サイバー攻撃による被害は増加傾向にあります。
サイバー攻撃から自社のシステムを守るために「対策ソフトを導入したい」と考えている方もおられるのではないでしょうか。
そこで本記事ではおすすめのサイバー攻撃対策ソフトを厳選し、特徴や料金などのポイントをまとめました。
特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
なお本記事では重要度を客観化するため、サイバー攻撃対策ソフトを紹介している10個のまとめ記事を調査しました。出現頻度をスコアリングし、出現頻度の高いものから順に紹介しています。
※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年4月時点のものです。
目次
- <比較表>サイバー攻撃対策ソフトおすすめ15社
- 1.BLUE Sphere/株式会社アイロバ
- 2.SKYSEA Client View/Sky株式会社
- 3.攻撃遮断くん/株式会社サイバーセキュリティクラウド
- 4.SentinelOne/SentinelOne Japan 株式会社
- 5.Symantec Endpoint Security/SB C&S株式会社/Broadcom Inc.
- 6.Cloudbric WAF+/ペンタセキュリティ株式会社/クラウドブリック株式会社
- 7.Cloudflare/Cloudflare Japan株式会社
- 8.jamf protect/Jamf Japan合同会社
- 9.AppGuard/株式会社Blue Planet-works
- 10.Intercept X Endpoint/ソフォス株式会社
- 11.Cybereason EDR/サイバーリーズン・ジャパン 株式会社
- 12.EISS/株式会社セキュアイノベーション
- 13.AppGuard Small Business Edition (SBE)/株式会社Blue Planet-works
- 14.Capy CAPTCHA/Capy株式会社
- 15.EXOセキュリティ/株式会社JIRAN JAPAN
- その他おすすめのサイバー攻撃対策ソフト
- サイバー攻撃対策ソフトの選び方
- サイバー攻撃対策ソフトに関するよくあるご質問
- まとめ
<比較表>サイバー攻撃対策ソフトおすすめ15社
本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
1.BLUE Sphere/株式会社アイロバ
BLUE Sphere – 総合セキュリティ型 クラウドWAFサービス
- 3層の多層防御を施すことでWebサイトを攻撃リスクから守ってくれる
- 料金体系は3か月ごとの平均トラフィックを基準にしているため、通信の最大値に課金するサービスに比べてリーズナブル
- 三井住友海上のサイバーセキュリティ保険が自動付帯でついてくる
初期費用 | なし |
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料金プラン | 3ヵ月総データ量~1,004TB:45,000円/月 3ヵ月総データ量~5,022TB::78,000円/月 3ヵ月総データ量~10,044TB::154,000円/月 |
主な機能 | WAF DDoS防御 改ざん検知機能 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
2.SKYSEA Client View/Sky株式会社
SKYSEA Client View│ITセキュリティ対策とリスクの発見を支援
- 目的別にアレンジされた管理メニューや一目でわかる表示、初めてでも使いやすい操作性
- オンプレミス版で管理台数最大50,000台、クラウド版でも最大20,000台までの大企業での利用にも耐えうる製品仕様
- ウイルス対策ソフトやプリンター、勤怠管理、EDRシステムなど様々なシステムとの連携ができる
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ランサムウェア ばらまき型攻撃メール DDoS攻撃 不正アクセス 標的型攻撃 |
導入企業 | 国立病院機構 西新潟中央病院 アンダーデザイン株式会社 コネクシオ株式会社 長野県 中野市 ホテルモントレ株式会社 など |
導入社数 | 21,414ユーザー 1,125万2,894クライアント |
3.攻撃遮断くん/株式会社サイバーセキュリティクラウド
- 導入サイト数が20,000を超える日本国内シェアNo.1のクラウド型WAF
※ デロイト トーマツ ミック経済研究所「外部脅威対策ソリューション市場の現状と将来展望 2023年度」 - 開発、運用、サポートのすべてを自社で国内対応している
- 導入実績が多く、誤検知データをどこよりも多く分析しているため精度の高いセキュリティ対策を実現
初期費用 | 全プランあり 詳細は要問い合わせ |
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料金プラン | DNS切り替え型 Webセキュリティタイプ ・1サイトプラン:10,000円/月 ・Webサイト入れ放題プラン:180,000円/月 DDoSセキュリティタイプ ・1サイトプラン:15,000円/月 ・Webサイト入れ放題プラン:250,000円/月 エージェント連動型 サーバセキュリティタイプ ・ベーシックプラン:40,000円/月 ・サーバー台数無制限使い放題プラン:800,000円/月 ※税抜 |
主な機能 | ブルートフォースアタック SQLインジェクション クロスサイトスクリプティング ディレクトリトラバーサル OSコマンドインジェクション 改行コードインジェクション コマンドインジェクション LDAPインジェクション ファイルインクルード URLエンコード攻撃 その他のWeb攻撃 DDoS攻撃 Web改ざん検知 |
導入企業 | 清水建設株式会社 株式会社いえらぶGROUP 株式会社浜銀総合研究所 グリニッジ株式会社 全国信用金庫厚生年金基金 など |
導入社数 | 20,000サイト以上 |
4.SentinelOne/SentinelOne Japan 株式会社
SentinelOne – 先進のエンタープライズサイバーセキュリティAIプラットフォーム
- Fortune10の半数の企業が導入するAIセキュリティプラットフォーム
- 進化し続けるサイバー攻撃のスピードを超えて対策を講じるために、先回りして脅威に備える専用AIを搭載した自立型サイバーセキュリティ
- 2023年のエンドポイント保護プラットフォーム分野のマジッククアドラントのリーダーに選出されるなど、数々の賞の受賞歴を持ち、世界的に信頼されているシステム
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | 標的型攻撃対策 ウイルス対策 不正侵入検知・防御 エンドポイント脅威対策 インシデントレスポンス フォレンジック EDR |
導入企業 | Sequoia Financial Group Limited 株式会社日立コンサルティング TGI Friday’s Inc. Norwegian Air Shuttle ASA. など |
導入社数 | 要問い合わせ |
5.Symantec Endpoint Security/SB C&S株式会社/Broadcom Inc.
Symantec Endpoint Security|シマンテックセールスセンター(Symantec)
- 金融、通信、自動車業界における世界トップ10の全企業のセキュリティ保護を行っているセキュリティパッケージ
- クラウドで管理することにより、テレワークなどで従業員が働く場所が分散してもセキュリティ対策が可能
- 世界9か所のオペレーションセンターで1億7千万台のエンドポイントをAIを活用して保護している
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | マルウェア メモリエクスプロイト緩和 標的型攻撃 EDR ふるまい検知 ファイアウォール アプリケーション制御 Active Directory保護 脆弱性評価 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
6.Cloudbric WAF+/ペンタセキュリティ株式会社/クラウドブリック株式会社
Cloudbric WAF+|Cloudbric(クラウドブリック)
- 攻撃検知における特許技術や、AIの特許技術を用いたWAFサービス
- エージェントやモジュールのインストールが不要な3つのプロセスで申し込みができ、誰でも簡単に使えるダッシュボードやUI
- 導入時と導入後の運用時に、導入企業ごとにセキュリティエキスパートのマネージドセキュリティサービスが付帯
初期費用 | 68,000円~ |
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料金プラン | 28,000円/月~ |
主な機能 | WAF DDoS攻撃 SSL証明書 脅威IP遮断 悪性ボット遮断 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
7.Cloudflare/Cloudflare Japan株式会社
- 個人からグローバルでも最大規模の企業まで対応できる世界中で使えるコネクティビティクラウド
- 特定のクラウドプロバイダーに準拠しない仕組みで世界のインターネットトラフィックの20%、日次で1820億の脅威をブロックし機械学習している
- グローバルネットワークはクライアントごとの専用レーンで310以上の都市にデータセンターがあるため、インターネットより高速で低遅延でサービス提供が可能
初期費用 | なし |
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料金プラン | Free:0ドル/月 Pro:20ドル/月 Business:200ドル/月 Enterprise:要問い合わせ |
主な機能 | WAF DDoS攻撃対策 Enterprise DDoS Mitigation True Client IPヘッダー Spectrum(TCP/UDP向け) 静的IP、専用IPエニーキャスト コメントスパム対策 コンテンツスクレイピング対策 ドメインの保護 Page Shield CAPTCHA/JS Challenge ボット対策モード スーパーボットファイトモード DNSファイアウォール |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
8.jamf protect/Jamf Japan合同会社
Jamf Protect:Mac向けエンドポイントセキュリティとマルウェア対策
- MacなどAppleデバイスに内蔵されたセキュリティを強化し、エンドポイントセキュリティを管理するソリューション
- Appleの最新ソフトウェアやソフトウェアの更新に対して即日サポートを提供
- Appleのネイティブフレームワークに準拠するため、CPUやデバイスのバッテリー寿命には影響を与えない設計
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ビジネスプラン 教育機関向けプラン それぞれ要問い合わせ |
主な機能 | 既知のマルウェア アドウェア ランサムウェア コマンド&コントロール(C&C)トラフィック 危険なドメイン コンテンツフィルタリング&セーフインターネット ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA) |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
9.AppGuard/株式会社Blue Planet-works
- 過去の脅威情報に依存しない、全てのプロセスは既に何らかの形で侵害されていると仮定する独自の「ゼロトラスト」の発想で発症や改ざんを防止
- 定義ファイルの更新やディスクスキャンが不要でデバイスに負担をかけずにセキュリティ対策ができる
- WindowsOSに特化して研究開発されたセキュリティソリューション
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 1ライセンス6,000円~ Enterprise:要問い合わせ SBE:要問い合わせ Solo:要問い合わせ Industrial:要問い合わせ |
主な機能 | ゼロトラスト型 マルウェア起動阻止 改竄処理防止 プライべートフォルダ ランサムウェア対策 |
導入企業 | 諏訪信用金庫 PCIソリューションズ株式会社 全日本空輸株式会社 戸田建設株式会社 株式会社カクダイ nado |
導入社数 | 要問い合わせ |
10.Intercept X Endpoint/ソフォス株式会社
- 特許を取得しているCryptoGuard テクノロジーが新しい亜種やランサムウェア攻撃などを検出して阻止する
- Microsoft Windowsを基盤にした60以上のエクスプロイト対策が施されたセキュリティシステム
- Windowsだけでなく、Appleやモバイルデバイス、タブレットなどの主要なOSで利用できる
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ユニバーサルランサムウェア対策 エクスプロイト対策 ファイルレス攻撃 適応型攻撃防御 ゼロデイ攻撃 ハンズオンキーボード攻撃 フィッシングサイト マルウェア対策 アプリケーションロックダウン 悪意のあるトラフィックの検出 ファイル整合性の監視 (FIM) 不要と思われるアプリ (PUA) 侵入防御システム (IPS) |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
11.Cybereason EDR/サイバーリーズン・ジャパン 株式会社
- ネットワーク環境内で活動するサイバー攻撃をAI検知し管理画面で直感的に可視化・対処するサイバーセキュリティプラットフォーム
- 100%は防げない侵入防止対策ではなく、侵入を前提として侵害の検知と迅速な対応を行う視点のエンドポイントソリューション
- イスラエル軍の諜報部隊でサイバーセキュリティを担当したメンバーによって開発された軍事レベルのサイバー攻撃対策ソフト
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | 振る舞い検知 静的バイナリ解析 ファイルレスマルウェア 予測型ランサムウェア 脆弱性をついた攻撃(エクスプロイト) 悪意のあるPowerShell(ファイルレスマルウェア) 悪意のある操作(Malop) 従来型アンチウイルス |
導入企業 | 株式会社ISTソフトウェア 社団福祉法人あじろぎ会 宇治病院 株式会社ウッドワン アスクラピウス株式会社 SCSK株式会社 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
12.EISS/株式会社セキュアイノベーション
サイバー攻撃早期発見サービス EISS(アイズ)で情報漏洩対策・事後対策 – 株式会社セキュアイノベーション
- ウイルス対策ソフトを補完する低コストでの端末からの収集ログを分析レポートするログ管理分析ツール
- 従来型のウイルス対策ソフトでは防げない新種・亜種のウイルスに対して1日1回のログ収集を週次でレポーティングして初動対応の短期化を支援してくれる
- 複数拠点で端末を利用する企業は個々の端末の確認手間が省力化できる
初期費用 | なし |
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料金プラン | PC1台:1,800円/年 ※税抜 |
主な機能 | 揮発性データ インシデント痕跡 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
13.AppGuard Small Business Edition (SBE)/株式会社Blue Planet-works
中堅中小企業様向け|ゼロトラスト型エンドポイントセキュリティ
- 300名以下の中堅企業向けで、組織内の用途や環境ごとにグループ化してユーザーの業務に合わせたセキュリティ環境が構築できる
- 一般的によく利用されているソフトウェアに関するポリシーが初期対応しているため、短期間でセキュリティ体制の構築が可能
- 集中管理機能があるため、システム担当者が少ない企業でも工数少なく導入可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | 要問い合わせ |
導入企業 | 社会保険労務士法人出口事務所 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
14.Capy CAPTCHA/Capy株式会社
- どのウェブサイトにも最新のセキュリティを提供できるSaaS型のリスクベース認証ソリューション
- PCであればドラッグ&ドロップ、スマホであればスワイプで人かBOTかを判別してセキュリティを担保
- それぞれのサイトにマッチした画像やパズル形状などCAPTCHAの種類が変更でき、ピース数を増やしてセキュリティレベルを上げるカスタマイズも可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 従量課金制 ボリューム ディスカウント 長期契約割引 要問い合わせ |
主な機能 | なりすましログイン パスワードリスト攻撃 スパムボット |
導入企業 | 京葉ガス株式会社 株式会社ココカラファイン 大和ハウスフィナンシャル株式会社 株式会社コジマ など |
導入社数 | 要問い合わせ |
15.EXOセキュリティ/株式会社JIRAN JAPAN
- セキュリティだけではなく、情報漏洩対策までカバーできる法人向けエンドポイントセキュリティ
- AVIRAエンジン基盤を搭載した優れた探知率
- リムーバルメディアやWEBサイト、ソフトを通じたファイル持ち出しの遮断で情報資産管理も可能
初期費用 | なし |
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料金プラン | Endpoint protection:5,000円/月 All-in-one protection:10,000円/月 ※税抜 |
主な機能 | アンチマルウエア アンチランサムウェア WEBサイト遮断 脆弱性チェック 個人情報・機密データ保護 画面キャプチャ制御 印刷制御アプリケーション制御 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
その他おすすめのサイバー攻撃対策ソフト
PrimeWAF
Sophos Firewall
Menlo Security
おまかせサイバーみまもり
Proofpoint
Intercept X Advanced with XD
LANSCOPE サイバープロテクション powered by CylancePROTECT
AppCheck
Acronis Cyber Protect Cloud
PC Matic PRO
Symantec Endpoint Detection and Response
i-FILTER×m-FILTER
サイバー攻撃対策ソフトの選び方
サイバー攻撃の対策ソフトは以下の基準に沿って選ばなければ、自社に合わないセキュリティ対策を行ってしまう可能性があります。
- 自社システム・サービスのセキュリティの弱みを補えるか
- 監視・運用サービスがあるか
- ウイルス対策ソフトでは対処できない『未知の脅威』に対応できるか
- 24時間365日のサポートに対応しているか
詳しく解説します。
自社システム・サービスのセキュリティの弱みを補えるか
対策したいサイバー攻撃を理解した上で、自社システム・サービスのセキュリティの弱みを補えるソフトを選びましょう。
近年のサイバー攻撃は巧妙化が進んでおり、包括的に対策するというより、サイバー攻撃の種類に合わせたソフトを導入する必要があります。
そのため、自社のシステム・サービスのセキュリティの脆弱性や弱みを調査した上で、脅威となるサイバー攻撃を明確にする必要があります。
セキュリティの弱みを調査する手順は以下の通りです。
- 経営戦略を行う上で守るべき情報を特定する
- 情報が格納されている場所を把握する
- 発生しうるサイバーセキュリティリスクを考える
例えば『100万人の顧客情報が流出すれば、顧客の信頼を失い経営戦略的に不利になる』などの重要度と危険性を掛け合わせて「守るべき情報」を把握します。
次に起こりうるサイバー攻撃を洗い出します。
以下の表を参考に、サイバー攻撃の種類と対策ソフトの種類を確認しましょう。
特徴 | サイバー攻撃の種類 | 対策ソフト |
---|---|---|
特定のターゲットを狙った攻撃 | ・標的型攻撃 ・ランサムウェア ・Emotet(エモテット) ・ APT攻撃(高度標的型攻撃) ・水飲み場型攻撃 ・サプライチェーン攻撃 ・ビジネスメール詐欺(BEC) ・キーロガー ・ガンブラー攻撃 ・クリックジャッキング ・ドライブ バイ ダウンロード | ・入口対策ソフト※1 ・内部対策ソフト※2 ・出口対策ソフト※3 |
不特定多数のターゲットを狙った攻撃 | ・フィッシング詐欺 ・スミッシング ・ビッシング・リバースヴィッシング ・ゼロクリック詐欺 ・ジュースジャッキング攻撃 ・ディープフェイク(フェイクビデオ攻撃) ・タイポスクワッティング ・中間者攻撃 | ・入口対策ソフト |
サイトやシステムに負担をかける攻撃 | ・DoS攻撃/ DDoS攻撃 ・F5アタック | ・入口対策ソフト ・出口対策ソフト |
脆弱性を狙った攻撃 | ・ゼロデイ攻撃 ・SQLインジェクション ・OSコマンド・インジェクション ・クロスサイトスクリプティング ・バッファオーバーフロー攻撃 ・セッションハイジャック ・セッションID固定化攻撃 ・バックドア ・ルートキット攻撃 ・フォームジャッキング攻撃 ・ドメイン名ハイジャック攻撃 | ・入口対策ソフト ・内部対策ソフト ・出口対策ソフト |
パスワード関連の攻撃 | ・ブルートフォースアタック ・パスワードリスト攻撃 ・パスワードスプレー攻撃 ・クレデンシャルスタッフィング攻撃 | ・入口対策ソフト ・内部対策ソフト ・出口対策ソフト |
※1マルウェア(ウイルス)による内部ネットワークへの侵入を防ぐ対策
※2不正侵入したマルウェア(ウイルス)から機密情報を守る対策
※3不正侵入したマルウェア(ウイルス)による外部感染を防ぐ対策
自社にセキュリティ部門がない、設置する予定もない場合は3つの対策ができるツールを選びましょう。ただし、セキュリティ部門があり、「内部対策はできるけど入り口・出口の対策が弱い」ならそれぞれの強みがあるサービスを選ぶといいでしょう。
監視・運用サービスがあるか
サイバー攻撃の監視・運用には専門的なスキルが必要です。セキュリティ部門のない会社は監視運用サービスがあるかを確認しておきましょう。
サイバーセキュリティの監視ができていないと、攻撃があった場合にすぐに対処できず、被害が拡大する可能性があります。
サイバー攻撃対策ソフトの中には、AI技術で不正アクセスやサイバー攻撃を監視する機能がついているソフトもあります。
攻撃被害を広げないためにも、サイバー攻撃の状況をリアルタイムで監視できる機能がある対策ソフトやサービスを選びましょう。
ウイルス対策ソフトでは対処できない『未知の脅威』に対応できるか
ウイルス対策ソフトでは対処できない「未知の脅威」に対応できるかも重要な選定項目です。
未知の脅威とは新種や亜種のマルウェアのことで、ウイルス対策ソフトでは検知できないような新種や亜種のマルウェアのことです。
未知の脅威はウイルス対策ソフトやパソコンに搭載されているセキュリティを軽々突破するため、セキュリティを強化して対策する必要があります。
サイバー攻撃対策ソフトの中には、不審な動きを検知し、未知の脅威の影響を先読みして対策してくれるものもあります。
マルウェアは1日数万もの数の新種や亜種が開発されており、対策方法が見つからないマルウェアへのセキュリティ強化が大切です。
サイバー攻撃対策ソフトを選ぶ際には、「未知の脅威」への対策として不審な動きを監視する「先読み対策」ができるかを確認しましょう。
参考:サイバーセキュリティ対策ソフトの選び方。ウィルス対策もこれで万全。
24時間365日のサポートに対応しているか
24時間365日のサポートに対応しているかも確認する必要があります。
サイバー攻撃の対策ソフトを使っていても、攻撃を防ぎきれない場合があります。そんな時に「24時間365日のカスタマーサポート」があれば安心です。
サイバー攻撃はいつ起こるかわからないため、不測の事態に対応できるように、24時間365日サポートに対応しているかを確認しておきましょう。
サイバー攻撃対策ソフトに関するよくあるご質問
サイバー攻撃対策ソフトの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.サイバー攻撃対策ソフトの主な機能は何ですか?
A.主な機能には、マルウェア対策、DDoS防御、エンドポイント保護、ファイアウォール、ウイルススキャン、改ざん検知、脅威インテリジェンスなどがあります。詳しくは提供元にお問い合わせください。
Q.サイバー攻撃対策ソフトの導入により、どのようなセキュリティリスクを軽減できますか?
A.サイバー攻撃対策ソフトの導入により、マルウェア感染、ランサムウェア攻撃、不正アクセス、データ漏洩、DDoS攻撃、フィッシング詐欺など、さまざまなセキュリティリスクを軽減することができます。詳しくは提供元にお問い合わせください。
Q.サイバー攻撃対策ソフトの料金相場はどのくらいですか?
A.料金相場は、基本プランで月額1,800円~10,000円程度が一般的です。企業規模や必要な機能により、初期費用や月額料金が異なります。詳細は提供元にお問い合わせください。
まとめ
この記事では、サイバー攻撃の対策ソフトの選び方やおすすめソフトについて解説しました。サイバー攻撃にはさまざまな種類があるので、自社で対策したいサイバー攻撃を明確にした上で、それに合ったソフトを導入しなければなりません。
- 自社システム・サービスのセキュリティの弱みを補えるか
- 監視・運用サービスがあるか
- ウイルス対策ソフトでは対処できない『未知の脅威』に対応できるか
- 24時間365日のサポートに対応しているか
これら4つの基準を元に、自社に合ったサイバー攻撃対策ソフトを利用しましょう。
サイバー攻撃に使われるマルウェアは毎日数百の新種・亜種が誕生しており、従来のウイルスソフトやセキュリティソフトでは対策しきれません。
これからはマルウェアをシステムに入らせない「入口対策」、システム内で悪さができないよう取り締まる「内部対策」、内部情報を持ち出させない「出口対策」が必要です。
ただ、中には「Webサイトの改ざん」や「DDoS攻撃によるサーバー遅延・システムダウンを防ぎたい」など、特定の攻撃から自社サイトを守りたいと考えている方もおられるでしょう。
その場合は「入口・内部・出口」の3つの対策は必要ありません。改ざん検知に対応したソフトやDDoS攻撃に特化したソフトを使えば問題ありません。
参考にしたサイト
サイバー攻撃対策製品 15製品をまとめて比較!|ITトレンド
【2024年】サイバー攻撃対策ソフトおすすめ15選!導入メリットや製品を比較
【2024年06月】サイバー攻撃対策ソフト人気ランキング|満足度や口コミ・評判を調査 | ボクシルSaaS
【2024年版】サイバー攻撃対策ツール31選徹底比較!選定ポイントも紹介|ITトレンド
【2024年版】標的型攻撃対策ツールおすすめ19選を徹底比較! – NotePM
【2024年】EDRのおすすめ10製品(全38製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
標的型攻撃対策ツール26選比較!導入メリット・サービスの選び方 | BOXIL Magazine
エンドポイントセキュリティ比較14選!EDR・EPP製品をタイプ分け | アスピック|SaaS比較・活用サイト
【2024年最新】おすすめセキュリティ対策ソフトウェア7選|株式会社クエスト
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