【2024年最新版】統合運用管理ツールおすすめ32選を比較！選び方も紹介

統合運用管理ツールは、企業のITシステムやインフラ全体を一元的に監視・管理するためのソフトウェアやプラットフォームのことです。

ネットワーク、サーバー、データベース、アプリケーション、セキュリティなど、複数のシステムやサービスを統合的に管理することで、効率的な運用を可能にします。

本記事ではおすすめの統合運用管理ツールと選び方のポイントを紹介します。

特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

おすすめサービスのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト10個分の情報から、紹介されている統合運用管理ツールをスコアリングしました。各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしているので、本記事を参考にすることで、どの統合運用管理ツールを選べばいいか一目でわかるでしょう。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年10月時点のものです。

＜比較表＞統合運用管理ツールおすすめ15社
1.Hinemos／NTTデータ先端技術株式会社
2.SKYSEA Client View／Sky株式会社
3.Senju/EN／株式会社野村総合研究所
4.SAP SOLUTION／株式会社電通総研セキュアソリューション(旧:株式会社ISID-AO)
5.SmartStageサービスデスク／株式会社クレオ
6.Zabbix／Zabbix Japan LLC
7.LogicMonitor／SaaSpresto株式会社
8.AssetView／株式会社ハンモック
9.SAMS／アイビーシー株式会社
10.統合システム運用管理 JP1／株式会社日立製作所
11.OpManager／ゾーホージャパン株式会社
12.Job Director R16／セイ・テクノロジーズ株式会社
13.Splunk Enterprise／Splunk Services Japan合同会社
14.Mackerel／株式会社はてな
15.Senju Family／株式会社野村総合研究所
その他おすすめの統合運用管理ツール
統合運用管理ツールの選び方のポイント
まとめ
- 参考にしたサイト

＜比較表＞統合運用管理ツールおすすめ15社

本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。

1.Hinemos／NTTデータ先端技術株式会社

Hinemosとは | Hinemos

運用業務の定型化・自動化を実現する機能が揃う、シンプルかつワンパッケージのシステム
監視の停止や開始などワンクリック操作で簡単
トレーニングやイベントなど充実した研修サービスの利用が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	Essential：年額880,000円 Standard：年額1,320,000円 Premium：年額1,980,000円
主な機能	監視・性能機能ジョブ機能収集・蓄積機能自動化機能エンタープライズ機能など
導入企業	中央可鍛工業株式会社日本アイ・ビー・エム株式会社メタウォーター株式会社など
導入社数	要問い合わせ

2.SKYSEA Client View／Sky株式会社

SKYSEA Client View│ITセキュリティ対策とリスクの発見を支援

使いやすい管理画面で、オンプレミスとクラウドから選ぶことが可能
通信の異常を検知しネットワークの自動遮断や、アラート通知が可能
膨大なデータから「いつ・誰が・何をしたのか」正確に把握でき、情報漏洩リスク対策が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	Light Edition：要問い合わせ Professional Edition：要問い合わせ Enterprise Edition：要問い合わせ
主な機能	サイバー攻撃対策資産管理ログ管理セキュリティ管理デバイス管理など
導入企業	パーソルホールディングス株式会社トライアロー株式会社旭酒造株式会社など
導入社数	11,690,000社以上

3.Senju/EN／株式会社野村総合研究所

Senju/EN｜運用管理ツールならSenju Family

Hub・Rule・Viewの3つのエンジンで、スマートに統合運用管理ができるSenju Family(パッケージ版)システムの一つ
見やすく分かりやすいUIで、リアルタイム表示が可能
複数の監視ツールからデータを収集し、一元管理が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
主な機能	フィルタリング機能簡易ルール条件作成アクションテンプレートイベント管理ノウハウビューなど
導入企業	株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス株式会社セブン銀行株式会社インフォセンスなど
導入社数	80社以上

4.SAP SOLUTION／株式会社電通総研セキュアソリューション(旧:株式会社ISID-AO)

電通総研セキュアソリューション SAP｜クラウド移行・保守運用・監視

24時間の有人サポート体制でシステム監視など、保守代行が可能
監視に留まらず障害発生時も対応が可能
稼働率99,99%のシステムで、10分以内の迅速な通知が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
主な機能	障害連絡定期レポートサーバー監視ネットワークス監視 URL監視など
導入企業	ナミックス株式会社東京エレクトロン株式会社株式会社関電システムズなど
導入社数	200社以上

5.SmartStageサービスデスク／株式会社クレオ

ITサービス管理ツール「SmartStageサービスデスク」

直感的なGUIで簡単にカスタマイズが可能
機能や操作説明・活用方法など、利用目的に応じた手厚いサポート体制
既存業務フローを変更することなく、自社の運用変化に即座に対応が可能

初期費用	0円
料金プラン	ベーシックプラン：月額50,000円プロフェッショナルプラン：月額75,000円
主な機能	インシデント管理サービス要求管理イベント管理問題管理リリース管理など
導入企業	株式会社西武ホールディングス NECマネジメントパートナー株式会社イオンアイビス株式会社など
導入社数	要問い合わせ

6.Zabbix／Zabbix Japan LLC

Zabbix :: The Enterprise-Class Open Source Network Monitoring Solution

ネットワークス・サーバー・クラウドなど、あらゆる対象の監視が可能
高度な機能とパフォーマンスで幅広い業種に対応ができ、世界中の企業が利用
数台の小規模な環境から、数千台の大規模まで対応が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	ZS-7700：498,000円 ZS-5700：298,000円 ZP-1700：98,000円 ZS-V700/ZP-V700：0円
主な機能	データ収集障害・異常検知傾向分析機械学習通知機能など
導入企業	KDDI株式会社三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社株式会社HARPなど
導入社数	要問い合わせ

7.LogicMonitor／SaaSpresto株式会社

LogicMonitor | IT統合監視サービス

インストールするだけで監視データを自動収集し、数分で利用が可能
3,000種類以上のテンプレートが用意され、初期設定作業の大幅削減を実現
顧問・部門・製品別に監視ができ、一元管理が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	インフラストラクチャ：月額$22 情報監視IaaS：月額$22 アクセスポイント：月額$4 監視設計：月額$3 IAソファ：月額$4〜
主な機能	監視テンプレート部門別管理障害予兆検知ノイズアラート機能 IT予測機能など
導入企業	Hain Celestial Group, Inc. John Holland True Fitなど
導入社数	2,000社以上

8.AssetView／株式会社ハンモック

IT資産管理ツール・情報資産管理ソフトなら『AssetView』

ニーズに合わせクラウドと、オンプレミスから選択が可能
構築・導入・アウトソーシングまで、幅広いサポート体制
必要な機能やサービスのみを、必要なライセンス数だけ購入し利用が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
主な機能	PC更新管理操作ログ管理メール監視・分析 Webフィルタリング IT資産管理など
導入企業	ミドリ安全株式会社株式会社ガモウ株式会社データセレクトなど
導入社数	要問い合わせ

9.SAMS／アイビーシー株式会社

SAMS – IBC Solution

24時間365日体制で障害検知や復旧、それを活かした分析や改善提案まで対応が可能
新たな運用をスタートする際の運用設計から、監視運用まで対応が可能
クラウド環境から各種ログを収集し、横断的な分析ができるクラウド型統合ログサービス(LOG on SAMS)も提供

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
主な機能	インシデント管理アラート検知運用作業代行クラウド監視ログ監視など
導入企業	沼尻産業株式会社稲畑産業株式会社グリー株式会社など
導入社数	1,000社以上

10.統合システム運用管理 JP1／株式会社日立製作所

統合システム運用管理 JP1：日立

統合管理やネットワーク管理、通報管理など豊富にサービスを提供
利用者からの問い合わせや障害案件の状況など、一元管理が可能
障害発生時には電話やメール、ビジネスチャットなど様々な手段でリアルタイムに通知が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	統合管理：829,500円 IT運用自動化：990,000円ネットワーク管理：570,000円〜ジョブ管理：55,000円〜資産・配布管理：121,000円〜他Web参照
主な機能	統合管理ジョブ管理バックアップ管理 IT資産・配布管理通報管理など
導入企業	オーエスジー株式会社昭和電工エマテリアルズ株式会社株式会社日立ハイテクなど
導入社数	要問い合わせ

11.OpManager／ゾーホージャパン株式会社

ネットワーク監視ツールなら国内No.1*の「OpManager」- オーピーマネージャー

ネットワーク・サーバー・データベースなど、幅広く監視ができ一元管理を実現
マップの自動作成ができ、背景画像やショートカットリンクの追加などカスタマイズが可能
10,000以上のテンプレートを搭載し、初期設定を削減

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	年間ライセンス：年額152,000円〜通常ライセンス：519,000円〜
主な機能	ネットワーク管理サーバー監視 URL監視障害管理性能管理など
導入企業	株式会社ナック福岡ソフトバンクホークス株式会社トラスコ中山株式会社など
導入社数	3,100社以上

12.Job Director R16／セイ・テクノロジーズ株式会社

高機能ジョブスケジューラー「Job Director R16」 | SAY Technologies

GUI設計で定義から複雑なフローまで、簡単に作成が可能
ニーズに合わせ商用サービス向けに、月額ライセンスの提供が可能
全てのジョブネットワークの実行状況を、一元監視することが可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	基本パッケージ：148,000円インシデントサポート：100,000円〜
主な機能	フロー作成スケジュール設定ジョブ管理ログ保存機能アクセス権限設定など
導入企業	要問い合わせ
導入社数	要問い合わせ

13.Splunk Enterprise／Splunk Services Japan合同会社

Splunk Enterprise | データ可視化ツール | Splunk

システムの可視化やアラート発生と同時の自動処理など、作業削減を実現
サーチや分析など、データから実用的なインサイトを得ることが可能
モバイルデバイスやApple Watchで、アラート受信が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
主な機能	サーチ機能データ分析コラボレーションツール機械学習・AI インデックスなど
導入企業	日本電気株式会社 KDDI株式会社株式会社トヨタシステムズなど
導入社数	要問い合わせ

14.Mackerel／株式会社はてな

Mackerel（マカレル）: 始めやすくて奥深い、可観測性プラットフォーム

誰でも使いやすいと感じるUIで、直観的な操作が可能
サーバーにインストールするだけで即利用が可能
豊富なコミュニケーションツールと連携ができ、簡単に情報共有が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	フリー：0円スタンダードホスト：月額2,180円マイクロホスト：月額660円
主な機能	メトリック監視アラート表示アラート通知カスタムダッシュボード外形監視など
導入企業	株式会社ベネッセコーポレーション WILLER株式会社東日本電通電話株式会社など
導入社数	1,000社以上

15.Senju Family／株式会社野村総合研究所

システム運用管理ならNRIのSenju Family

システム監視・ジョブ管理・クラウド管理まで、パッケージ版とSaaS版で利用が可能
視認性や操作性に優れ、現場が嬉しい機能が充実
サービスデスクや情報自動収集、AIによる運用支援などパッケージで提供

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
主な機能	マルチクラウド管理システム運用自動化モニタリング監視メッセージ統合構成管理など
導入企業	株式会社エネコムアステラス製薬株式会社大日本印刷株式会社など
導入社数	80社以上

その他おすすめの統合運用管理ツール

WebSAM
運用管理・監視サービス for Cloud
TIVOLI
robostein
SS1
X-MON
arGuss
VAQuest
LANSCOPE エンドポイントマネージャーオンプレミス版
 LANSCOPE エンドポイントマネージャークラウド版
 PRTG Network Monitor
Datadog
ES/1 Shelty
アラートメールフィルタ
 AX-Network-Manager
Jira Service Management
Red Hat Ansible Automation Platform

統合運用管理ツールの選び方のポイント

統合運用管理ツールを選ぶ際には、いくつか着目すべきポイントがあります。

それぞれについて解説いたします。

業務プロセスや運用フローとの適合性

統合運用管理ツールを選ぶ際には、現状の業務プロセスや運用フローにどれだけ適合するかを第一に検討すべきです。

例えば、現在利用している監視ツール（ネットワーク監視、サーバーモニタリングなど）やITサービス（クラウドプラットフォーム、ITSMツールなど）との統合がスムーズに行えるかを確認することが重要です。

また、運用現場で求められるプロセス（インシデント管理、変更管理など）に対応する機能があるかも具体的にチェックしましょう。

適合性が低いツールを選ぶと、運用の効率が悪化し、導入の効果が大幅に低下する可能性があります。

サポート体制に問題がないか

導入後のサポート体制に問題が無いか事前に確認をしましょう。

ツールの機能が充実していても、導入後のサポート体制が不十分であれば運用に支障が出ます。

例えば、導入時に現場担当者へのトレーニングを提供しているか、障害発生時に迅速なサポート対応が可能かを確認しましょう。

障害予測やパフォーマンス分析機能の有無

統合運用管理ツールは単なる監視だけでなく、障害予測やシステムパフォーマンスの分析を行える機能が求められます。

例えば、AIを活用して通常時との異常値を検知する機能や、システム内のボトルネックを特定するパフォーマンス分析ツールが含まれている場合、未然に障害を防ぎやすくなります。

こうした予測や分析機能は、システムの安定稼働を長期的に支える重要なポイントです。

まとめ

本記事ではおすすめの統合運用管理ツールと選び方のポイントを紹介しました。

統合運用管理ツールは、社内のシステム運用管理を一元化できるサービスです。

複数のシステムを持っていると、運用や管理に手間がかかってしまいます。しかし、統合運用管理ツールを導入することで、運用効率の向上や障害対応の迅速化につながります。

本記事で紹介している情報をもとに、自社で導入する統合運用管理ツールを選んでみてはいかがでしょうか。