EAI(Enterprise Application Integration)ツールとは、企業内における異なるアプリケーションやシステム間のデータやプロセスを統合するためのソフトウェアです。
企業では、業務ごとにさまざまなアプリケーションを利用しており、それぞれが独立して動作することが多いため、EAIツールはそれらを接続し、情報の流れを一元管理する役割を果たします。
本記事ではおすすめのEAIツールと選び方のポイントを紹介します。
紹介している15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
おすすめサービスのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト9個分の情報から、紹介されているEAIツールをスコアリングしました。各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしているので、本記事を参考にすることで、どのEAIツールを選べばいいか一目でわかるでしょう。
※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年8月時点のものです。
目次
- <比較表>EAIツールおすすめ15社
- 1.Magic xpi Integration Platform/マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
- 2.ASTERIA Warp/アステリア株式会社
- 3.Boomi/Boomi Japan合同会社
- 4.Qanat2.0/JBアドバンスト・テクノロジー株式会社
- 5.DataSpider Servista/株式会社セゾンテクノロジー
- 6.NISMAIL/日本電気株式会社
- 7.Reckoner/株式会社スリーシェイク
- 8.Magic xpi Cloud Gateway/マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
- 9.DataSpider Cloud/株式会社セゾンテクノロジー
- 10.Quickwork Automation/株式会社アイアンドディー
- 11.ConnctPlusGT/クレスコ・イー・ソリューション株式会社
- 12.DataSpider Cloud/株式会社テラスカイ
- 13.Waha! Transformer/株式会社ユニリタ
- 14.PolarisGate Suite/双日テックイノベーション株式会社
- 15.IIJクラウドデータプラットフォームサービス/株式会社インターネットイニシアティブ
- EAIツールの選び方のポイント
- まとめ
<比較表>EAIツールおすすめ15社
本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
1.Magic xpi Integration Platform/マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
【公式】ローコード開発ツールとデータ連携ツール | マジックソフトウェア
- ドラッグ・アンド・ドロップ仕様かつ専門知識不要でデータ連携フローの作成が可能
- マウス操作で線を引くだけでデータ変換・加工・編集・計算などの複雑な処理が可能
- 大量データの並列処理ができダウンタイムや中断を防止し、ノンストップ運用が可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | トリガー機能 データ変換・加工・計算 モニタ監視 独自アダプタ開発 ログ管理など |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
2.ASTERIA Warp/アステリア株式会社
データ連携ツール「ASTERIA Warp」|EAI/ESB国内シェアNo.1|アステリア
- 100種類以上の豊富な接続ができ柔軟な連携が可能
- 「誰でも、もっと」をコンセプトに専門的技術不要で設計開発が可能
- データ分析や業務の自動化など多種多様な用途に合わせ幅広く利用が可能
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | ASTERIA Warp Core:月額30,000円〜 ASTERIA Warp Core+:月額60,000円〜 ASTERIA Warp Core++:月額120,000円〜 Standard:月額200,000円〜 Enterprise:月額240,000円〜 |
主な機能 | データベース連携 URLトリガー機能 サブフロー機能 メール送受信 大容量ストリーム機能など |
導入企業 | 株式会社リンガーハット オーエスジー株式会社 アルケア株式会社など |
導入社数 | 10,000社以上 |
3.Boomi/Boomi Japan合同会社
DXを実現するデータ連携プラットフォームiPaaS – Boomi
- 経理財務や人事、マーケティングなど幅広いニーズに合わせ利用が可能
- Q&Aやユーザーイベントなど成功に導くコミュニティツールが豊富
- マスターデータの管理やアプリケーション開発などデータ活用まで一元管理が可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | データ連携 API管理 マスターデータ管理 機械学習 ワークフローなど |
導入企業 | 株式会社DNP情報システム 日揮グローバル株式会社 株式会社ギークプラスなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
4.Qanat2.0/JBアドバンスト・テクノロジー株式会社
- ノンプログラミングのドラッグ&ドロップによる直感的な操作で簡単に連携・変換が可能
- スケジューリング機能により業務の自動化が可能
- アクセス制御の設定で管理者と利用者を区別したセキュアな運用が可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | PDF作成アダプタ データ加工 トリガー機能 データ転送 データ読込・書込など |
導入企業 | オザックス株式会社 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
5.DataSpider Servista/株式会社セゾンテクノロジー
ファイル連携 データ連携のHULFT | セゾンテクノロジー
- 連携先システムごとの専門的な知識や技術不要でGUI上の操作だけで構築が可能
- 大容量データの処理もできJavaによる本格的なシステム開発と高い処理性能の利用が可能
- 開発して終わりではなく機器の故障や想定外の事例に備えた運用支援が可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | スタンダードパッケージ:3,300,000円〜 セレクトライセンス:700,000円〜 月額ライセンス:月額200,000円〜 |
主な機能 | データ連携 データ分析 データクレンジング データ収集 ストリーミング機能など |
導入企業 | オムロン株式会社 株式会社ファンケル 株式会社ソラストなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
6.NISMAIL/日本電気株式会社
- 安全かつ低コストを実現し、蓄積交換型ファイル転送方式を採用したミドルウェア
- コード変換機能や暗号化ツールを標準装備しセキュアなファイル転送が可能
- スケジュール機能や障害通報機能、リモート操作ができる監視画面など充実した機能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ファイル転送 アプリケーション連携 コード変換 稼働状況検索 ログ管理など |
導入企業 | ダイキン情報システム株式会社 株式会社ビックサイトサービス 住友ゴム工業株式会社など |
導入社数 | 45,000社以上 |
7.Reckoner/株式会社スリーシェイク
Reckoner | ノーコード型ETLツール/データ連携ツール
- 100種類以上のSaaSと連携ができデータ活用を広げることが可能
- 使いやすいユーザーインターフェースで複雑なデータ操作が可能
- 深いインサイトの導き出しができマーケティング施策や精度の高い分析が可能
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | 月額30,000円〜 (ワークフロー数、データ転送量により変動) |
主な機能 | テキスト暗号化 結合・グループ化 文字列変換・置換 データ集計 データ変換など |
導入企業 | 株式会社阪神コンテンツリンク BRANU株式会社 株式会社サンプロシードなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
8.Magic xpi Cloud Gateway/マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
【公式】ローコード開発ツールとデータ連携ツール | マジックソフトウェア
- 複数クラウド間のデータ連携ができ月額固定料金で利用可能
- 連携フロー数やトリガー数の制限なく利用が可能
- AI-OCR連携により必要に応じて修正するだけで自動入力が可能
初期費用 | 350,000円 |
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料金プラン | ベーシック:月額150,000円 スタンダード:月額220,000円 エンタープライズ:月額400,000円 |
主な機能 | データ連携 AI-OCR機能 ユーザマスター設定 アクセス権限 ワークフローなど |
導入企業 | 株式会社英國屋 株式会社アスコット 株式会社シー・シー・ユーなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
9.DataSpider Cloud/株式会社セゾンテクノロジー
ファイル連携 データ連携のHULFT | セゾンテクノロジー
- GUIによる操作しやすい環境で本格的なデータ連携が可能
- Javaプログラムに自動変換するため、Javaによる開発と遜色のない高い性能を実現
- 大容量データも高速に処理が可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | アダプタ機能 ファイルトリガー スケジュールトリガー データ連携 集計処理など |
導入企業 | 三菱地所ハウスネット株式会社 株式会社近鉄百貨店 タカラスタンダード株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
10.Quickwork Automation/株式会社アイアンドディー
- 複数のチャネルにわたって、リアルタイムの会話やメッセージングのワークフロー構築が可能
- APIを安全に共有し、サーバーレス インフラストラクチャで柔軟に拡張が可能
- ドラッグ アンド ドロップするだけで、コードを1行も記述することなく強力な連携が可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | プロ:年額3,300円 ビジネス:年額33,000円 エンタープライズ:要問い合わせ |
主な機能 | データ連携 1分間ポーリング エラー監視 分析 会話管理など |
導入企業 | DMI Finance FlexiLoans Axis Bankなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
11.ConnctPlusGT/クレスコ・イー・ソリューション株式会社
- 複雑な転送ジョブの記述もなくドラック&ドロップで利用が可能
- ファイル検知、スケジュール、Webサービス、HTTP、データベーストリガの5種類の実行トリガを標準搭載
- 海外設置のSAP ERPでもスムーズな接続を実現
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 500,000円〜 |
主な機能 | データ変換・統合 データクレンジング処理 データ送信 データ書込 フロー設計など |
導入企業 | 株式会社NaITO オイレス工業株式会社 (記載2社のみ) |
導入社数 | 180社以上 |
12.DataSpider Cloud/株式会社テラスカイ
mitoco | 1つのクラウドで仕事が進む誰でもかんたんグループウェア | 株式会社テラスカイ
- 数多くのアダプタやトリガーを組み合わせてノンプログラミングでデータ連携処理が可能
- 100%日本製ツールのため半角カナ、西暦、和暦の変換など日本語の細かいところまで対応が可能
- 大量データや処理速度などパフォーマンスの拡張が可能
初期費用 | 600,000円 |
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料金プラン | Entry:月額120,000円 Basic:月額200,000円 Advanced:月額300,000円 |
主な機能 | スケジュールトリガー インターバルトリガー ファイルトリガー データ転送 データ連携など |
導入企業 | 日特建設株式会社 三菱電機株式会社 ユニアデックス株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
13.Waha! Transformer/株式会社ユニリタ
簡単・高速・信頼の純国産ETL:データ連携ツール Waha! Transformer
- オンプレ・クラウドインフラやアウトソースまでお客様の利用目的に応じ柔軟な費用体系で対応が可能
- 1,000億件のベンチマークテストで証明された、大量高速処理性能の利用が可能
- データのフローを描くような流れでデータ連携・変換・加工の処理設定が可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | 高速処理 ビューフィルタ データ変換・加工 データマスキング ファイル転送など |
導入企業 | 鈴与株式会社 カシオ計算機株式会社 イーライフ共和株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
14.PolarisGate Suite/双日テックイノベーション株式会社
- データ取得からデータ活用までライフサイクルを網羅したソリューションを提供
- データの取得先やデータ容量に応じてサービスの組み合わせが可能
- フレキシブルに同期するデータの範囲を設定することが可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | データ連携 モニタリング フル同期・部分同期 バックアップ レプリケーション設定など |
導入企業 | 双日株式会社 損害保険ジャパン株式会社 太陽日酸株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
15.IIJクラウドデータプラットフォームサービス/株式会社インターネットイニシアティブ
- アイコンを並べるだけでデータ加工・変換が可能
- フロー開発や運用の内製化、実践的な学習などレベルに応じたトレーニングが充実
- システムのカスタマイズが不要なため導入期間の短縮やコスト削減を実現
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | エントリー:月額160,000円 スタンダード:月額340,000円 エンタープライズ:月額400,000円 |
主な機能 | ファイル連携 トリガー機能 サブフロー処理 チェックポイント機能 データ変換など |
導入企業 | ぴあ株式会社 株式会社ヨシケイライフスタイルなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
EAIツールの選び方のポイント
数ある中から自社に合ったEAIツールを選ぶ際には、いくつか着目すべきポイントがあります。
それぞれについて解説します。
操作がしやすいか
コーディングの知識が無い担当者でもスムーズにデータ処理を行うためには、操作性が良いEAIツールを選ぶようにしましょう。
EAIツールの本来の目的は、複雑なデータ連携作業を容易に行えるようにすることです。しかし、操作の仕方が難しくてわかりづらいと、結果的にデータ連携作業を簡略化できなくなります。
そのため、アイコンのドラッグ&ドロップ作業で連携できるような、ほぼノーコードで対応できるEAIツールを選ぶと良いでしょう。
連携可能なサービスの数
そのEAIツールが対応している連携先のサービスを確認しましょう。
中には連携できるサービスが限られている場合があるため、連携したかったサービスとつなげないという可能性もあります。
今後導入するサービス数が増える可能性を見据えて、連携可能なサービスの種類をチェックしておくと良いです。
参考:【2024年最新版】データ連携ツールおすすめ24選を比較!選び方も紹介
まとめ
本記事ではおすすめのEAIツールと選び方のポイントを紹介しました。
EAIツールは、企業内にある複雑なデータの連携作業を効率よく行えるだけではなく、開発にかかるコスト削減にも寄与するサービスです。
ただしツールによって連携可能なサービス数や操作性などに違いがあるため、事前の確認が必要です。
記事で紹介した情報をもとに、導入するEAIツールを選んでみてはいかがでしょうか。
参考にしたサイト
【2024年版】EAIツール13選を比較!ETLとの違いも解説|ITトレンド
EAIツール 10製品をまとめて比較!|ITトレンド
【2024年版】EAIツールおすすめ9選を一覧で比較!メリットや選定ポイントは?・無料あり – NotePM
【2024年】EAIツール比較7選!導入メリットやおすすめ製品の選び方
データ連携ツールの比較7選。EAIをタイプ別に紹介|アスピック
EAIツールおすすめ比較!機能や選び方・導入メリット | BOXIL Magazine
EAIツールのおすすめ5選を比較【2024年版】 – ITツール・Webサービス比較サイト| STRATE[ストラテ]
EAIツール8選を徹底比較|機能や選び方も解説 | IT製品比較
EAIツール6選|システム間のデータ連携を効率化 | QEEE