おすすめの人事評価システム5選を比較!機能やメリット、選び方も解説

業務の効率化をおこなうにあたり、人事評価システムを導入することになったものの、どんなサービスがあるのか知らない。システムの違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、人事評価システムについての説明から、導入するメリット・選ぶ際の基準までを説明します。さらに、おすすめの人事評価システム5選も紹介します。

人事評価システムにはどんなものがあるのかを把握し、自社に合ったシステムを導入しましょう。

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人事評価システムとは

「人事評価システム」とは、より公平な人事評価を、より効率的に行えるシステムです。

人事評価システムで主にできることは以下の通りです。

  • 社員評価を一元管理
  • 社員の経歴・評価をシステム上で見られる
  • 人工知能・ビッグデータ解析などの最新のIT技術による科学的な分析・評価
  • アンケート調査などによる社員の不満の聞き取り

評価の公平性が担保されることで、従業員が仕事で成果を出すことに真剣に向き合えますし、効率化によって、人事部門の負担を減らすことができます。

近年では、日本企業でも「成果主義」を取り入れる企業が増えてきました。

成果主義で評価される基準は、当然のことながら「仕事で成果を出しているか」に尽きます。つまり、成果が上がれば社内評価が上がりますが、逆に成果が出せないと、いくら頑張っていても評価が上がりません。

このときに問題となるのが、頑張っているにもかかわらず、適正な評価が行われていないと社員が感じてしまうことです。不満が解消されなければ、モチベーションが低下し、生産性が低下していきます。

このような事態を避けるために有効なのが「人事評価システム」の導入です。人事が、従業員の評価をより公平に判断できるようになり、従業員の満足度が上がります。また、人事側も、効率的に業務ができるようになることで、全社的な生産性が向上していきます。


人事評価システムを導入するメリット3つ

人事評価システムを導入するメリットを3つ紹介します。

  • 公正な評価ができる
  • 社員の成長とモチベーションの向上を目指せる
  • 作業の効率化と低コスト化が期待できる

公正な評価ができる

人事評価システムの導入により、公正な評価ができるようになります。人事評価システムを導入する際には、自社における明確な評価基準や目標を必ず設定する必要があります。その基準にのっとって、システムにより各社員の実績データが分析されるので、公正な評価が可能となります。

単純に人との比較をする絶対評価ではなく、成果・取り組む姿勢などを評価項目へ取り入れることで実績を正しく評価できるので、社員にとっては納得のいく評価となるでしょう。

人事評価システムでは、複数人でデータを共有できるので、偏りのない評価を実施できることも公正な評価につながります。

社員の成長とモチベーションの向上を目指せる

人事評価システムを導入することは、社員の成長とモチベーションの向上につながります。ほとんどのシステムでは人事評価の「見える化」をおこなっています。社員が、自分は不当な評価をされていないか、評価が公正に行われているかなどを自分で確認することができます。公正な評価により、評価に対する社員の不満が解消され、モチベーションが向上します。

評価するだけではなく、個人のスキル・潜在能力なども把握できます。スキル不足のポイントや仕事上の問題点を明確化することで、社員のさらなる成長が期待できます。

作業の効率化と低コスト化が期待できる

システムを導入していない場合の人事評価は、データをExcelなどで管理し、印刷した評価シートを上司に配布・回収を行うなど、非常に面倒な作業を必要とします。

これらをシステム化することで、Excelなどにより管理されていた評価データは簡単に集計・分析できるようになるので、作業の効率化がはかれます。作業の効率化による人件費の削減・ペーパーレス化により低コスト化が図れます。


人事評価システムを選ぶ際の3つの基準

人事評価システムを選ぶ際の基準について3つ紹介します。自社に合ったシステムを検討するために、導入する際に注意すべきポイントを理解しましょう。

自社にマッチした機能を備えているか

自社にマッチした機能を備えているかを確認しましょう。人事評価システムを導入しようとする目的を明確にした上でシステムを選ぶことが大切です。

たとえば、「適切な人事評価を行いたい」と「人材管理全般の効率化を行えるようにしたい」という、それぞれの目的によって必要な機能は異なってきます。

もし適切な人事評価を目指すのであれば、360度評価や評価シートの作成など、評価に関する機能が備わったシステムがおすすめです。

一方、人材管理全般の効率化を目指すのであれば、従業員情報を一元化できるシステムが向いているでしょう。

自社の課題を解決できそうなシステムの候補をいくつかあげ、できる事とできない事を箇条書きし、照らし合わせるとよいでしょう。

他システムと連携できるか

新しく人事評価システムを導入する場合、すでにある自社システムと連携できるかどうか確かめましょう。

たとえば、勤怠管理システムや給与管理システムなど、企業によっては様々なシステムを使用している場合があるでしょう。

すでにあるシステムと人事評価システムが連携できれば、従来の事務作業を一括して行えるため、担当者の負担を軽減させることができます。

とくに人事・労務部門の人数が少なく、効率的に行いたい場合は要確認です。

参考:【2022年最新版】人事管理システム71選を徹底比較!選定のポイントも解説
   【2022年最新】タレントマネジメントシステム56選を比較!料金や機能を紹介

導入費用・運用費用が適切か

導入費用・運用費用が自社にとって適切な価格であるかの確認をしましょう。システムによっては導入費用無料のものもあります。運営費用もシステムによりさまざまです。システムの特徴をよく調べた上で、自社の予算で導入できるサービスを見つけてください。

費用等については非公開のシステムも多いので、複数のシステムの資料請求・見積もり・デモの依頼をした上で、検討されることをおすすめします。


人事評価システム5個を比較

人事評価システムを紹介している既存のサイトを調査し、出現頻度をスコアリングしました。出現頻度の高い順に掲載しているので、この記事を読めば効率よく良質な人事評価システムを見つけることができます。

会社名機能・特徴目的導入・運用費用
カオナビ直感的な操作性を備え社員全員で利用可。スマートフォンにも対応毎月の面談記録をアーカイブし、振り返り面談を行いたい29,800円/月~
※初期費用なし、無料デモあり
評価ポイント簡単・シンプルにアンケート設定と回答ができる評価だけではなく、社員に対するアンケート調査を行いたい7,000円/月~
※初期費用 50,000円~
MBO Cloud社員の目標達成の進捗状況を見える化でき、カスタマイズも可能社員個人の目標を、経営目標や部門目標と連動させて管理したい非公開
MINAGINE評価プロセスをクラウドで一元管理、ベンチャー・中小企業向けテンプレートもあり自社の成長や組織変更に合わせて柔軟にカスタマイズしたい10,000円/月~
※初期費用200,000円
Smart Company人事履歴情報を一元化し「人材の見える化」を支援従業員一人ひとりを個別把握し、適所への配置や育成を行いたい非公開

人事部門・経営層をふくむ社員全員が直感的に利用できる「カオナビ


カオナビ

機能・特徴

  • 顔写真が並ぶ画面で直感的に使える
  • 毎月の面談記録がアーカイブでき、振り返り面談ができる
  • 社員アンケートが簡単操作に実施できる
  • スマートフォン対応で、出先でもデータの確認ができる
  • 人事部門・経営層をふくむ社員全員で利用できる

利用者・目的

人事部門:面談データを有効活用したい

価格

  • データベースプラン:29,800円/月~
  • パフォーマンスプラン:44,700円/月~
  • スタラテジープラン:59,600円/月~

※初期費用なし、無料デモあり

導入実績

エイベックスを始めとした1,000社以上

簡単・シンプルにアンケート設定と回答ができる「評価ポイント

評価ポイント
評価ポイント

機能・特徴

  • 簡単・シンプルにアンケート設定と回答ができる
  • 「LINE WORKS」/LINE/Slack/チャットワークなどのSNSと連携できる
  • 管理者のポイント付与をリアルタイムに見られる
  • 貯まったポイントは社内通貨・商品などと交換できる

利用者・目的

人事部門:評価だけではなく、社員に対するアンケート調査も簡単に実施したい

価格

初期費用:50,000円~
運営費用:7,000円/月~

導入実績

株式会社HASを始めとした100社以上

社員参加型の人材プラットフォーム「MBO Cloud

MBO Cloud
MBO Cloud

機能・特徴

  • 社内全員(社員・人事・経営者)が参加できるプラットフォーム
  • 直感的に使える操作性
  • 社員個人の目標を、経営目標や部門目標と連動させることができる
  • 社員の目標達成の進捗状況を見える化できる
  • 柔軟にカスタマイズできる

利用者・目的

管理職・人事部門:社員の目標管理と進捗状況を経営目標や部門目標と連動させて管理したい

価格

要見積もり
※デモ申込み可

導入実績

日本KFCホールディングス株式会社、マルコメ株式会社など

人事コンサルティングのノウハウを凝縮「MINAGINE

MINAGINE
MINAGINE

機能・特徴

  • 目標設定や評価システムをクラウドで一元管理できる
  • 自社の成長・組織変更に合わせてカスタマイズできる
  • ベンチャー・中小企業向けに特化した評価項目のテンプレートがある
  • 権限ごとの記入・提出・配布が可能である

利用者・目的

管理職・人事部門:ベンチャー・中小企業にあった評価システムを導入したい

価格

初期費用:200,000円
運営費用:10,000円/月~

導入実績

株式会社ビルテックなど

多様なモジュールの組み合わせで、人事情報を一元管理「Smart Company

Smart Company
Smart Company

機能・特徴

  • 組織と個人の目標を紐づけ、より高度な人事評価制度の構築が行える
  • オンプレミス・クラウドの2通りから選べる
  • ERPシステムや人事給与システムと連携できる
  • モジュール単位で購入でき、段階的にシステムを拡張できる

利用者・目的

人事部門:従業員一人ひとりを個別把握し、適所への配置や育成を行いたい

価格

要見積もり
※導入方式、管理対象人数および導入モジュールにより変動

導入実績

日立金属株式会社、国土交通省など

スマホやPCで社員のモチベーションを簡単に収集「タレントパレット

タレントパレット
タレントパレット

機能・特徴

  • スマホやPCで社員のモチベーションを簡単に収集
  • アンケート設計で従業員満足度調査ができる
  • 自社に合わせた柔軟なカスタマイズ可
  • 目標達成にかかった時間、達成感をリアルタイムに見える化

利用者・目的

人事部門:人材データを活用して、社員のモチベーション管理や離職の防止をしたい

価格

要見積もり
※無料デモ・無料体験あり

導入実績

株式会社イオン銀行、株式会社KDDIエボルバなど


まとめ

終身雇用制から成果主義に変化してきている現在、注目されてきている人事評価システムについて解説してきました。人事評価システムの導入により、公正な評価を効率的に行うことができ、会社の業績の向上が期待できます。

導入する際には、なにを重要視するかで選ぶシステムは変わってきます。この記事を参考にして、導入の目的・予算・操作性・メンテナンス・サポートなどをよく検討し、目的にあったものを選ぶようにしましょう。

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