【2024年最新版】管理会計システムおすすめ35選を比較！選び方も紹介

管理会計システムとは、予実管理や原価管理など、企業の会計周りを一元化して運用を効率化するためのシステムのことを指します。

部署やプロジェクトが多くて、管理会計が複雑化しているという企業にとって便利なシステムとなっています。

しかし、管理会計システムにも様々な種類がありますので、どのシステムを選べば効果的に運用できるのかわかりづらいでしょう。

本記事ではおすすめの管理会計システムと選び方のポイントを紹介いたします。

特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

なお、システムの注目度を客観化するために、「管理会計システム比較」の検索上位10個を調査し、管理会計システムを登録回数順に並べました。そのため、本記事を参考にすることで、自社の条件に合った管理会計システムを効率的に調べられます。ぜひ参考にしてください。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2023年12月時点のものです。

＜比較表＞管理会計システムおすすめ15社
1.Sactona／アウトルックコンサルティング株式会社
2.クラウドERP ZAC／株式会社オロ
3.Bizforecast／プライマル株式会社
4.Loglass／株式会社ログラス
5.Oracle Cloud EPM／日本オラクル株式会社
6.DIGGLE／DIGGLE株式会社
7.Amoeba Pro 管理会計クラウド／京セラコミュニケーションシステム株式会社
8.CCH Tagetik／Tagetik Japan 株式会社
9.iFUSION／株式会社インプレス
10.Manageboard／株式会社ナレッジラボ
11.弥生会計／弥生株式会社
12.ALL-IN／株式会社エステイエス
13.NetSuite／日本オラクル株式会社
14.Reforma PSA／株式会社オロ
15.EXPLANNER/Z／日本電気株式会社
その他のおすすめの管理会計システム20選
管理会計システムの選び方のポイント3選
- 目的に合った機能性
- 既存システムとの連携性
- 出力できるレポート内容
管理会計システムに関するよくあるご質問
- Q.管理会計システムの主な機能は何ですか？
- Q.管理会計システムを導入するメリットは何ですか？
- Q.管理会計システムと財務会計システムの違いは何ですか？
- Q.管理会計システムの導入にはどれくらいのコストがかかりますか？
- Q.管理会計システムの料金相場はどのぐらいですか？
まとめ
- 参考にしたサイト

＜比較表＞管理会計システムおすすめ15社

本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。

1.Sactona／アウトルックコンサルティング株式会社

アウトルックコンサルティング株式会社

Excelの使い勝手はそのままで、データ収集・一元管理できる点に特化している
グループ連結管理から、部門別・プロジェクト別などの領域別管理まで可能
管理会計・経営管理業務を支える最先端の機能が充実

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
無料トライアル/無料プラン	要問い合わせ
主な機能	・予算編成・予算管理・見込管理・事業計画・経営計画
導入企業	株式会社LIXIL、株式会社カネカ、カシオ計算機株式会社、三井物産ケミカル株式会社、株式会社MORESCO　など
導入社数	要問い合わせ
提供形態	クラウド、オンプレミス

2.クラウドERP ZAC／株式会社オロ

クラウドERP ZAC | 業務を効率化し、人と時間を味方に | 株式会社オロ

プロジェクト単位で業務進行する業種に強みをもつ
管理会計に役立つ、経営モニタリングやプロジェクト管理などの機能をもつ
様々なデータを一元管理でき、バックオフィスを効率化

初期費用	100,000円～
料金プラン	要問い合わせ
無料トライアル/無料プラン	あり（無料デモ）
主な機能	・管理会計・経営モニタリング・情報共有・プロジェクト管理・販売管理
導入企業	株式会社ネオマーケティング、株式会社DKホールディングス、株式会社シティアスコム、株式会社グローバルBIM、株式会社オレンジ社　など
導入社数	900社以上
提供形態	クラウド

3.Bizforecast／プライマル株式会社

BizForecast（ビズフォーキャスト）製品サイト｜プライマル株式会社

Excelの業務フローや長所を活かし、システム構築できる点に強みをもつ
経営管理・管理会計の業務効率化をサポートする機能が充実
業種や規模を問わず、幅広い企業の利用実績をもつ

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
無料トライアル/無料プラン	要問い合わせ
主な機能	・予算管理・管理会計・連結決算・連結会計・人事評価・目標管理
導入企業	株式会社J-オイルミルズ、日本調剤株式会社、東急不動産株式会社、フランスベッド株式会社、株式会社王将フードサービス　など
導入社数	要問い合わせ
提供形態	クラウド、パッケージソフト、スタンドアロン

4.Loglass／株式会社ログラス

Loglass｜次世代の経営管理クラウド

予算策定・予算管理業務の効率的なシステム化をするサービス
使い慣れた表計算ソフトと親和性が高く、スムーズな導入が実現
集めたデータをExcel・スプレッドシートに自動生成・自動送付が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
無料トライアル/無料プラン	要問い合わせ
主な機能	・予算策定・見込管理・予実管理・管理会計・経営分析
導入企業	株式会社桑山、株式会社博展、株式会社MIXI、BASE株式会社、GMOインターネットグループ株式会社　など
導入社数	要問い合わせ
提供形態	クラウド

5.Oracle Cloud EPM／日本オラクル株式会社

Oracle |クラウド・アプリケーションとクラウド・プラットフォーム

計算処理や分析機能など、高度で幅広い機能群に強みをもつ
Excelとの親和性が高く、スムーズな導入が実現
クラウドベースのサービスで、必要に応じ柔軟な機能拡張が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
無料トライアル/無料プラン	要問い合わせ
主な機能	・予算編成・管理・財務計画・管理会計・多次元分析・経営管理
導入企業	三井物産プラスチック株式会社、株式会社ペルソナ、株式会社はなまる、株式会社多慶屋、富士電機株式会社　など
導入社数	10,000社以上
提供形態	クラウド

6.DIGGLE／DIGGLE株式会社

DIGGLE｜スマートな経営を支援する予実管理クラウド

予実データ管理の自動化・効率化に強みをもつ
財務会計データを取り込むだけで、予算・実績の数値を自動で突合
経営状況を直感的なUIで可視化でき、スムーズな経営判断を支援

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
無料トライアル/無料プラン	要問い合わせ
主な機能	・予算策定・実績突合・見込管理・月次レポート・経営データ出力
導入企業	九州旅客鉄道株式会社、オープンワーク株式会社、株式会社フレクト、株式会社CINC、Chatwork株式会社　など
導入社数	要問い合わせ
提供形態	クラウド

7.Amoeba Pro 管理会計クラウド／京セラコミュニケーションシステム株式会社

京セラコミュニケーションシステム株式会社｜KCCS

管理会計のPDCAサポートに特化したシステム
多軸かつ自由度の高い設定で経営・予算の分析が可能
アメーバ経営・管理会計の経験豊富なコンサルタントが運用をサポート

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	月額65,000円～
無料トライアル/無料プラン	要問い合わせ
主な機能	・計画策定・実績入力・管理会計・経営分析・レポート出力・権限設定
導入企業	有限会社髙村、社会福祉法人おおとり福祉会、株式会社鳥貴族ホールディングス、日本航空株式会社、アクテック株式会社　など
導入社数	要問い合わせ
提供形態	クラウド

8.CCH Tagetik／Tagetik Japan 株式会社

Wolters Kluwerの専門知識と高度なテクノロジを組み合わせたエキスパート・ソリューション | Wolters Kluwer

経営データの一元管理と、高度な分析機能に強みをもつ
リアルタイムかつ正確なデータに基づく経営判断が実現
複数のセキュリティ認証を取得済みで、安心・安全な利用が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
無料トライアル/無料プラン	要問い合わせ
主な機能	・予算編成・予算計画・見込管理・資金繰り・決算・連結会計
導入企業	日本貨物航空株式会社、株式会社アドウェイズ、Country Malt Group、Aurobindo Pharma USA、関西ペイント　など
導入社数	1,600社以上
提供形態	クラウド、オンプレミス

9.iFUSION／株式会社インプレス

株式会社インプレス

Excelデータを活用しながら、業務効率化を支援するシステム
Excelフォーマットをデータベースに登録するだけで、各拠点で簡単にデータ収集・入力が可能
データ収集時に自動でエラーチェックする機能がある

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
無料トライアル/無料プラン	要問い合わせ
主な機能	・Excel活用・データベース化・承認機能・組織情報履歴管理・進捗確認
導入企業	生化学工業株式会社、パーソルホールディングス株式会社、新京成電鉄株式会社、ボルボ・カー・ジャパン株式会社、TOTO株式会社　など
導入社数	要問い合わせ
提供形態	クラウド、オンプレミス

10.Manageboard／株式会社ナレッジラボ

Manageboard2.0 | 経営の未来を確かにする | Manageboard（マネージボード）は「変化を乗り切る柔軟な経営」と「目標達成のための計画的経営」を同時に実現するためのシンプルでフレキシブルな予算管理システムです。

正確な経営データをクラウド上で一元管理するサービス
様々な会計ソフトと連携し、柔軟かつスピーディなデータ収集が可能
データ分析機能が充実しており、多彩な角度からの計画策定・業績分析が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
無料トライアル/無料プラン	あり（無料デモ）
主な機能	・多軸分析・計画策定・業績分析・詳細計画・PL/BS/CF連動
導入企業	税理士法人アーリークロス、株式会社PR Table、株式会社Real Style、公益社団法人青年海外協力協会、共和メディカル株式会社　など
導入社数	7,100社以上
提供形態	クラウド

11.弥生会計／弥生株式会社

クラウド会計ソフトなら無料で試せる弥生会計オンライン【公式】

簿記・会計の知識が不要で、誰でも操作しやすい設計に強みをもつ
日付や金額を入力するだけで取引入力ができ、決算書作成が簡単
業務に精通した専門スタッフが、操作方法や経理業務のやり方までサポート

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	■セルフプラン：年額26,000円～ ■ベーシックプラン：年額35,200円～
無料トライアル/無料プラン	あり（1年間/2ヶ月）
主な機能	・決算書作成・自動仕訳・記帳・各種レポート出力・各種帳票出力・法人決算
導入企業	株式会社レインカラーズ、株式会社マルチテクニカ、株式会社Lenon、株式会社アストライア、株式会社剛建社　など
導入社数	3,100,000ユーザー以上
提供形態	クラウド

12.ALL-IN／株式会社エステイエス

ALL-IN（オールイン） | 中小企業・ベンチャー向けクラウドERP

中小企業やベンチャー企業向けに強みをもつ
経営状況を約50の指標で分かりやすく見える化
会計・営業支援・人事・給与など、企業に必要な管理機能を一括提供

初期費用	■3ユーザーまで：300,000円 ■8ユーザーまで：500,000円 ■20ユーザーまで：800,000円
料金プラン	■3ユーザーまで：年額600,000円
無料トライアル/無料プラン	あり（無料デモ）
主な機能	・会計・財務・銀行データ自動取込み・プロジェクト収支管理・販売管理・顧客管理
導入企業	導入社数
導入社数	要問い合わせ
提供形態	クラウド

13.NetSuite／日本オラクル株式会社

クラウドERP、財務会計、CRM | NetSuite (ネットスイート)

グローバル展開を目指す企業に強みをもつ
財務会計・顧客管理など、業務に必要な管理機能が充実
事業拡大・分社化などによるシステム設計の変更にも柔軟に対応

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	月額200,000円～
無料トライアル/無料プラン	要問い合わせ
主な機能	・経営管理・財務会計管理・予算管理・注文管理・生産管理
導入企業	株式会社フェニックスバイオ、株式会社志成販売、株式会社キントー、株式会社モンスターラボホールディングス、株式会社シイエム・シイ　など
導入社数	37,000社以上
提供形態	クラウド

14.Reforma PSA／株式会社オロ

Reforma PSA | クリエイティブ業のための案件管理システム | 株式会社オロ

クリエイティブな業界向けに特化している
正確な数値データをリアルタイムに集計し、レポート出力が可能
3か月先・半年先の売上・利益見込などを見える化

初期費用	0円
料金プラン	■販売ライセンス：1人あたり月額6,000円 ■購買ライセンス：1人あたり月額2,000円 ■勤怠ライセンス：1人あたり月額300円 ■経費ライセンス：1人あたり月額300円 ■セキュリティオプション：1人あたり月額300円
無料トライアル/無料プラン	あり（1か月）
主な機能	・経営分析・販売管理・勤怠管理・経費管理・プロジェクト管理
導入企業	株式会社Alice、クレアテック株式会社、株式会社エービル、株式会社アイ・パッション、株式会社シンカ　など
導入社数	400社以上
提供形態	クラウド

15.EXPLANNER/Z／日本電気株式会社

NEC(Japan)

大企業やグループ会社に強みをもつ
部門・セグメント・プロジェクトなど、様々な単位での予実管理が可能
経営比率もリアルタイムに確認でき、スピーディな経営判断が実現

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	要問い合わせ
無料トライアル/無料プラン	要問い合わせ
主な機能	・一般会計・管理会計・グループ会社管理・プロジェクト管理・予算管理
導入企業	オーシャントランス株式会社、共和産業株式会社、日本機械工業株式会社、株式会社石井工作研究所、株式会社セリア・ロイル　など
導入社数	30,000本以上
提供形態	クラウド、オンプレミス

その他のおすすめの管理会計システム20選

freee会計
 STRAVIS
OBIC7会計情報ソリューション
 勘定奉行クラウド
 AVANT SMD
Workday Adaptive Planning
会計王
 SuperStream-NX
クラウドERP freee
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Galileopt DX
マネーフォワードクラウド会計
 SAP Business One
Workday Adaptive Planning
GLOVIA iZ
10book
fusion_place
ProActive C4
予算会計エクスプレス
 iDempiere

管理会計システムの選び方のポイント3選

数ある中から自社の条件に合った管理会計システムを選ぶためには、以下の3つのポイントを基準にしましょう。

目的に合った機能性
既存システムとの連携性
出力できるレポート内容

それぞれについて解説いたします。

目的に合った機能性

まずは導入目的に合ったシステムを選ぶようにしましょう。

管理会計システムの導入目的と、それに合った管理会計システムのタイプは以下の通りです。

目的	適したシステムのタイプ
管理会計を一元化して、それをもとに経営管理に幅広く活かしたい	予実管理や原価管理など幅広い機能が搭載されたシステム
予実管理を中心に効率化したい	Excelや会計ソフトと連携ができ、予実データを出力しやすいシステム
会計システムに、管理会計の機能性がほしい	会計システムにオプションとして管理会計の機能を搭載できるシステム

タイプによって、搭載されている機能数やカバー範囲が異なります。

そのため、まずは導入目的を明確にした上で、それに合った管理会計システムを選ぶようにしましょう。

既存システムとの連携性

Excelや会計ソフトなど、従来使用していたデータとスムーズに連携できるかどうか確かめましょう。

参考：【2024年版/比較表つき】会計ソフトおすすめ26選を比較！選び方も紹介

外部システムと連携ができれば、管理会計システムでのデータ収集や分析を効率よく行なえます。

また、クレジットカードや銀行口座と連携ができれば、仕訳作業を効率化できるだけではなく、精度も高められます。

システムによって可能な連携先が異なるため、導入前に必ず連携先を確かめましょう。

出力できるレポート内容

社内に提出する際に必要なデータ内容が反映されたレポートを、管理会計システムで作成できるか確かめましょう。

管理会計システムはあらゆるデータを一元化できますが、出力できるレポートの見やすさや詳細さは異なります。

経営層など、レポートの提出先が求めるデータが見やすい形で出力できるかどうか、事前に確かめておきましょう。

管理会計システムに関するよくあるご質問

管理会計システムの導入を検討中の方に役立つQ＆Aをまとめています。

Q.管理会計システムの主な機能は何ですか？

A.予算管理、コスト分析、利益計画、業績評価、部門別の収支管理、キャッシュフロー予測などがあります。

各システムの機能を比較したい場合は、以下比較表をダウンロードして参考にしてください。

管理会計システムおすすめ15社比較表

Q.管理会計システムを導入するメリットは何ですか？

A.経営者やマネージャーは迅速で正確な財務情報を得ることができ、意思決定の精度が向上します。また、コスト削減、業績向上、効率的な資源配分などを実現できる可能性があります。

Q.管理会計システムと財務会計システムの違いは何ですか？

A.管理会計システムは内部の経営判断を支援するための情報を提供します。一方、財務会計システムは外部のステークホルダー(株主や税務署など)向けに法的な報告を行うために導入するシステムです。

参考：【2024年最新版】財務会計ソフトおすすめ33選を比較！選び方も紹介

Q.管理会計システムの導入にはどれくらいのコストがかかりますか？

A.コストはシステムの規模や機能、企業の要件によって大きく異なります。一般的には初期導入費用やカスタマイズ費用、年間保守費用が発生します。詳しくは提供元にお問い合わせください。

Q.管理会計システムの料金相場はどのぐらいですか？

A.全体の相場は不明で、サービスによって料金形態は変わりますが、LISKULでリサーチしたサービスの中では、50,000～60,000円ぐらいの月額料金が多いです。

まとめ

本記事ではおすすめの管理会計システムと選び方のポイントを紹介いたしました。

管理会計システムは予実管理や原価管理、経営分析など、経営管理をする上で必要な会計データを一元化できるシステムのことを指します。

本記事で紹介した通り、管理会計システムは種類が豊富なので、選ぶ際は以下のポイントを基準にするといいでしょう。

目的に合った機能性
既存システムとの連携性
出力できるレポート内容

参考にしたサイト