

ABテストツールとは、WebサイトをA・Bパターンの2つに分け、どちらのパターンが効果的かを測定できるシステムです。
しかし、ABテストができるだけではなく、ヒートマップ分析やEFO(入力フォーム最適化)などにも対応しているなど、ツールによって機能面が異なるため、何を選べばいいかわかりにくいかと思います。
本記事では、おすすめのABテストツール7選と、選び方のポイントについて紹介します。本記事を参考にすることで、自社の要望に最適なABテストツールを効率的に見つけられます。
ABテストツールの選定基準は、「ABテストツール 比較」で検索してでてきた上位8記事分の情報から、紹介頻度の高いABテストツールを選び、ITreviewのレビュー数順にまとめています。
※本記事に掲載しているレビューはITreviewに許諾を得て掲載しています。
※レビューや評価などは2023年2月時点のものです。
※Leader、High Performerのバッジは、ITreviewで満足度の高い製品にHigh Performerを、満足度・認知度が共に高い製品にLeaderが付与されています。最新の受賞製品一覧はこちら
目次
Flipdesk/株式会社フリップデスク


初期費用 | ■ライトプラン:0円 ■スタンダードプラン:50,000円 |
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料金プラン | ■ライトプラン:月額8,000円 ■スタンダードプラン:月額50,000円 |
主な機能 | ・ターゲティング ・レポート ・A/Bテスト ・表示回数制限 ・チャット |
導入企業 | 株式会社EVERING、株式会社シーオーメディカル、アズワン株式会社、株式会社キャリアカレッジジャパン、株式会社三越伊勢丹 など |
導入社数 | 1,300社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
WEBマーケティングになくてはならない「最高の相棒」です。
まずコスパが抜群です!導入3か月で初期費用も回収しました。ランニング費用も安価なので使い続けたいツールです。
最初はサポートいただきながらシナリオを作成しましたが、意外と簡単にできた印象です。
テンプレートも結構豊富で、WEB企画担当者でも簡単に活用できました。
導入前の説明では推しポイントではなったようですが、あれだけあれば十分だと思いました。
その後はトライアンドエラーで施策を重ねましたが、ディスプレイ広告と違い、
サイト内のポップアップは何度実施してもタダなので(笑)
手当たり次第にABテストをしました。おかげで早い時期に当たり施策を見つけることができました。
きめ細かい対応に驚き。
管理画面のUIのわかりやすさのみならず、サポートチームのきめ細かい対応は契約延長の決め手の一つでした。
自分一人でシナリオの設定は出来ますが、第三者の意見としてバナーの見え方に関するアドバイスをしていただけたり、
さらにより良いシナリオの配信方法を一つひとつ検討・提案してくださいます。
ビジネスの状況に応じたシナリオ配信を行うことができるので、使い勝手がいいと感じています。
引用元:ITreview
Googleオプティマイズ/Google LLC(2023年9月30日でサービス終了予定)


初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | ■オプティマイズ(初めて利用される中小企業):無料 ■オプティマイズ 360(大企業、高度なテストが必要なケース):要問合せ |
主な機能 | ・A/Bテスト ・A/B/nテスト ・多変量テスト ・リダイレクト テスト ・サーバーサイド テスト |
導入企業 | 要問合せ |
導入社数 | 要問合せ |
※Googleオプティマイズは2023年9月30日でサービスが終了する予定です。
参考:Google オプティマイズのサポート終了 – Optimize ヘルプ
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
ABテストをするならOptimize一択
「このページを訪れたユーザーのみを分母としたテスト」など、検証したい内容に対して細かくカスタマイズしたテストを実施できる。
Google広告との連携がどのツールよりも簡単
Google OptimizeはGoogleサービスであるため、Google広告の運用時のABテストにおいて費用対効果を高める役割を果たしています。またテストの評価指標の種類が豊富で、サンプル数が少ないテストにおいては「スクリーンビュー数」、「セッションあたりの閲覧ページ数」、「平均セッション継続時間」など、他のオプティマイズツールにはないモノが有効です。
合わせて、テスト結果をGoogleAnalyticsへ反映させることができる、カスタムレポート機能を使えばツールを横断したレポート作成できるので、google広告を運用する上で欠かせられないツールです。
引用元:ITreview
Ptengine/株式会社Ptmind


初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | Experience ■Free(3,000PVまで):無料 ■Growth(3,000PV~):月額7,980円~ ■Premium(大規模サイト対応):従量課金 |
主な機能 | ・A/Bテスト ・ノーコードサイト編集 ・パーソナライゼーション ・Web接客 ・Insightヒートマップ連携 |
導入企業 | アットホーム株式会社、株式会社イーブックイニシアティブジャパン、さくらフォレスト株式会社、RIZAP株式会社、株式会社インフラトップ など |
導入社数 | 利用者数200,000人以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
客観的な視点でサイト改善を行えるツール
主にABテストと、ヒートマップ検証で使用しています。
使いやすいのでテスト回数が増えました。[優れている点・好きな機能]
・定性的だけでない、結果の分かりやすさ
→例えば、データ分析でクリック数や流入元もチェックできるなど、定量的にも検証できる
→同じページを条件を変更して(例えば、新規と再訪)横並びで比較できる・テストページ作成の簡単さ
→HTMLやCSSの知識が浅くても、感覚的に作成できる
→テスト条件やレポート分析の切り口の設定がしやすい・質問にすぐ回答してくれるチャットサービス
→少し込み入った質問でも、1時間ぐらいで返事をもらえる解決のしやすさ
様々な施策を打ちだし、検証しやすいツールです。
①ABテスト機能
弊社では主にLPページのABテストにてこちらの機能を使わせていただいています。リスクを最小限に抑えて検証できるため、非常に助かっております。
他にも様々なABテストの実施が可能なため、施策検証にとても役立っています。
②ポップアップ機能
LPページの離脱時やサイト訪問時にポップアップを出す機能ですが、表示タイミングや停止タイミングを細かく設定でき、かつクリエイティブの大きさを自由度高く設定できるため大変助かっています。③バナー設定機能
サイト内にCVポイントがなかったりCV動線が悪かったページに対しバナーを固定することでCV増に繋げることができた機能です。設定の自由度が高くとても助かっています。④その他
LPページ作成機能やヒートマップ分析機能など、他にも様々な機能がありPDCAを大きく回し施策検証ができるため大変助かっています。
引用元:ITreview
SiTest/株式会社グラッドキューブ


初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | ■トライアル(計測可能PV数 30,000PV、ドメイン数 2ドメイン):無料 ■ASK:要問合せ |
主な機能 | ・A/Bテスト機能 ・多変量テスト ・ヒートマップ解析 ・パーソナライズ機能 ・EFO(エントリーフォーム最適化) |
導入企業 | プレミアアンチエイジング株式会社、株式会社バルクオム、株式会社KADOKAWA、アヴァンス法務事務所、株式会社これから など |
導入社数 | アジア700,000サイト以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
価格は高いが価値はある
ABテストツールは複数利用しているが、Sitestがその中では1番、ABテストのエディター機能が優れていると感じる。
他社ツールは、ノーコードといいつつ、結局コードを書いて調整しなければいけないことが多いけど、サイテストはコードを書く必要性がほばない。
ヒートマップも機能が充実していて、例えば、スマホで拡大縮小した場所までわかるため、拡大をよくされらコンテンツは視認性が悪く、かつ読みたいとユーザーに思えて貰えている箇所のため、ここを修正することで離脱防止に繋がった。
たくさんのエビデンスから、効果検証を進められるのでありがたい。
ABテストのハードルが下がりテスト開始までの時間を短縮できた
今までABテストをするために、制作チームにLPを複製して広告入稿の設定を調整したりしていたが、SiTestを使えばABテストする素材やテキストを用意しておくだけで即時開始できる。
今まで制作チームのリソースも負担がかかっていたが、すごくハードルが下がるし、スピード感を持ってPDCAを回せるので結果が出やすいので入れて良かった。
ヒートマップも他社のを契約していたが、SiTestの方が詳細に分かり比較もしやすいので他社は解約しました。
引用元:ITreview
Juicer/ログリー株式会社


初期費用 | 無料 |
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料金プラン | ■基本プラン:無料 ■各種オプション データ活用:月額200,000円~ レポートダウンロード:月額50,000円~ |
主な機能 | ・A/Bテスト ・ペルソナ分析 ・BtoB分析 ・リードスコアリング ・ポップアップバナー |
導入企業 | トヨタホーム株式会社、株式会社ローソン、株式会社NTTドコモ、リンナイ企業株式会社、株式会社SABON Japan など |
導入社数 | 国内導入サイト40,000件以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
無料で使える優良WEBマーケティングツール
サイト訪問者について、GAを利用していましたが、Juicerを入れてからどんな方がどれくらい訪れているのか視覚的に判断できるのでネクストアクションが取りやすくなりました。
また、ポップアップ機能も無料で利用できるのでキャンペーン時は利用させていただいてます。
ここまで無料で使えるツールはなかなかないと思います。
流入ユーザーを可視化する分析ツール
ユーザー属性を男性なら男性のイラスト・女性なら女性のイラストで表現し、どこの地域からの
流入なのかが分かります。
また、企業のIPアドレスを基に流入している企業/学校なども分かります。
どんなペルソナ像が平均的に多いのかも自動で分析してくれます。サイトにバナーを設置及びABテストもできる。
NPS調査もできる。
など、簡単なMAツールのような使い方もできます。
万能でありながら、シンプルに使える高性能分析ツールです。
しかも基本は無料!広告配信及び詳細レポートが欲しい場合に有料となります。
ユーザーデータでリスティング広告を行うか?どうかで有料版/無料版を決める事ができます。
引用元:ITreview
VWO/株式会社アッション


初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | ■PROプラン:月額50,000円~ (他プランは要問合せ) |
主な機能 | ・ABテスト ・ヒートマップ ・マウストラッキング ・スプリットURLテスト ・多変量テスト |
導入企業 | 株式会社リクルート住まいカンパニー、オルビス株式会社、株式会社協和、スローガン株式会社 など |
導入社数 | 世界6,000社、国内500社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
サイト改善実施に役立つツール
A/Bテストはもちろん、ヒートマップツールやユーザーのページ上での動きなどグーグルアナリティクスだけではわからないデータも取れるので、サイトやページ改善には欠かせないツール。
通常、こうしたツール導入は他部署との連携が必要だったりするが、タグを入れ込むだけなのでマーケ部門で完結するのも便利。
手軽なA/Bテスト導入を図る際に
A/Bテストのためにエンジニアにシステム実装を依頼しなくても、タグさえ埋め込んでしまえば、ツール上の操作だけでA/Bテストを試すことができる。多少はHTMLやCSSの知識は必要だが、文言や配置の変更くらいのA/Bテストを試すなら、WEB運用担当者の技術レベルでも手軽に実行できる。
引用元:ITreview
Adobe Target/アドビ株式会社


初期費用 | 要問合せ |
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料金プラン | 要問合せ |
主な機能 | ・A/Bテスト ・多変量テスト ・マルチアームドバンディットテスト ・パーソナライズ機能 ・webサイト最適化 |
導入企業 | Vodafone、Sprint、Philips、ソニー銀行株式会社、三井不動産株式会社 など |
導入社数 | 要問合せ |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
使いやすいUI。Adobe製品間での互換性が高い。
優れている点・好きな機能
・コーダー、デザイナーでなくてもABテストの設定や、期間限定表示などの設定が可能。
・ページの緊急修正が入る場合は一時的にAdobeTarget(以降AT)を使用することで即座にページ変更が可能。
・テストの開始タイミングや終了タイミングを決められるため、予約設定ができる。
・Adobe Analytics(以降AA)との互換性が高く、AAで設定した独自の指標などを追ったテストができる。その理由
・誰でも使えるため、業務の俗人化が防げる。
・FTPで管理しているページなど修正するには逐一サーバーアップが必要のため修正には工数がかかる。
その点急ぎの修正などで一時的にATを使ってページを変更しておくとコーダーも焦ることなく修正ができる。
・00時から始めたいテストやMTGと被っていてもスケジュールを設定しておけば自動でテストが開始、終了できるため
手動によるミス防止に繋がる。
・AAで追っている独自の指標でABテストができるため、より細かいところまでテスト設計が可能。
引用元:ITreview
ABテストツールの選び方のポイント3つ
最適なABテストツールを選ぶためには、以下のポイントを基準にしてみましょう。
- 使用する目的に合った機能があるか
- サポート体制があるか
- 外部システムと連携できるか
ABテストツールによって、機能や料金などが異なりますが、まずは上記3点を確認してみると選びやすくなります。
使用する目的に合った機能があるか
ABテストツールを使用する目的に合った機能が備わっているか確かめましょう。
細かくセグメント設定が行えたり、複数の比較対象でABテストができる多変量テスト(A/B/nテスト)など、ツールによって機能性が異なります。
もし、ABテストのみ必要としているのであれば、ABテスト専用ツールを選ぶのがおすすめです。
Webサイト全体のコンバージョン率を向上させたいのであれば、CROに活用できる機能(ヒートマップ機能やEFOなど)を有したABテストツールを選ぶのが向いています。
参考:おすすめのEFOツール9選を厳選比較!選び方のポイントも紹介
ABテストツール比較おすすめ10選!メリットや選び方を解説 | BOXIL Magazine
サポート体制があるか
何かトラブルがあった時にでもサポート対応してくれるABテストツールのベンダーを選びましょう。
ツール導入時に問題が発生した場合、技術的なサポートが必要になります。
サポートスタッフによる無料相談やテクニカルなサポートが受けられるベンダーもあるため、社内で技術的な知見が無い場合は、ツール選びの際にサポート体制が充実しているかチェックするべきです。
外部システムと連携できるか
すでに自社でシステムを導入している場合は、そのシステムがABテストツールと連携できるか確かめましょう。
たとえば、ABテストツールによっては、ヒートマップツールやDMP(データマネジメントプラットフォーム)、Google広告などと連携できるものがあります。
連携せずにABテストツール1つで様々な分析ができるものもありますが、すでに外部システムでナレッジが蓄積されている場合、そのシステムと問題なく連携できるABテストツールを選んだほうが、よりスムーズに測定することが可能です。
参考:ABテストツールとは?おすすめ16選徹底比較|機能やメリット|デジタル化の窓口
まとめ
本記事では、おすすめのABテストツール7選と、選び方のポイントについて紹介いたしました。
ABテストツールは、どのページがよりコンバージョンに結びやすいかを測定してくれる便利なものです。
しかし、ツールによっては多くのページをテストできたり、ヒートマップやEFOなどのABテスト以外の機能が備わっている場合があり、どのツールを選べばいいか迷われる方も多いでしょう。
そのため、まずは以下3点を基準に選定をすれば、自社に最適なABテストツールを見つけることができます。
- 使用する目的に合った機能があるか
- サポート体制があるか
- 外部システムと連携できるか
本記事ではおすすめのABテストツールの特徴や料金プラン、ITreviewの口コミなどを紹介しているため、導入時はぜひ参考にしてください。
参考にしたサイト
【2023年版】ABテストツール おすすめ9選を徹底比較! – NotePM
ABテストとは?おすすめツール6選、機能と料金を比較! | Web幹事
ABテストツール比較おすすめ10選!メリットや選び方を解説 | BOXIL Magazine
ABテストとは?目的やテストの流れ、便利な無料・有料ツールを紹介|ferret
【最新比較】おすすめABテストツール13選を徹底解説!無料で充分? – 起業ログ
ABテストツールとは?おすすめ16選徹底比較|機能やメリット|デジタル化の窓口
ABテストツール7選|機能・料金を徹底比較|アクセス解析ツール「AIアナリスト」ブログ
ABテストツールの「失敗しない選び方」完全ガイド 〜無料から有料までプロが徹底比較〜|MarTechLab(マーテックラボ)
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