コンテンツターゲット広告で獲得件数を4倍にした事例から学ぶ実践テクニック

様々なインターネット広告の中で、利用している広告主は多くないけれど、実は費用対効果を合わせやすく、新規ユーザ発掘に繋がりやすいインターネット広告、それがGoogleコンテンツターゲット広告です。

Googleコンテンツターゲット広告は知る人ぞ知る広告であるため、仕組みが分からず、どんな効果が出るかも分からないという人はまだまだ多いのではないでしょうか。
そのような悩みをお持ちの方に、こちらではGoogleコンテンツターゲット広告の事例やGoogleコンテンツターゲット広告の基本事項など、分かりやすく説明いたします。

私はGoogleコンテンツターゲット広告がリリースされた当初から運用してきました。コンテンツターゲットの獲得件数をリスティング広告の約4倍にしたこともあり、その中で培った効果的な手法などを、この記事をご覧のあなたにお伝えできればと思います。

この記事を読んでわかること


コンテンツターゲット広告で
獲得件数4倍を実現した事例をご紹介

コンテンツターゲット広告の基本概要については後述しますが、まずはコンテンツターゲット広告でどのような効果が得られるのか、簡単にお話します。

コンテンツターゲット広告で成功を収めている広告主は、業界は違えど配信すべきターゲットユーザーを深くまで考えて実施しています。詳細は後述致します。

ターゲットユーザーを深く考えて、私が配信した結果が下記の図になります。
顧客単価がだいたい1万円を超える高額商品を取り扱う通販サイト様の事例です。

クリック数はリスティング広告の約1.7倍、獲得件数は約4倍、それでいて獲得単価は70%とリスティング広告に比べても非常に良い結果となりました。
リスティング広告は今やどの企業でもすぐに実施でき、競合する企業が増えてきておりますが、コンテンツターゲット広告はやり方によってはどこの企業も配信できていない広告枠に配信できる可能性が高いため、このような結果に繋がりやすくなります。

図1)リスティング広告とコンテンツターゲット広告 実績比較
※リスティング広告の数値を100%に設定

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コンテンツターゲット広告 基本概要

上記の事例に至るまでのテクニックに関しては次の項でお話しするとして、まずはコンテンツターゲット広告の概要をご説明致します。こちらに関しては、すでにご存じの方は飛ばしていただいても構いません。

コンテンツターゲット広告とは、リスティング広告のようにキーワードを登録し、そのキーワードと関連性の高い内容が記載されているサイトに広告を配信する手法です。
登録できるキーワードは先述の通り、競合名や自社サービスと直接的には関係のないキーワードでもなんでも登録できるため、配信できるサイトはターゲットユーザを考えれば考えるだけ広げることが可能です。

コンテンツターゲット広告の配信の仕組みは下記の図の通りです。Googleのシステムが登録キーワードとサイトの内容を自動で判別して配信してくれます。

図2)コンテンツターゲット広告の配信の仕組み
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コンテンツターゲット広告で効果を出す
実践テクニック

では、コンテンツターゲット広告を実施する前にどのように始めれば良いのか、そこに論点を置いてお話いたします。
先ほど、コンテンツターゲット広告は配信すべきターゲットユーザーを深くまで考えることで成功に繋がりやすいとお伝えしました。

ターゲットユーザーに近いであろう層を深くまで考えたのが、下記の事例になります。
どの事例も、そのサイトを閲覧しているユーザーすべてがターゲットにはならないでしょうが、ターゲットユーザーになり得るユーザーが多いと考えられるサイトであり、リスティング広告では接触できない新規ユーザーに配信して成功した例になります。

図3)広告主とコンテンツターゲット配信サイト例
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この他にも、下記のような例があります。
転職を考えているユーザーは転職情報サイトだけでなく、履歴書の書き方に関するサイト、面接のコツについて記載されているサイト、転職成功者のブログなど様々なサイトを閲覧していると考えられます。
コンテンツターゲット広告はそのようなサイトに広告を配信できる手法です。

どのような業界であれ、ターゲットユーザーがどのような思いでどのようなサイトを閲覧しているかをイメージすることがコンテンツターゲット広告成功の秘訣となります。

とはいえ、いきなりイメージを膨らませるのは難しいと思います。まずは、自分が自社サービスのターゲットユーザーだったら自社サイト以外にどのようなサイトを閲覧するだろう、どのようなキーワードで検索するだろうという観点で考えていただければと思います。

化粧品通販のターゲットユーザーなら、化粧品のサイトだけでなく、肌の悩み、メイク、エステ、コスメ雑誌、サプリメントなどのサイトも閲覧しているでしょう。

家庭教師のターゲットユーザーなら、家庭教師のサイトだけでなく、塾、受験、偏差値、センター試験、過去問などのサイトも閲覧しているでしょう。

どうしてもイメージを膨らませるのが難しいという方は、自社の競合にあたる社名、サイト名、商品名、サービス名を挙げてみて下さい。
コンテンツターゲット広告は競合サイトには広告を配信できませんが(競合サイトにGoogleの広告枠があればできますが、まずないでしょう)、競合に関する情報が記載されているサイト(比較サイトや口コミサイト、ブログなど)には広告を配信できるため、競合サービスを検討しているユーザーに自社サービスの広告を配信できます。

 

私もこの手法で様々な広告主の売上を伸ばしてきました。
この方法は比較的容易で競合サービスを検討しているユーザーに配信できるので獲得効率も良い結果が出ております。

具体的なキーワードを考える際には、GoogleAdwordsの管理画面の「運用ツール」タブ内にある「ディスプレイキャンペーンオプティマイザー」というツールを利用するのも非常に有効です。

ターゲットユーザーが閲覧すると考えられるサイトに関連するキーワードを入れると、コンテンツターゲット広告が配信されやすい登録キーワード候補などの情報がサクっと出てきます。これを元にキーワードをどんどん登録していき、リスティング広告のように効果の良し悪しに応じてキーワード毎に入札調整をしていくのも良いでしょう。

図4)ディスプレイキャンペーンオプティマイザー使用例:キーワード「コスメ」と入れた場合
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まとめ

いかがでしたでしょうか。コンテンツターゲット広告についてご理解頂けましたでしょうか。
Googleコンテンツターゲット広告を始めることで、ターゲット層ではあるものの今までリーチできなかった新規ユーザーに接触できる可能性は非常に高く、今まで苦労していた新規ユーザー発掘には抜群の効果を発揮するでしょう。

ぜひ、ご活用下さいませ。

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