メルマガの開封率を上げるには?平均データや開封率の上げ方を解説

メルマガ 開封率

メルマガとは、Eメールによって情報を発信する手法で、「メールマガジン」の略称として広く知られています。日々膨大なメルマガが発信される中、メルマガの開封率を上げ、1人でも多くのユーザーに読んでもらうにはどうすればよいのでしょうか。

本記事では、メルマガ開封率の測定方法や開封率を上げるための方法について、詳しく解説します。ぜひ実践して、今後のメルマガ配信に役立ててください。

端的に開封率を上げるポイントが知りたい、具体的に何をすべきかすぐに知りたいという方は下記資料を入手してみてください。


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メルマガ開封率とは?

メルマガ開封率とは、配信したメルマガのうち、どのくらいメールが開封されたかを示す割合です。メルマガを配信する場合、アドレスの変更やブロックなどのエラーによって届かないケースもあります。配信した総数から、そのような不達数を差し引いた数で割り出します。

メルマガ開封率=開封数÷(配信総数-不達数)

上記の計算式にあてはめて、実際に開封率を算出してみましょう。仮に、総配信数が「10,000」で不達数を「1,000」、開封数を「6,000」とすると「6,000÷(10,000-1,000)」となり開封率は66.7%となります。


開封率の測定方法

ここでは、メルマガの開封率を測定する具体的な方法を2つ紹介します。

方法1.Googleアナリティクスを使う

Googleアナリティクスは、さまざまなアクセス解析ができるツールです。メルマガの開封率を測定するために、Googleアナリティクス内でデータ送信用のURLを作ります。このURLには、ユーザーが流入した経路の追加情報を取得する「パラメーター」を含んでいるため、HTMLメールのソースに挿入することで開封率の解析に使うことができます。

URLには以下のようなものがあります。

例:<img src=”http://www.google-analytics.com/collect?v=1&tid=UA-******-**&cid=123456789.123456789&t=event&ec=email&ea=open&el=20160129″ />

この中にある「event」「email」「open」などがメルマガの開封率解析に必要なパラメーターです。Googleアナリティクスを使用したより詳しい測定方法については、こちらをご覧ください。

参考:メルマガの開封・クリックをGoogleアナリティクスで測定する方法|Cuenote
   Googleアナリティクス設定|導入~分析までの完全攻略ガイド

方法2.メール配信ソフトを使う

メール配信ソフトを使うと開封率が計測できます。メール配信ソフトは直接パソコンにダウンロードするものと、クラウド型のものを利用する2つの方法があります。

開封率を計測する方法の1つには、画像挿入できるhtmlメールでのメルマガ送信があります。画像を挿入する際の「imgタグ」にデータ送信用のURLを埋め込むことにより、ユーザーがメールを開いた場合の判定基準にします。

これは、メール内の画像が必ず外部のサーバーを通じて表示される仕組みによるものです。テキストメールではこのような方式がとれないため、開封率は測定できません。ただ、html方式でもユーザーが迷惑メール対策をしている場合は画像の読み込みが制限され、正しく計測ができないこともあります。このようなケースにはクリック率での計測が有効です。

メール配信ソフトを使用したより詳しい測定方法については、こちらをご覧ください。

参考:メール配信システム・サービス12選|メルマガの配信・分析に最適なツールとは?


メルマガ開封率の平均はどのくらい?

メルマガ開封率は、さまざまな要素で平均を出すことができます。ただし、平均値は対象リストの質や数に応じて変動するため、あくまでも参考程度にご覧ください。ここでは、業種別・曜日別・時間帯別の3種類の平均開封率をご紹介します。

1.業種別の平均開封率

業種開封率
(全デバイス計)
スマホ
開封者比率
デスクトップ
開封者比率
タブレット
開封者比率
広告・PR10.63%53.52%51.34%10.38%
出版13.86%51.59%52.80%15.80%
飲食15.59%62.63%39.16%17.30%
製造小売15.14%47.93%71.21%11.57%
小売11.84%59.86%34.36%19.62%
美容室13.93%74.33%28.13%13.81%
ペット16.29%68.45%42.90%16.90%
旅行・観光15.46%51.39%53.36%19.87%
自動車13.17%67.15%42.87%14.14%
託児関係21.57%89.15%35.41%7.57%
宿泊施設16.51%63.64%44.15%19.64%
家事代行17.55%63.47%48.66%13.85%
不動産15.80%53.00%55.80%9.80%
Web開発12.21%42.43%75.20%6.82%
保険14.35%50.67%84.43%9.15%
医療16.99%66.90%51.29%14.47%
介護・児童福祉19.66%62.24%71.26%14.53%
フィットネス15.70%71.60%35.25%13.79%
建築20.68%61.68%59.84%15.36%
法律20.06%56.61%71.68%9.19%
教育(小中高)23.74%72.93%49.95%10.64%
教育(大学・社会人)17.81%63.92%48.74%10.85%
会計士12.57%53.87%73.24%16.55%
コンサルタント13.48%51.16%69.89%9.47%
金融アドバイザー18.07%54.11%59.48%14.01%
栄養アドバイザー13.76%74.68%33.94%11.96%
美術館・映画館16.47%56.62%45.53%17.05%

※スマホ・デスクトップ・タブレットの各デバイス別開封者比率とは、開封時に使用されていたデバイスの割合です。
※同一ユーザーが複数のデバイスで同じメールを開封することがあるため、デバイス別開封者比率の合計は100%を超える場合があります。

こちらのデータでは、デバイス別の開封者比率の差がわかります。興味深い点として、下記のような例が挙げられます。

  • 「広告・PR」「出版」ではスマホとデスクトップの開封者比率に差がないのに対し、「飲食」「美容室」では圧倒的にスマホの方が高い
  • 反対に「製造小売」「Web開発」ではデスクトップの開封者比率が高くなっている

このようにメルマガ開封率の違いに着目するのも有用です。

参考:どのように比較する?2019年メールマーケティング統計のまとめ|Smart Insights(英語)

2.曜日別の平均開封率

曜日2015年上半期2015年下半期
日曜日12.40%11.10%
月曜日14.20%14.20%
火曜日14.40%12.60%
水曜日13.70%13.30%
木曜日13.60%12.40%
金曜日13.40%12.50%
土曜日12.50%11.30%

※データの収集期間は2015年1月1日~12月31日です。

参考:効果の高いメール配信日時とは?メルマガ数値レポート2016年版③~メルマガ配信日時編~|マーケティングバンク

こちらのデータでは、土曜日・日曜日の開封率が低いことがわかります。その要因として推察できるのは以下の3点です。

  • 平日は、通勤時間にスマホを利用してメールを開封することが多い
  • 平日は勤務中のビジネスマンや主婦がパソコンを利用してメールを開封することが多い
  • 土日はほとんどの人が休日のため、パソコン・スマホに触れる機会が減り、開封する機会も減ると考えられる

開封率は業界によって変わるため、一概にすべての業界で休日だから開封率が下がるとは言えません。しかしBtoB企業では休日のため開封率が低下していると考えられるでしょう。

一方で、BtoC企業ではLINEなどのSNSを使えば高い開封率を望めます。

5分でわかるLINE@(ラインアット)とは?効果的な使い方と事例まとめ

3.時間帯別の平均開封率

メール開封率時間帯別平均

効果の高いメール配信日時とは?メルマガ数値レポート2016年版③~メルマガ配信日時編~

こちらの画像はメールの時間帯別開封率をグラフ化したものです。

深夜1~2時など、就寝前にメールの開封する方が多い傾向にあります。深夜からお昼すぎぐらいまでは開封率に大きな変化は見られませんが、午後6時頃急激に開封率が上がっています。おそらくビジネスマンであれば仕事が、主婦であれば家事が落ち着く時間帯だからでしょう。学生であれば部活やアルバイトを終える頃が表中の午後の時間帯にあてはまります。

参考:効果の高いメール配信日時とは?メルマガ数値レポート2016年版③~メルマガ配信日時編~|マーケティングバンク
   メールマガジンに関する調査|マクロミル

また、こちらのデータを裏付けるような過去のデータもあります。2009年、全国の20代~40代を対象におこなわれた「メールマガジンに関する調査」です。この調査結果では、メルマガを読む時間帯が、パソコンでは「夜20時~23時」、モバイルでは「夜18時~21時」に集中することがわかりました。

スマホが普及する前のデータですが、夕方から夜にかけて開封されやすくなる傾向は共通しているといえます。


開封率を上げるための6つのポイント

メルマガの開封率を上げるためには、いくつかポイントがあります。ここでは、特に有効な6つのポイントについて、具体的に解説します。

ポイント1.クリックされやすい件名にする

「メルマガがクリックされるか否かは、件名で決まる」といっても過言ではありません。では、どのような件名がクリックされやすいのかというと、「具体的かつイメージしやすい」ものです。

例えば、【あと〇時間で終了】【本日00:00に登場!】など数字を含む件名や、【速報】【初回限定】など好奇心を高める件名がおすすめです。

より詳しい方法についてはこちらを参考にしてください。

参考:キャッチコピーの作り方|もう失敗しないための7大テクニック!

ポイント2.差出人を個人名にする

差出人を個人名にすると、開封率が上がります。会社名や部署名に比べて、より直接的で身近な感じがするからです。郵便物にたとえると、企業名しかないダイレクトメールより、個人名で送られてきた手紙の方が開けたくなります。メルマガも、これと同様です。

ポイント3.送る相手の背景を考慮した内容にする

メルマガを送る相手は、慎重に選ぶ必要があります。まだ購入意欲が高まっていないユーザーへ過剰な売り込みをしないためです。メルマガ登録をしているすべてのユーザーが、「すぐ買いたい」と思っているわけではありません。

したがって、リピート率の高いユーザーには売り込みに特化したメルマガを送り、逆に低いユーザーには情報に特化したメルマガを送るような試みが必須です。

ポイント4.開封されやすい曜日や時間帯に配信する

メルマガを配信する日時は、平均開封率のデータに示されていた「開封されやすい曜日・時間帯」をターゲットにしましょう。曜日では開封率の高い月曜日・火曜日・水曜日が、時間帯では夕方6時~夜10時が狙い目です。ユーザーの生活シーンを描きながら、より効果的な日時を選ぶと開封率アップにつながります。

ポイント5.BtoBはパソコン、BtoCはスマホを意識してメール文を作成する

パソコンとスマホでは、注意すべき点が違うため、配信を分けるのが得策です。また、ビジネスにはパソコンメイン、主婦層にはスマホなど、ターゲットによって配信するデバイスを分けましょう。それぞれのポイントを解説します。

パソコンでの閲覧が想定される場合

パソコンにHTMLメールでメルマガを配信する場合、相手の使用しているアドレスやOS、ブラウザによって見え方が違います。対処としては、「崩れにくいテーブルレイアウトにする」「縦線の使用を控える」「容量をできるだけ軽くする」「背景に画像を挿入しない」「画像は外部サーバーへの相対パスを使って表示する」 などがあります。

また、HTMLメールが許可されない場合もあるため、「表示されない方はこちら」と誘導できるランディングページの用意もしておきましょう。

スマホでの閲覧が想定される場合

スマホはパソコンと違って、縦長を想定したレイアウトが求められます。また、端末によって表示のされ方が異なるため、どのデバイスでも同じファイルが使用できる「HTMLメール」を採用するのも一つの手です。「プリヘッダーテキストが表示される」「差出人名が強調される」などの点も踏まえて作成しましょう。

参考:スマホ対応まだしてないの?初心者でも分かる対策方法4選

ポイント6.配信相手に応じたメッセージ内容とする

配信するメルマガの中身は、企業向けの「BtoB」と個人向けの「BtoC」とでメッセージ内容を変えるようにしましょう。それぞれ詳しく解説します。

BtoBで配信する場合

BtoBは企業向けであるため、商品の売り込み以外に相手企業にとって役立つ情報を盛り込むことが大切です。例えば、同業他社の成功事例や費用対効果の高さなど、自社の商品やサービスによってどのようなメリットが得られるかを具体的に発信するといいでしょう。

BtoCで配信する場合

BtoCは個人消費者向けであるため、季節感やお得感・イベント性を際立たせることがポイントです。また、相手の傾向や好みに合うよう、ユーザー層別でメッセージ内容を変えるのもひとつです。

参考:メール配信システム・サービス12選|メルマガの配信・分析に最適なツールとは?

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まとめ

メルマガを配信する際には、その開封率を確認し、効果を測定することがおすすめです。また、効果的な測定方法のソフトなどを導入すれば、今後の配信に生かすことができます。今回の記事で紹介した「測定方法」や「開封率を上げるポイント」を活用し、これからのメルマガ運用にぜひ役立ててください。

参考サイト(一部)

メルマガの開封率の測定方法を解説|定期購入カート比較ガイド
メルマガの開封率はどれくらい?平均から見るKPI設定について|SATORIマーケティングブログ
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