
ECモールとは、複数の企業や個人が出店し、商品を販売できるオンラインショッピングプラットフォームのことです。
代表的なECモールには、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどがあり、それぞれの手数料や販売条件、集客力に違いがあります。
ECモールを活用することで、自社でECサイトを構築する手間を省きながら、多くのユーザーにリーチできるようになります。最近では、特定の業界・カテゴリーに特化したECモールや、低コストで出店できるプラットフォームも増えており、ビジネスの目的に応じた選択が重要です。
本記事では、おすすめのECモールと、その選び方のポイントを詳しく解説します。
本記事で紹介している7つのECモールについては、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
なお、本記事では各モールの注目度を客観的に判断するために、「ECモール 比較」で検索し、検索上位に表示された紹介サイト7個を調査し、各ECモールを登場回数順に並べました。ぜひ参考にしてください。
※スコアリングや掲載している企業情報などは2025年1月時点のものです。
目次
<比較表>ECモールおすすめ7選
本記事で紹介している7モールの違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
1.Amazon/Amazon.com, Inc.
- 新規で出品すると、広告を無料で試すことができる。
- 買い物をしているアカウントで出品することができる。
- 注文管理や配送を委託したい人におすすめ。
無料プラン有無 | 要問い合わせ |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
手数料 | ■小口出品:100円 ■大口出品:4,900円 ■食品&飲料:80円 ■服:132円 ■ビューティー:79円 ■エレクトロニクス:33円 |
出店数 | 要問い合わせ |
2.楽天市場/楽天グループ株式会社
- 専任のECコンサルタントの支援を行っているのが強み。
- 他店の販売アドバイスを聞くことができるプログラムを用意している。
- 年間国内EC流通総額6兆円の実績を持っている。
無料プラン有無 | 要問い合わせ |
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初期費用 | 初期登録費用:60,000円 |
料金プラン | ■がんばれ!プラン:25,000円 ■スタンダードプラン:60,000円 ■メガショッププラン:月額130,000円 |
手数料 | ■がんばれ!プラン ~50,000円:6.5% ~1,000,000円:6.0% ~5,000,000円:5.5% ~10,000,000円:4.5% 10,000,000円:3.5% など |
出店数 | 56,000店 |
3.Yahoo!ショッピング/LINEヤフー株式会社
- Yahoo!JAPANの各サービスと連携することができるのが強み。
- 自社サイトへ促すことや無料メルマガの配信など自由にプロモーションができる。
- 商品の撮影や画像加工の代行を任せることができる。
無料プラン有無 | 要問い合わせ |
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初期費用 | 0円 |
料金プラン | 要問い合わせ |
手数料 | ■ストアポイント原資負担:1%~15% ■キャンペーン原資負担:1.5% ■アフィリエイトパートナー報酬:1%~50% ■アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬の30% ■ストア決済サービス手数料:決済方法により異なる |
出店数 | 要問い合わせ |
4.au PAY マーケット/auコマース&ライフ株式会社とKDDI株式会社が共同運営
- 決済手数料が制約手数料に含まれているため、料金がわかりやすいのが特徴。
- auユーザーからの集客を期待できる。
- 他モールに出品している商品も一括で登録可能。
無料プラン有無 | 要問い合わせ |
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初期費用 | 0円 |
料金プラン | ■コミコミ出店プラン:5,280円 ■コミコミ出店プランスタンダード:10,780円 ■コミコミ出店プランプレミアム:21,780円 |
手数料 | レディースファッションなど 1,000,000円以下:9.0% 3,000,000円以下:8.8% 5,000,000円以下:8.5% 10,000,000円以下:7.8% 50,000,000円以下:7.2% 50,000,000円超:6.5% など |
出店数 | 要問い合わせ |
5.Qoo10/eBay Japan合同会社
Qoo10大学 – ECモール出店とショップ運営ノウハウを学ぶプラットフォーム
- 女性ユーザーが多いため、女性向けの商品販売に有利である。
- 出店講座があるため、初めてお店を出店する人にもおすすめ。
- Qoo10のポイント制度やクーポン制度で購買意欲を促している。
無料プラン有無 | 要問い合わせ |
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初期費用 | 0円 |
料金プラン | なし |
手数料 | カテゴリー別に6~10% |
出店数 | 19,000店 |
6.メルカリShops/株式会社メルカリ
ネットショップひらくならメルカリShops (ショップス)|メルカリびより【公式サイト】|メルカリびより【公式サイト】
- 固定費0円で利用できるのが強み。
- 23,000,000人以上のユーザーが利用しているため、集客が期待できる。
- 海外の人にも簡単に販売できる。
無料プラン有無 | 要問い合わせ |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
手数料 | ■販売手数料:売上金の10% ■振込手数料:1回につき200円 |
出店数 | 要問い合わせ |
7.ZOZOTOWN/株式会社ZOZO
- ファッション通販が特徴のサイトである。
- サイト内にテナント形式で出店する受託販売を行っている。
- 個人ユーザーなどの中古ファッションを買い取り販売している。
無料プラン有無 | 要問い合わせ |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
手数料 | 要問い合わせ |
出店数 | 1,566店(2024年3月末現在) |
ECモールを選ぶ際の4つの重要ポイント
ECモールを選ぶ際には、以下の4つのポイントを考慮すると良いでしょう。
1. モールの種類を理解する
自社の販売戦略に適したECモールの種類を選ぶことが重要です。
ECモールには「テナント型」と「マーケットプレイス型」があり、それぞれ特徴やコストが異なります。
- テナント型(楽天市場・Yahoo!ショッピングなど):店舗デザインの自由度が高い
- マーケットプレイス型(Amazon・メルカリShopsなど):初期費用がかからず手軽に出店可能
事業の方向性に合ったモールを選ぶことで、効果的な販売が可能になります。
2. ユーザー層を考慮する
ターゲットとする顧客層に強いモールを選ぶことが成功の鍵です。
モールごとに利用者の属性が異なり、自社の商品と親和性の高いモールを選ぶことで売上が向上します。
- 楽天市場:購買意欲の高いユーザーが多く、ポイント制度によるリピート率が高い。
- Amazon:幅広い層にリーチでき、特にプライム会員の購買力が高い。
- Yahoo!ショッピング:PayPay経済圏のユーザーが多い。
- Qoo10:若年層や女性ユーザーが多く、ファッション・美容系の商品と相性が良い。
自社のターゲット層が多いモールを選ぶことで、集客効果を最大化できます。
3. 運営のしやすさを確認する
ECモールの運営がスムーズにできるか事前に確認することが重要です。
管理画面の使いやすさやサポート体制、物流サービスの有無が運営の負担を左右します。
- Amazon FBA(フルフィルメント):在庫管理や発送をAmazonが代行。
- 楽天市場・Yahoo!ショッピング:店舗ごとの独自運営が求められるため、運営負担が大きい。
- メルカリShops:シンプルな出品方式で個人でも運営しやすい。
自社のリソースや運営体制に合ったECモールを選ぶことが継続的な運営のカギです。
4. モール独自の施策を活用する
モールごとの販促施策を活用することで、売上向上につながります。
各モールには集客施策や広告サービスがあり、適切に活用することで競争力を高められます。
- 楽天市場:スーパーSALEやポイントアップキャンペーンを活用できる。
- Amazon:スポンサープロダクト広告を活用し、検索上位表示を狙える。
- Yahoo!ショッピング:PayPayキャンペーンを利用して購入促進可能。
- Qoo10:メガ割セールを活用し、大量販売を狙える。
各モールの施策を活用することで、効率的に売上を伸ばすことができます。
まとめ
本記事では、おすすめのECモールと選び方のポイントについて解説しました。
ECモールは、オンラインでの商品販売を成功させるための重要なプラットフォームです。
集客力の高いモールを選ぶことで、販売機会を拡大し、売上向上を図ることができます。手数料や出店条件を考慮しながら、自社のビジネスに最適なECモールを選ぶことが、成功のカギとなります。
本記事で紹介した情報を参考に、自社の販売戦略に合ったECモールを選び、オンラインビジネスの成長を加速させてみてはいかがでしょうか。
参考にしたサイト
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