レコメンドエンジンとは?サービスを選ぶ3つのポイントとできることまとめ

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レコメンドエンジン

ECサイトやウェブサイトを運営の皆様はオンライン上の売上をあげるために日々努力されていると思います。オンラインで売上をアップさせるのに強い味方になるのがレコメンドエンジン。

レコメンドエンジン自体は、最近の技術ではなく以前から存在するツールですが、近では様々なレコメンドエンジンが登場し、比較的安価に、そして簡単に導入できるようになりました。

今回はそんなレコメンドエンジンにスポットをあて、レコメンドエンジンとは何か?からレコメンドエンジン選びのポイントについてりやすくお伝えします。

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レコメンドエンジンとは?

レコメンドエンジンとは、利用者の好みに合った商品を提案するシステム

レコメンドエンジン1

レコメンドエンジンとは、利用者の好みに合った商品を提案するシステムです。

Amazonなどでおなじみの「あなたにおすすめ商品」や「その商品を買った別の人たちがチェックや購入をした商品」をおすすめしてくれる機能です。

あらかじめルールを決め、商品Aを購入した人には付属品Bをおすすめする、という独自ルールを設定する「ルールベース」、行動・購買履歴をもとにしたユーザーをもとに統計的に、より購入してくれそうな商品を自動で抽出する「強調フィルタリング」などの仕組みを使っておすすめをしています。

購入単価を上げるのために、レコメンドエンジンは有効な手法

売上をあげるための方程式は、顧客数を増やすか、購入単価をあげるか、購入頻度を増やすかです。式にするとこうなります。
売上 = ①顧客数 ✕ ②購入単価 ✕ ③購入頻度

仮に売上目標が20%アップだとすれば、①顧客数を20%アップさせても、その他②③で20%アップさせても、または①②③をまんべんなく7%ずつアップさせても全体で20%の達成が可能になります。

しかし、広告などの集客施策を実施し、①顧客数(しかも新規顧客)を増やすことには力を入れるものの、それ以外の②③の施策は全くしていないというケースをよく見ます。

もし、あなたのサイトで複数の商品を販売しているのであれば、クロスセルやアップセルをすることで②購入単価アップさせることができるかもしれません。

※クロスセルとは、関連商品等をおすすめすることで「他の商品もあわせて販売」することです。
※アップセルとは、よりハイスペックな商品等をおすすめすることが「よりグレードの高い商品を販売」することです。

クロスセルするにしても、アップセルするにしても、そのユーザーにあったものを的確に「おすすめ」できれば、②購入単価アップに寄与できるのです。そして、サイト上でその「おすすめ」ができるツールこそ、レコメンドエンジンなのです。

どういうサイトに導入されているか?

それでは、どんなサイトでレコメンドは効果を発揮するのでしょうか?まっさきに思い浮かぶのは、ECサイトだと思います。しかも単品販売ではなく、複数の商品を販売するECサイトで多く利用されています。

しかしECサイトだけではありません。メディアサイトで関連記事を紹介する、不動産サイトで関連物件を紹介する、旅行サイトで関連ツアーを紹介する、銀行サイトでローンを紹介するとケースもあります。

レコメンドエンジンといえばECのイメージは強いですが、複数の商品・サービスが存在する場合はECでなくても利用され、効果を発揮しています。

レコメンドエンジンでできる5つのことと効果事例

1.関連商品をおすすめする「レコメンド機能」

レコメンドエンジンの基本機能です。商品Aとのページを訪問している人に関連商品Bを表示させたり、「この商品を見た人はこんな商品も見ています」というレコメンドの他に、パーソナライズ機能「あなたが最近チェックした商品はこちら」という閲覧履歴を表示させたりできます。

よくある効果事例

今まではあまり閲覧されていなかった商品がレコメンドされ、結果的に購入につながった。

2.ランキングや最近チェックした商品を表示する「ランキング機能」

ECサイトでは定番化しつつある「ランキング」や「最近チェックした商品」などもレコメンドエンジンの機能で表示することができます。

閲覧ランキング・・・(例)「アクセスランキング」
売れ筋ランキング・・・(例)「人気商品ランキング」
リマインド・・・(例)「最近チェックした商品」

よくある効果事例

ランキングを掲載してから初回来訪者の購入が増えた。

3. ユーザーに合わせた商品をメールで知らせることができる「メール機能」

レコメンドエンジンの中にはメール配信機能がついている製品もあります。

通常のメール配信システムでは、一斉配信になるのに対し、レコメンドエンジンでは、ユーザーにあわせた商品をメールでお知らせできます。

よくある効果事例

一斉配信ではなくパーソナライズされているので、反応率があがった。

4. どのレコメンドから購入されているか閲覧できる「レポート機能」

レコメンドエンジンの中にはレポート機能がついている製品もあります。

レコメンドエンジンは導入して終わりではありません。導入後のチューニングが重要です。チューニングして、PDCAサイクルを回していくためにも、各種データが閲覧できるレポート機能があると便利です。

よくある効果事例

レコメンドした商品がどれくらい購入されたかを毎日チェックするようになり、商品戦略に活かせた。

5. 商品パターンをABテストで配信できる「ABテスト機能」

レコメンドエンジンの中にはABテスト機能がついている製品もあります。

レコメンドで表示される商品パターンをABテストで切り分けて配信し、よりよい結果を表示することができます。

よくある効果事例

どの商品がいいのか、どの見せ方がいいのか仮説検証するようになり、売上が伸びた。

その他、ツールによって様々な機能が搭載されています。機能豊富なツールはそれだけ費用も高くなりますので、まずはあれこれ欲張らず、最低限の機能からはじめましょう。

レコメンドエンジン導入における4つの注意点

これまでレコメンドエンジンの仕組みや機能を見てきて、レコメンドエンジンで様々なことできることがわかったと思います。

自社のサイトにも導入してみようかと興味を持っていただいたかもしれませんが、導入前にいくつか知っておくべきことがありますので、ここでは注意点をみてみましょう。

1.アクセス数、コンバージョン数は十分か?

行動履歴や閲覧履歴の情報をもとにレコメンドするために、アクセスが少ないとユーザーの嗜好に合ったおすすめを表示できなくなってしまいます。最低でも訪問数が1000程度必要になってきます。

2.ショッピングカートASPを使っている場合利用できないものもある

ECサイトを運営している場合、ショッピングカートASPを利用しているケースも多いかと思います。

すべてのショッピングカートがレコメンドエンジンに対応しているわけではなく、利用できないものもありますので、事前に確認しましょう。

3.導入前にやるべきことを確認

レコメンドエンジンのサービスを申し込んだからといって、すぐに利用できるわけではありません。

商品情報をレコメンドエンジンに登録したり、レコメンドを表示させる箇所の見せ方(デザイン)を作成したりしなければなりません。事前にどういった作業が発生するのかを確認しましょう。

4.意外と忘れがちなスマホサイト

最近ではほとんどのサイトがPC向け、スマホ向けサイトを持っています。スマホサイトについての検討が漏れるケースが意外と多いので注意しましょう。

特に表示部分はデバイスによって異なる部分なので注意が必要です。

レコメンドエンジンサービス選びの3つのポイント

現在、レコメンドエンジンは数多くのサービスが存在しています。選択肢は増えているものの、これからサービス導入を検討したい場合など、何を基準に選べばよいか迷ってしまうでしょう。ここではサービス選びのポイントについてもまとめてみました。

1.まずは導入できるか確認しましょう

導入を検討しているサイトがECカートASPの場合、ASPによって導入できるもの/できないものがありますので、ASPサービスに導入を検討している場合は、事前に確認してみましょう。

2.アクセス数によって月額利用料金が変わることを知っておきましょう

レコメンドエンジンの月額費用は従量制課金が多いです。料金表には、50,000円~ のように、「~」がついていることが多いです。何に対する従量制というとページビュー数(閲覧された回数)です。

対象ページ(レコメンドを表示させる)が多かったり、アクセス数が多いサイトの場合、月額料金が掲載されている金額と大きく変わってくるので、ご注意ください。

3.利用したい機能と運用とコストのバランスを考えましょう

機能が豊富なレコメンドエンジンは実に様々なことができますが、当然費用は高くなります。

逆に、コストを抑えたばかりに、どうしても使い勝った機能(例えば、レコメンドメール)がなかったなんてことになっても困ります。

実施前に最初から実装していたい機能はどれなのか?を整理しておきましょう。オプション等で後から追加できるものがあれば、徐々に機能拡張するのでいいかもしれません。

また、運用していくにあたっての作業負荷もありますので、高機能にしたが全く運用ができない、なんてことがないようにしましょう。

レコメンドエンジンサービス4選

これまでレコメンドエンジンはどんな仕組みで、どのようなことができるかを見てきましたが、最後にどのようなレコメンドエンジンツールがあるのか、代表的なものをみてみましょう。

Rtoaster(株式会社ブレインパッド)

レコメンドエンジン2
http://www.rtoaster.com/

国内最大規模のプライベートDMPを売りにしたハイエンドレコメンドエンジンです。ルールベースレコメンド、自動レコメンドをはじめ、広告配信機能、メール配信機能、外部システム連携など豊富な機能です。

料金(2016年9月現在)
初期費用:10万円~
月額費用:5万円~

さぶみっと!レコメンド(株式会社イー・エージェンシー)

レコメンドエンジン3
http://recommend.submit.ne.jp/

豊富なテンプレートと低価格を売りにしたレコメンドエンジンです。レコメンド基本機能の「PV(閲覧ベース)」、「CV(購入ベース)」、「ルールベース」のほか、「ランキング」、「パーソナライズ」などの機能も実装されています。

料金(2016年9月現在)
初期費用:9.9万円
月額費用:3.9万円~

NaviPlusレコメンド(ナビプラス株式会社)

レコメンドエンジン4
http://www.naviplus.co.jp/

「協調フィルタリング」技術に加え、「テキストマイニング」技術を用いた、ハイブリッド型のレコメンドエンジンです。

また「レコメンド機能」以外にも、「ランキング」や「リマインド」、「新着アイテム」など様々なコンテンツを表示することが可能となっており、サイトの課題や特性に合わせて、各ページに最適なコンテンツを配置できます。

料金(2016年9月現在)
初期費用:20万円
月額費用:5万円~

パーソナライズド・レコメンダー(株式会社アピリッツ)

レコメンドエンジン5
http://recommend.kbmj.com/index.html

協調フィルタリング (行動履歴) × テキストマイニング (商品情報) × ルールベース (運営者指定) を組み合わせたレコメンドエンジンです。

また「レコメンド機能」以外にも、「ランキング」や「リマインド」、「効果測定機能」も標準で用意されており、オプションですが、「レコメンドメール」も用意されています。

料金(2016年9月現在)
初期費用:20万円~
月額費用:15万円~

まとめ

いかがでしたか。あなたのサイトでもレコメンドエンジンを使うイメージが湧いたでしょうか。

今後ますますEC市場の拡大で需要は増えると同時に競争相手も増えてきます。そんななか、早いうちからユーザーのデータを収集、蓄積し、ユーザーに最適な商品・サービスを提供できるようにしておくことは他サイトとの差別化にもつながります。

レコメンド機能を上手に使って、オリジナルサイトを育てていきましょう。

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大高 努

大高 努

Webディレクター、SEOコンサルタントとして、SEO/サイト設計/アクセス解析業務に従事。現在は『中小企業のWebサイトに武器を!』持っていただくため、マーケティング支援を実践中。
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