健康管理システムとは、従業員の健康に関する情報を管理し、健康管理業務を効率化するシステムです。
健康診断の結果などの情報をシステムで一元化させることで、管理の手間を省けるだけではなく、社内の健康課題をいち早く発見できたり、会社全体で健康意識を高めることが可能です。
しかし、健康管理システムを導入したいとなっても、どのようなシステムが最適かわからない担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際にシステムによって搭載されている機能や、健康診断の情報収集の方法も異なります。
そこで、導入を検討されている担当者の方のために、おすすめの健康管理システムと選び方のポイントをご紹介いたします。
特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
本記事を参考にすることで、最適な健康管理システムを手間をかけずに探すことができるでしょう。
なお、本記事では各健康管理システムサービスの注目度を客観的に判断するために、「健康管理システム 比較」で検索し、検索上位に表示された紹介サイト9個を調査し、各サービスを登場回数順に並べました。ぜひ参考にしてください。
※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年5月時点のものです。
目次
- <比較表>健康管理システムおすすめ15社
- 1.Carely/株式会社iCARE
- 2.newbie/株式会社マイクロウェーブ
- 3.Be Health/株式会社エヌ・エイ・シー・ケア
- 4.mediment/メディフォン株式会社
- 5.Growbase/ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社
- 6.HM-neo/NTTテクノクロス株式会社
- 7.ハピネスパートナーズ/エムスリーヘルスデザイン株式会社
- 8.WELSA/インフォコム株式会社
- 9.バリューHR 健診予約システム/株式会社バリューHR
- 10.Dr.CHECK/株式会社リバランス
- 11.すこやかサポート21/株式会社インテージテクノスフィア
- 12.FiNC for BUSINESS/株式会社FiNC Technologies
- 13.勤次郎Enterprise ヘルス×ライフ/勤次郎株式会社
- 14.リモート産業保健/株式会社エス・エム・エス
- 15.Health Data Bank/株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
- その他おすすめの健康管理システム
- 健康管理システムの選び方のポイント4つ
- 健康管理システムに関するよくあるご質問
- まとめ
<比較表>健康管理システムおすすめ15社
本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
1.Carely/株式会社iCARE
- 社員の検診予約業務の代行管理と産業医のマッチングにより社内の健康管理体制が構築できる
- 健康データを一元管理して分析してくれる国内唯一のセキュリティ認証ISO27018を取得した健康管理クラウド
- ただ健康診断を実施するだけでなく、検診データをもとに産業医や専門コンサルタントが伴走してくれることで健康経営のPDCAサイクルが実現できる
導入費用 | あり。要問い合わせ。 |
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料金プラン | あり。要問い合わせ。 |
機能 | ・健康管理クラウド ・統括管理サービス ・健診予約代行 ・産業医紹介 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | オイレス工業株式会社 株式会社エスプール ユニプレス株式会社 サイボウズ株式会社 株式会社ウェルカム など |
2.newbie/株式会社マイクロウェーブ
- ストレスチェックの実施報告や健康診断の結果を一元管理できるクラウド型健康情報管理システム
- 社員や組織の健康状態を、セグメント別に分けて分析できるなど多角的な視点で健康課題を把握することができる
- データ管理だけでなく、健康診断の業務代行サービスやスポットで医師を派遣しての面接指導もサポートしてくれる
導入費用 | ストレスチェックのみ:500円/名 健康診断のみ:500円/名 健診+ストレスチェック:1,000円/名 健診業務代行セット:2,000円/名 ※税抜 |
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料金プラン | ストレスチェックのみ:50円/名・月 健康診断のみ:150円/名・月 健診+ストレスチェック:200円/名・月 健診業務代行セット:375円/名・月 ※税抜 |
機能 | ・健康診断管理 ・ストレスチェック管理 ・ダッシュボード ・再検査勧奨支援 ・報告書自動作成 ・産業医面談記録 ・健康診断業務代行 ・高ストレス者医師面接指導 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | 要問い合わせ |
3.Be Health/株式会社エヌ・エイ・シー・ケア
かんたん、やさしい健康管理システムBe Health(ビーヘルス)
- 健康経営優良法人認定制度が施行される前から10年以上、専門的な健康管理システムの開発を行う企業が提供している
- システムサービスの提供のみならず、従業員の健康管理や産業保健にまつわるセミナーを様々なゲスト講師を迎え月に複数実施しており、産業保健などの知識がインプットできる
- シンプルで直感的な使いやすいシステムであるため、事務作業が楽になるだけなく、ローコストで導入・運用できる
導入費用 | 買い切り型:要問い合わせ サブスク型:要問い合わせ |
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料金プラン | 買い切り型:要問い合わせ サブスク型:要問い合わせ |
機能 | ・健診データ管理機能 ・過重労働管理機能 ・各種出力・その他機能 ・面談記録機能 ・産業医向け機能 ・従業員向け機能 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | 沖電気工業株式会社 株式会社平和堂 中央精機株式会社 株式会社キユーソー流通システム など |
4.mediment/メディフォン株式会社
mediment(メディメント)|健康管理システムで業務効率化を実現
- 健康診断、ストレスチェックに関する管理はもちろん、相談窓口や多言語対応もしており、外国人従業員もサポート可能
- 健康診断に関わる、受診勧奨から産業医連携、労基署への報告書作成までをワンストップで完結できる
- プライバシーマークや国際規格のセキュリティ認証ISO27001を取得した安心なセキュリティ体制
導入費用 | スタンダードプラン:要問い合わせ ライトプラン:要問い合わせ ストレスチェックプラン:要問い合わせ |
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料金プラン | スタンダードプラン:要問い合わせ ライトプラン:要問い合わせ ストレスチェックプラン:要問い合わせ |
機能 | 健康管理担当者向け機能 ・健康診断 ・ストレスチェック ・労働管理 ・産業医面談 従業員向け機能 ・e-ラーニング研修 ・コメント機能 ・健康・こころの相談窓口 ・お役立ち資料 産業医向け機能 ・健診事後措置 ・安全衛生委員会 ・産業医面談 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | AIQ株式会社 関西エアポート株式会社 東洋炭素株式会社 村中建設株式会社 日本医科大学付属病院 など |
5.Growbase/ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社
- 「健康管理スタッフがおすすめするクラウド型健康管理システム」と「健康経営を目指す企業に推奨するクラウド型健康管理システム」ともにNo.1評価のシステム
※2023年12月:日本マーケティングリサーチ調査 - 複数の医療機関をまたいでも統一基準値で判断ができる
- 化学物質や放射線などを扱う仕事でも、11種類の特殊健康診断の管理が可能
導入費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
機能 | ・健康診断 ・特殊健康診断 ・面談管理 ・ストレスチェック ・長時間労働 ・データ集計・出力 ・アンケート ・従業員管理 ・その他 ・セキュリティ・バージョンアップ対応 |
導入社数 | 1500社以上 |
導入実績 | 日本瓦斯株式会社 ミズノ株式会社 曙ブレーキ工業株式会社 センコーグループホールディングス株式会社 伊藤忠エネクス株式会社 など |
6.HM-neo/NTTテクノクロス株式会社
- 年齢や担当業務などによって異なる健康診断計画や、特殊業務や取り扱い物質なども含む一元管理とスケジュール管理ができる
- 健康診断やストレスチェック以外にも、従業員の残業時間も疾病管理もできる
- クラウド型・オンプレミス型でも提供しており自社のニーズに合わせて選択できる
導入費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
機能 | スタッフ向け ・従業員情報管理 ・特殊業務管理 ・未受診者管理 ・健診結果判定 ・健康カルテ ・二次検査対象者抽出 ・ストレスチェック ・面談記録 ・帳票出力 ・データ出力 ・申請・承認(ワークフロー) ・システムユーザ管理 従業員向け ・健診結果照会 ・健診予約・面談予約 ・アンケート回答 |
導入社数 | 1100か所以上 |
導入実績 | 味の素株式会社 など |
7.ハピネスパートナーズ/エムスリーヘルスデザイン株式会社
健康管理システムで社員の健康情報を管理|健康管理システムハピネスパートナーズ|業界最安値水準の健康管理システム|エムスリーヘルスデザイン株式会社
- 受診状況の進捗管理や未受診者へのリマインド機能などがある
- 従業員ごとに保険指導などの面談記録を管理できる
- 機能に合わせて閲覧できる権限設定ができるため、人事労務部門以外にも健康状況の閲覧・把握ができる
導入費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
機能 | ・健康診断予約 ・受信 ・結果管理 ・集計 ・保険指導実施 ・健康増進施策実施 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | 株式会社ニチレイ 株式会社メニコン など |
8.WELSA/インフォコム株式会社
- 健康診断データを、学術的エビデンスをもとに従業員の健康リスクを分析、予測して施策立案をサポートしてくれる
- 健康診断結果から再受診の勧奨対象を自動抽出してメール通知できる
- 健康経営有料法人認定のサポートをしてくれる
導入費用 | あり。要問い合わせ |
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料金プラン | 1利用者ごと年契約 要問い合わせ |
機能 | ・健康診断 ・ストレスチェック ・健康リスク評価 ・重大疾病の発症リスク予測 ・安心のセキュリティ ・テイラードストレスマネジメントサービス |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | 名古屋スバル自動車株式会社 株式会社enish インフォコム株式会社 株式会社新生堂薬局 橋本総業株式会社 など |
9.バリューHR 健診予約システム/株式会社バリューHR
健診代行サービス(健診予約、健診結果管理、契約・結果の電子化・精算代行など)|株式会社バリューHR
- 健康診断の予約、リマインド、受診状況の管理に加え、インフルエンザの予防接種の予約管理もできる
- 産業医による就業判定基準を反映して、健診機関によって違う判定記号や基準を均して管理できる
- 従業員側は経年管理できる健診データで自身の健康状態の推移が把握でき、産業医などへの相談ができたり、意思からの指摘事項や再検査の受診勧奨も確認できる
導入費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
機能 | ・健康ダッシュボード ・面談管理(フォロー履歴管理機能) ・再検査受診勧奨 ・過重労働管理 ・個人ポータル ・意見書管理 ・労働基準監督署への報告用集計 ・健康保険組合向けの専用機能 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | 要問い合わせ |
10.Dr.CHECK/株式会社リバランス
- 産業医の選任義務がない小規模な企業から、大企業まで様々な規模の企業に対応できる健康管理システム
- 労災リスクや安全配慮義務違反を回避するための改善策を提案してくれる
- 産業医・保険師から丁寧にアドバイスをもらえる
導入費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | Dr.CHECK【プレミアム】:550円~/ID数/月 Dr.CHECK 【スタンダード】:330円〜/ID数/月 Dr.CHECK【健診判定】:220円〜/ID数/月 Dr.CHECK【サーベイ】:220円〜/ID数/月 ※税込 |
機能 | ・ダッシュボード ・健診結果分析 ・経年変化チェック ・健康診断の進捗確認 ・長時間労働判定 ・勤怠データや過重労働判定 ・個人ページ |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | 株式会社古田土経営 など |
11.すこやかサポート21/株式会社インテージテクノスフィア
課題・ニーズに合わせた、クラウド型健康管理システム すこやかサポート21 ®
- システム利用における運用サポートをしてくれることで自社では健康管理業務に専念できる
- 紙で管理している健診結果を、AI技術とOCRでデータ化してくれ、クラウドシステムへの移行サポートをしてくれる
- ISMSやPマークを取得しており、20年170万人のデータ保持の実績がある自社の国内データセンターでクラウド管理してくれる
導入費用 | 150,000円~ |
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料金プラン | 月額~300円/人 |
機能 | ・健診結果(一般) ・進捗管理 ・面談指導 ・二次検査結果 ・就業判定 ・産業医意見書 ・労基署報告 ・疾病管理 ・コメント ・検索・出力 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | 要問い合わせ |
12.FiNC for BUSINESS/株式会社FiNC Technologies
FiNC for BUSINESS | 健康管理・健康経営支援サービス
- 健診結果をもとに、フィジカル・エンゲージメント・メンタルなど複数の切り口での健康課題の特定とその解決策のソリューション提供をしてくれる
- オリジナルの体組成計の配布と法人向けアプリでのオリジナルな健康チャレンジプログラムの配信による従業員の健康行動の習慣化・行動変容を促せる
- ストレスチェックだけでなく、エンゲージメント調査やフィジカル調査も可能
導入費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
機能 | ・健康診断管理 ・長時間労働管理 ・ストレスチェック ・パルスサーベイ ・全体管理機能 |
導入社数 | 320社以上 |
導入実績 | 株式会社コジマ ファイザー株式会社 江崎グリコ株式会社 サッポロホールディングス株式会社 株式会社パイオラックス など |
13.勤次郎Enterprise ヘルス×ライフ/勤次郎株式会社
- 健康診断やストレスチェックデータに加え、勤怠・人事データもまとめて管理・分析ができる健康管理システム
- オンライン面談や、データ入力、レポート作成など人的サポートをしてくれるプランもある
- ワクチン接種、PCR検査、体温記録を管理するシステムがあり、摂取予約から摂取会場の受付までシステムでワンストップ管理ができる
導入費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ヘルス×ライフ:要問い合わせ ヘルス×ライフPRO:要問い合わせ ケリーオンラインサポート&サービス:要問い合わせ |
機能 | ・ストレスチェック実施 ・健診結果のデータ管理 ・統合分析と報告書作成 ・ヘルス×ライフ アプリ ・ワクチン接種依頼・管理 ・労基署への報告書作成 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | 要問い合わせ |
14.リモート産業保健/株式会社エス・エム・エス
リモート産業保健 | オンライン産業医・ストレスチェックサポート
- 東証プライム上場企業の運営で、業界でもローコストな月額3万円で法定義務となる企業の産業保健業務をサポートしてくれるサービス
- 産業医と産業看護職の2名体制で、ストレスチェックや衛生委員会の立ち上げや運営支援まで対応してくれる
- 産業医の選任義務がある規模の拠点の他、義務のない小規模拠点がある場合でも、オンラインや訪問などの手段で、担当の産業医と産業看護師がカバーして対応してくれる
導入費用 | 5万円(税別) |
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料金プラン | 月額3万円~(税別) |
機能 | ・産業医紹介・選任 ・職場巡視 ・健康診断事後措置・面談 ・各種面談実施・保健指導 ・衛生委員会の立ち上げ ・衛生委員会の運営支援 ・記録作成 ・ストレスチェックの実施・報告 ・産業保健に関する事務作業 ・産業保健の実務相談 ・過重労働者の把握 ・中・高ストレス層の把握 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入実績 | 要問い合わせ |
15.Health Data Bank/株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
健康管理クラウドサービス Health Data Bank | NTTデータ – NTT DATA
- 2002年から運用されており、2000団体400万人以上の健康管理を担う実績ある健康管理クラウドサービス
- 約2000の健診機関から取得した健診データを、データ形式を統一してデータベースを構築したうえで、企業や従業員が利活用できる
- 生活習慣病や休職等のリスクをAIで予測する機能を有し、社会トレンドに応じた健康管理の変化に合わせてシステムがアップデートされる
導入費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ベーシックプラン:要問い合わせ ライトプラン(健診):要問い合わせ ライトプラン(メンタル):要問い合わせ |
機能 | ・健診データフォーマット調整 ・健診web結果閲覧 ・ストレスチェック ・アンケート機能 ・労働時間管理 ・疾病情報管理 ・成績判定 ・産業医判定 ・就業判定 ・面談記録 ・保険相談 ・労基署報告 ・健康経営ダッシュボード |
導入社数 | 2000団体 |
導入実績 | 東京海上日動火災保険株式会社 など |
その他おすすめの健康管理システム
HealthCore
ラフールサーベイ
HealthCare iris
ハピルス健診代行
OHME
Beatfit for Biz
従業員健康管理クラウドサービス
ミキワメ ウェルビーイングサーベイ
健康経営支援サービス HPM
HELPO
WELL ROOM
健診クラウド
FiNC for BUSINESS
コンケア
さんぽCLOUD
メンタルヘルスさくらさん
ベネワン・プラットフォーム
Wellness Eye
STRESCOPE
M-Check+
WellGo
ライフマークヘルスアシスト
ストレスチェッカー
Smart相談室
ねむりのジム
コンレポ
HoPEヘルスケア
健康観察ツールeへるすLite
健康管理システムの選び方のポイント4つ
健康管理システムの導入を検討する際、以下の基準をもとにシステムを選ぶと良いでしょう。
- 自社の要望にあった機能が含まれているか
- 健康診断の情報を楽に収集できるか
- セキュリティ対策が整っているか
- 自社システムと連携が可能か
とくに1つめの「自社の要望にあった機能が含まれているか」は重要な基準ですので、サービスを見る際に最初に確認しましょう。
自社の要望にあった機能が含まれているか
まずは健康管理システムの利用目的を明確にし、その上で必要だと思った機能が搭載されているシステムを選ぶようにしましょう。
たとえば、以下のように目的を3つに分けた場合、それぞれ適した機能が異なってきます。
システムの導入目的 | 目的に適した機能 |
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健康診断に関連する業務を一元管理したい | 健康診断の日時調整、未受診者へのリマインド、健康状況のデータ分析・スコアリング機能など |
従業員の健康リスクを解消したい | ストレスチェック・産業医との面談管理機能、健康増進サポート機能など |
従業員の日々の健康状況を把握・可視化したい | テレワーク点呼機能、モニタリング機能など |
たとえば、目的が「健康診断の管理業務の一元化」だった場合、健康診断の広報、日程調整、診断結果の一元化・分析機能などがあるシステムが最適でしょう。
また、「健康データの一元化だけではなく、そのデータを活かして従業員の健康リスクを解消したい」場合は、ストレスチェックや産業医との面談管理機能が入っていたり、健康増進プログラムが実施できるシステムがおすすめです。
そのほかにも、「従業員の日々のコンディションを把握したい」という目的の場合は、従業員の情報を収集できるテレワーク点呼機能や、アンケートで不調の傾向が見られた従業員の情報やコメントを時系列で確認できるモニタリング機能などがついているシステムが適しています。
健康診断の情報を楽に収集できるか
健康診断の情報の一元管理が目的の場合、どのように情報収集できるかもチェックしましょう。
紙の健康診断結果をOCRでデータ化するタイプや、PDFで保管するタイプ、従業員自身が入力するタイプなど、システムによって情報の収集方法が異なります。
そのため、どのタイプが自社にとって手間がかからなさそうか見極めた上で選定しましょう。
セキュリティ対策が整っているか
健康管理システムでは個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策が整っているかどうか確認することも重要です。
セキュリティ対策が整っているかは、以下の点をクリアしているかどうかで判断することができます。
- 管理画面で閲覧する人を限定する権限設定ができるか
- プライバシーマーク(Pマーク)や、ISMS認証を取得しているか
- 二段階認証やIP制限など、利用者側のセキュリティ強化もできるか
参考:健康管理システムを比較するには?押さえておきたい5つのポイントを解説! – 健康管理システムCarely(ケアリィ)
人事データと連携が可能か
従業員が多くて、システムに情報を手入力するのが大変な場合、人事データと連携ができるかどうか確かめましょう。
勤怠管理システムや労務管理システムなどと連携できれば、従業員データを楽に引き継ぐことができます。
そのため、大企業などの従業員数が多い場合は、すでに導入している自社システムとAPI連携できる健康管理システムを選ぶのがおすすめです。
参考:【2022年最新版】人事管理システム71選を徹底比較!選定のポイントも解説
健康管理システムに関するよくあるご質問
健康管理システムの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.健康管理システムとは何ですか?
A.健康管理システムは、個人または従業員の健康データを管理、追跡し、健康状態の向上を支援するためのデジタルツールです。
Q.健康管理システムの主な機能は何ですか?
A.健康リスク評価、健康状態のモニタリング、フィットネス追跡、栄養管理、予防ケアの推奨、健康教育リソースの提供などが含まれます。
Q.健康管理システムの料金相場はどのぐらいですか?
A.全体の相場は不明ですが、LISKULでリサーチしたサービスの中では料金体系が要問合せになっているものが多く、画一的な相場はわかりにくいものとなっています。気になったシステムがあれば、まずは提供元にご確認ください。
Q.健康管理システムを導入するメリットは何ですか?
A.従業員の健康促進、病気の予防、生産性の向上などが期待できます。
Q.クラウドベースの健康管理システムとオンプレミスのシステムの違いは何ですか?
A.クラウドベースは初期投資が少なく、リモートアクセスが可能ですが、オンプレミスはデータコントロールが高く、カスタマイズが容易です。
Q.健康管理システムのセキュリティ対策にはどのようなものがありますか?
A.データの暗号化、アクセス制御、定期的なセキュリティ監査、バックアップとデータ復旧プロセスなどがあります。
まとめ
本記事では、おすすめの健康管理システム15選と選び方のポイントについて解説いたしました。
健康管理システムは従業員の健康に関する情報を一元管理できるため、人事労務担当者の業務負担を減らせます。また、従業員の健康状況を可視化しやすくなるため、健康リスクの対策を行いやすくなり、結果として企業の生産性向上に期待できるでしょう。
しかし、健康管理システムには様々な種類があるため、以下の4つのポイントを基準にシステムを選ぶといいでしょう。
- 自社の要望にあった機能が含まれているか
- 健康診断の情報を楽に収集できるか
- セキュリティ対策が整っているか
- 自社システムと連携が可能か
ぜひ本記事を参考にし、健康管理システムの導入を検討しましょう。
参考にしたサイト
企業向け健康管理システム比較15選。機能・メリットを一覧で紹介 | アスピック|SaaS比較・活用サイト
健康管理システム 10製品をまとめて比較!|ITトレンド
【比較表あり】健康管理システム比較12選!価格・選び方・おすすめクラウド | BOXIL Magazine
健康管理システム比較27選!おすすめ・目的別選び方も紹介 – 起業LOG SaaS
【2024年06月版】健康管理システム 資料請求ランキング|ITトレンド
【2024年】健康管理システムのおすすめ10製品(全19製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
【2024年6月】健康管理システムのランキング17選!価格や機能、特徴から比較可能|PRONIアイミツ SaaS
健康管理システム52製品から厳選した3製品を紹介【2023年版】
【2024年版】健康管理システムおすすめ10選を徹底比較!メリット・デメリットと必要な理由も解説 – NotePM
健康管理支援のサービス28選!特徴・料金を徹底比較 | 『日本の人事部』
健康管理のおすすめシステム19選を比較【2024年版】 – ITツール・Webサービス比較サイト| STRATE[ストラテ]
どうだい? | 社長が声をかけあうサイト。
【2024年06月】健康管理システム人気ランキング|満足度や口コミ・評判を調査 | ボクシルSaaS
健康管理システムの費用・料金相場は?【2024年版おすすめ6選を徹底比較】 | 比較ビズまとめ
健康管理システムとは?おすすめ17選の事例や費用・料金、口コミ評判を比較表で紹介 | 集客・広告戦略メディア「キャククル」
健康管理システム7社を徹底比較!診断・管理・分析機能などを要チェック | 株式会社保健同人フロンティア
健康管理システム15選|比較自社の課題・目的ごとに適したシステムを選べる【2024年6月最新版】 | システム幹事
【2024年最新】健康管理システムおすすめ18選!タイプ別徹底比較 | 労務SEARCH
【2024年最新】おすすめの健康管理システム16選比較|選び方とメリット・デメリット|経営改善のITサービス比較・費用ならビズクロ
【2023年】企業向け健康管理システム19選を比較|選び方のポイントも|豊田 裕史|セカンドラボ
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