【2024年最新版】部品管理(BOM)システムおすすめ22選を比較!選び方も紹介

部品管理(BOM)システムとは、製品を構成する部品や材料のリストを効率的に管理し、整理するためのシステムです。

これにより、製造業における製品の設計から製造、保守に至るまでの全プロセスにわたって、必要な情報が正確かつ容易にアクセスできるようになります。

本記事ではおすすめの部品管理システムと選び方のポイントを紹介します。

特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

部品管理システムおすすめ15社比較表

おすすめサービスのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト6個分の情報から、紹介されている部品管理システムをスコアリングしました。各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしているので、本記事を参考にすることで、どの部品管理システムを選べばいいか一目でわかるでしょう。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年8月時点のものです。


部品管理システムおすすめ15社

本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。


1.生産革新 Bom-jin/株式会社大塚商会

株式会社大塚商会
部品構成表(BOM)管理システム 生産革新 Bom-jin | 大塚商会のERPナビ

  • 製品・部品の標準化を図り、コスト削減や納期短縮で生産性向上をサポート
  • 品目の分類、種別ごとに品目番号の自動発番が可能
  • 製品ごとの構成情報から構成部品表・一括図面印刷・ファイル出力ができる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■分類整理
■分類検索
■品目コード自動採番
■図面管理
導入企業株式会社ワイエイシイデンコー、株式会社キラ・コーポレーション、株式会社東伸など
導入社数要問い合わせ

2.Visual BOM/株式会社図研プリサイト

株式会社図研プリサイト
Visual BOM | 製品 | PLM・ナレッジの図研プリサイト

  • コスト情報のみを表示できるビュー機能や実績コストを考慮できる集計機能により、代替部品検討を強力に支援
  • 工程フローを作成すると、生産管理システムのマスタ情報となる部品表が自動作成される
  • 3D形状を利用した類似部品の検索機能により、実績のある部品の流用を促進
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■マスタブラウズ
■正展開
■デザインスペース
■集計ビュー
■クロス集計
導入企業株式会社ナイルワークス、東京フード株式会社、ライト工業株式会社、ニチコン株式会社、株式会社河合楽器製作所など
導入社数要問い合わせ

3.Tomoraku PLM/トモラク株式会社

トモラク株式会社
設計開発のスピードアップ|TomorakuPLM

  • 業態や商品特性に応じて、製品・モジュール・電気などの分類、さらには小分類を設定して分類別の検索が可能
  • 1,000点以上の部品があっても動作が早く使いやすい
  • 部品表を画面上で作り、CSVで一括登録することができる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■フォルダ管理
■エクセル管理
■図面文書管理
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

4.Celb/株式会社クラステクノロジー

株式会社クラステクノロジー
クラウドBOM(部品表)サービス Celb(セルブ) | 株式会社クラステクノロジー

  • 必要な分だけ月単位でライセンス契約ができる
  • クラウドで一括管理するため共有漏れの心配がない
  • ワンクリックで部品の所要量や原価積算が可能
初期費用0円
料金プラン■基本料金+ライセンス料金:月額10,000円~
※ライセンス数により変動
主な機能■部品マスタ機能
■品目管理
■履歴管理
■部品表機能
■原価積算
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

5.PowerBOM/株式会社日立パワーソリューションズ

株式会社日立パワーソリューションズ
PLMソリューション 部品表管理/BOMシステム「PowerBOM」:製品ライフサイクル支援PLMソリューション:株式会社 日立パワーソリューションズ

  • 生産プロセスのフロントローディング化を図ることにより、後戻り作業を軽減しリードタイムの短縮化を実現
  • ニーズにあわせた柔軟なシステム構築ができる
  • 設計BOMと生産準備BOMの一元管理が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■マスター管理
■構成管理
■部品表流用管理
■製品管理
■ワークフロー管理
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

6.Hi-PerBT Advanced BOM/株式会社日立ソリューションズ西日本

株式会社日立ソリューションズ西日本
部品表管理システム Hi-PerBT Advanced BOM:日立ソリューションズ西日本

  • 各業務シーンで柔軟に対応できる
  • 部品表管理業務に必要な機能を標準で実装
  • AWSを利用したクラウド型でのシステム構築も可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■品目管理
■設計BOM管理
■個別BOM管理
■マトリックスBOM
■ドキュメント管理
導入企業京セラ株式会社、日本電産サーボ株式会社、TOTO株式会社、株式会社三社電機製作所、東洋機械金属株式会社など
導入社数要問い合わせ

7.WorkGear/モリックス株式会社

モリックス株式会社
【WorkGear-X・XZ】中小製造業向け生産管理&業務総合システム|モリックス株式会社

  • 工場で必要な見積から売上仕入・売掛買掛を一括サポート
  • 中小製造業に特化した生産管理システム
  • 受注残・手配残を見える化し、事務処理の簡略化を実現
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■生産発注
■見積積算
■発注処理
■入庫処理
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

8.PTC Windchill/PTC Inc.

PTC Inc.
Windchill: PLM (Product Lifecycle Management) ソフトウェア | PTC (JA)

  • 最新のアーキテクチャーにより広範なデータを管理できる
  • 常時システムモニタリングとエキスパートによる学習プログラムを使用可能
  • クローズドループ型の品質管理を実現
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■品質管理
■コンカレント設計
導入企業VaillantGroup、BoseCorporationなど
導入社数要問い合わせ

9.ACSEED/三菱電機ITソリューションズ株式会社

三菱電機ITソリューションズ株式会社
自動車部品製造業向け生産管理システム ACSEED|三菱電機ITソリューションズ

  • 中堅部品メーカー向けの生産管理システム
  • 受注から納品までトータルでサポート
  • 海外拠点に合わせ、多言語対応が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■生産計画の作成
■構成展開・工程展開
■かんばん生産・調達
■出荷誤品照合
■標準原価積上照会
導入企業株式会社土屋鞄製造所、栄和プレス工業株式会社、神明倉庫株式会社、株式会社スギノプレス、第一精工株式会社など
導入社数要問い合わせ

10.部品在庫管理システム/株式会社トヤマデータセンター

株式会社トヤマデータセンター
電気機械器具製造業向け 部品在庫管理システム | トヤマデータセンター 課題解決のための仕組みづくり(情報システム)をご提案

  • バーコードを活用し在庫を簡単・迅速に把握できる
  • マウスおよびハンディ端末で操作できるため、パソコンに不慣れな方でも安心
  • 決められた置き場所に整理することにより、過剰在庫や不良在庫の発生を防止
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■入庫処理
■出庫処理
■棚卸処理
■マスタ管理
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

11.TECHS-BK/株式会社テクノア

株式会社テクノア
生産管理システムのTECHS-BK|中小製造業向け DXソリューション・生産管理システムのテクノア

  • 多品種少量型向けに開発された生産管理システム
  • 品番マスタ登録なしで運用でき、作業負担を軽減
  • 図面参照機能により、過去図面がすばやく引き出せる
初期費用■TECHS-BK Mini:630,000円~
■TECHS-BK Basic:840,000円~
■TECHS-BK Standard:880,000円~
料金プラン■TECHS-BK Mini:月額21,000円~
■TECHS-BK Basic:月額32,000円~
■TECHS-BK Standard:月額35,000円~
主な機能■受注売上
■工程管理
■発注仕入
■原価管理
■マスタ管理
導入企業株式会社ハーベスト、株式会社オーザック、杉野工業株式会社、白井興業株式会社、株式会社シントクなど
導入社数要問い合わせ

12.Prevision/株式会社インプローブ

株式会社インプローブ
生産管理システムとは?生産管理でスマホ活用の方法を動画解説_Prevsion

  • 受注生産の組立業と部品加工業が一つの生産管理パッケージにて利用できる
  • タブレットやスマートフォンなどの実績収集機器もオプション選択が可能
  • リアルタイムで原価を把握できる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■発注仕入
■工程管理
■在庫管理
■原価管理
■会計連携
導入企業有限会社鈴宏鉄工所、株式会社石原産業、株式会社ミヤナガ、村井鋼機株式会社、株式会社吉岡精工など
導入社数要問い合わせ

13.スマートF/株式会社ネクスタ

株式会社ネクスタ
生産管理クラウドシステムなら【スマートF】ネクスタ

  • 専任担当によるサポートが充実しているため安心して導入できる
  • 機能や部門などを部分導入することができる
  • 130件以上の豊富な機能
初期費用300,000円~
料金プラン48,000円~
主な機能■在庫管理
■工程管理
■生産計画
■受注管理
■発注管理
導入企業ハードロック工業株式会社、宮川化成工業株式会社、東洋ビューティ株式会社、株式会社イワサキ、株式会社藤山など
導入社数要問い合わせ

14.i-PROERP3/株式会社DigitWorks

株式会社DigitWorks
生産管理システム【i-PRO】長野県長野市

  • 見積り・受注から出荷までの業務全般をサポート
  • 個別受注・多品種少量生産に特化した生産管理システム
  • VPN回線などを使用しテレワークにも対応
初期費用要問い合わせ
料金プランパッケージ代:2,500,000円
主な機能■見積り
■受注・出荷
■工程進捗管理
■在庫管理
■売上・請求
導入企業飯山精器株式会社など
導入社数要問い合わせ

15.R-PiCS V4/JBアドバンスト・テクノロジー株式会社

JBアドバンスト・テクノロジー株式会社
R-PiCS V4 | 製品紹介 | R-PiCS V4 | 生産管理システムをお探しなら生産現場の声によって作られた純国産システム 『R-PiCS(アールピックス)』20年以上の構築・運用ノウハウから、お客様のニーズに合ったシステム導入をご提案します。 生産管理システム 『R-PiCS(アールピックス)』  JBアドバンスト・テクノロジー

  • 幅広い生産形態に対応した生販一元管理の実現
  • ハイブリッド生産方式や製番別BOM仕様変更にも柔軟に対応
  • 好みに合わせて画面設定やカスタム設定ができる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能■製品在庫管理
■受入処理
■原価管理
■購買管理
■工程管理
導入企業株式会社シバソク、極東高分子株式会社、昭和機器工業株式会社、トーヨーコーケン株式会社、株式会社筑水キャニコムなど
導入社数660社以上

その他おすすめの部品管理システム

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部品管理システムの選び方のポイント

自社に合った部品管理システムを選ぶためには、いくつか着目すべきポイントがあります。

それぞれについて解説いたします。

管理がしやすいか

部品情報が見やすく管理されているか確認をしましょう。

部品管理システムは、部品情報の管理に手間がかかって現場の負担になっていたり、管理の精度が低くて業務に影響が出たりすることを解消するために導入されます。

そのため、今まで使用していたエクセルや紙などよりも管理のしやすさが求められます。

例えばほしい部品の情報をすぐに検索できるか、使う現場のメンバーにとって記録がしやすいかなどを確認しましょう。

また、自社に使い勝手にあわせて柔軟にシステムをカスタマイズできるかもポイントです。

ほしい機能が搭載されているか

自社で活用したい機能がそのシステムに搭載されているか確認をしましょう。

部品管理システムには、主に以下のような機能が搭載されています。

  • BOM(部品表)管理機能
  • BOM(部品表)更新機能
  • 原価管理、計算機能
  • 在庫管理機能

色々な部門で使えるような幅広い機能性を持つシステムもあれば、特定の部門に特化した機能性のシステムもあります。

頻繁に活用しそうな機能はもちろん、将来的に使いそうな機能も含まれているか確認をしましょう。

買い切りタイプか月額払いタイプか

部品管理システムには買い切りタイプと月額払いタイプの2つの料金体系があるため、どちらのタイプが適しているか決めましょう。

買い切りタイプは数百万単位の料金を一括で支払うので、長期的に使うことが決まっている場合はこちらのタイプが適していると言えるでしょう。

月額払いタイプは、そのシステムと契約している限り、数十万のお金を月々支払い続けていく必要があります。長期的に見た場合は買い切りタイプのほうがコスト的に優れていますが、どのぐらい契約するか不明な場合は月額払いタイプが良いでしょう。


まとめ

本記事ではおすすめの部品管理(BOM)システムと選び方のポイントを紹介しました。

部品管理システムでは、部品におけるさまざまな情報を一元化し、管理や共有、維持しやすくするためのシステムです。

複雑な部品の情報にアクセスしやすくなるため、業務の効率化や生産性の向上につなげられます。

本記事で紹介しているサービスの情報をもとに、導入する部品管理システムを選定してみてはいかがでしょうか。

参考にしたサイト

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