にハッシュマーク「#」(半角)がついてタグのようになったキーワードのことです。ハッシュタグはクリック可能であるため、同じハッシュタグがついた他の投稿を閲覧することができます。

ハッシュタグの例

引用:ローソン|Twitter

ハッシュタグの例2

引用:トヨタ|Instagram


企業がプロモーションとして使った成功事例

ハッシュタグを使ったキャンペーンの利点は、ユーザーが簡単に参加でき、かつ企業も自社に関する反応を簡単に集められるというところです。

江崎グリコ:カプリココットって知ってる?Twitterキャンペーン

カプリココット

引用:カプリココットって知ってる?Twittterキャンペーン|Caplicocot

Twitterで指定のアカウントをフォローし、「#カプリココット」を付けて呟くと、カプリココットというお菓子が当たるというキャンペーンです。商品の名前を覚えてもらうということと、投稿を見た他のユーザーに認知させたり興味を持たせるという効果が期待されます。

unico :ROOM GRANDPRIX 2015

>unico

引用:unicoの家具でコーディネートしたお部屋の写真を募集しています!|unico

unico公式アカウントをフォローし、「#unicoroom」か「#ウニコルーム」をつけてInstagramにてunicoで買った家具を使ったインテリア写真とコメントを投稿すると、ショッピングチケットが当たるというキャンペーン。

unico2

引用:ROOM GRANDPRIX 2015|unico

Instagramの写真投稿という特性を活かして、自社商品のプロモーションをユーザーが行うという流れをうまく作っています。


ハッシュタグはなぜ使うの?ハッシュタグを使う3つのメリット

1.ハッシュタグを使えば、他のユーザーに投稿を見てもらえる可能性が高まる

多くのユーザーが使っているハッシュタグを利用することによって、自社をフォローしていないユーザーであっても投稿を見てもらうことができます。

なぜなら、同じハッシュタグが付けられた投稿は、ハッシュタグを検索することでまとめて閲覧できるからです。人気ハッシュタグほど話題になっており、検索する人も多いということなのです。

2.タグによって検索性が高まるため、プロモーションに興味を持ちうるユーザーが投稿を見る可能性が高くなる

ハッシュタグをつけることによって投稿はそのキーワードごとにカテゴリ分けされるため、ハッシュタグ検索から、そのカテゴリに興味のあるユーザーが自分の投稿を見てくれる可能性が高くなります。

例えば「#化粧品」というハッシュタグを付けて投稿した場合、自社ブランドの名前を知らなくても、化粧品を買ったという投稿をしているユーザーや欲しい化粧品の投稿をしているユーザー、メイク方法を投稿しているユーザーなど化粧品に興味のあるユーザーが「#化粧品」から簡単にあなたの投稿にたどりつけるのです。

3.ユーザーが参加してくれることによって勝手に自社が拡散されるようになる

ハッシュタグは誰でも簡単につけることができるため使用しやすく、商品名をハッシュタグとして投稿したり、面白いハッシュタグを真似して使ったりすることがあります。思わぬところで自社商品を宣伝してもらえるのです。また、「指定したハッシュタグを付けて投稿」という企業キャンペーンも行いやすいです。

それでは、実際に行われたプロモーションを紹介していきます。


【基本編】ハッシュタグの付け方

ではここからは、ハッシュタグを使う実践編です!まずは基本的なハッシュタグの付け方をご説明します。

といっても、ハッシュタグを作るのに特別な申請や登録は必要ありません。「#」に続けて設定したいキーワードを入力すれば、システム側で自動的にハッシュタグと認識されます。

注意すべき点は
・「#」は半角で入力する
・前後にスペースを空ける
・アルファベットや日本語は利用可能だが、記号・句読点・スペースなどは使えない

ハッシュタグのつけ方

引用:北欧、暮らしの道具店|Instagram

上記さえ守れば誰でもハッシュタグを作ることができます。


【応用編】3つの効果的なハッシュタグの付け方

次に、より効果的なハッシュタグの付け方をご紹介します。より拡散されやすいハッシュタグを付け、プロモーションにお役立てください。

基本的に、ハッシュタグの種類は2つに分かれます。

1.一般的な名称や固有名詞を用いたもの

例えば、地名や「料理」、「空」、「スイーツ」、「犬」、「朝食」などです。

2.特有の言葉を用いたもの

商品名や企業特有の言葉が該当し、キャンペーンにも向いています。これらを念頭に置いて、ポイントを見ていきましょう。

1.人気のハッシュタグを使う

ただハッシュタグをつければいいというものではなく、多くの人が閲覧しているハッシュタグを選ばなくてはいけません。そこで、便利なのがHashtagifyという無料ツールです。

Hashtagify
Flipdesk

HashtagifyはTwitter、Instagramで人気のハッシュタグを調べることができます。検索したいキーワードを入力すると、関連するキーワードやハッシュタグを使用した直近の投稿も表示されます。

参考:インスタは11個がベスト?Twitter・Instagramのハッシュタグの使い方と活用法|LIGINC.

2.SNSによって使い分ける

TwitterとInsagram、は両方ともハッシュタグを活用するSNSですが、それぞれその使い方に違いがあります。Twitterでは基本的にハッシュタグは1つか2つ、ネタ系や大喜利のハッシュタグがトレンドになっていることが多いです。

一方Instagramはハッシュタグをたくさんつける傾向があります。インスタは11個がベスト?Twitter・Instagramのハッシュタグの使い方と活用法|LIGINC.の記事によると、Instagramではハッシュタグを11個つけたときがいちばん反応率がよいそうです。

3.ユーザーに刺さるハッシュタグをつける

Twtter、Instagramのプロモーションは20代以下のユーザーに向けておこなう

Twitterの年齢別ユーザー層

Instagramユーザー層

引用:【最新版】2016年7月更新。11のソーシャルメディア最新動向データまとめ|Social Media Lab

上記の図によると、Twtterのユーザーは10代が約567万人、20代が約664万人、Instagramのユーザーは男女ともに10代20代の割合が半分以上を占めています。したがって、SNSでのプロモーションで大きなターゲットとなるのは20代以下の若者だと考えられます。

実際の使い方:単語ではなく、文章で作る

そこで、実際にユーザーの中心だと考えられる学生や20代はどのようにSNSを使っているのか、2016年3月まで大学生だった著者のハッシュタグを使う際のポイントを紹介します。(Twitter、Instagramともに複数のアカウントを持ち、通勤電車でチェックするのが日課です)

ポイントはハッシュタグを単語ではなく文章で作るということです。例えば、手作りケーキの写真をInstagramに投稿するとき。私ならハッシュタグを#ケーキ #cake #スイーツ #手作り #いちごタルト #妹が作ってくれたよ #おいしかった #ごちそうさまでした #私も久しぶりにお菓子作りしたい とつけます。

実際に、日本でいちばんフォロワーが多いインスタグラマーの渡辺直美さんの投稿でも文章そのものがハッシュタグになっています。

ハッシュタグ 使い方

引用:渡辺直美|Instagram

ハッシュタグを文章にすることによって拡散性はなくなりますが、単語の人気ハッシュタグと一緒に並べて使うことで多くの人の目にふれるようにし、かつ文章のハッシュタグを使うことでユーザーにとって親しみやすい投稿になるのではないかと思います。


まとめ

いかがでしたでしょうか。ハッシュタグは誰でも手軽に使えるため、うまく活用することでプロモーションにも差をつけることができます。キーワード自体にも工夫を凝らして、ユーザーに興味をもってもらえる投稿を目指しましょう。この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。ぜひご活用くださいませ。

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