近年、企業のWebアプリケーションの脆弱性を狙ったサイバー攻撃が多発しています。これらのセキュリティ対策として、WAF(ワフ)を導入する企業が増えてきました。
個人情報を取り扱う企業はサイバー攻撃への対策が迫られていることもあり、「WAFを導入してWebサイトのセキュリティを強化したい」と考えている企業も多いのではないでしょうか。
WAFは導入方法が3タイプあり、「自社がどのタイプにあっているのか」「どのベンダーのWAFを選べばいいのか」など、それぞれのツールを比較するには時間がかかります。
そこでこの記事では、自社と相性のいいWAFの選び方やおすすめのツール33選をまとめました。
特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
この記事を読めば時間のかかるWAFの比較をスムーズに行えます。
自社と相性のいいWAFを見極められる内容となっておりますので、ぜひ参考にしてください。
WAFについて理解を深めたい方は、以下の記事を参考にしてください。
参考:WAFとは?セキュリティ対策に必要な理由や種類、導入効果を解説
※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年4月時点のものです。
目次
- <比較表>WAF製品おすすめ15社
- WAFの3つのタイプを解説
- 1.攻撃遮断くん/株式会社サイバーセキュリティクラウド
- 2.SiteGuard Cloud Edition/EGセキュアソリューションズ株式会社
- 3.BLUE Sphere/株式会社アイロバ
- 4.Scutum/株式会社セキュアスカイ・テクノロジー
- 5.Barracuda Web Application Firewall/バラクーダネットワークスジャパン株式会社
- 6.Cloudbric WAF+/ペンタセキュリティ株式会社
- 7.イージスWAFサーバセキュリティ/株式会社ロケットワークス
- 8.PrimeWAF/バルテス株式会社
- 9.Imperva WAF/株式会社Imperva Japan
- 10.FortiWeb/フォーティネットジャパン合同会社
- 11.AIONCLOUD WAAP/株式会社モニタラップ
- 12.Cloudflare/Cloudflare Japan株式会社
- 13.デジサート クラウド型WAF/デジサート・ジャパン合同会社
- 14.WafCharm/株式会社サイバーセキュリティクラウド
- 15.CloudCoffer on Cloud/株式会社アリス
- その他おすすめのWAF
- 失敗しないWAFの選び方
- WAFに関するよくあるご質問
- まとめ
<比較表>WAF製品おすすめ15社
本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
WAFの3つのタイプを解説
WAFには前述した通り3つのタイプがあり、それぞれ特徴が違います。WAFのタイプごとに適した企業の特徴は以下の通りです。
- アプライアンス型:自社にセキュリティ部門があり、複数サーバーを持つような大企業
- ソフトウェア型:カスタマイズ性のあるWAFを手軽に導入したい大・中小企業
- クラウド型:セキュリティ部門はないが、WEBサイトにWAFを設置したい特定のサイトにWAFを行いたい中小企業
それぞれの特徴や利用時のメリット・デメリット、相性のいい企業について解説していきます。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 相性のいい企業 |
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アプライアンス型WAF | 専用機器を自社に設置して運用するタイプのWAF | ・自社に最適なWAFシステムを独自に構築できる ・Webサーバーの性能に依存しない ・サーバー台数が多い場合にコストパフォーマンスがよくなる | ・ハードウェアの購入・維持費などコストがかかる ・自社で運用するため専門的なスキルが必要 ・専用機器の設置スペースが必要 | ・Webサーバを複数保有している企業 ・既にセキュリティ対策が必要なWebサーバーが多くある企業 ・今後Webサーバが増える予定がある企業 |
ソフトウェア型WAF | 自社でソフトウェアを購入し、インストールするタイプのWAF | ・導入コストが低い ・WAF設定などを自由にカスタマイズができる ・専用機器が不要 | ・複数のサーバーで運用する場合はコストがかかる ・運用のため専門的なスキルが必要 ・維持・運用のためのコストが必要 | ・アプライアンス型より簡単にカスタマイズできるWAFを手軽に導入したい ・自社のネットワーク機器やサーバーを利用し、セキュリティの脆弱性を改善した |
クラウド型WAF | クラウド上に設置するWAF | ・運用や管理のための専門的なスキル不要 ・初期費用や運用コストが安い ・簡単に導入できる | ・十分なセキュリティが確保できない ・サービスに障害があれば運用が止まる | ・導入スピードの早いWAFを選びたい ・保守・運用の必要がないWAFを導入したい ・セキュリティ部門がなくても運用できるWAFを導入したい |
1.攻撃遮断くん/株式会社サイバーセキュリティクラウド
- クラウド型サービスであるため、あらゆるWebシステムに対して最短1日で導入できる
- 稼働率99.999%で、攻撃検知AIエンジンが正確に脅威をブロックする
- 契約タイプによりサイバー保険が自動付帯され、サイバー攻撃被害時の損害補償費用を供えられる
初期費用 | 要問い合せ |
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料金プラン | ■Webセキュリティタイプ 1サイトプラン:10,000円/月~ Webサイト入れ放題プラン:180,000円/月~ ■DDoSセキュリティタイプ ■サーバセキュリティタイプ |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック シグネチャ更新 レポート機能 IP制限機能 Web改ざん検知 など |
導入企業 | 清水建設株式会社 株式会社いえらぶGROUP 株式会社浜銀総合研究所 株式会社ヨシハラシステムズ 株式会社インターファクトリー など |
導入社数 | 要問い合せ |
2.SiteGuard Cloud Edition/EGセキュアソリューションズ株式会社
クラウド型WAF(SiteGuard Cloud Edition)| WebセキュリティのEGセキュアソリューションズ
- クラウド型WAFのため、新たな機器の設置やインストール作業不要で導入できる
- 通信量にあったプランを選定できるため、無駄なくWeb サイトの運営とセキュリティ対策が実現できる
- 管理画面が直感的なWebインターフェースであるため、高度な知識がなくても利用できる
初期費用 | ~400GB:100,000円 ~1TB:100,000円 ~4TB:100,000円 ~10TB:200,000円 ~20TB:200,000円 ~40TB:200,000円 ※通信量に応じて、料金が決まる |
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料金プラン | ~400GB:25,000円/月 ~1TB:50,000円/月 ~4TB:80,000円/月 ~10TB:170,000円/月 ~20TB:280,000円/月 ~40TB:520,000円/月 ※通信量に応じて、料金が決まる |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック シグネチャ更新 CMS設定 アクセス制御 ダッシュボード など |
導入企業 | 要問い合せ |
導入社数 | 要問い合せ |
3.BLUE Sphere/株式会社アイロバ
BLUE Sphere – 総合セキュリティ型 クラウドWAFサービス.html
- WAF/DDoS防御/改ざん検知機能を備えた、オールインワンのセキュリティサービスが利用できる
- 三井住友海上のサイバーセキュリティ保険が無償で自動付帯され、損害補償や事故原因の調査に補填できる
- 同一企業のドメイン数(Webサイトの数)に制限がない
初期費用 | 100,000円 |
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料金プラン | ~1.004TB:45,000円/月 ~5.022TB:78,000円/月 ~10.044TB:154,000円/月 ※3ヶ月の総データ量に応じて料金が決まる |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック Dos/DDos攻撃防御 改ざん検知 DNS監視 シグネチャのカスタマイズ など |
導入企業 | 要問い合せ |
導入社数 | 要問い合せ |
4.Scutum/株式会社セキュアスカイ・テクノロジー
WAF スキュータム(Scutum) – クラウド型Webアプリケーションファイアウォール.html
- DNS変更とSSL証明書情報のアップロードだけで、約1週間からの短期間で導入できる
- クラウドサービスによる提供のため、サイト運営側でWAFのアップデートや日々の管理が不要
- 年間500件以上の脆弱性診断を実施し、セキュリティ対策のノウハウを提供している
初期費用 | ~500kbps:98,000円 ~5Mbps:98,000円 ~10Mbps:98,000円 ~50Mbps:198,000円 ~100Mbps:198,000円 ~200Mbps:198,000円 200Mbps超:198,000円 ※ピーク時トラフィックの目安に応じて、料金が決まる |
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料金プラン | ~500kbps:29,800円/月 ~5Mbps:59,800円/月 ~10Mbps:128,000円/月 ~50Mbps:148,000円/月 ~100Mbps:198,000円/月 ~200Mbps:298,000円/月 200Mbps超:100Mbps毎に10,000円加算(月額) ※ピーク時トラフィックの目安に応じて、料金が決まる |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック モニタリング レポート機能 ソフトウェア更新 特定URL除外 など |
導入企業 | 株式会社タウ ワタベウェディング株式会社 株式会社NTTデータ九州 株式会社エミネット ヴェルク株式会社 など |
導入社数 | 要問い合せ |
5.Barracuda Web Application Firewall/バラクーダネットワークスジャパン株式会社
サイバー上の脅威からWebサイトとアプリケーションを保護 – WAF – バラクーダネットワークス
- Web攻撃とDDoSを確実に防止し、被害を与える前に攻撃をフィルタリングする
- 機械学習を駆使して、不正なボットやユーザを模倣したボットを検出し、ブロック機能を継続的に改善する
- 大量のデータを表示する詳細なダッシュボードを備え、攻撃とトラフィックパターンの可視化できる
初期費用 | 要問い合せ |
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料金プラン | 要問い合せ |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック DDos防止 サーバロギング URL暗号化 ダッシュボード など |
導入企業 | 株式会社ノーリツ JBサービス株式会社 ソフトバンク株式会社 株式会社近畿リサーチセンタ 株式会社ノーリツ など |
導入社数 | 要問い合せ |
6.Cloudbric WAF+/ペンタセキュリティ株式会社
Cloudbric WAF+|Cloudbric(クラウドブリック)
- ロジックベースの検知エンジンを搭載され、従来のシグネチャーの更新作業が不要となる
- ユーザー別に独立したサービス環境を構築し、カスタマイズされたセキュリティポリシーが適用できる
- DNS情報の変更だけでWAFサービスを導入できる
初期費用 | 68,000円~ |
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料金プラン | 28,000円/月~ |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック DDos攻撃対策 脅威IP・悪性ボット遮断 Tolly Group検証 脆弱性対応定期レポーティング など |
導入企業 | 株式会社SIG 株式会社ワールドスカイ 株式会社不動産SHOP ナカジツ 株式会社シャトレーゼ INTERLINE株式会社 など |
導入社数 | 要問い合せ |
7.イージスWAFサーバセキュリティ/株式会社ロケットワークス
AI搭載クラウド型WAFイージス|AEGIS Server Security
- 国立研究機関と暗号技術で協業により、サイバー戦争最前線の性能を誇るサービスを提供する
- Webサイトの構成に応じて、「DNS切り替え型」「エージェント連動型」の2種類から選べる
- AIエンジンによりゼロデイ攻撃や難読化された攻撃など新たな脅威にも自動で対応可能
初期費用 | ■イージスサーバセキュリティタイプ 要問い合せ ■イージスDDoSセキュリティタイプ: |
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料金プラン | ■イージスサーバセキュリティタイプ 50,000円/円 ■イージスDDoSセキュリティタイプ: |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック DDOS攻撃対策 シグネチャ更新 月次防御証明報告書 ログ管理 など |
導入企業 | デジタルテクノロジー株式会社 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 カゴヤ・ジャパン株式会社 ディーアイシージャパン株式会社 シエンプレ株式会社 など |
導入社数 | 要問い合せ |
8.PrimeWAF/バルテス株式会社
- 専門的な知識がなくても、Webサイトのセキュリティを簡単に設定できる
- 状況がわかりやすいダッシュボードが実装され、攻撃に対する次の打手や対策が立てやすい
- 利用した帯域が最大値を超えた場合、連動して自動的に料金が切り替えられる
初期費用 | 1サイト限定プラン:55,000円 サイト入れ放題プラン:55,000円 |
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料金プラン | ■1サイト限定プラン 0GB以上160GB未満:14,300円 160GB以上10TB未満:33,000円 10TB以上32TB未満:110,000円 ※通信量に応じて、料金が決まる ■サイト入れ放題プラン |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック ダッシュボード レポート機能 攻撃ログ管理 WAF防御設定 など |
導入企業 | 株式会社Kyash フクダ電子株式会社 野村不動産株式会社 フォントワークス株式会社 株式会社パイプドビッツ など |
導入社数 | 要問い合せ |
9.Imperva WAF/株式会社Imperva Japan
Web Application Firewall (WAF) – セキュアなハイブリッドクラウドとオンプレミス環境へ | 株式会社 Imperva Japan
- 自動化されたポリシーの作成やルールの適用により、アプリケーションを迅速に保護できる
- シグネチャは自社ラボで維持、更新され、全世界で発生する新たな脅威を常に研究・調査をしている
- 既存のネットワーク環境を変更することなく、顧客環境に合わせて柔軟に導入できる
初期費用 | 要問い合せ |
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料金プラン | 要問い合せ |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック シグネチャ更新 レポート機能 悪性ボット遮断 Web サイト保護 など |
導入企業 | NTTテクノクロス株式会社 など |
導入社数 | 要問い合せ |
10.FortiWeb/フォーティネットジャパン合同会社
Webアプリケーションファイアウォール(WAF)FortiWeb|ネットワークセキュリティのフォーティネット
- 機械学習に基づいた脅威検知により、ゼロデイ攻撃からの保護や誤検知を最小化を実現する
- ポリシーや例外リストの日々の管理業務を最小限にし、不適切なトラフィックのみ遮断することができる
- 超高速なトラフィック暗号化/復号化を提供する
初期費用 | 要問い合せ |
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料金プラン | 要問い合せ |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック シグネチャ更新 API保護 ボット減災 レポート機能 など |
導入企業 | NTTアドバンステクノロジ株式会社 株式会社アミューズ など |
導入社数 | 要問い合せ |
11.AIONCLOUD WAAP/株式会社モニタラップ
- APIセキュリティ、ボット制御およびL7 DDoS保護機能が一つにまとめらたサービスを利用できる
- マシンラーニングアルゴリズムを活用され、未知の脅威をも識別しブロックする
- 世界15ヵ国に位置する40ヶ所のデータセンターから収集した脅威データを
分析し、潜在的な脅威にも迅速に対処する
初期費用 | 要問い合せ |
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料金プラン | ■トラフィック量~100GB Essential:8,640円/月 Business:10,160円/月 Enterprise:14,230円/月 ■トラフィック量~500GB ■トラフィック量~1TB ■トラフィック量~3TB |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック シグネチャ更新 APIセキュリティ ボット緩和 DDoS保護 など |
導入企業 | 要問い合せ |
導入社数 | 要問い合せ |
12.Cloudflare/Cloudflare Japan株式会社
WAF・Webアプリケーションファイアウォール | Cloudflare
- 日々2兆件のリクエストを処理するグローバルネットワークから得られる情報を基に、セキュリティ強化を図っていいる
- 機械学習を用いて、あらゆる脅威への防御されたポリシーが実装される
- 簡単にセットアップができ、トレーニング等の費用をかけることなく利用ができる
初期費用 | 要問い合せ |
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料金プラン | Pro:20ドル/月 Business:200ドル/月 Enterprise:要問い合わせ |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック シグネチャ更新 DDoS保護 ボットの軽減 ロスレス圧縮による画像の最適化 など |
導入企業 | GMOインターネットグループ株式会社 早稲田大学 トラストバンク株式会社 など |
導入社数 | 要問い合せ |
13.デジサート クラウド型WAF/デジサート・ジャパン合同会社
- 簡単な手続きかつ短期間でサービスを開始でき、サービス停止不要で導入できる
- WAFセンターでは、脆弱性に関する情報を日々収集し、最新の防御シグネチャを提供している
- WAFだけでは対応できないDDoS対策サービスをオプションで追加利用ができる
初期費用 | ~500kbps:98,000円 500k~5Mbps:98,000円 5M~10Mbps:98,000円 10M~50Mbps:198,000円 50M~100Mbps:198,000円 100Mbps超:198,000円 ※ピーク時トラフィックの目安に応じて、料金が決まる |
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料金プラン | ~500kbps:357,600円/年 500k~5Mbps:717,600円/年 5M~10Mbps:1,536,000円/年 10M~50Mbps:1,776,000円/年 50M~100Mbps:2,376,000円/年 100Mbps超:要問い合わせ ※ピーク時トラフィックの目安に応じて、料金が決まる |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック シグネチャ更新 モニタリング IPアドレス拒否 レポート機能 など |
導入企業 | 株式会社はとバス 株式会社アピリッツ 自由民主党 獨協大学 株式会社NTTデータ九州 など |
導入社数 | 要問い合せ |
14.WafCharm/株式会社サイバーセキュリティクラウド
- 環境ごとに最適なルールが自動的に作成・適用され、最新の脆弱性のシグネイチャも適用される
- スムーズで利用することができ、導入後も24時間365日の日本語サポートが受けられる
- 登録したWebサイトが改ざんされていないかを毎日チェックされ、改ざん時は登録された管理者のメールアドレスに通知する
初期費用 | 要問い合せ |
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料金プラン | 要問い合せ |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック シグネチャ更新 改ざん検知 WebACL レポート機能 など |
導入企業 | ENECHANGE株式会社 株式会社ココナラ 株式会社ハイパーソフト freee株式会社 株式会社BookLive など |
導入社数 | 要問い合せ |
15.CloudCoffer on Cloud/株式会社アリス
CloudCoffer on Cloud(WAF) – CloudCoffer
- DDoS対策における、検知統計の閲覧および日次・週次・月次での検知レポートを発行ができる
- 導入はDNSの設定変更とSSL 証明書のアップロード程度で、簡単にできる
- 複数FQDN をまとめて保護することができる
初期費用 | 98,000円 |
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料金プラン | 58,000円/月~ |
主な機能 | 不正通信の検知/ブロック シグネチャ更新 DDoS保護 改ざん検知 レポート機能 など |
導入企業 | 要問い合せ |
導入社数 | 要問い合せ |
その他おすすめのWAF
MSS for Imperva Incapsula
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ホスト型WAF(SiteGuard Server Edition) | WebセキュリティのEGセキュアソリューションズ
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TrustShelter
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SmartConnect Network & Security
失敗しないWAFの選び方
WAFには特徴やサポート範囲などが異なるため、選定する際は注意しないといけません。
WAFの選定で失敗しないためには、以下の7点を参考にしましょう。
- 導入目的と防御できる攻撃の種類が合っているか確認する
- 初期費用・運用コストを確認する
- 運用サポートを確認する
- 自社と類似している導入実績を確認する
- 無料ウェビナー・トライアルでツールのイメージを確認する
- Webサイトの処理性能への影響を確認する
- シグネチャの更新頻度を確認する
それでは解説します。
導入目的と防御できる攻撃の種類が合っているか確認する
WAFの導入目的と防御できる攻撃の種類があっているかを確認しましょう。
WAFには防ぐことのできる、できないサイバー攻撃があります。
WAFで防御できる攻撃は以下の通りです。
- バッファオーバーフロー
- クロスサイトスクリプティング
- SQLインジェクション
- DDoS攻撃
- ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)
- ディレクトリトラバーサル
WAFを導入することで、Webサイトへの不正アクセスの監視・ブロックやログの確認などのセキュリティ対策ができるようになります。
導入目的とWAFの防御できる攻撃の種類があっているか確認し、異なる場合は以下の記事を参考にサイバー攻撃別の対策方法を確認してください。
参考:【2022年最新】サイバー攻撃対策ソフト11個を厳選比較!目的にあったセキュリティソフトの選び方も解説
初期費用・運用コストを確認する
WAFにかかる初期費用と運用コストを確認しておきましょう。特に確認しておくべきは初期コストよりも運用コストです。
運用コストの中でも、セキュリティのチューニングコストの負担が大きくなりがちです。
新しい脆弱性が見つかった場合、不正アクセスが正常なアクセスかを判断するためのルールブックである「シグネチャ」の更新が必要になります。
シグネチャの更新が必要になった場合、その都度ベンダーにチューニングを依頼すると運用コストがかかります。
自社で運用する場合はセキュリティに詳しい人材の人件費等がかかります。
大規模になると初期費用100万円以上、年間の運営費用が10万円を超えるなど、Webサイトのセキュリティに対して費用対効果が見合わない可能性があります。
会社の規模感が小さいにも関わらず、専用機器を自社に設置して運用するアプライアンス型のWAFを導入してしまっては、コストが合いません。
クラウドに特化した、低コストで運用できるサービスを提供しているベンダーもありますので、運用コストを確認した上で費用対効果に見合ったサービスを選びましょう。
運用サポート付きかどうか
WAFの提供元であるベンダーからの運用サポートがあるかを確認しておきましょう。
環境構築や運用保守を任せられるサービスと、WAFは設置できるがその後の運用等は自分で行う必要があるサービスまでさまざまです。
自社にセキュリティ部門がある場合は運用・保守のないサービスでも構いませんが、メールやチャットサポートなど、何かあったときに質問できる環境が整っているWAFを選びましょう。
セキュリティ部門がない、専任の担当者がいない場合は保守運用まで任せられるサポートが整っているWAFを選ぶのがおすすめです。
WAFを活用したセキュリティを全て任せられるので、専門的な知識を持った社員がいなくてもセキュリティを強化できます。
サポートのないWAFと比べると費用は高くなりますので、その点だけ注意しましょう。
ベンダーのサポート範囲を確認する
ソフトウェア型WAFは手軽に導入でき、カスタマイズできるのが特徴ですが、クラウドWAFと比べると運用に専門的な知識が必要になります。
そのため、セキュリティに関するサービスのため、何かあった時の相談先、サポートが必要です。
また、万が一セキュリティが作動しない等のトラブルが発生した場合にも迅速に対応できる環境が必要です。
テクニカルサポートが整っているサービスや海外製のWAFを利用する場合は日本語での問い合わせができるかも確認しておきましょう。
多少コストが高くなったとしても、サポートの手厚いサービスを選びましょう。
自社と類似している導入実績があるかどうか
WAFを導入する前にベンダーの導入事例を見て自社に近い業種・業界の実績があるかを確認しましょう。
会社規模やサーバーの数によって導入すべきWAFのタイプが異なります。
自社にあったWAFを見つけるには、ベンダーの事例から同業種、または近い業界の導入事例を確認しましょう。
同じような業種・業界を見つけた上で問い合わせを行えば、導入に失敗することはありません。
無料ウェビナー・トライアルでツールのイメージを確認する
無料ウェビナーやトライアルで導入イメージを確認できるかが重要なポイントになります。
アプライアンス型のWAFはクラウド・ソフトウェアに比べて導入コストが高く、1,000万円をこえることもあります。
導入してから「カスタマイズ性が微妙」「操作しにくい」という不満が出ても自社でカスタマイズするには工数がかかるため、あらかじめウェビナーや無料トライアルを通じてイメージを確認できるかを確認しておきましょう。
最初の設計段階が特に重要であるため、「自社で扱えるサービスか」「設計・運用方法」を確認しておきましょう。
ウェビナーやトライアルで使用感を確認できない場合は他のサービスを検討すべきです。
Webサイトの処理性能への影響を確認する
クラウド型のWAFを導入する場合は、Webサイトへの処理性能の影響を無料トライアルや設計時点で確認してもらいましょう。
WAFを使うことでWebサイトの本来の動きが阻害されたり、誤検知によりコンテンツが表示されなくなる可能性があります
特に動的コンテンツのあるWebサイトではコンテンツの一部が不正アクセスと検知され、表示されない可能性があります。
そこで必要になるのが導入箇所に合わせてセキュリティの設定を変えるチューニングという作業です。
動的コンテンツを取り扱っているWebサイトでクラウドWAFを導入するのであれば、チューニングにも対応してくれるクラウドサービスを選びましょう。
もしくは、検知したアクセスを管理できる(不正アクセスでない場合はアクセス権限を変更できる)ようなツールを使えばWebサイトを正しく表示しつつ、セキュリティ面を強化できます。
シグネチャの更新頻度を確認する
クラウドWAFはセキュリティ運用を行ってくれますが、不正アクセスが正常なアクセスかを判断するためのルールブックである「シグネチャ」の更新頻度を確認しておきましょう。
Webサイトに向けたサイバー攻撃は日々、新しい脅威が生み出されています。
未知の脅威に対応するためにも、シグネチャの更新頻度が高ければ高いほどセキュリティ面で信頼できるサービスと言えます。
特にクラウドWAFを比較検討する際にはベンダー側にシグネチャの更新頻度や更新定義を確認しておきましょう。
その際、具体的な回答を得られない場合は他のサービスを検討した方がいいでしょう。
WAFに関するよくあるご質問
WAFの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.WAFの主なサービス内容は何ですか?
A.WAF(Webアプリケーションファイアウォール)の主なサービス内容には、不正通信の検知とブロック、DDoS攻撃対策、Webサイト改ざん検知、シグネチャ更新、レポート機能などがあります。これにより、Webアプリケーションの脆弱性を狙ったサイバー攻撃から保護します。
Q.WAFの導入にはどのようなタイプがありますか?
A.WAFの導入には、アプライアンス型、ソフトウェア型、クラウド型の3つのタイプがあります。アプライアンス型は専用機器を自社に設置、ソフトウェア型は自社サーバーにインストール、クラウド型はインターネット経由でサービスを利用する形態です。
Q.WAFがで防御できる攻撃の種類は何ですか?
A.WAFで防御できる種類には、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)、DDoS攻撃、バッファオーバーフロー、ブルートフォースアタック、ディレクトリトラバーサルなどがあります。これらの攻撃からWebアプリケーションを保護します。
Q.WAFの料金相場はどれくらいですか?
A.WAFの料金相場はLISKULのリサーチによると、クラウド型で月額1万円から数十万円、アプライアンス型やソフトウェア型では初期費用が数十万円から数百万円です。具体的な料金はサービス内容や導入規模によって異なるため、提供元にお問い合わせください。
まとめ
WAFは、Webアプリケーションの脆弱性を狙った不正なアクセスを防止するためのセキュリティシステムです。
導入する際は、自社が求めるセキュリティレベルを明確にし、コスト・セキュリティ・サポート体制を確認した上で、選ぶことをおすすめします。
多発するWebアプリケーションへのサイバー攻撃に対して、無防備なままで被害にあえば、企業の信用にも関わります。
まだ導入していない方は、この記事を参考に、ぜひ一度検討してみてください。
参考サイト一覧
WAFの比較14選!クラウドを含めて選び方を紹介|アスピック
【最新ランキング】WAF製品の比較16選!失敗しない選び方も解説|ITトレンド
【2024年】WAFのおすすめ10製品(全20製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
クラウドWAFおすすめ比較21選!価格&機能比較表あり | BOXIL Magazine
WAF(Web Application Firewall) 16製品をまとめて比較!|ITトレンド
WAFの製品・サービス一覧・比較 – 【キーマンズネット】IT、IT製品の比較・事例・価格情報サイト
クラウド型WAFのおすすめサービス17選を比較【2024年版】 – ITツール・Webサービス比較サイト| STRATE[ストラテ]
【比較表あり】WAF製品の比較22選!選び方や種類も解説 | BOXIL Magazine
【2024年版】Webセキュリティ(WAF、DDoS対策)比較15選!導入するメリットやおすすめ・選定ポイントも解説 | SFA JOURNAL
【WAF製品】おすすめ22選を比較!無料ソフト・選び方も紹介|サイバーセキュリティ.com