Googleマイビジネスの代理店選びで失敗しないための4つのチェックポイント

店舗ビジネスの集客活動で欠かせないGoogleマイビジネスですが、「運用管理にリソースが割けない」「効果的な運用ノウハウがない」などの課題から、外部委託を検討される企業は多くいらっしゃいます。

Googleマイビジネスの代理店では、Googleマイビジネスの初期設定から運用の代行まで依頼できます。

自社リソースを温存しながら運用できる点や、最新のアップデートにもすぐに対応できるのがメリットです。

今回はGoogleマイビジネスの運用を代理店に依頼するメリットを解説したうえで、代理店選びのポイントや注意点について説明していきます。

この記事を読めば、自社にあった代理店か見極められるだけでなく、代理店選びの失敗を避けられます。

代理店によるGoogleマイビジネスの提案が増えている3つの理由

監修者

光山 誠一(みつやま せいいち)

大手Webマーケティング会社、シナジーマーケティング社で従事した経験を経て、2021年よりSO Technologies株式会社に参画。累計30,000店舗以上に対して支援を実施している多店舗向け集客支援サービス「ライクル」のマーケティング活動に従事。年間約70件以上Googleビジネスプロフィールの運用に関するセミナーに登壇。

インタビュー:広告会社が知っておきたいGoogleマイビジネスの集客効果と提案する上での課題とは?


代理店サービスの提供内容

実際に数多くの会社がGoogleマイビジネスの運用代理店としてサービスを提供しています。

主な提供内容は初期設定(Googleマイビジネスへの登録代行業務)と運用業務に分かれます。

費用は請け負う業務内容によって変動はありますが、大体の相場は以下の通りです。

内容費用相場
登録代行20,000円~
運用業務月額10,000円~/1店舗

初期設定(登録代行)

  • Googleマイビジネスアカウント開設・設定
  • オーナー認証の代理認証
  • オーナー権限者の登録
  • カテゴリーの設定
  • 各種画像や写真の登録設定

運用業務

  • 掲載情報の保守管理
  • 最新情報の投稿代行
  • カスタマーサポート
  • クチコミに関しての返信代行
  • Googleマイビジネスインサイトレポートの数値集計・レポート作成

Googleマイビジネスの運用を代理店に任せるメリット

Googleマイビジネスの運用を代理店に依頼すれば、スムーズにGoogleマップ上に自社店舗を表示できますし、それにより集客力も強化できます。

また、代理店は運用経験が豊富で、より集客力を高める運用ノウハウを持っています。自社の運用だけでは難しい

以下では、Googleマイビジネスの運用を代理店に任せることで得られるメリットについて解説します。

参考:Googleマイビジネスの運用に強みをもつおすすめの代理店6選と上手な選び方
参考:広告会社によるGoogleマイビジネスの提案が増えている3つの理由
参考:Googleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)とは?活用すべき理由から登録方法まで解説

1.Googleマイビジネスの登録や更新管理の業務工数を削減できる

Googleマイビジネスの管理を代理店に依頼することで、自社の店舗運営にリソースを集中できます。

情報の掲載の維持や、効果測定・掲載強化・クチコミの返信など、運用には幅広い業務が発生します。これらの業務をすべて代理店に一任することで、社内のリソースをコアタスクに集中させることができます。

特に店舗数が多くなるほど管理が煩雑になるので、複数店舗を経営している企業は代理店に依頼するのが得策です。

2.Googleマイビジネスの最新のアップデートに対応しやすい

Googleマイビジネスは頻繁に、機能や仕様がアップデートされるのが特徴です。

最新のアップデート情報は、積極的に情報取得に動かないと得ることができないため、Googleマイビジネス運用を生業にしている代理店に依頼することで、最新のアップデート情報に対応できる可能性が高まります。

3.他社・他店舗の運用知見も活用ができる

代理店は多くの企業に対してGoogleマイビジネスの支援を行っており、他社・他業界などあらゆるデータを駆使して運用を実施します。

代理店を活用することで、自社店舗の傾向だけではなく、同業界の他社店舗の数値傾向や、別業界のGoogleマイビジネスの成功事例なども活用することが可能となり、運用の成功を早める近道になることもメリットといえるでしょう。
 


Googleマイビジネスの代理店を選ぶ際に確認しておく4つのポイント

Googleマイビジネスの代理店を選ぶ際には以下のポイントを確認しましょう。

  • パートナー認定されているか
  • Google広告施策と連動した運用を依頼できるか
  • 依頼したい業務に対応できるか
  • 実績を公開しているか

1.パートナー認定されているか

代理店を選ぶ際は、パートナー認定を受けているかどうかを必ず確認しましょう。

パートナー認定とはGoogleマイビジネスの運用実績が豊富な企業のみGoogleから優良代理店として認定をされた代理店のことです。

パートナー認定を受けた代理店は、価値の高いサービスを提供し続けなければ認定されません。また一度認定されたとしても、価値提供の水準を維持していなければ、パートナー企業から除名されてしまう可能性があるなど、厳しく審査されています。

そのため、パートナー認定をもらっている代理店の運用の質は高いです。初期設定から運用まで丁寧に行ってくれますし、レポートも作成してくれることがほとんどです。

パートナーに認定されている企業は、自社ページ内で認定企業であることを明記しています。

2.Google広告施策と連動した運用を依頼できるか

Google広告とGoogleマイビジネスは連携を行うことが可能です。

連携を行うことでローカル検索広告という、通常の検索結果ではない、店舗情報検索時の掲載面に広告を出稿することや、来店コンバージョンの計測が可能となるメリットが存在します。

Google広告の運用を行っている代理店で、Googleマイビジネスの運用も行うことができれば、効率的に広告効果の改善を図れることが可能となります。

自社のGoogle広告運用を行っている代理店があるなら、Googleマイビジネスの運用も行えないかを確認してみましょう。

参考:ローカル検索広告とは?3つのメリットと、実際に始めるための広告設定ステップ

3.依頼したい業務に対応できるか

Googleマイビジネスの代理店は数多くあるので、提供するサービス内容は代理店ごとに異なります。そのため、「依頼したいこと」「期待していること」に対応できる代理店なのかは必ず確認しましょう。

例えば、「最新情報の管理」を依頼する場合は、投稿業務を代行している企業にお願いすると良いでしょう。

「掲載情報の維持・保守」を依頼したいのであれば、情報掲載の保守管理を役務として提供している企業を選んでください。

4.実績を公開しているか

Googleマイビジネスの設定や運用により成果を上げた実績を公開しているか確認しましょう。

特に見るべき実績は以下になります。

  • 業種
  • 合計検索数
  • 合計表示回数
  • ウェブサイトへのアクセス数
  • ルートの照会数
  • 通話数

特に「業種」は必ず確認しましょう。代理店によって得意・不得意があるため、自社と同じ業種での運用実績が豊富な代理店を選ぶようにしてください。


Googleマイビジネスを代理店に依頼する際の注意点

Googleマイビジネスを代理店に依頼する際、特に注意して欲しい点は「悪質な代理店ではないか」ということです。

Googleマイビジネスの設定や運用にはガイドラインが定められており、それに違反した場合は、アカウントを停止され、利用できなくなってしまう可能性があります。

実際にガイドライン違反を行う悪質な代理店は少なからずありますので、注意しなければなりません。

大きな集客力を生み出すGoogleマイビジネスの運用権利を剥奪されることは機会損失に繋がりますので、注意点を理解した上で代理店を利用しましょう。

Googleマイビジネスの規律違反をしていないかチェックする

Googleマイビジネスではガイドラインが定められており、それを違反している代理店には気をつけましょう。

例えば、以下のような施策を推進する代理店は規約違反を行っている可能性が高いので注意です。

  • 店舗名にキャッチフレーズを入れている
  • キャンペーンやクーポン配信を売りにしている
  • 口コミ数増加などの施策を行っている

正しい店舗名を記載せず、「日本一焼肉が美味しいお店!〇〇(店名)」のようにキャッチコピーをつけたり、過度なキャンペーン、クーポンの配信は規律違反にあたります。

そのほか、口コミ数の増加を売りにしている代理店はユーザーの投稿ではない自演の口コミを投稿する可能性もあり、こちらも規律違反になります。

実際にこのような業者も存在しますので、実績を確認し上記3つの規律違反をしていないか確認しましょう。

参考:Googleマイビジネスの運用に強みをもつおすすめの代理店6選と上手な選び方

「全業務の代行」をウリにしている代理店は、実態を確認する

Googleマイビジネスの運用全ての業務代行を売りにしている代理店には注意しましょう。

Googleマイビジネスは業者だけで運用するのに限界があります。例えば、店内の写真や店舗SNSの運用、口コミ対策などは店舗経営者自身で運営、もしくは協力が必須になります。

これらの店舗の写真撮影や口コミ対策、SNS運用など代理店だけでは行えない業務も全て代行できると説明を受けた場合は、一度立ち止まって契約を考える必要があります。

「現実的に実施が難しいこと」に対して”できる”と断言された場合、運用フローなどを確認すると良いでしょう。また、実際のアウトプットなどを確認して、品質面に問題ないかも合わせて確認しておきましょう。


まとめ

この記事では、Googleマイビジネスの設定・運用を代理店に依頼するメリットから、自社にあった代理店の選び方、注意点をご紹介しました。

Googleマイビジネスの運用を代理店に依頼する場合、自社にはない代理店ならではの「ノウハウ」を活かした運営ができますし、最新のアップデートにも即座に対応できるようになります。

代理店を選ぶ際は「Googleからパートナー認定を受けている」「Google広告施策と連動した運用ができる」「実績が公開されている」などをポイントに選びましょう。

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